インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』 -4ページ目

第198回「ミーハー効果」

私は、ミーハーだ。

それも半世紀を超えた筋金入りのミーハーである。

 

ミーハーとは、昭和の初め、若い女性が夢中になる対象の頭文字をとって、少々女子を揶揄して作られたとも言われているが、未だに流行りものや有名人に飛びつく人を表現する際に、中高年だけではなく、平成生まれの若者にも通用するという不思議な俗語だ。

 

だが、一度の人生、興味のあるものに夢中になって何が悪い?

ましてや、面白いものに興味を持つことで多少なりとも新たな知識を得て何が悪い?

人生限られた時間、何もしなくても時間は過ぎていくのだから、その時間を好きなように使い、その得た情報を好きなように使って何が悪い?

 

なので、私は、ミーハーマインドを捨てる気はない。

なにしろ、昨今益々面白い事、驚く話、感激する話はいくらでも得られる。

あれもこれも、追及していたら、いくら時間があっても足りないので興味の範囲を絞っているくらいだ。

メディアに頼らなくても、たまに、普段合わない人と話す機会があると、またまた面白い話が聞ける。

セミナーもまた、いいもので、「そういう事だったのか!ヘウレーカ!!」的な喜びがある。

しかし、申し訳ないのだが、今のところ、私が面白がるだけで、それがすぐに他人様のお役に立てるという訳ではない。単に自己満足である。

 

自己満足といえば、世界中で、地球環境保護が叫ばれ、どの企業も集中してあらゆる課題解決に取り組んでいるが、究極は、一人一人の行動にかかっている。持続可能な社会は、個々人の行動にかかっているのだ。

つまり私もその一人。

 

そして、こういう行動のモチベーション維持にも、ミーハーマインドは役に立つ。なにしろ流行に乗らないとだから。知らない、やってない等言いたくない。

ゴミを減らすことを心掛け、食生活に気を使い、買わない、持たないを出来る限り守り、プラスチック製品はなるだけ使わない&エコバックを忘れない。

フェアトレードやエシカルな商品を買うよう心がける。常に水光熱費の節約を意識する。

その他、自然を大切に、世界平和、多様性等々に関する事には出来るだけ協力、賛同するように心がけている。

 

 

そう、にわか仕込みの知識でも、浅はかでも、自己満足でもやらないよりは良いじゃないか。

 

 

最近、そんな、流行り物、新し物好きの興味センサーが、またまた反応した会社がある。

仮想通貨の交換媒体としてプリペイドを発行する(凡庸な私には、その程度しか理解できていないが。)会社だ。

金融の仕組みの変化は感じていても、課題解決には時間がかかると思っていたところ、いとも簡単に、20代の若者たちがさらさらっと、難題を解決して、支払媒体をつくってしまった。

まったく、愉快でわくわくする話だ。

 

 

暫くは、この企業進捗を見守ろうと思っている。

そう、このように、ミーハーマインドは、知らない事を知ると喜ぶ。ワクワクしながら調べたりする。

 

思うに、世の中の陰の部分ばかりを考え、誰かを責めても、社会を恨んでも問題は解決しない。

課題解決は、ワクワクがないと良い解決策が浮かばない。浮かぶわけがない。

だから、ミーハーマインドで、あらゆる興味を持ち、出来るだけ自分の頭の引き出しにしまっておけば、何かの時に役に立つ。

 

少なくとも私は、そのおかげで、何があろうと、これまでの人生面白おかしく生きてきた。

つまりは、元気に生きる為の効果効能がミーハーマインドにはあるのだ。

ミーハー上等!だ。

 

2021-8月

インターウォーズ株式会社
取締役 Incubation Mother
北條夏旭のブログ-北條サイン

第197回「通貨が変わるとき」

長引く不安と焦りの中、様々な業界で大きな打撃を受けた企業や事業主は苦難を強いられ、

その余波は結局、より弱者に向かっていく報道が続いている。

しかし、こういう事は、いつの世も状況こそ違え同じように繰り返されてきた。

そして、いつの世も、弱者が奮起し、いつの間にやら大きな力を持っていく流れになる。

なので、この事態は、これまでにない豊かな人生を過ごせる機会ともいえる。

その片鱗として、この最中に、ニュービジネスの話題が続いている。

 

高額品も安価な定額払いで使用できたり、あちこちの古民家を安価で渡り歩けたり、

車も仕事も家事も育児も美容も、医療も、教育も、シェアリングやサブスクという方法で、

そこそこの贅沢感をより多くの人が味わえるよう便利なサービスやアイテムが引きも切らない。

 

販売スタイルに関しても、ライブ配信が一つの販売チャネルとして定着してきた。その1配信あたりのライバーの業績たるや、目を見張る金額だ。新たにビジネス手法を形にしていく人々の熱意と根性と度胸と気合には、感動しかないがこのニュービジネスの強い味方となっているのが、デジタル化による決済方法だ。

一般的に「ビジネス」とは価値の交換であり、決済(金銭授受)の仕組みである。決済が確実ならば、商売の半分は出来上がっていると言っても過言ではない。

しかも、その方法は、画面に映る数字や音で操作するだけ、電波さえあればいい。

 

そういえば、いつの間にか、現金等持ち歩かなくても、携帯と、念のためのカード類を持てば充分になった。

長財布より、小ぶりな財布が売れているのも頷ける。

こうなってくると、2年後には、新たな紙幣が発行されるが、肖像の渋沢栄一氏にどれだけお目にかかる事ができるのかと余計な事も考えてしまう。なにしろ、その本家がデジタル通貨を発行する準備を初めているのだから現金を見る機会が薄れていく日も近いのだ。

 

歴史を振り返れば、時代の変革、切れ目には、大きなチャンスがやってくる。物を交換する媒体の通貨が様変わりし、個々人の人生全てがデーターに組み込まれる時代。

だから、だから、こんな現代に添った新しい生き方を考えるいい機会だと若者に言いたい。

ちなみに、寿命100歳も夢ではない昨今、日本の平均年齢は、ほぼ49歳なので、60代は、少々体力の衰えた若者・・かな?

 

 

 

 

まぁ、ともかく、今、この時代に生きているという事は、誰にでもチャンスはある。と心底思っている。

あらゆる事が、デジタル化されていく社会で自分がどう生きるか。

なりたい自分の為に、今何をするか。

考えて始めたもん勝ちですよ。

 

2021-6月

インターウォーズ株式会社
取締役 Incubation Mother
北條夏旭のブログ-北條サイン

第196回「もう一つの現実」

喫茶店のテーブルのゲーム機や、機器を集合した施設で遊戯に夢中になっている若者の姿がニュースになっていたのが、今から40年程前。その若者の子供たちは、テレビ画面を使える機器に夢中になり新たなゲームの世界が広がった、

そして、またその子供達は、多種多様の機器で、いつでもどこでも遊べるようになった。

しかも、遠く離れた友人や見知らぬ他人とでも一緒に、リアル感のあるゲームを楽しめる。

もともとゲーム(game)の語源は(人と一緒)だそうだが、まさにいろんな人と一緒にARやVRやMR技術のお陰で、リアルな感触や視覚の中でお話したり、遊んだり冒険したり、勉強したりする、もう一つの世界に現実社会を持っているようである。

 

Ready player one  という、アメリカのSF映画では、予測される未来の社会環境や、生活格差を捉え、仮想空間の中で日々を過ごす(しかない)下層階級の人々の姿を見せつけられる。

 

世の中に流されて、ぼーっと生きているとこんな風になりますよという警告にも見えるし、結果どんな時代も、人の幸せは、自然や人とのリアルな関わりの中にしかないのだから、自然を大切に、人を愛して過ごすことだと諭されている気にもなる、私には娯楽映画とは思えぬ内容だった。

何故ならば、本当にこういう世界になってしまう脅威を感じているからだ。

 

これから益々、若き天才達が、常識を覆したアイディアで瞬時に成功し、これまでの事業の慣習が通用しなくなっていくのが目に見えているではないか。

なにしろ、今時、会社の大小、個人法人、年齢、国籍なんて関係がない。

お金も世界中から集められる。立地も仮想空間でどうにでもなる。

広告も自分で発信できる。そう、中味が魅力的なら、なんでもビジネスとして成り立ってしまうのだ。

 

良く言えば、アイディアを持ち、勝負にでる勇気があれば可能性は無限にある。

とはいえ、無理に、特に、あえて、勝負に出なくても、アイディアを持つこと自体が素晴らしい。

なにしろ、アイディアが湧く人は幸せでいられる。

 

アイディア(ひらめき)が浮かぶ時は、「何か」を解決する術を発見した時ではないだろうか。

自分事の課題解決はもとより、誰かの為に役に立つ何かを発見、もしくは気づいた時に喜びを感じるのは、人間ならではの心理ではないだろうか。

有難い事に、今や、なぁんでも出来る時代である。まさかの宇宙旅行も秒読みだし、大変な惨事と恐れられているウイルスも、ワクチンや治療薬の普及が進めば、「あんなことあったよねぇ」という回想になるのも、もうすぐである。

日本においても、もうそろそろ・・。

 

なので、なにかと巣ごもりを求められる中、気分転換に2045年の自身を想像しながら事業アイディアを考えてみる事をお勧めする。今の課題解決より、その先を考えた方がいい。

あっという間に未来が来るからね。

 

大層な事でなくてもいい。どんな問題を解決する内容か、どうやってお金を儲けるかだけでいい。

これが、肝心。ビジネスモデルとはお金の儲け方だから。

秘訣は、アイディアより前のおもいつきの段階で、挫折するようなことはしないことだ。

 

 

 

こんな夢みたいなこと出来ないよなぁなんて諦めていたら、貴重なアイディアも浮かばなくなる。

そして、そのアイディアを持って既にやっている人がいるかどうかだけ、サーチしたほうがいい。

親和性を感じて、そこを応援することもできるし、もっと自信がつくかもしれない。

 

そうして、自分のアイディアを形にする意識で社会をみると、情報の取り方も変わり、知識も増えて未来が更に楽しくなるはずだ。これからは、仮想空間で別人になって、本当に事業を起こすことも、アイドル?になることもできる。そう、今やもう一つの現実をつくることさえもが安易にできるのである。

 

まったく、リアルでも仮想空間でもやりたいことができるなんて、なんとお得な時代であろうか。

 

 

2021-5月

インターウォーズ株式会社
取締役 Incubation Mother
北條夏旭のブログ-北條サイン

第195回「明日死ぬかのように生きて、永遠にいきるがごとく●●続ける」

日々何をするにも楽ちんで便利な世の中ではあるが、

この恐ろしいまでの技術の進歩をやたらと早く感じるのは、自分が老いてきたからと決めつけていた。

あにはからんや、、。

 

エクスポネンシャル思考(Exponential Thinking )という、加速度的に進化する技術に対応できる自らの考えとでも言ったところだろうか。

その思考を基に、本当に恐ろしく早く進んでいた。

現に、十年程前に妄想と言われていたあらゆる事や物が、巷に溢れているではないか。

 

 

 

 

人類はこの拡大成長しつづける恐るべき知能とどう付き合っていくかだが、構造的に限界を持つか弱い人類だからこそ、

求める欲はきりがないので、その欲を満足させる為のお手伝いとしては頼もしい存在だ。

もっとも付き合い方を誤ることで、お手伝いしてもらっているつもりが、操られていく状態にならないように人類も頑張るしかない。

 

私は「明日死ぬかのように生き永遠に生きるがごとく学べと」いう、ガンジーさんの教えが大好きだが、

夭折したジェームスディーンも永遠に夢を見続けろという名言を残してくれた。

そしてなにより、日本のITベンチャーの草分けと言われた方が、紆余曲折のご苦労の最中にでも「僕は死ぬまでチャレンジし続けるよ」と話された時に感涙したが、その後に想いを託された方が成功された事も知っている。

 

そう、人類には、学ぼうとする意欲や夢を見るという特技がある。

その知恵を夢を託し、残そうとする魂がある。

であれば、その為に、エクスポネンシャルテクノロジーを活かせばいいのだ。

自分の夢を叶えるために、学ぶために、挑戦するために、託すために、あらゆるテクノロジーが補ってくれる。

なんと恵まれた時代であろうか。

 

 

しかし、与えられている時間は、地球上においては平等に、一日24時間しかない。だからこそ、この貴重な時間を何に費やすかは自分次第だ。

それでも、いつ、何が起きるかはわからない。事故や病気や災害や事件に巻き込まれる可能性は誰でも持っている。

 

いつ死ぬかわからないなら、何もしないという選択をするのも自由。それが、生きた証であるなら、それで奇跡的に生まれて、かつ生きている命を使うと決めたなら、

自分の意思で決断という、これまた平等に与えられた権利を使うがいいのである。

 

人生は選択と決断の繰り返しでしかないのでね。

時々、家族や、先生や上司や、先輩に言われたからという不思議な人がいるが、その考えは大間違いである。

誰かの言う事を聞くという選択をした自分の決断だ。

どのような状況下にあっても最後は自分で決めているのだ。

だから、自分の決断を後悔しないこと、誰かのせいにしないこと。

 

そして、自分の決断を後悔せずに、永遠にいきるがごとく、●●し続けるものを探して、より幸せに生きて、

エクスポネンシャル思考で進化する時代を上手に生き抜いていこうではないか。

 

明日死ぬかもしれないが、永遠に生きるつもりという複雑な魂を持てる素敵な人類として。

 

2021-4月

インターウォーズ株式会社
取締役 Incubation Mother
北條夏旭のブログ-北條サイン

第194回「テーマパークの魅力」

郊外店のサーチを兼ねて2年ほど前にオープンしたテーマパークに寄ってきた。

感染症対策でキャラクターに触れ合う事は出来ないのだが、私は楽しませて頂いた。

密にならない広い空間を、スタッフの明るさに癒されつつゆっくり散策できたからだ。

 

 

そこで、テーマパークって何だ?と改めて思ったのである。

日本においては、1911年に遊園地なるものが出来たが、本格的に増えていくのが、戦後まだ間もない1950年代からだ。

そうはいっても、非日常的で、何か特別な主体や思想に基づいた現在のテーマパークに近い空間は、1965年に開設された明治村が最初だと言われている。

つまり、日本のテーマパークの歴史はたったの60年ほどでしかない。その間、数多くの施設がどんどん開設されては、どんどん、どんどん閉鎖されていった。

 

その姿をどれだけ多く見てきた事か、莫大な費用をかけたが頓挫した跡を、新しいコンセプトで再生して成功されたところもあるが、同じ初期投資をかけたとしたら回収できるかどうかは疑問が残る。

そう、つまり、本当に非日常的な空間をつくるなんぞ、どれだけお金をかけても足りない。夢の国の上を見たら、隣町の電線やらビルやら、他にも日常的な物が見えたら台無しだ。ということは、見えないくらいの壁をつくるか、地下を掘り下げるか、さらにさらに土地を広げるかである。

資金調達、土地の開発、整備、特殊な建物、数多くのスタッフ、様々な法規制の対応等、小さな町どころか、新たな国をつくるくらいの気合と根性で創造していくしかない。その上、どこかのどなたかから「テーマ」をお借りしたりしたら、その方々の御意向も取り入れないと進まない。各地のテーマパークを訪れる度、そこ、ここにそのテーマなりのご苦労の跡を見つけては、労う気持ちを抑えられずにいたものだ。

 

ともかく開設するまでも大変だが、そこからは運営にすべてがかかってくる。

だから、人気のあるテーマパークは、運営企業が相当な努力を重ねているのがわかる。

箱は、大きかろうが小さかろうが、初期に投資ができれば、形にはできるが問題はそのあと、その空間に命を吹き込み続けることができるかどうかだ。

仏作って魂入れずというのは、『良いものをつくっても、大事な物が欠けていたら台無しになってしまうよ。』という教えだが、まさに、テーマパークの魂とはなんであろうか。

 

そういえば、ある著名なプロデューサーが、成功の秘訣は「哲学だ!」とおっしゃったのを思い出した。まさに、その哲学を共有した「人」が創り出す空間がテーマパークなのではと思う。

キャラクターに会えなくても楽しませてくれるのだから、この息苦しい困難を乗り超えた先には、大小関わらず、それぞれの哲学を持ったテーマパークならではの新たな感動を与えてくれるはずだ。

 

 

 

 

 

「人々が幸せになる場所をつくる」というのは、どこも同じだとは思うが、実行するのは本当に難しい。

それを本気でやり続けるところが、本物のテーマパークなのだと思うことにした。

あなたを笑顔にするために、テーマパークの方々は待っていてくれるのだよ。

有難いね。

 

 

2021-3月

インターウォーズ株式会社
取締役 Incubation Mother
北條夏旭のブログ-北條サイン