インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』 -3ページ目

第203回「男はつらい?」

男という漢字は田んぼの下に力。

田んぼは収益の基、それを支える力があるのが男。

昔から男性の男性たる重要な役割として稼ぐ事に紐づくワードが欠かせない。

私の長いが狭い人生経験の中での話だが、男性というのは、過酷な定めを背負っているように思えてならない。

なにしろ、格好いい男にならないと格好悪い男なのだ。

その為か格好いい男になるための書物が常に人気なのもうなずける。

 

専門家曰く、格好いい男とは、容姿や能力だけでなく人格、度量も揃ってないといけない。大切な人を守る覚悟や、土壇場で逃げない度胸、信念や自分なりの美学を持っていなければならない。

そして自分より格上の男に立ち向かい負けても敗因を分析してより上を目指すという向上心も必須なのだそうだ。

まったくなんだか大変そうである。これらが無いと意気地なしとか女々しい奴だの能無し等、散々な言われようになる。

男女平等と言いながらも、こういう厳しさは女性向けにはあまり見られない。

 

 

 

ということは、格好いい男になりたいという向上心や競争意識、勝つための戦略構築、類まれなる実行力こそ、男性の男性たる能力ともいえる。世の中全ての人間がトップリーダーになるわけではないけれど、CEOとなる素質は男の性に強くあるのではないだろうか。著名な経営学者の方が、優れた経営者の持つべき能力を7つ挙げられていた。

『戦略、戦術、技術、志、ビジョン、思想、人間力』ということだが、先にあげた格好いい男の持つ素質に共通しているように思える。

 

アフターコロナは、社会構造の変化が起きるのは誰もが知ることだが、これからを上手に生き抜くために、今こそ男性の持つ才能を生かして、稼ぐ仕組みを構築し着手していく絶好の機会ともいえる。

これまでの時代に君臨している「今、格好いい男達」に追いつけるように、チャレンジをする時なのである。疲れたぁとか、休みたいなぁ等言っていられないのだ。

とはいえ、頑張っても頑張っても上手く行かない事の方が多いのだけれど。

 

そういえば、昭和の激烈サラリーマン時代に一世を風靡した「男はつらいよ」というフーテンの寅さんが、行商の先々で女性に振られながらも、何かしらの問題解決する人情映画があった。

ワンパターンのシナリオながらも多くの男性から支持されていたのを思い出した。

本当は寅さんみたいに自由に生きたかったのか、自由に生きてても楽じゃないのを確認したかったのかわからないが、寅さんの折々の名文句に心を掴まれていたようだ。

私は、寅さんの歌で「奮闘~努力の甲斐もなく今日も涙で日が~落ちる♫」というフレーズが妙に好きだ。何故なら何も努力しない人よりはずっといいと思っているからだ。

 

フーテンの寅さんのような生き方が良いかどうかは別にして、思ったけどやらなかった事ほど人生で惜しい事はないではないか。ともかく、男性の本領や才能を発揮しながら時代を切り開いていく格好いい男を目指して、まずは自分より格上と思う男性を見つけて会う事から始めてみては如何だろうか。

 

2022-2月

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第202回「女性を大切に」

この世が男性社会だと感じた事は一度もないが、仕事柄関わる人たちといえば男性の比率は高く、

今や仕事仲間や友人といえば熟年・老年層の男性ばかりなので、

どうしても旦那さん側の家庭内の揉め事や、ちょっとした家族間の愚痴を聞くことも増えている。

不思議な事に彼らに共通する愚痴には奥方の日頃の貢献や苦労に対する理解が欠けているので、折に触れ女性への理解を深めるようにお願いしている。

 

そもそも女性は未来をつくる要なのだから大切にしなければならないとマーケティングの雄も語っておられるくらい先の見えない未来において、女性の能力は強い味方なのだ。

女性は第6感がある、情報共有に長けている、守る力が強い、子孫存続意識が高い。他人の心の変化を理解する能力が高い等々。

女性の性がマーケットに役立つとの事だ。

つまりこれからは女性化社会となっていくらしい。

 

 

 

そんな話の中、奥方からの要請による熟年離婚も身近な話となってきた。

どこそこの誰誰も、奥方に離婚届を突き付けられたそうだ。

という話を他人ごとではないように語る男性陣をみていると少しばかり気の毒になる。

家事はもとより、面倒な事を一切合切奥方に任せきって、

自分は稼いできているのだからと言い訳してきた殿方達は、

いつまでも存在感の無さを感じないように奥方にアピールすることが追い打ちをかけ、

我慢の限界の奥方に「はい、さいなら」を突き付けられる。

しかも成人した情報通の子供たちが母親に味方するので太刀打ちできないという。

何の為に家族を支えてきたんだ、俺の人生はなんだったのだと嘆く友もいる。

 

そうそう、立派に家族の為に稼いで支えてきたではないですか。

むしろ家族の為の人生だと思えたら素晴らしいではないですか。

なんなら、「残りの人生お互いに好きな事(あれば)をして寿命を全うしよう

一緒にいようがいまいが、出来る限りの事はするので自由に生きなさい」

と奥方を解放して差し上げたらいいのである。

 

男は強くて優しいものだとそういう時こそ見せつけるものだと私は思う。

そもそも、そうなるまで、奥方の不満に気が付かなかった時点で終わっているのだ。なので、予備軍の方々には、常日頃奥方に感謝と愛情を注ぐことを提言している。

遠い昔からかみさんというのは、家の神様という意味があったといわれるほど女房は強いものなのだ。だから、日常生活においては奥方の意見に逆らわない方がいい。それでも、離婚を切り出されたらもう仕方がないので、万が一の時の覚悟もしておくように友人たちには伝えている。

というか脅かしてもいる。

 

むしろ、独身になった時に一人で日常生活を楽しめばいい。

スタイリッシュでスマートなシングルシニアを目指せばいい。と励ましてもいる。

案外、そんな覚悟をもったら幸せな結婚生活を取り戻せるかもしれないのではないか。

いずれにしろ、これから益々女性の能力を見極めて活かせる人が、家庭も仕事も順調に過ごせるのは確かだ。

女性(能力)を大切にである。

 

2021-12月

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第201回「素直という武器」

高齢者のイメージの中に、頑固でへそ曲がりで疑い深く怒りんぼというのがあるが、

総じて、不思議とそれを自覚している人はいないようだ。

自覚していないから、そのままの言動で知らないうちに家族や周囲に疎まれる。

高齢による認知機能低下という事もあるのだろうが、私はもともとの性格が周囲に気兼ねしなくて良い状況になったから。あるいは間違ったプライドによる自己防衛的な虚栄癖が、幸せの邪魔をしているのでは無いかと思っている。

 

何故なら高齢になっても元気で物心ともに豊かな方で、ご機嫌の悪い人にあったことが無いからだ。

その違いを思い起こしてみると、ご機嫌に過ごされてる方々の共通点は素直な性格を持たれている事だった。

ちなみに認知症専門医が認めるsuperager(老いても若い人)の特徴もいわゆるご機嫌な日々を過ごしている方である。

そして、ここでいう素直は、他人のいう事をしっかり聞けるという素直である。相手の立場をしっかりと受け止めて聞いて判断できる勘の鋭さを持っているという素直だ。

 

私は、素直とは程遠い人間なので、この手の方に弱い。

つまり人の話を素直にちゃんと聞く人にめっぽう弱い。

なにしろ老若男女問わず、この性格の方々は勘がいい。

相手の本音を見抜くので、こういう方々の前では私なんぞ丸裸の赤子状態になる。

特にあらゆる業界で成功者と呼ばれる方々は、それはもう恐ろしく勘がいい。

この勘というのは、違和感や、ユニークな事を瞬間につかみ取る勘である。なので、周囲がなんといおうと、その方がピンときたものは「当たり」なのである。

 

 

つまり、他人の話をまっすぐ聞ける人というのは、これはもう最強の人生の武器を持っているという事だ。だから仕事も人生もうまくいく。日々の生活においても、仕事においても、勉強においても、これほど強いものはない。

そうでない人は、武器が弱い分、余分な努力や苦労を克服しなければならない。

同じように努力しているのに、何故かあの人は、勤勉というわけでもないのに成績が良く、仕事をすれば業績も良く、上司の受けも良く、仲間の評判もいい。その上家庭も円満で友人も多いという人が周りにいると思う。

その人素直な方では無いですか?人の話をまっすぐに聞く方ではないですか?

そう、何をやっても何故か上手くいく人は、素直で恐ろしく勘がいい人なのだ。

 

社会に出て戦う武器の一つに善悪や損益を見抜く勘がある、

その勘の基は素直に良く聞く力にある。

要するところ、素直は自分を守る武器という事だ。

どんな時代になっても、人間の本質は変わらない。

どんなに知識があろうが、経験があろうが、この先より豊かな日々を過ごされたい方は、相手の話を素直にしっかり聞く事である。

 

 

 

 

 

家族や仲間の話を良く聞くことで人としての深みもでてより幸福な日々が過ごせる。

豊かで穏やかな老後をお過ごしになるためにも、より早めの取得をお勧めする。

素直になる事に資格も費用も時間もいらないのだから。

 

 

2021-11月

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第200回「商売の意義」

 

街の中から姿を消していく店舗が後をたたない。

これから実店舗はどうなっていくのだろうか。

近未来を予測してくださる著名な方々は、買い物なんて全てデジタル化され、出かける必要性はなくなる。

店舗空間が残ってもそこは無人の監視カメラが見守る商品置き場となるがそれで充分だとおっしゃる。

つまり対人接客など全く無用ということだ。

 

 

 

 

確かに、ロボットがすべての家事をこなし、ポチるどころか生活必需品等は、家電からの自動発注で、ロボット君が配送してくれるのが日常になるのも、すぐそこに見えてきている。

今でもAIさんがチャットで相談・誘導してくれるし、人の顔が見たければネットライブもある。買い物空間の環境が必要ならVRがある。ともかく家の中から出なくていい。(はい、便利です。解っています)

 

ところでお買い物って、そんなに面倒で、そんなに嫌な事だったのだろうか?

ここぞとばかりに、張り切ってお買い物に出かけて、プロの店員さんに接客を受けて気分の良い時間を過ごすのも買い物の醍醐味だと思っていたが、そう出来ない方や面倒な方も増えているのだろう。

それにしても、通信技術の進歩は遠隔で買い物は勿論、学校も仕事も旅行も出かけなくても可能になった。そのうち触覚や臭覚、味覚も操作できるようになるかもしれない。

となると本当に人と会う必要性もなくなりそうだが。

 

 

とはいえ、全ての人類がそれを望むとも思えないので、店舗という形態がすべてなくなる事はないはずだ。

しかし、これからの店舗には、そこにいかないと実感できない体験や、感動や優越感等、より以上の顧客満足が求められる事は言うまでもない。

少しばかり話題の店をだせばお客様が来て下さるという時代ではない。

なにしろ客は我儘、お客様は神様なのだ。

神様といえば、経営の神様と呼ばれる松下幸之助氏が諭された「商売の意義」がある。

 

◎お客様に喜ばれ、お客様の役に立つことを、自分のいきがい、使命と捉え心を込めて効率的に工夫をこらし進めていく。

 そしてキチンと収支がなりたつ。これが商売の道であり企業の大小問わずの原点である。

◎お客様の心が読める事。一を聞いて十を知るのが商人。

◎常にお陰様の感謝の心をもってお客様に接して商売を続けること

(やはり神様の言葉は深くて解りやすい)

 

とにもかくにも、オンラインショップであろうが、リアル店舗であろうが、販売して利益をえる商売であることは変わらない。

これからの実店舗はオンラインとの融合を強いられると思うが、いろいろな課題を商売の義を忘れずに克服していけば共存していけるはずだ。そういえば、最近、大手家電店の接客が今まで以上に感じが良くなったと思っていたら周囲の人達の評判も良かった。

やはり人間の接客が受けられる実店舗もあるのがいい。

なにしろ、客というものは我儘なもので。

 

2021-10月

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第199回「まさかの時に」

今回のパンデミックは、多くの方が予想されていたように、未だ終息の気配が見えない。

結局、この状況でどう生き抜くかは個々人の覚悟を伴う選択と判断に任されている。

 

あくまでも「自助努力してね」という事だが、このピンチを跳ね飛ばし、好成績を上げている企業も数多くあるのだから、

経済人というのは本当に逞しいとつくづく思う。歴史を振り返っても、数ある大惨事を乗り越えて新たな進歩を遂げてきた企業も数ある。

現に、この状況の中でも宇宙関連の開発は着々と進んでいるし、新たなエネルギー資源も順調に普及し始めているように思える。一般の社会生活でもマスクや消毒を欠かさずに、画面上での会議や商談や販売等。

できる事を可能な限り駆使して、あらゆる活動が行われている。

 

そして、更に。

各業界の経営者は、先を予測し新たな戦略を組みチャレンジするしかない局面を迎えている。

しかし、経営者だから権力を持っている人だからと言って、何もかも解るはずはなく。推測が当たれば尊敬され、外れたら無能呼ばわりされるのだ。

私に言わせれば、周囲も同罪なのだが、矢面に立つのはTOPの仕事なので仕方がない。

しかも、切っ掛けが出来れば、あることないこと晒される時代なので、なにをやるのも、やらないのも決めるには相当の覚悟がいる。

 

 

ともかく、人類は、まさかの時を幾度も乗り越えてきたが、今また、その「まさかの時」なのだ。そういえば人間にとって必要な要素は、頭がいいことより、頭が強い事だと聞いて、納得したことがある。(頭が強い人は、緊急事態に冷静な判断ができる人だという)。

なので、こんな時ほど、出来る限り頭を強くして、自分を信じて、思い切り舵をきって進むしかない。この先どうなるかなんて、本当に誰にもわからないのである。

修復不能な天変地異が起きてもおかしくないし、サイバークライムで更なるシステム崩壊が起るかもしれない。

今や人類の生活を脅かすものは疫病だけではないのだ。

なので、リーダーは今の自分の判断を信じて、未来を予想し、今決めるしかない。

そしてリーダーの基に集う人は、そのリーダーを選択した自分を信じるしかないのである。

まさかの時を、まさかの戦略で乗り越えて、面白おかしく過ごせる日を信じるしかない。

 

 

まさかといえば、戦略とまではいかなくても、この企業がこんなビジネスを?という発想の転換を利用した事業も増えている。

ホテルはバカンスを主体に構築しだしたし。

駅中や、博物館がシェアオフィスを提供したり。

鍵の修理屋さんが個人売買のサポート業務を始めたり、販売員のいないリアル店舗!?ができたり、空きビルを水耕栽培場所にしたりと、気づけば身近に、これまでの常識を超えたビジネスの話題に事欠かない。

 

 

 

いつの世も同じだが、危機を商機と捉え、既存の考えにとらわれずに、今必要とされていることを、自分たちでできる事を考えて具体的に動かれている方々が活躍されていくものだ。

まさかの時こそ、まさかの発想で、自助努力つまり、自分の力で乗り切るしかない。

とはいえ・・・

そのまさかを見つけるのが簡単ではないのだけど・・・

 

2021-9月

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