皆さま、
毎週、マネーに関するクイズを1題作り、LINEに友達登録して下さった方に、配信しています。
割と好評なので、ここアメブロでも、紹介していきたいと思います。
投資初心者や、投資にためらいがある人向けのカンタンなクイズ。
週1回くらいのペースで配信します。
クイズを通じて、ちょっと脳が刺激されます。
目先の住宅ローンやお子様の教育費。それだけでも大変です。
なのに、そのまた先にある老後や介護のおカネまで考えるのは、億劫なものです。30代、40代のときの私自身がそうでした。
その時、こんな配信があったらなあ。
そう思って出題します。
これまでの問題をみるためには、
コチラ↓をクリックして下さい。
3月3週のクイズ:イデコの10年後の受取予想金額
(問題07、イデコの10年後の受取予想金額 )
ある人が50歳の誕生月からイデコ(個人型確定拠出年金)を始めました。10年間の間、毎年3%の利回りで運用出来たとします。
この場合、60歳の誕生日時点で受け取ることが出来る金額(税引き前)は、つみたて額合計の何倍でしょうか?
次のうちから選んでください。
A) 1.03x10=1.30なので1.30倍。
B) 1.03×9=1.27なので1.27倍。
C) 1.03×1.03×1.03×…..×1.03×1.03
=1.03^10
=1.344なので1.344倍
D) 1.03×1.03×1.03×…..×1.03
=1.03^9
=1.305なので1.305倍
注) ^10、^9は、それぞれ10乗(10回掛けること)、9乗(9回掛けること)の意味です。
AからDの中で、もっとも正しいものを1つ選んでください。
さて、いかがでしょうか?
よく分からない人は、すぐ下の答えを見ないで、1分くらい考えてみて下さい。
正解: C
解説、イデコの10年後の受取予想金額
【解説】
まず、利回りについて説明します。
元本100を2024年1月に投資し、1年後(12ヶ月後)の2024年12月末に103になったとします。
この場合、
100×(1+0.03)=103
ということで3%(0.03)元本が増えました。これが利回り3%ということです。
10年後は、1.03 を10回掛けて、
1.03×1.03×1.03×…..×1.03×1.03
=1.03^10
=1.344
となります。
ポイントは、元本と利回りの両方に、翌年の利回りが掛け算されることです。これを複利と言います。
選択肢A は、毎年、元本にしか3%が掛かっていません。これを単利と言います。
イデコや、NISA、新NISA投資を年単位で行なうことは、いわゆる複利効果を産み出します。
ただし、投資初心者は、投資には元本の保証が無い点には、くれぐれもご注意下さい。
今回の例では、10年間、同じ3%の利回りが継続する前提となっています。実際には、このような仮定は成り立たないことを肝に銘じて下さい。
同じ利回りが継続するのは、定期預金です。定期預金と投資は、まったく異なります。
老後資金を作るためのイデコでは、NISAや新NISAに比べると、リスクを充分織り込んだ金融商品の選択が必要です。
(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)
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