石川県中小企業青年中央会・全体研究会。
研修後、参加メンバーで記念撮影。
中央会行事に8名参加は、石川青年部史上、最多人数です。
ホテル金沢(旧ホリデイイン金沢)
2016年10月19日、その日は、中央会行事に一日参加でした。
前半戦、中小企業団体全国大会 が、ご当地金沢で開催され、全国から組合員がいしかわ総合スポーツセンターに集結しました。
中小企業団体全国大会(2016.10.19 いしかわ総合スポーツセンター)
石川青年部会(石川県電器商業組合青年部会)からは、8名が参加しましたが、そのうち4名は、駐車誘導係として、舞台裏で大会を支えました。
結局、その4名は、大会に参加できず(会費はどうなるんだろう(笑))。
ホテル金沢
林さん「今日の日程、今やっとわかってきた。」
「ハハハハハ…。」
正直、混乱していました。
石川県中小企業青年中央会 全体研究会 & 東海北陸ブロック研修会
10月19日、その日は、丸一日、中央会行事に参加するということはわかっていましたが、その詳細については、前日まで、あるいは当日まで理解できていませんでした。
中には、来月の青年中央会40周年式典と混同しているメンバーも(笑)。
後半戦は、青年中央会の全体研究会です。
前半戦が中央会の親会行事で、しかも全国大会、それが金沢で開催。
後半戦は、中央会の青年部行事で、全体研究会という例年のコア行事。
さらに、毎年、青年中央会は、東海北陸ブロックの研修会が開催されているのですが、それを一度に実施しようという、数年、数十年に一度の特殊な日程組みというわけでした。
青年中央会の役員さんがお出迎えを。
画像は、青年中央会の上島さんより。
上島さんは、石川青年部会の総務代行にして、青年中央会の理事(役員)です。
理事がいることもあり、青年中央会の行事には積極参加するようにしています。
石川青年部会メンバー、入場。
林さんと福本さんは、シャトルバスでスポーツセンターから移動してきました。
始まりました、全体研究会
下川青年中央会長が開会の挨拶。
(登場人物は、芳野氏以外は仮名です)。
東海北陸ブロックの青年中央会メンバーらがあいさつ
愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県から研修に参加しました。
ブログ担当も、やっとしくみが理解できました(笑)。
研修会講師は、金沢観光ボランティアガイドの会 「まいどさん」代表幹事の芳野哲夫氏
演題は「金沢観光ボランティアガイド『まいどさん』の活動について。
芳野氏「皆さん、まいどさん!」
参加者「…(汗)」
「まいどさん」でヤフー検索してみると、さすが、金沢観光ボランティアガイド のホームページがトップでヒットしました。
「まいどさん」とは、金沢でいうところの「こんにちは」のような感覚です。
金沢人としては、当たり前過ぎて、それが金沢に特化した言葉だったという感覚がありませんでした。
金沢観光ボランティアガイドの仕事について…
その成り立ち、背景、ガイドにおけるエピソード、失敗談、醍醐味など、興味深いお話でした。
かつて、金沢観光といえば、兼六園へ行って、お茶屋さんへ寄ってというお決まりのパターンをもって、「金沢へ行ってきた」というのが定番でした。
が、兼六園とお茶屋さんだけが「ザ・金沢」だろうかという疑問から誕生したのが「まいどさん」でした。
参加メンバーが熱心に受講中。
芳野氏「金沢は400年、戦がない町です。(中略)能が盛んで、武家の町として栄えました。」
そんな金沢の魅力をガイドしようと、金沢ボランティア大学 に、観光コースが創設され、その倍率は、定員40人に対して、なんと120人!
ボランティアにもかかわらず、大人気なんだそうです。
ところで、「まいどさん」といえば、青年中央会行事で、一昨年、こんな企画がありました。
黄色のジャンバーが、ボランティアガイドの「まいどさん」
まいどさんには良いガイドをしていただきました
金沢人が金沢の繁華街、片町を散策し、ガイドを受ける。
こんな新鮮で楽しい企画があるでしょうか。
観光ガイドといえば、異郷で受けるものと思っていましたが。
金沢では珍しいとされるリンゴの木
藩政時代に植生された中で、現存する貴重なそれだそうで。
いつも日常的に通り過ぎる繁華街のちょっと裏通りにこんなエピソードがあったとは。
村井家屋敷跡の観光ガイド
参加した鶴田さん、若村さんも、楽しかったと絶賛でした。
そういう過去の経緯もあり、また、東海北陸、他県のメンバーに金沢の良さを知ってもらうには、芳野氏は、うってつけの講師でした。
ご苦労話や失敗談が多数。
芳野氏「観光ガイドは、ただガイドすればいいというものではないんです。」
ただガイドするだけなら、カセットでテープを流しておけばいいようなものだが、そういうものではないと。
芳野氏が、この職につかれて3年目のこと。
ある団体旅行者に、いつものように「石川門は云々、歴史と伝統が…」と、得意にガイドをしたときのこと。
芳野さんもちょうど仕事に慣れ、脂が乗りきっていたときでした。
「ガイドさん!それでわかったよ!」
「ワシらは、歴史の勉強に来たんやないんや」
滔々(とうとう)と、ガイドする芳野さんに対し、団体のリーダーらしき人が、もうそれでいいからと制止するような反応をされたとかで。
そのできごとに、芳野さんは、相当なショックを受けられました。
その後、どうガイドをしたか、帰宅後もなにを食べたかもわからず、放心状態で、奥様も心配をされたとか。
なんとなくわかるかも…。
ただメッセージすればいいというものではない…か。
芳野氏、ショックで、その後しばらくはガイドの現場には復帰できなかったと。
それまでいかに自己満足だけでガイドしていたかということに気付かされた…。
失敗を経て、ボランティアガイドの道を究められ、今では「この仕事に命をかけている」と言わしめるまでに。
どおりで、観光ボランティアガイドが大人気の職種であるわけです。
知る人ぞ知る、あこがれの存在であることを、さらに思い知りました。
講演後、質疑タイム。
お菓子組合の谷川さん「芸能人をガイドされたことはありますか?」
芳野氏「そうですね、TJさん、ご存知ですよね。あの方は、見ての通りの感じで、こちらが熱心にガイドしていても、全然聞いてませんでしたね(笑)。」
青年中央会理事、上島さんが閉会宣言。
上島さん「以上をもちまして、平成28年度、石川県中小企業青年中央会、全体研究会、及び、東海北陸ブロック中小企業青年中央会、研修会を閉会いたします。」
上島さん、長いセリフをよく暗記しましたね(笑)。
上島さん「何回も念じるように完璧に暗記したんですけど、人の前に出ると、やっぱり頭が真っ白になります(笑)。」
駐車誘導スタッフの4人は、結局、全体研究会にも参加ができませんでした。
一日、ホントにお疲れ様でした。
全体研究会が終わり、懇親会へ。
懇親会の様子はまた明日に。
石川青年部会は中央会行事に積極参加し、異業種交流を図り、中小企業の存在所以を確認、メッセージします。
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