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晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

最初の頃は、ご飯を急いで食べるからなのか途中でオエッとなることがたまにあって、カリカリをふやかしたりもして様子をみていたのだが、今では大丈夫である。必ずしていた食後のしゃっくりも最近はしなくなった。

食事の量や回数を見直そうかと思ったこともあったが、その後はほとんど残すことなく食べているので、しばらくこのままでいくことにした。水もしっかりと飲んでいるし、お通じもいいみたいだ。

 


体つきもしっかりして大きくなってきたように思う。歩く姿、ジャンプ、狩りのモードに入った時の敏捷な動きなどを見るにつけ、赤ちゃんぽいところがなくなって堂々としてきたなと感じる。ただ、18時のご飯のあとでは、よしよしと撫でてやると母猫を思い出すのか、ニャーニャー鳴いて膝に乗り、もっと撫でろと要求し私の服の袖口を噛み噛みしたり舐めたりして甘えてくる。

また、猫砂の感触が好きなのかトイレの中でよく香箱座りをしている。トイレはいつも清潔にしているつもりだが、そんな場所で香箱座りすんのやめてほしいなと思う私である。
また、たまに考え事をしているように見えることがある。ベッドにしているカゴの中や上、丸椅子の下にいたりすることが多い。静かに座ってあまり視線を動かさない。一日に何度も黒猫ちゃんのそんな姿を見るのだが、眠たいわけでもなさそうだ。この時だけは妙に落ち着きのある佇まいの黒猫ちゃんである。

 

 

 

アマゾン河に注文していた爪とぎポールとハンモックつきのキャットタワーをキャンセルして自作することにした。といっても、丸椅子の脚にソックスを被せて紐で縛り、座面にTシャツを巻いただけ。丸椅子の高さであれば黒猫ちゃんが跳び降りることもできる。爪とぎには使えないかもしれないが、垂直運動はできそうだ。

黒猫ちゃんは最初、丸椅子を警戒してシャーシャーいっていたが、ボールを座面に置いて誘ってやるとさっそくよじ登ってきた。

今ではけっこう気に入っているようである。

 

今日は子猫専用部屋の大掃除。安全のため黒猫ちゃんをカゴに閉じ込めておいてから、敷いていた新聞紙を全て取り除いて床をワイパーで拭き、トイレの新聞紙と猫砂を全て新しいのに入れ替える。トイレを上手に使って決して粗相をしないおりこうさんなので、床の新聞紙は敷かないことにした。

掃除が済むと14時のご飯。食後しばらく黒猫ちゃん観察をしていると、床に投げ出した私の脚のすぐそばへやってきた。そっと耳の後ろをかいてやり、膝に乗せて背中を撫でてやるとゴロゴロのどを鳴らし、尻尾をピーンと立てて気持ちよさそうにする。それから膝の上で寝転がって大きくゴロゴロいいながら前足をグーパーしたりニャーニャー鳴いていたのは母猫が恋しいからだろうか。

※ 初めて膝の上で寝てくれた。

それは、その日最後のご飯のあとだった。食器を下げようと入室し、トイレ掃除をすませ、どれ、しばらく遊んでやろうかいと静かに座っていると黒猫ちゃんが私の膝に乗ってきた。耳の後ろを撫でると頭をぐいぐいと押し付けてくる。そうかそうかと鼻筋や体全体を撫でてやるゴロゴロがさらに大きくなる。うったえるようにニャーニャー鳴くのでよしよしと撫でてやると体全体を伸ばして前足をグーパーする。しかし、グーパーのついでに私のはいてるズボンで爪とぎするのはやめてほしいんやけど。

そうするうちに、とうとう私の膝の上で目をつぶって丸くなってしまった。かすかな寝息とともに黒猫ちゃんの体が上下に動いている。すやすやと安らかに眠っている。そんな可愛らしい黒猫ちゃんを見ていると愛おしさが募ってくる。

でも、どうしよう。

動かれへん...。

15分ほどそのままにしていたが、私が黒猫ちゃんと一緒にここで寝るわけにはいかないので、そっとベッドへ移ってもらいフリースをふんわりとかけてやった。「ほな、また明日遊ぼうね。ゆっくりお休みー」とドアを閉めて電気を消した。
黒猫ちゃんはそのまま寝たのだろう。夜の10時を過ぎても物音ひとつ聞こえず静かだった。
 

近頃は、入室すると「シャー」が無くなって「ニャー」だけになった。この「ニャー」はもしかして「ご飯ちょうだい」という意味なのか?
ご飯をパクパク食べ終えて、次はトイレと毛づくろいかと思いきや、今朝はいきなり狩りのモードに入った黒猫ちゃん。
ボールや紐にじゃれつき、転げ回り、ジャンプしたり、蹴りを入れたりとかなり敏捷で激しい動きの連続である。今からこの調子では、もう少し成長すると家中ズタズタにされるだろう。障子に登って紙を破ったり、カーテン登ったり、ソファや畳で爪とぎしたり、電源コードを齧ったり、置物をひっくり返したり...。でも、その頃には里親さんへ貰われていく予定なので、ズタズタになるのは里親さんちかもしれない。


黒猫ちゃんの爪とぎ問題と垂直運動の解決のため、数日前にアマゾン河に爪とぎ用ポールが2本ついたキャットタワーを注文したのだが、ウントもスンとも言ってこない。早く届けてくれないとキャンセルするぞー!!



ベッドにしているプラカゴに毛糸編みの古いベストを被せてみた。このほうが上に跳び乗りやすいし、中で落ち着いて寝られるね。結んだ紐で遊べるし。


いつ冷え込んでも大丈夫なように湯たんぽもスタンバイ。ピンクは好みでないが、どうせフリースでぐるぐる巻きにするから見えない。



※ 耳の後ろをかいてやると気持ちよさそうにしたので、鼻筋や背中も撫でてやるとゴロゴロとのどを鳴らして喜んでくれた。
 

黒猫ちゃん、今日は朝からすっかり狩りのモード。匂いをかいだだけでご飯を食べようとせず、15分経ってもハンター気分は収まらない。ご飯はそのままにしていったん退出したが1時間後になってもわずかに食べたあとがあるだけだった。黒猫ちゃんはもうベッドにいたので、「次のご飯は10時だからね」と言い聞かせて退出。

10時に入室すると、黒猫ちゃんはベッドにいて、またまた「ニャ、ニャ、ニャ」と鳴いた。でもあんまり近寄りすぎるとシャーとやられてしまう。今度のご飯は完食だった。

14時のご飯もその時は全く食べずに1時間遅れで食べていた。

 

ということで、ご飯の分量と時間の見直しを検討中である。

 

 


 

近寄って写真を撮っても怖がらなくなった。

うむ、男前だ。

 

 

しかし、黒猫ちゃんがやってきてからというもの、1日があっという間に過ぎてゆく。なかなかピアノの練習ができない...。
今日の夫婦の会話はこうだった。

夫「最近、ご飯のおかずが少ないような気がする」
私「ちゃんと3品あるでしょ。気のせい気のせい」
夫「そうかなあ」

しかし、最初は不機嫌そうに見えていた夫だが、最近は自分から黒猫ちゃんの様子を聞いてくれるようになった。

夫「まだシャーシャーいうてる?」
私「うん。こんなに尽くしてるのに、毎日のようにシャーシャーいわれる私って...。ご飯は勝手に天から降ってくるとでも思ってるんかな。私+ご飯=私はご飯をくれる人っていう簡単なことが黒猫ちゃんには理解出来てないのかなあ」

しかし、なぜこれほどまでに人を警戒するのだろうか。野良だから当然かもしれないが、実は、私が黒猫ちゃんを最初に発見したのは9月28日(月曜日)の朝8時頃、うっとこの駐車場の中でだった。ここは小学生の集団登校時の集合場所として使ってもらっている。子猫が数日前から鳴いているのを知っていたお隣のMさんの話では、その日の朝は珍しく子供たちの賑やかな声が聞こえていたのできっと見つけた子猫と遊んでいるのだろうと思っていたということだった。子どもたちは遊んでいるつもりでも、子猫にとっては恐怖だったに違いない。きっと追いかけられたりもしたのだろう。これはたんなる想像に過ぎないが、そんな体験も関係しているのかもしれない。

※ 静かに三角座りをしていると、黒猫ちゃんが近くにきて私の匂いを嗅ぎながらぐるっと1周する。撫でるとシャーシャー文句を言うが、走って逃げたりはしない。しつこくして嫌われるといけないので、撫でるのはせいぜい5~10秒にとどめる。
※ この日最後のご飯で入室すると短く「ニャ、ニャ、ニャ」と鳴き、トイレ掃除の最中も同じ鳴き方をしていた。これはどう解釈すればよいのだろうか。

(※ は、その日初めての確認事柄)
 

今日は特に変わったこともなかったので、黒猫ちゃんの育児内容について書いておこう。

食事は、カリカリ40グラムを1日4回に分けて水とともに与える。食後にフードの容器は下げるが、水はいつでも飲めるように置いておく。

 6:00
10:00
14:00
18:00

ご飯の時間は今のところこんな感じ。ただし、私の都合で遅れることがある。



その日の夫婦の会話はこうだった。


私「ほら、これが黒猫ちゃんのご飯」

夫「懐石って...猫のぶんざいで贅沢にもほどがあるやないか」

私「あのな、贅沢なんは名前だけやと思うで」


このほか育児内容として次のようなものがある。

トイレはいつも清潔に。特に食前には必ず掃除。飲み水(近隣の神社由来の地下水なので美味しい。うっとこでも毎日台所で料理や飲料水として使っている)は毎回換える。
トイレのメンテとして、砂を補充したり下に敷いた新聞紙を交換したりもするが、3日ほどで全て新しく入れ替えることにする。
1日2回以上は床掃除。といっても、飛び散った猫砂をミニほうき&チリトリでかき集め、新聞紙の上を軽くワイパーで拭くだけだが。
昼間は常に窓を開け、部屋の換気を良くしておく。


そして、育児ではこんなことに気を付けている。

黒猫ちゃんの前では普段から急な動作や大きな物音は禁物。特に食事中とトイレの最中は決して驚かさないよう、静かに座って物音を立てず見守るだけにする。

黒猫ちゃんと目が合えばゆっくり瞬きをして凝視しない。

脱走防止のため、子猫専用部屋のドアを確実に閉め、私が出入りするときは用心のために廊下からほかの部屋につながるドアや引き戸も全て閉めておく。

黒猫ちゃんの安眠を妨げないようにする。

 

黒猫ちゃんは今日も相変わらずだ。ドアを開けるとニャーッ!(また来よったな!)。中へ入るとシャー!(こっち来んといてや!)である。


さて、猫にはボールか紐と決まっている。今日は玩具のボールを与えてみた。近くへ転がしてやると、黒猫ちゃんは、前足でちょいちょいと触りながら追いかけたり、鼻先で押してみたり、野生の狐が狩りのときにするように上からジャンプして捕まえようとしたり、抱きかかえて後ろ足で蹴り蹴りしたりと夢中になって遊んでいる。これはいい運動になりそうだ。部屋を出るときにボールを定位置に置いておけば、遊んだかどうかの確認も容易である。

※ 専用部屋のあちこちの隅っこに行って座り、上を見上げてミャオミャオと鳴く。(外へ出たがっているのか)
※ 香箱座りができる。

入室して香箱座りをしてる黒猫ちゃんを目撃した時は思わず「あらー、いっちょ前に!」と、ゲラゲラ笑ってしまった。こんもりとした黒い毛玉に目玉がついるみたいで両掌に乗るほどちっちゃい。私が笑っても黒猫ちゃんはすまし顔で香箱座りを続けている。猫ってほんまに可愛らしい生き物やなーと思ってしまった。
 

(※ は、その日初めての確認事柄)

黒猫ちゃん、朝からやたらシャーシャーいう。まあ、それだけ元気になってきたということか。しかしシャーシャーはいうものの、動物病院へ連れて行くのに抱き上げた時も診察の時も嫌がっただけだし、専用部屋を掃除するため一時的にカゴに閉じ込めた時も決して爪でひっかいたり噛みついたりしなかったのが黒猫ちゃんの偉いところ。もう一つは、トイレを上手に使って決して粗相をしないところが偉い!

※ フードのカリカリをふやかさなくても食べられる。
※ 高さ25センチのカゴに跳び乗ったり跳び下りたりする。
※ トイレの中へジャンプで出入りする。

 

(※ は、その日初めての確認事柄)

今日は、朝一番に黒猫ちゃんを動物病院へ連れて行くと決めていた。
フリースを敷いてベッドにしているプラカゴに黒猫ちゃんをそっと入れて、段ボールで蓋をして養生テープで止める。ニャオニャオいうカゴをぶら下げながら歩いて15分程で動物病院へ到着すると、待合室中にニャオニャオが響き渡る。受付を済ませ、里親探しをしたい旨伝えて待合室の奥まった場所で診察を待つ。しかしなかなかニャオニャオが止まらない。

しばらくすると、飼い猫の避妊手術のため来院したという女性に声をかけられた。女性は、カゴの中に被毛が黒で里親募集の子猫がいることを知ると、うちの子どもが黒い子猫を飼いたいと言うので探していたと言った。女性は子どもに見せたいのでスマホで写真を撮らせてくれと頼み、この黒猫ちゃんのウィルス検査の結果が陰性であればぜひ里親になりたいと申し出てくれた。

なるべく早く子猫の健康状態を知りたいと思ったので午前のピアノのレッスンを休んで動物病院へ来たのだが、来院を午後にしていたらここでこの女性には会えなかっただろう。早くも里親が決まりそうである。ただし、検査の結果が陰性であれば里親さんにもらわれていき、陽性であればうちで世話することになる。黒猫ちゃんにとってはまずは結果が陰性で、猫に嫉妬する人間がいない猫好きの家庭に望まれてもらわれていくのが一番の幸せであろう。
女性と互いの電話番号や住所を交換して別れ、呼ばれたので診察室に入る。

最初に獣医師の I 先生に聞かれたので、黒猫ちゃんを保護した時の様子を詳しく伝える。
いよいよ診察となり、黒猫ちゃんをカゴから出して診察台に乗せる。

I 先生、なんだか嬉しそうに「ちっちゃいなー」と言う。
体重測定をすると403グラムだった。
私「生まれてどのくらいですか?」
I 先生「一か月くらいですね。推定8月29日生まれ。男の子ですよ」
私「まだ赤ちゃんなんですね」
I 先生「何を食べさせていますか?」
私「子猫用のカリカリをお湯でふやかして冷ましてから与えています。分量と回数はフードの箱に書いてあるのを参考にして」
I 先生「歯は生えていますか?」
私「はい、シャーッ!と言ったときに見えました」
I 先生「様子を見て食べられるようなら、ふやかさずに与えても大丈夫です」

体全体を触診し、眼や耳や口の中を調べ、熱を測り、被毛を櫛でといて顕微鏡で調べる。聴診器で心臓の音を聴く。
結果、怪我や奇形もなく、黒猫ちゃんの健康状態は良好。被毛にノミやダニの卵などは見つからなかったが、フロントラインという駆除剤をスプレーしてもらう。

I 先生「何か質問がありますか?」
私「猫に食べさせてはいけないものはありますか?」
I 先生「葱、玉葱、ニンニク、ゆり根などです。観葉植物は置いていますか?」
私「はい、ダイニングキッチンに」
I 先生「観葉植物にも毒がありますので、食べてしまわないように気をつけてあげてください。猫用フード以外は与えないほうがいいですよ」
私「はい、わかりました」
I 先生「今はまだ小さいし少し痩せていますので、一か月後に採血してウィルス検査をしましょう。寄生虫の駆除もその時に」

黒猫ちゃんの健康状態に問題がなくてほっとした。

動物病院を出てニャオニャオが止まらないカゴをぶら下げて歩いているとたくさんの人とすれ違い、そのたびにニヤリとされたり、ウフフと笑われたり、離れた場所から首を伸ばしてキョロキョロ探す女性がいたりと、いろんな反応があって面白かった。

帰宅するとちょうど黒猫ちゃんのご飯の時間だ。食後は、トイレ、毛づくろい。しかし毛づくろいで3本足になったとたんよろけてこけそうになるのが可笑しい。その後、黒猫ちゃんの安眠を妨げないようドアをしっかり閉めてそっとしておく。



午後3時頃、妹が黒猫ちゃんに会い来た。
子猫専用部屋の床で二人して三角座り(体育座り?)でおしゃべりしていると、黒猫ちゃんが私の後ろにぴったりとくっついてきた。「お姉ちゃんと仲良くなりたいんとちゃう?」と妹。そのうち子猫が私の脚の三角の下にやってきた。手でそっと頭を撫でると頭をぐっと持ち上げたので、耳の後ろも撫でてやる。黒猫ちゃんと触れ合った時間は短かったのだが、私のことを安心できる人間と思ってくれたのだろうか?