自分の両親
自分の兄
自分の夫
自分の義母
家族だけでも
たくさんの別れがありました。
特に夫と義母は自分が施主。
昨年の1月
義母が亡くなったのですが
その前年の8月
誤嚥を起こしたため急性期病院へ。
そこから飲み込みが
難しくなりあっという間に
寝たきりになってしまいました。
そのため急性期病院では
回復が見込めないとの判断で
療養病院への転院をしませんか？と。
ご紹介いただき
車で片道1時間弱の
療養病院に移りました。
移ってすぐに
決めなくてはならなかったこと。
胃ろうにするか
中心静脈から栄養を入れるか
静脈から水分のみにするか。
私自身は
水分点滴（静脈点滴）のみを選択。
それは義母も元気なころ
「食べたり話したりできなくなったら
延命はいらないからね」
と言っていたことと
吸引（のどを詰まらせないように
痰吸引をすること）が
死ぬほど嫌だと言っていたからです。
吸引の様子は義母だけでなく
通りすがりで他の患者さんの様子も
拝見することがありましたが
みなさん苦しい様子でした。
経口摂取が難しくなるということは
本来の人間としての機能が
衰えてしまったということ。
そこをどう捉えるのか。
療養病院に入院されている方は
胃ろうの方がほとんど。
正直何度心が揺れたことか。
自分の選択は合っているのか？
自分のエゴではないのか？
今からでも変更した方が良いのか？
その時に思ったことは
「自分だったらどうだろうか」ということ。
自分だったら
細胞自体、栄養をいらない！と
カラダが拒否し始めているのだから
余計な栄養を入れられたり
無駄な延命はいらない。
心臓が動いているというだけで
回復の見込みがないのなら
これから生きていく家族が
幸せであってほしい。
・・・と、自分だったらそう思うのに。
何度も悩みました。
日本自体が
亡くなる本人の意思についてや、
水分点滴だけでも
終末期の方にとっては
負担が大きいことなど、
それらの情報が圧倒的に少ないから。
「そうしないと他の人に
自分が薄情に思われてしまいそう。
そのことがとても嫌です」
そう言われる方にも
何人か遭遇しました。
最期を迎える時その判断には
寝たきりの方が生きる
数時間、数日、数週間、数カ月
数年間の人生を考えてあげてほしい。
それは私個人の意見です。
そして誰かに
自分のカラダの今後を委ねるよりも
自分自身のカラダに責任を持ち
今からできることを
少しずつ健康貯金するほうが
もっともっと大切ではないでしょうか。
だからこそ最期まで
立って
歩いて
食べられる
を、意識していきませんか？
今よりも元気に
今よりももっと生きやすく！
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