これまでのお話しは3話。
ポートフォリオとは、投資信託を複数組み合わせたもののことです。
2つのインデックス型投資信託でポートフォリオを組む
今、ポートフォリオを
・FTSE
海外国債ベースのインデックス投信
・MSCIコクサイ
海外株式ベースのインデックス投信
の2つで組むとします。
ポートフォリオは、
目標リターンを実現する金融商品の
組み合わせと配分です。
今、国債ベースの投資信託の比率を
X%とすると
国債 × X% +
株式 × (100 - X)%
= 目標リターン
という式がポートフォリオになります。
実際の金融商品の例
では、ここで実際の金融商品の数値を使って、考えてみましょう。
・FTSEの商品
ファンド:NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界コクサイ(除く日本・Hなし)
販売会社 野村
過去1年間のリターン 0.95%
過去3年間のリターン 1.38%
・MSCIコクサイの商品
ファンド:インベスコMSCIコクサイインデックス
販売会社 インベスコ
過去1年間のリターン 9.10%
過去3年間のリターン 17.86%
(ウェルスアドバイザー株式会社サイトより2023年3月29日にデータ収集)
Nextfunds(FTSE世界債券) と
インベスコ(MSCIコクサイ)で
ポートフォリオを組んでみます。
式に基づき、2つの投資信託の配分を決めます。
いずれも過去3年より過去1年のリターンが小さくなっています。手堅く過去1年間のリターンを使って、計算してみましょう。
目標リターン4%の場合、
過去1年リターンは、
0.95 X + 9.10 (1-X) = 4.00
という式になります。
計算すると、
X = 0.63
となります。
世界債券であるFTSEのNextfundsを6割、
今日、最後にお伝えしたいこと
投資信託は、金融の専門家に運用を委託することで、初心者でも安心して始めることが出来ます。
少額から分散投資が可能であり、リスクを分散することができます。
リスクを分散するために、目標リターンから投資配分を決め、ポートフォリオを作りましょう。
このように自分の考えでポートフォリオを組むことが大切です。
今回用いた投資信託の商品データ
(データにある標準偏差やシャープレシオ(「#レシオ」と略記)については、連載の後半で解説します。)
・FTSE
ファンド:NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界コクサイ(除く日本・Hなし)
販売会社 野村
リターン1y 0.95%
リターン3y 1.38%
標準偏差1y 8.34
標準偏差3y 5.80
#レシオ1y 0.11
#レシオ3y 0.24
ファンド:インベスコMSCIコクサイインデックス
販売会社 インベスコ
リターン1y 9.10%
リターン3y 17.86%
標準偏差1y 19.02
標準偏差3y 18.80
#レシオ1y 0.48
#レシオ3y 0.95
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