しか~し、
今年から3年間は
「厄年」&「大殺界」だそうです・・・・・・・
ひくわ~~~。
これで「大凶」とかでたらまじでひくわ~~・・・
気を取り直して、
今日は、
iConの残りを読んで、
- ジェフリー・S・ヤング, ウィリアム・L・サイモン, 井口 耕二
- スティーブ・ジョブズ-偶像復活
その後で、
「巨大投資銀行」
を読んでいます。
投資銀行のことを知りたくて読んでいるわけですが、
なんかすごいね・・・・・・・・・・
外資系投資銀行を目指している人は1度、
「絶対」に読んでおいたほうがいいと思います。
アドレナリンでまくっている人たちが、
なにやら毎日いろんな技を使って金儲けをする
様子がかなりリアルに描かれています。
「1千億買い!」
「おっしゃ売った!」
なんだか、俺なめてたな・・・
と思いました。
正直、朝から晩までず~っと株を売って買ってして、
企業から株やCPやら社債やら発行してもらうために提案して、
接待して、出来たものを一生懸命投資家に売って・・・・・
確かに企業に対してはとても大切な最重要なサービスだけれど、
その当事者の目的は「勝つこと」と「金」にあることがほとんど。
就職活動時は本当に「ばからしいな」と思っていました。
そして、今でもそれはそう思う部分は少しはあります。
しかし、そういう風な投資銀行の仕事がどうかとかは別にして、
というよりも、その目的は置いておくとしても、やはり価値がある仕事をしていることは認めつつ、
やっぱりこれだけ努力してストレスに耐えてとにかく「勝つ」ために
仕事をする人たちって、それだけで「スゴイ」なとは思いました。
感嘆です・・・・・・・・・
スティーブジョブズが盲目的に(?)「全員が1人1つのPCを持つようになる!」
というビジョン等を語りまくって、達成してしまうというのももちろんすごいしね。
なんだか、世の中はすごいなと思うことが最近沢山あります。
しかし、これだけアドレナリンがでていないと、勝ち残れない戦場であることは、
たぶん僕の就職先であっても同じはずなのに、
なんだか、「頑張ればいけるっしょ!」くらいに、余裕をかましていた自分がアホらしくなりました。
まだまだ、自分が「世の中をなめている」ことを再確認してしまいました。
もちろん、アドレナリンをただ出して、「勝つ」ことに拘るのみでは、
つまらないとは思います。
自らの「ビジョン」を設定し、
世の中のためになる仕事に対して
一生懸命頑張らなければいけないとは思います。
しかし、そんな風な「ビジョン」でさえ、本当に強烈に持っていなければならないし、
その「ビジョン」から発するエネルギーが、「どうしても勝ちたい」「相手をつぶす!!」というような意志を持つ外資投資銀行の人々のエネルギーより結果として弱ければ、いくら戯言を言っても無意味であります。
そして、僕は勝負になれば、本当に後者の「相手をつぶしてでも勝つ!」
という人間になってしまうことを知っています。
今のままの中途半端な姿勢では、
「勝つ」こともままならず、故に「ビジョン」など到底達成されないのだろう
ということを強烈に考えさせられてしまいました。
所詮人間は、ぬるま湯に使ってしまえば終わりです。
満足してしまえば終わりです。
これからの世の中、例えば環境保護のために、
一方で、「満足の基準」を下げるヨーロッパ型(?)兆候があり、
「無限に大きくなる満足を埋めるような努力」を追求するアメリカ型(?)兆候があり、
それは、
「資本主義」と「社会主義」の対立が終った後も、
ずっと続いているものと思います。
しかし、どちらを追求するにしろ、
真剣にそれを追い求め、真剣に努力し、
それこそ「つぶしてやる!」というくらいのアドレナリンを出している
人間を凌ぐだけのインセンティブを準備しなければ、結局
「満足の基準」を下げる兆候は、「無限に大きくなる満足を埋めるような努力」を追求する兆候
に負け、その善と悪ともわからない循環は無限に広がっていき続けるものと思います。
社会主義が負けた理由は、アイデア自体が悪かったというよりも、
それ自体に、人間が保有する「勝つことへの欲求」をそぎ落としてしまうというシステムに
内在的な欠陥があったのだと僕は考えます。
そして、それは「資本主義」という勝利をもたらしたわけですが、
それは必ずしも正しい結果を生んだかは分かりません。
「勝つことへの欲求」を保ちながら、それにも勝るインセンティブをもてる「ビジョン」を持つこと。
これはやはりとても難しい問題だと思いますが、達成するべきことです。
そして、これは何度も何度もいっておりますが、
何かの選択をするときに、
例えばAとBとの選択を迫られるとき、
Aの「メリット」『デメリット』・Bの「メリット」『デメリット』をしっかり考えるという
「思考」のプロセスを経た上で選択・決定して欲しいというのが
僕の願いであります。
もしくは、
「決定できないからとりあえずノル」
とか、
「しっかり考えないで、なんとなく扇動される」
という選択肢をまず消して欲しいというのが僕の願いであります。
そして、
自分のビジョンと照らし合わせて双方のメリットデメリットを確認して
選択決定したならば、どちらにしろそれを「達成」させなければ意味がない。
「ビジョン」を達成するには、「強さ」というか
「絶対に成し遂げる」という意気込みが必要です。
思っているだけではいけない。
それには、ただ「勝ちたい」という本能的なインセンティブを越えるほどの
ビジョンに基づくインセンティブを自ら作り出さなければならない。
また明日からは、もっともっとアドレナリンをぶっ放していきたいと思う次第です。
それが、「勝つこと」というベクトルに偏り過ぎないように、
というよりも、「勝つ」が⇒「達成」というベクトルへ変化していくように、
努力する次第です。
頑張らなくちゃな!!!!!
「巨大投資銀行」から、心に残った言葉を紹介します。
"The point is, ladies and gentleman, that greed is good. Greed is right. Greed works.Greed clarifies, cuts through and catches the essence of the evolutionary spirits."
訳) 皆さん、重要な点は、欲望は良いという事です。欲望は正しい。欲望は役に立つ。欲望は物事を明確にし、道を開き、発展の精神を捉える。
欲望は一面では上に書かれた機能を持ちますが、それだけではない。
正しくない場合もある。発展を阻害する場合もある。
欲望は無限である。無限であれば、欲望は食い尽くす。幸せも何もかも。
と僕は思いますが。
というよりも、
greedには、善と悪の両方の影響があることを認め、
善の部分を追求するという価値観を持てばいい
というのが1つの方向性のようですが、
「善」の定義でさえ、それは全く人・民族・宗教によって異なるのであり、
この解決はとても難しいですね。
あらららら・・・・