子世代に 伝えるまちでん メッセージ ~取り扱い説明奮闘記~ | まちのでんきやブログ ~目指せトータル家電ライフの極み!!~

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家電製品には、それらをとりまくさまざまな事柄が存在します。私たち、まちのでんきやは家電製品を単体ではなくトータルで捉え、お客様に安心、安全をお届けしています。

 

 上得意の関根さん(仮名)から携帯電話にコールが。

 

 「でんきやさん、この前買ったラジオが、早から鳴らんがんなったんやけど、どんなんかね。」

 

 まちのでんきや「了解です、後で廻ります。」

 

 とはいったものの、その日は予定が朝から晩までつまっていたので、同僚の小野君に行ってもらいました。

 

 

 

 まちのでんきや「小野君、関根さんどうやった。」

 

 小野君「電池を交換したら直りました。毎晩寝る時、3時間ほどつけっ放しにしているみたいで。」

 

 購入いただいたのが3カ月前ですから、それなら電池が消耗して、鳴らなくなるのも…。

 

 と、このようなエピソードは、まちのでんきやとお得意様とのやり取りでは、ごくごく日常のことです。

 

 わざわざSNSやブログにまでごたいそうに書くことかどうかの違いはありますが。

 

 

 

 10年以上前なら、「しょうがないなぁ~」だったかもしれませんが、こう日々、この手の用件が増えてきて、自らも「ごく普通のこと」となった日には、イレギュラーではなく、レギュラー業務として対処が必要です。

 

 ちょうど、異常気象、異常気象としょっちゅうテレビで耳にしますが、あれももはや、日常気象ではないでしょうか。

 

 気象庁が、異常気象の定義として、「過去に経験したことのない」だったかの定義を制定してから、その後、ほとんど日を置かずに、どこかの県で、「過去に経験したことのない」がいともあっさり発生したではありませんか。

 

 

 

 先日、お店に、谷本さん親子がご来店されました。

 

 (そこまでの経緯)

 

 谷本さんはご高齢の夫婦二人暮らしで、半年前に、洗濯機をお買い上げいただきました。

 

 それはいいのですが、その後、何度説明に訪問したことでしょう。

 

 「こんな少ない水の量でホントに洗えているのか。」

 

 「もし、脱水だけしたい場合はどうしたらいいのか。」

 

 

 

 「洗濯の時の水の量を多くしたい場合は。」

 

 「すすぎの時だけ水の量を多くすることはできるか。」

 

 などなど。

 

 まちのでんきや「今の洗濯機は、センサーで、必要最小限の水しか入らないことになっているのです。また、このモデルは、特別な水流を作り出すことで、わずかな水量でも効果的に…。」

 

 

 

 谷本さん「前のは、洗濯機の中が見えたんやけど、今のは全然見えんもんで。」

 

 まちのでんきや「そうですね、中が見えると、不安になる人がいるのかなぁと…。」

 

 谷本さん「えぇ?なんですか?」

 

 まちのでんきや「あ、いえ、なんでもないです(汗)。」

 

 谷本さん「水、もっとたくさん入らんかね。」

 

 

 

 まちのでんきや「それなら谷本さん、ひと手間いりますけど、こうしたらどうでしょう。まず電源ボタン、次に水量のボタン(で水量を決める)、最後にスタートボタン、そしたら洗濯物の量に関係なく、ある程度多く給水されますから。」

 

 谷本さん「なになに、やってみるよ、電源ボタン、えっと…。」

 

 まちのでんきや「①電源ボタン、②水量ボタン、③スタートです。」

 

 谷本さん「いち…に…、どれやったいね。」

 

 

 

 まちのでんきや「いち、に、さんです。」

 

 谷本さん「いち…。」

 

 まちのでんきや「谷本さん、今度紙に書いてもってきます。」

 

 谷本さん「ほうか、悪いね。」

 

 それが金曜日のこと。

 

 

 

 土日の間に谷本さんは、なお不安になったのか、月曜の朝早く、ブログ担当が出社する前から店を訪れ、「あの洗濯機、使いにくいし、前の洗濯機と替えてくれんかね。」と。

 

 店のスタッフ「お買い上げいただいたのはもう何カ月も前のことですし、前の洗濯機はもうリサイクルに出して、ありませんので…担当者からまた訪問させてもらいます…。」

 

 というわけで、オリジナルの説明書きを持参して訪問。

 

 (という経緯でした)。

 

 

 

 ところがさらに後日。

 

 たまたま店にいた時、谷本さん、今度は親子で来店されました。

 

 まちのでんきや「あ、谷本さん、こんにちは、先日はありがとうございました。」

 

 谷本さん「この前もゴメンね、今日は娘連れてきたわ。」

 

 

 

 というより、娘さんに連れてこられたようでした。

 

 恐らく、たまたま帰省されたご長女と口論になったのではないでしょうか。

 

 谷本さん「今度の洗濯機、なんか使いにくて…。」

 

 ご長女「どこが難しいの?」

 

 谷本さん「水がちょっこりしか入らんし、ちゃんと洗えとるがか、ゆすげとるがか。」

 

 

 

 ご長女「いつも洗濯しとるげんろ?キレイになっとるんやろいね。」

 

 谷本さん「でんきやさんが、こんなもん(オリジナル取説)置いてってくれてんけど。」

 

 ご長女「あら、丁寧に書いてくれとるがいね。」(想像にて手前味噌ですが)。

 

 谷本さん「あんたも頼んでもらえんけ、前の洗濯機と替えてもらえんやろかって。」

 

 ご長女「いつものでんきやさんやろ?」

 

 と、こんなやり取りであったのだろうと推測しますが…。

 

 

 

 (来店されて)。

 

 ご長女「②の水量って、別に押さなくてもいいんですよね。」

 

 まちのでんきや「そうなんです、今の洗濯機は特別な水流でわずかな水量でも効果的に洗濯ができる方式を採用してますので、実際これだけの水で大丈夫かというくらいの量で不安になるんですけど、実際はしっかり洗えているんです。でもお母様がそうおっしゃるもので、その場合はお好きな水量にということで説明書きを作らせてもらったんです。」

 

 ご長女「ほら、お母さん、ほんでいいがやわいね。前の洗濯機と一緒やがいね。」

 

 谷本さん「一緒やってか。」

 

 

 

 これまで不安の表情が浮かんでいた谷本さんが、ご長女がそういわれるので幾分か柔らかくなったように見えました(もしくは、電器店スタッフが信用されていなかったか(汗))。

 

 ご長女「でんきやさん、ありがとうございます。よくわかりました。あとは私が母に伝えますから。」

 

 それ以来、谷本さんからは電話がありません(今のところ)。

 

 正直申し上げて、谷本さんがご長女と一緒にご来店されたとき、「しめた!」と思いました。

 

 それは、今後説明に走らなくなるからありがたいという意味ではありません。

 

 ご長女なり、ご長男なり身内の方は、ご実家の両親または一人親が心配なはずです。

 

 

 

 特に家電を取り巻く環境は、そろそろご自身でランプが交換ができなかったりで、なにをするにも不憫であろうと心配されているはず。

 

 すぐにかけつけられる距離にはいないので、なおのこと心配でしょう。

 

 一緒に来店されたということは、「いつも頼んでいる(らしい)でんきやさん」が、果たして信頼に足るお店(人)なのか、確認の意味でも来店されたのかもしれません。

 

 

 

 高齢のご両親または一人親、もしくはそのお子様(子世代の方)のどちらか片方でも不信感を持っていたなら、まちのでんきやにはお声はかかりません(かからなくなります)。

 

 洗濯機の取り扱いは第一義でしたが、隠れた意図として、面接テストがあって、先のご来店は、自分で言うのもなんですが、きっと合格をいただけたのであろうと。

 

 

 

 日頃、何度も足を運び、身の回りのサポートや取り扱い説明で訪問していても、いざ家電を購入する段になると、遠方のご長男が、

 

 「なんでそんな高い所から買うんだ!安い所がいくらでもあるじゃないか!」ということが度々。

 

 

 

 「家電ぐらい、オレが買いに連れてってやるよ。」

 

 「家電」ではないのですが(汗)。

 

 家電も含めた、家電ライフ、ひいては日々の暮らしの困難なのですが。

 

 家電のみならず、ちょっとあれ取ってとか、カーテンレールの修理、漬物石の運搬などなど…。

 

 

 仕事ぶりが子世代に伝わっていないことが問題だ…。

 

 というわけで、まちのでんきやブログは「伝えます」。

 

 谷本さん、不明なことがあったら、またいつでもお電話ください。

 

 まちのでんきやは家電とインフラ、安全安心をセットで届けます。

 

 まちのでんきやはトータル家電ライフをサポートします。