2月23日、ラパスから。
さあ、アンデスを離れ海へ行こう、リマへ行こう。
16時30分発アマゾナス航空500便、
すり鉢のその上の、20世紀に広がったエルアルトの町並み。
おっとここでボリビアペルー間のチチカカ湖、琵琶湖の12倍、
3890mの湖面。上空1万mを飛んでいても湖が高く近い。
フライングした、海はまだだった、
直行便が取れなかったのか、クスコを経由するんだった。
もう一度クスコの谷。
窓側に座ることはあまりなく、汚いながらも絶景を撮る。
4500mまで青々とした大地は雨季だからだ、山々には所々
インカ時代からの段々畑も確認できる。
ポイントポイントで天気には恵まれている、
クスコ経由なんて非常に天候のリスクが高いところ、
なにか起こらないよう避けたい所だが問題なく、
ラパスを出て1時間、無事に着陸した。
3時間半の乗り継ぎ時間。
クスコの空港には何度も来ているが、今日は夕飯の予定も
ないしちょっと外に出てみようか、
ピザ店一軒、チーファ2軒、
何人かの方とチーファを食べに行った。チーファは日本移民より
ずっと前、中国も清国の時代に農業奴隷として入ってきた人たちが
やる料理屋で、中華風ペルー料理とでも言おうか。
20時、空模様は荒れず定刻でラタム航空はリマへ飛ぶ、
ホッとした。
隣り合ったお客様が言った、
そういえばモリタさん、ペルーもボリビアも圧倒的に
アマゾンの熱帯地域が大きいのですが、そっちのツアーは
あまり見たことがありませんね、
そうですよね、ブラジルの昔マナウスに行くツアーもありま
したが、一度だけペルーのアマゾン地域に単発のツアーを作って
行ったことがあります、
イキトスというアマゾン支流に栄えた町が中心ですが、
もうすでにイキトスが陸の孤島、
いろいろな意味で未開の地で、インカもマチュピチュから
手の付けられなかったアマゾンを目指す予定だったと聞きますが
インカの文明も及んでません。
いまだ未開の地が多い分多くの動植物とその自然の中スタイル
を変えず昔のままの生活を送る人々とシャーマンと、、、
そんなわけで団体旅行には向かないかな、と思いましたが、
冒険好きの方にはとても面白い所だと思います。
確かに今もパンフレットに見ないですね、
話が長すぎたのか、横を見るとお客様は寝ていた。
疲れていると思うことにする。
↓は2012年、一度南米を周遊した方達と、もっと違う南米を
とのリクエストに、当時まだマイナーだったウユニ塩湖、チリ
のアタカマ砂漠、そしてアマゾンの支流域と行ってきた旅、
その時一緒した中年のトシちゃんが書いてくれたブログを
紹介します。
1時間半後の21時30分、飛行機は無事にリマに到着。
しかし今回のフライとは順調だ。
酸素がたっぷりだ、
マチュピチュ以来の2連泊、シェラトンリマで一息つこう。