「投資信託入門」と題して、連載で、投資信託について解説しています。

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これまで投資信託を使って、長期投資を行なう方法を説明してきました。

 
こんな方は、ぜひお読み下さい。
 
・投資を始めたけど、今買っているものが
自分に合っているのかどうか、分からない。
 
・数ある投資信託の中で何を選んだら、
良いか分からない。
 
・今後、自分の投資したおカネが
どうなるのか分からず、不安。
 
・近くに、気軽におカネについて
相談出来る人がいない。
 

これまでのお話しは3話。
次の通りです。
 

 

 

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今回のブログでは、その4として、ポートフォリオを実際に組んでみます。

 

ポートフォリオとは、投資信託を複数組み合わせたもののことです。

 

  2つのインデックス型投資信託でポートフォリオを組む



今、ポートフォリオを

FTSE

海外国債ベースのインデックス投信 

 

MSCIコクサイ

海外株式ベースのインデックス投信

 

の2つで組むとします。
 

ポートフォリオは、

目標リターンを実現する金融商品の

組み合わせと配分です。

 

今、国債ベースの投資信託の比率を

X%とすると



国債 × X%  +

  株式 × (100 - X)%
= 目標リターン


という式がポートフォリオになります。

 

  実際の金融商品の例


では、ここで実際の金融商品の数値を使って、考えてみましょう。

FTSEの商品

ファンド:NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界コクサイ(除く日本・Hなし)

販売会社 野村

過去1年間のリターン 0.95%

過去3年間のリターン 1.38%

 


MSCIコクサイの商品

ファンド:インベスコMSCIコクサイインデックス

販売会社 インベスコ

過去1年間のリターン 9.10%

過去3年間のリターン 17.86%


(ウェルスアドバイザー株式会社サイトより2023年3月29日にデータ収集)


Nextfunds(FTSE世界債券) と

インベスコ(MSCIコクサイ)で

ポートフォリオを組んでみます。


式に基づき、2つの投資信託の配分を決めます。

いずれも過去3年より過去1年のリターンが小さくなっています。手堅く過去1年間のリターンを使って、計算してみましょう。

目標リターン4%の場合、
過去1年リターンは、
FTSE0.95%
MSCIコクサイ9.10%なので、

0.95 X + 9.10 (1-X) = 4.00

という式になります。

計算すると、

X = 0.63

となります。

世界債券であるFTSENextfundsを6割、
株式であるMSCIコクサイインベスコを4割で
ポートフォリオを組むと良いという
結論となります。

 

  今日、最後にお伝えしたいこと


投資信託は、金融の専門家に運用を委託することで、初心者でも安心して始めることが出来ます。

少額から分散投資が可能であり、リスクを分散することができます。

リスクを分散するために、目標リターンから投資配分を決め、ポートフォリオを作りましょう。

このように自分の考えでポートフォリオを組むことが大切です。


今回用いた投資信託の商品データ
(データにある標準偏差やシャープレシオ(「#レシオ」と略記)については、連載の後半で解説します。)

FTSE 

ファンド:NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界コクサイ(除く日本・Hなし)

販売会社 野村

リターン1y 0.95%

リターン3y 1.38%

標準偏差1y 8.34

標準偏差3y 5.80

#レシオ1y 0.11

#レシオ3y 0.24

 
MSCIコクサイ

 

ファンド:インベスコMSCIコクサイインデックス

販売会社 インベスコ

リターン1y 9.10%

リターン3y 17.86%

標準偏差1y 19.02

標準偏差3y 18.80

#レシオ1y 0.48

#レシオ3y 0.95

 

(ウェルスアドバイザー株式会社サイトより2023年3月29日にデータ収集)
 
 
(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者)
 
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