環境問題に本格的に取り組む都知事の擁立を目指すブログ
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都知事選:渡辺氏でもなく東国原氏でもなく小池氏に投票する、その理由。

今回の選挙では、石原以外に投票しようとする人以外でも、ワタミの社長や東国原氏にいれようという声がけっこうあります。

先日のアースデイ東京2011の出展者全体ミーティングに行ったとき、ある友人は、ワタミか東国原に入れようかなと言ってました。
環境問題に関心のある人たちでも、こんな意識です。

渡辺氏や東国原氏で、原発が止まるでしょうか。はっきいって止まりません!

みなさん、目を開けてよく見てください!

いまは脱原発を訴えていますが、つい先日まで推進してきた人たちです。
ほとぼりが冷めたら、やっぱり難しい、となるのは火をみるより明らかです。

そこで、今回は、ぜひもうはっきりと、小池氏への投票を呼び掛けます。


私は共産党員でも、そのシンパでもありませんが、今回は小池氏しかいないと覚悟して、彼に投票します。

共産党が嫌い、死に票になるとか言っている場合ではないと意識しました。

みなさん、隠れ原発推進者の渡辺氏や東国原氏に、なんとなく投票しようとしていませんか。

彼らは八ッ場ダム建設の推進派です。原発の是非に隠れてますが、これも重要な争点です。


私はこの間、”環境問題に本格的に取り組んでくれる知事を擁立するプロジェクト”としてあれこれ動きましたが、結局擁立できませんでした。

そこで小池氏を支持することを明確にしました。
     ↓
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http://ameblo.jp/iramkarapte/


以下、渡辺氏や東国原氏ではダメな理由を書きます。長いです。


渡辺氏は、これまで原発を推進し、いまも会長が原発用語発言をしている経団連の理事です。

彼はちょっと前には「原発はないほうがいいが、いますぐには無理」と言っていました。


http://daily.magazine9.jp/plus/2011/03/post-58.html

渡辺美樹事務所に直接電話して、原発政策をどう思うか聞いたときは、電話に出た、渡辺氏が若い時からアドバイスをしているというボランティアのおじさんは、「彼から原発の是非について話は聞いたことはない」と言っていました。

先々週のタウンミーティングにも出席し、原発政策をどう考えるかと直接質問しました。


そのときでも、「こんなに被害をもたらす原発はないほうがいい。でもすぐには無理」と答えでした。


しかし今では手のひらを返したような発言をしています。

いまでは「候補者のエネルギー政策を知りたい有権者の会」http://energy-policy.net/のアンケートでは、

「脱原発。とにかくどんなにコスト、時間がかかろうとも、私たちの子どもたち、孫たちのために、脱原発のエネルギー政策への転換をはからせます」

と回答していますが、坂本龍一や村上龍ら、多くの文化人が賛同人になっているサイトだから、こんな回答をしているのでしょう。


毎日新聞の記事にも彼の転向ぶりが少しだけ伝えられています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000130-mai-pol


彼は、きっと知事になっても、財界との関係、民主党との関係(いま「支持」を受けていますから)で、口だけは脱原発と言っても、いますぐには代替案がないから無理と言って掌を返すでしょう。

八ッ場ダムの問題では、昨年暮れのブログでは、経営判断としては、途中まで進んだプロジェクトでも、未来の不利益を避けることが重要。建設中止を支持する」書いていました。

それが、先月の八ッ場あしたの会のアンケートでは、「その後代替案がないことがわかった。だから推進に賛成」と翻意していました。
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=1198

これが彼のいう「経営力」なのでしょう。

渡辺氏は、そのオフィシャルブログでも、さきほどのタウンミーティングでも、いろんなインタビューで次のように語ってきています。

「環境については私自身も十数年間ずっとやってきたことで、これはもうやらねばならない。よく、環境を守るとか守らねばならないとかの議論てあるのですが、それは自然が先にそこにあるものでわれわれは地球が息をすることにおいて邪魔をしてはいけないというスタンスを私は持っています。
この地球を汚すことは自分の脚にナイフを突き刺すことと同じということは、私が社員にずっと語りかけていたことです。都知事という立場でどこまで出来るかわかりませんがこの環境問題については本気で取り組んで行きたいとそう思っています」

その人が、急に八ッ場ダムの建設続行へと翻意したのです。

彼はマニフェストには次のようにあります。
http://www.watanabemiki.net/message/LocalManifesto%28ALL%29.pdf

「山を守る、森を守る、50 年後、100 年後の子どもたちに素晴らしい自然環境を残すことに配慮する」とか、緑の創出、街路樹の整備、樹林地や農地など既存の緑を保全、生物多様性地域戦略の展開など、水と緑の回廊の形成、親水性豊かな東京湾の再生し、都民の暮らしや生き物の生息環境を豊かにする水辺を創出」

その人が、東京に水を供給してくれる上流の自然を、まやかしのダム推進案に乗っかって破壊しようとしていることを、なんと言い訳できるのでしょうか。

そして渡辺氏の夢、スローガンは、

「みんなの夢があふれ、「ありがとう」が街中に飛び交う社会を作ること」だそうです。



夢を持ち、それを実現する、感謝が飛び交うのはすばらしいことだが、それが自然や地方を破壊し、犠牲にして強者のための夢であったら、これほど怖いものはないと思います。

全国の駅前に同じような居酒屋を作り、同じような売れ筋メニューを出し、地域の食文化や商店街の小さな居酒屋を潰しながら1人勝ちで成長する夢であるなら、それは支持されるものなのでしょうか。

マクドナル化する社会に対してスローフード文化が唱えられたように、ワタミ化する社会にノンを唱えるときではないでしょうか。

彼の強調する、「経営力」は武器にも凶器にもなる道具であって、私たちは、それがなんのために使われるかを問うべきだと思います。

都知事に求められるのは、夢の実現力よりもまず、夢の中身なのです。


いっぽう、東国原氏は、自民党と一緒に行動してきた方です。これまでも原発政策に異を唱えたことはありませんでした。
彼のブログなどを見ると、原発については、むしろだまったまま、推進する、というパターンだと思います。
宮崎県でのダム建設反対派を押し切って、建設した経緯を調べると、おそらく、うまい具合に進めてしまう手法が得意なのでしょう。
人々の意見を聞くふりをしながら、結局、自分たちのやりたいようにやってしまう。
自民党政治の典型的なやりかたです。豊臣秀吉的な、状況で有利なほうにつきながら実利をとる、最終的に天下取りにいこうという感じがします。

実は、今回、脱原発を本格的に進めてくれる知事を擁立しようという動きをしていました。
その際、東国原氏の恩師を通じて、脱原発政策を掲げる候補になってもらえそうか、打診していました。
しかし、ぼうっと聞いているだけで反応がなかったとのことです。

それが、さきほどの毎日新聞の記事では、原発から自然エネルギーの転換へと訴えている、とされています。

しかし彼の態度をみて確信しますが、ほとぼりが冷めたらのらりくらりと逃げて、脱原発は遅々として進まないでしょう。


以上、この間、各候補者の発言、態度を調べてきて、もう四の五のいってる場合じゃないと腹をくくりました。

共産党でもいいじゃないか。今回は、ぜひ小池氏を勝たせましょう。

そうと決めたら、ということで、小池氏後援会や、他の環境系ミニ政党や社民党系、共産党シンパの重鎮にも、いろいろと働きかけをしたのですが、空振りに終わりました。

もうみなさん、頭固い、視野が狭い、で「ほんとうに原発を止める気あるのか」と思いましたが、仕方がありません。

勝手に、できるかぎり小池氏を勝たせるために動いています。


もし、今回、石原氏が勝ったら、そして渡辺氏や東国原氏が勝って、脱原発が遅々として進まなかったり、八ッ場ダムが中止にならなかったら、4年後に向けて、候補擁立のプロジェクトを本格的に起こします。

この怒りが爆発するのが早いか、富士山が爆発して東京が終わるのが早いか、それが問題だ。。。

小池晃氏へ提言を送ります

小池氏の支持にあたり、具体的に提案分を送りました。

その要旨を以下に掲載します。



■小池晃氏への提案■


いま都民がもっとも関心があるものは何でしょうか。

食や水の安全だと思います。それがまさに脅かされています。

その原因は原子力発電の危険性につきます。

今回の都知事選は、脱原発・自然エネルギーの社会へ確実に舵を切る候補が必要です。

なにせ地方に押し付けて見ないようにしてきた放射能の恐怖が、ついに東京にも降りかかってきたのですから。

報道はされていませんが、外国人だけでなく、東電関係者の家族あるいは本人が関西以西や海外に脱出している話も聞こえてきます。しかし多くの人は逃げられず、じっと耐えています。

このままですと、原発推進をしてきた石原氏、直接に原発を推進してきた経団連の理事である渡辺氏、そして自民党系の東国原氏の誰がなったとしても、原発はつくられていくでしょう。

口では原発政策の再検討、自然エネルギーの推進を謳うかもしれませんが、ほとぼりが冷めたら、温暖化対策のためとして原発が復活していくのは火を見るより明らかです。


私は共産党員でもそのシンパでもありませんが、是が非でも小池氏に勝って欲しいと思います。

ですから「アンチ共産党でさえ思わず入れたくなってしまう」戦術が必要です。

そのために、3つの提案をさせていただきます。

失礼に聞こえる部分はお許しください。そのぐらいのほうが、アピール力があると思うためあえてそうした刺激的な物言いを採用しています。


1)共産党は怖くない、今までの共産党とは違うというイメージ戦略を徹底的に実行

小池さんには、頭の凝り固まったアンチ共産党の民衆、マスコミ人の観念を覆すような大胆なイメージ転換戦術をお願いします。

具体的なアイデアは別紙を参照ください。

私たちは、以下のようなことをし、側面支援します。

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  ◆非共産党員による小池氏応援キャンペーン◆ AKIRA TOKYO 2011

キャッチフレーズ(仮案) 今回は共産党にいれませんか
                    (または「勝たせませんか」)

  ―いま脱原発の社会を表明しているのは小池氏だけ―

人間の生存の元である食や水が安心できなければ、東京一極集中したって、オリンピックが来たって、外国企業を誘致したって肝心の都民は東京を脱出したくなっているのが現実。滑稽ではないか。

そもそも外国人に放射能で汚染されたと思われてる東京に、オリンピックや外国企業が来ることはなくなったことだろう。

原発はひとたび事故が起こったらそれだけの被害を起こすものなのだ。

この機に及んでもその事実を隠し、だんまりを決め込んでいる候補者は非誠実ではないか。

そして原発の是非を争点にせず、共産党を共産党だからと差別する不公正なマスコミと評論家は、放射能の恐怖のもとに暮らす人びとの不安な気持ちを汲んでいない。

唯一、原発の段階的廃止・自然エネルギー社会への転換を明確にしている小池氏を当選させよう。

共産党は怖い、共産党アレルギー、なんて言っている場合ではない。

たった4年、恐れることはない。非共産党員でも、共産党嫌いでもなんでもいい、今回は共産党に投票してみることを呼びかけたい。


「 いま私にできること。 みんなでやれば大きな力に。 AC 」とテレビでやっている通り。

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2 ”環境文明への転換”を基本コンセプトに加える


 いまの経済至上主義に疑問を持っている人は多いはずです。それを経済と同時に環境も大事にするというメッセージとして、「環境文明への転換」「エコノミーとエコロジーの融合」「経済のための環境より環境のための経済」「グリーンエコノミー」というキーワードを使って、環境問題に意識の高い層も取り込んでください。

 失礼ながら、“福祉”というコンセプトだけでは、貧困層対策のようなイメージであり、中間層が取り込みづらいと思います。

 共産党のイメージは、イデオロギー的なイメージがあるので、環境問題への関心を取り込んで、イメージの転換を図ってください。

 とくに宮崎駿監督のアニメの「風の谷のナウシカ」を例にひき、そのモチーフ、イメージを語ることは、わかりやすく、インパクトがあると思います。上記、1のイメージ転換としての効果も絶大です。


風の谷のおじいさんのセリフ「あんたは火を使う。そりゃあ わしらもちょびっとは使うがのう。多過ぎる火は 何も生みやせん。火は森を一日で灰にする。水と風は百年かけて森を育てるんじゃ。わしらは水と風のほうがええ」というシーンを紹介しませんか。


3 市民社会との連携をうたう

 反自公民だけど、共産党にも拒否感がある市民運動層も多いと思います。その層を取り込むためにも、行政と財界、市民を公平に加えたプラットフォームを作ることを謳ってはいかがでしょうか。

それを支える組織として、私たちは、”環境問題に本格的に取り組む都政のための市民プラットフォーム”をつくる用意があります。


以上、詳細は、別紙をご参照ください・

よろしくお願いします。

候補者擁立を断念しました

関心をもってくださった皆様へ


本日朝まで、どなたか擁立できないかと頑張ってきましたが、今回は、断念しようと思います。


ここしばらくはいろいろな方に出馬要請をしてきましたが結果は否でした。


●有機野菜の宅配業界の有名な某トップ  - 政治家にならないことに決めている

●脱原発問題に長年取り組んでこられたミュージシャンとも交流多い方 
                              - 政治にはやっぱり興味がない。
●元キャスター知名度抜群 - 政治には関心がない

●社民党の若手 - 震災対応で忙しいらしい



最終案として自分がやるかと思ったのくらいなのですが、東国原出馬で役者が多くなり、ただでさえ震災報道で候補者の動きを伝えることが少ない現状では、泡沫候補になってしまい主張にも注目してもらえなさそうだということで断念しました。


今後ですが、これから出る候補者には、環境文明、生命主義を政策に取り入れて欲しいと訴え、今のところ、原発の段階的廃止を明示している共産党の小池氏を支持したいと思います。


渡辺氏の事務所に確認したところ、原発問題はまだどうするか未定、告示後の討論の中で表明するだろうと。
八ッ場ダムはやはりブログでは中止を訴えているが、これも前言を覆して建設賛成に回ったとの情報が一部では出ています。

  *追加情報  2011.03.23 16:12  やっぱり情報は正しかったようです

八ッ場ダムをストップさせる東京の会が都知事選立候補者を対象に八ッ場ダムに関するアンケートを実施
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?storytopic=6


築地移転はやっと発表になったマニフェストを見ると、これから必要な情報を集めて検討していくとなっていますが、現在の築地市場を食のテーマパークにしたらいいといっているので、おそらくしばらくしたらそちらに舵を切ることでしょう。お金が動きますしね。
電話で対応してくれたブレーンの方によると、辺野古移転の問題はまったく眼中にないようでした。


東国原氏に政策提案をとも思いましたが、これまで切原ダムの対応とか徴兵制支持発言とかを見ていると、やっぱり無理ですね。自民党すり寄りできた方ですから、原発問題で財界・メディアと喧嘩をするつもりはないでしょうから。


無念ですが致し方ありません。

また必要なときは動いていきたいと思います。

以上、これでいったん終了したいと思います。

このたびはご協力ありがとうございました。/

主要候補が揃う。原発政策は争点として報道されず。

東国原氏は、なかなかの知恵者とみた。徳川家康を合わせたような感じ。
自分の主張を変えてでも、世論の動向に沿うような意見表明をする。
最後にトップを取ることが大事、という意志を感じる。

さしづめ、石原が、最後は神になろうとした信長、渡辺が、成り上がりで財力を誇った秀吉ということになるだろう。


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東国原氏「首都圏を強く」…都知事選出馬表明

24日告示の東京都知事選で、前宮崎県知事の東国原英夫氏(53)が22日、無所属で出馬すると正式に表明した。

 都庁で記者会見した東国原氏は「大都市の活力が国の命運を左右する」としたうえで、「首都圏を強くすることで、東日本や日本全国を元気にしたい」とした。夏季五輪の東京誘致を中止し、基金を景気対策や東日本巨大地震からの復興支援事業に充てることなどを公約とした。

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110322-OYT1T00806.htm?from=nwla

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千葉の出身であることを恥じています。


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千葉県知事、石原氏の4選支持表明 「天罰」発言は「不適切」
2011.3.17 13:35

 千葉県の森田健作知事は17日の定例記者会見で、東京都知事選に4選を目指し立候補表明した現職石原慎太郎氏を支持する考えを示した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110317/elc11031713380001-n1.htm
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マスコミを使って原子力発電が推進されてきた実態は、こういうことです。
CIAまでからんでいるのは、やっぱりそうかです。

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実に見苦しい読売グループの醜態
2011年03月22日13時16分

昭和29(1954)年、読売新聞が原子力平和利用をテーマに「ついに太陽をとらえた」の連載を開始いたします。

 いまだ戦後9年ほどしか経過しておらず、国民の間では広島・長崎の惨禍の記憶も生々しく残り原子力に対するアレルギーが強くある中で原子力平和利用をテーマした連載は異色であり異彩を放つのですが、「大正力」こと「読売中興の祖」正力松太郎社長の強力なリーダーシップのもと、読売はグループを上げて日本の原発開発推進の報道に突き進みます。

 2年後の昭和31年(1956年)、正力松太郎は1月に原子力委員会初代委員長に就任、そして5月には初代科学技術庁長官に就任、日本初の原子力発電所建設に向けて強力に法整備や東海村建設などに動きます。

 この功績で正力は後に日本の「原子力の父」と称されるわけです。


http://news.livedoor.com/article/detail/5431656/

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ほんとうに政府のいう安全は信用できるのか、という方、どうぞお読みください。

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放射能汚染、体内被曝を軽視すべきではない   田坂興亜

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201103221040442

福島県で採取された牛乳とほうれん草から放射性ヨウ素が検出されたとの報道の最後に、「しかし、一年間これを食べ続けても、CTを一回受けた放射線量程度なので、直ちに健康に影響を与えるようなものではありません」と枝野氏の記者会見での発言を、何のコメントもつけずに掲載していました。
  この発言には、二つの重大な間違いがあります。

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原発の発電コストは復旧の費用を考慮に入れたら、10倍以上になるんじゃないでしょうか??


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さよなら原子力発電
2011年03月16日07時54分

人間は神ではない。人間の技術に完全はない。どんな安全対策を施した機械も壊れることがあるのだ。

今回の事象は事故処理費用という潜在的リスクを原価計算に含めれば、原子力発電はとても経済的に採算の取れるものではないことを証明してしまった。まして数百万人の人々の生命さえリスクに晒すのだ。こんなものに政治・経済・倫理的な正当性があるわけがない。


http://news.livedoor.com/article/detail/5417870/

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本田宗一郎からのメッセージ

日本能率協会マネージメントセンターのサイトから、ご紹介します。

http://www.jmam.co.jp/column/column12/1188279_1513.html


リンク引用
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昭和49年5月、アメリカのミシガン工科大学の卒業式で、本田は特別記念講演を行い、出席者に感銘を与えた。この講演の内容は、本田が生涯にわたって貫き通した人生哲学であり、後世の人たちへのメッセージでもあった。
まずその一部をご紹介しながら彼の心に接してみよう。


 「私はこの26年の間に、わずか3,000ドルの資本で創立した会社を現在の姿にまで発展させることができました。それは次のような哲学を片時も忘れず、努力してきた結果であると信じております。
 その第一は、『技術は人間に奉仕する手段である』ということであります。社会の発展、進歩の主役は人間であります。人間によってつくり出された技術、およびその産物は人間の生活を豊かにするための手段、道具にしか過ぎません。
 世の中には往々にして、この手段を本質と間違え、科学技術の進歩が目的であるかのごとく、錯覚している人のいることはまことに残念なことでもあります」



「次に『人の和』について述べたいと思います。科学技術がすべての分野で、急速に進んでいる今日の近代文明の世の中で、とかく機械が人間性に優先する、あるいは科学が万能であるという風潮を見受けます。しかし、私はこのような風潮はきわめて危険であり、基本的に間違った考えだと思います。
 科学技術や社会機構がどんなに進歩し、発展しても、それらを動かしていくのは人間であることを忘れてはなりません。しかし、このようなことは1人の人間ではできないことです。多くの人の心と心の連帯感があってこそ、人間は機械や社会機構を有効に使いこなすことができるものです。
 私が常々、会社の若い従業員に、『機械に使われるな、機械を使う人間になれ』と言っているのもこうした考えによるものです」




[本田宗一郎語録]


地域に迷惑をかけながら製品を作らなければならない企業だったらすぐに廃業すべきだ。


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この本田宗一郎の言葉を聞いた後、原発にどう向き合うのか、その人物の資質が問われることにだるだろう。

「危険ではありません」という危険性

マスメディアの報道で、原発は大丈夫、東京にいても安全、一部のメディアは煽りすぎ、と思っている方へ


「さて何処へ行かう風が吹く」とうブログの中の記事が参考になると思いますので、引用させていただきました。

http://blogs.yahoo.co.jp/tessai2005/64260001.html


マスコミはうそをつく、いまTVで発言している人たちが信じられるのかがわかると思います。


友人である某災害支援の代表者は、これから来るであろう大きな災害に対して準備を始めている、と言っていました。

現在危険かどうかも大事ですが、同時に、将来の危険を避けるために、いま行動しなくてはならない。それが今回の都知事選だと思っています。



同じブログにぜひ考えてほしい記事がありました。「チャップリン自伝」より、「独裁者の結びの演説」
http://blogs.yahoo.co.jp/tessai2005/48057127.html


消防隊の人びとの活躍を美化して、その事態を作り出したトップの責任を問わなければ同じことが繰り返されます。

人間を豊かにするはずのものが、人間を不幸にしている- スタジオ・ジブリ物語

―人間を豊かにするはずのものが、人間を不幸にしている―


昨夜のスタジオ・ジブリ物語で、宮崎駿監督の作品作りの背景を紹介するストーリーの中で言われていました。

高度経済成長のなかで成長至上主義がもたらした弊害を目の当たりにして、誰もが考えたテーマです。その問題に、あきらめず、倦まず向かい合ってきた結果が、宮崎監督がいつでも心に残る作品を生み出す理由だと思います。



ほかにも番組のなかでは、次のような示唆の言葉を表していました。


ルパンは人間を窒息させる社会への怒り。


「開発と言われ、進歩だと思われていたことが、実は破壊だということに気が付いた」



宮崎氏の発言

  (作品づくりにおいては)
  
   我々は自然と人間の関係をどうとらえるか、そこが問題。
  この時代に生きている人間の常識だ。

宮崎)
●ビニールができたときに凄いものができたと感動し、
アメリカの自動車ラッシュの渋滞の写真を見て凄いなと感動したり、
農薬ができたときに日本の米は助かったって思い、
化学肥料ができたときもそう思った。
全部裏目に出ちゃった訳です。


そういう問題にぼくらは加担してきた。我々も加害者なのです。
この問題をどういう風に捕まえるかって時、ひとつの文明の問題として掴まえざるをえない。
それなしに子どもに向かって希望を語るときに、「太陽に向かって走ればいい」とは簡単に言えない。


宮崎)
●80年代のころから、風土とか自然ということを抜きにして、映画はつくれない時代になった。



ラピュタの企画書)

        機会がまだ機械の楽しさを持つ時代。
        科学が必ずしも人間を不幸にするとは定まっていない頃の物語。



私たちは自ら文明を転換することができるのでしょうか、それともジブリアニメを見て、感動し続けていればそれでいいのでしょうか。。

いま東京に最も必要なのは、経営力より、ビジョンだと思います。経営力は従、ビジョンが主であって欲しいし、そのビジョンが自然と共生する文明への転換をもたらしてくれるもので合って欲しいのです。

環境問題に本格的に取り組む知事を!

                                【2011年3月21日修正UP】
戦国の世、戦いを前に、戦わずして死ぬのは恥。

いまは戦国ブームだという。

NHKの大河ドラマでは、名君と慕われた柴田勝家が豊臣秀吉の狡猾さによって、降伏するのを潔しとせず、城とともに自害というストーリー。

お市の方や娘たちに、父は戦はしないと誓っていたが、秀吉の野望に、捨て置けぬと立ち上がった。

戦争、人殺しが日常だった世の中に対して憧憬はないが、そこには全体に必要なことのために、誇りのために死ぬ文化があった。

原発消防隊と、戦時中の特攻隊の、それぞれの現場の人々の志は美しい。

今回、福島原発の消火活動のために、命をかけて多くの国民のために働いた現場の人々には心から敬意を表する。私の周りでも、自分が行ってもいいという声を何人も聞いた。

しかしそれを、命をかけて原発の未来を救ったという考えには反対だ。
原発が危険でなかったら、彼らが命をかけて行う必要がそもそもなかったのだから。

第二次大戦中、神風特攻隊として米軍の艦船に突っ込んだ、彼らの気持ちは尊いとしても、そういう事態にさせてしまった戦争責任が問われるべきなのだ。

お国のために死ぬことを美化した結果が、先の日本の大戦で多くの悲劇を生んだのではないか。


そもそも、原発に反対し、命をかけて孤独に戦ってきた人たちのことを思い出すべきではないか。
研究者、市民運動家、一般の人びと、多くの人が、自分の仕事ではないし日当も出ない、むしろ自分の生活や財産を削って、地域の幸せ、後世の世代のために戦ってきたのだ。

その評価をせず、公のために犠牲になれ、という態度は、水俣をはじめとした各地の公害を水俣を生み、いまも原発の恐怖を地方に押し付けている。

大のために小が犠牲になる、という考え方から、大も小も生かす、という発想方法に転換していくべきだ。


すり替えには注意しなければならない。


さらに、大勢のために自分の命を投げ打つのは、日本人だけの美徳ではない。

世界のいたるところで、そういうことはあったのだ。

日本人だけが素晴らしい、という考えは日本人を真の誇りある日本人にはできないと考える。



今後都知事が、石原氏、あるいは渡辺氏になっても私たちは、自分の生活に変わりはないから、と黙っておとなしくしていればいいのだろうか。


人びとの年貢で豪奢に振る舞い、他国への侵略、差別的感覚をよしとする現代の豊臣秀吉を押しとどめるときではないか。

東京都民の良心として、石原氏に対抗する戦いに挑まなければ末代までの恥だと思って、いまこうして小さな戦いを始めた。

誰か、立ってはくれはしまいか。



環境問題に本格的に取り組む知事を!

[石原対抗馬の擁立に挑戦しています]
http://ameblo.jp/iramkarapte/


求める政策ビジョンは 環境文明への転換です。

どんなビジョン、政策を持つ知事で会って欲しいか、いまこの件を検討している人たちで話しているのは;

反原発より、脱原発というメッセージより、もっと広いメッセージとして、環境文明、エコロジカル・ライフスタイルへの転換の始まりのときだということを訴えてくれる人、ということです。

そのスタイルは以前の記事で書いた通りです。

そこには、巨大技術より、中間技術への転換ということもあるでしょう。
日本の基層文化への理解を深めるということもあるでしょう。

いずれにしろ、その環境文明への転換の機会だととらえることが争点です。
個別の政策はのその心構えから出てくると思うのです。


これからの予定。

1.その候補を擁立する受け皿としてのプラットフォームを作ります。
  名称は、たとえば、環境都政のための市民プラットフォーム。
              エコ都政のためのピープルズパワーとか、
   いい名称があったら教えてください。

2.その立ち上げ会をします。予定日は3月21日(月・祝) 13:00
 
 ★まだ候補者のメドがついていないので、延期になりそうです。
                   →3月22日(火)13:00 (流動的)
 
  
  場所、新宿付近から東京駅付近 場所は未定。 決まりしだいUPします。

  

   今回の都知事選をどうにかしたいと思っているみなさん、ぜひ参加してください。
   もしかしたら、この目論見は失敗するかもしれません。
   そのときは、ごめんなさい。

そしてお願い。当方は環境系知事の擁立に向けて動き出していますが、もし同じような動きがありましたら、お手数ですが教えてください。ダブってもしかたないので。


やっぱり経団連は原発推進

原発「津波に耐え素晴らしい」 原子力行政「胸を張るべきだ」 経団連会長が発言(03/17 10:55) 北海道新聞

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/278915.html


震災の陰に隠れて、都知事選の告示日が迫っています。

ご存じのように、石原氏が最有力候補、ワタミの渡辺社長が追う、という情勢です。

これまでの都知事選での石原氏対抗馬は、前回が浅野史郎元宮城県知事、その前がフェミニストの樋口恵子さんでした。

今回は石原氏最有力、もしかしたらワタミの知事という展開になりそうです。

これまでと違っていわゆる革新系候補はおりませんし、みな投票したい人がいないといいます。

もし、このまま石原対抗馬がなく都知事選の公示日(3/24)になってしまったら、石原4選を認めたことになります。

そのとき後悔しないため、時間がない、金もない、組織もない、ないないづくしの動きですが、ぎりぎりまで、できるだけやってみます。
何にもないところから、背水の陣で頑張るというのも、もしかしたら有権者にアピールするかもしれません。


よければこんな動きがあるよ、と情報拡散いただければ幸いです。


客観的に見て、候補擁立できる可能性は低い、そしてその人が勝てる可能性は低いですが、私自身はうまくやれば勝てる。地すべり現象が起きるかも、と思っています。


いま石原氏が怖いのは、原発反対を争点にする候補でしょう。だから「天罰」発言も珍しく撤回したのです。

いまワタミの社長は、震災支援でがんばっています。選挙運動が始まったら、自分はこんな支援をした、ボランティアをした、とPRされることでしょう。

しかし経団連の理事で財界をバックにした渡辺氏としては、本当に脱原発をすすめるのは難しいでしょう。

石原氏も渡辺氏も、表面では原発政策は見直し、自然エネルギーを積極的に推進するというでしょう。

しかし、実際にはこれまでと変わらない、という結果になる可能性が大きいです。

ですから、原発や一極集中に、行き過ぎた経済優先の風潮に明確にNOを言う人が必要なのだと思います。

みなさん、どうぞこんな動きがあると広めてください。