最後のトライメスターは、選択科目のみで構成できるので、好きな授業を選択。マーケティング専攻なので、それ系の授業を中心に選択。ただ、卒業してだいたい何年も経った卒業生に聞くと苦手科目を取っておくのをお勧めされるので。ファイナンスも取ったらとても勉強になった。
■ Corporate Financial Reporting
これは色々な企業の Financials を中心に、Case を分析する授業。この授業は大変参考になった。Finance だけでなく、会社の戦略、バリューチェーン、マーケティングなど全般を考慮してこの会社をどう評価するか、というもの。先生の成功談や失敗談などもとても参考になる授業。
■ Strategic Services Marketing
サービスを主体としている企業のマーケティングを分析する授業。Case & reading を毎回大量に読み、クラスでDiscussion をする授業。この授業のProject では、JR 東日本からの社費のメンバーがいたので、アメリカ人と日本人(あまり日本人同士のチームはないけど)でチームを組み、JR東日本の実際のケースを下に分析しRecommendation を作成。社費の彼はそのまま提案を持って帰れるのでとてもやりがいがあった。この授業はとても面白いです。
■ Managing Work Relationships
リーダーシップ系の授業。様々な場面を想定して、ロールプレイをしまくるちょっと変わった授業。今期の Best Professor の授業だけあって内容も深く良かった。自分がManager だったら、部下だったら、Topだったら、色々想定して、Relationship をどうマネジメントするかという授業。テキストは軽いけど、中身は実践的でいつも読み返していたいなと思うものです。
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■ Global Product Development & Management
Product Manager や Marketing に進みたい人は絶対取った方が良い授業。毎回、小テストで色々な計算をします。Break-even, ROI , Cost, Marketability, などなど。この授業は最後の期のベストクラスかもしれない。先生も名物先生です。
■Strategic Mgmt of Tech & Innovation
こちらは一風変わった授業で、Technology や Innovation の成功や失敗をケースから学ぶ授業。Design thinking なども学べてとても面白いです。大量に分析用のFramework を学ぶのでお得。
■ Global Brand Management
こちらは通期のブランドマネジメントの授業。これは若干、他の授業とかぶっていたので、通期じゃなくて1 Module の授業でも良いかなと思うような内容。ただ、ブランドマネジメントに関しては、よくわかる授業。
そんな感じで、最後のトライメスターは選択科目で埋め尽くしとても学びが多く、今後のキャリアでそれらの経験を存分に活かして行きたいと思った。
■ クラス内での最高の瞬間(おまけ)
一番の思い出は、Brand Management の最後の授業で、教授も含めて生徒も爆笑させる最高の質問を出来たこと。笑えるけど、本質的。そういう質問は何回も出来ない。その経験はとても重要で、自分の中ではかなり成長した自分がいたことを自覚したから、とても良い思い出になった。
最初のうちは、授業についていくだけで精一杯。リスニングに必至、ここで絶対発言や質問する、と決めないと最初は言えなかった。徐々に理解や反応するスピードが早くなっていった。ただ、そこにはユーモアや周りをよく見るという余裕は無かった。それが、Team Discussionも誰がいようとだんだん仕切れるようになった。そして、自分がリードするのか、誰かに任せるのか、立場によって自分がどうすればチームに最大限貢献できるのかを考えるようになった。それはメンターのおかげ。自分の力を気づかせてくれた。
最後の方はユーモアを効かせられるようになってきた。ブランドマネジメントの最後の授業(各チームのプレゼン)で、ちょっと場が張りつめ、なんだか皆の空気がわるいし、面白いけど中身があって本質的な質問をしてみようと、一つのチームのプレゼンを聞いているときに思いつき、Q&A タイムに実行。爆笑を産み出して、最高の空気に変えられた瞬間だった。2年前の自分はこんなことを言えるはずもないと思った。これで卒業しても良いと思った瞬間だった。