第208回「結局、心次第」
人は心に不安や心配事を抱えていると憂鬱ですが、不安や心配事は、97%は起きないとNYのWコーネル医科大学で行った調査で確認されています。
とはいえ、なんとなく不安な気持ちになる時がありますよね?
特に、ここ数年はパンデミックを始め世界中で悲惨な出来事が起こっています、自然災害も勢いをましています。
情報を持てば持つほど先行きの不安が募るのは仕方がないと思うのですが、なんと、本当の不安というのは起きた時ではなく、自分で考える不幸の原因追及の積み重ね(怒り・孤独・反省・虚無・自責等の反芻思考)からくるというのです。
ではどうすればいいのでしょうか。
1. 不安を解放する科学的メソッドを探求し頑張って実行する。
2. ヨーガ等で心身を鍛えまくる。
3. 悟りを開くべく禅寺等で厳しい修行をする。
と、あるようですが、真剣に己と向き合うのは相当に大変そうです。
なので、今すぐからでも出来る事として、経営学を解かれている先生が言われるところの解釈力という力をつけていくというのはいかがでしょう。
解釈力とは何か不幸や事故にあっても、ほんの少しでも良かった事を考えられる、そして次にするべきことをしっかりと冷静に考え行動できる力です。この解釈力を磨いておけば、余計な不安の反芻思考から脱却できるし、周囲の気持ちも上げる事ができるかもしれません。
また、日本の思想家でヨーガ行者としても有名な方も物事を積極的に考えられる「クンバハカ」とか、「自己調和法」「神経反射作用の調節法」等と言われる方法を教えて下さっています。
そもそも、不安や心配というのは、人類が生き残る為に必要な感情だった(確かに無防備は死と隣り合わせ)ので、大昔は、多少の取り越し苦労も必要だったのでしょう。しかし、現代社会は違います。
なので、神経の調節が必要だと説かれているわけです。
確かに私は、この方の、「恐れず、怒らず、哀しまず」という文言に助けられました。世の中には、探せばいろいろな自己改革の方法があるように思います。
悲観は気分、楽観は意志(アラン)とも言いますし。
笑うことで、免疫力も上がり、長生きもするという研究結果もあるようです。
結局、自分の心次第で、前向きに、積極的に、バランス良く過ごせるのですから
一度しかない人生、心を大切にして生きた方が賢明ではないでしょうか。
なにしろ、心次第で、簡単に、どうにでもなるのですから。
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2022-7月 |
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第207回「お一人様分でいい」
2020年の国勢調査によると、日本の単独世帯数は38%を超えました。
単独世帯の食生活の困りごととして、食材のロスがあります。
乾燥させたり、冷凍したりしても多いものは多い。
そんな中、単独者の助けになるのが、100円ローソンのように小分けで生鮮が買えるところ。小分けで野菜、一人分冷食、小分けの調味料、乾物等々あと少し欲しいと思う時にとても便利です。その便利を実感する度に思い出す方がいます。
100円ローソンの前身とも言える99円ショップを立ちあげた創業オーナーです。
99円ショップの始まりは、東京郊外の食品スーパー創業者の発案によるものです。
お年寄りが、キャベツの半分でも多いと悩んでいらしたのを見て、これからはひとり暮らしが増えるからと、手間をかけても商品を小分けにして安価で売りだされたら大好評となり、その頃100均ショップが成長されてきた時期でしたが「1円でも安い方が良いじゃない?」という茶目っ気溢れるアイディアで、99円で日用品や食品を販売される店舗を作られました、徐々に知名度も上がり応援者も増え、ローソンさんとの出会いがあり今日のローソン100となりました。
最近起こっている様々な事で100円単位で販売する事は厳しくなりそうです。
今後はどのような変化をもたらすのかわかりませんが、いずれにしろビジネススタイルはその時代に合わせて変化しなければならないのですから仕方のない事です。
WEB2.0どころか、3.0と取りざたされている今、ビジネスも、遊びも、買い物も、資産運用もメタバースで行う事が日常になる日も近いと思います。
勿論、メタバースはもう一つの世界ですから、生身の世界での需要は変わらず続くと思いますので、選択肢が増えるという事でしょうか。メタバースには興味津々なのですが、残念な事に私は頭に被るのが苦手なのです。
なんでも人生経験の中でのバイアスがかかっているそうで、新しい技術、特に体に密着する機器などは、より若い世代から流行るようにするとのこと。(ですよね。より若いうちに)とは言っても、もっと軽量で快適なデバイスも開発されているはずなのでその時は世代に関わらず、新たな世界で充実した日々を過ごせるかもしれません。
それにしても、100均でなくても、小分けの商品は全般に助かるのですが、パッケージ代がかかる、またはエコでないのであれば量り売りで如何でしょうか。
あれ?確か、それは、昭和の対面型店舗では当たり前だった記憶が・・・。
ともかく、リアルな世界では、自販機販売が主流になってきましたから、調味料類も量り売りの自販機販売になってくるかもしれませんね。
なにしろ、いろいろな意味でお一人様分でいい方は年々増えて行く気がしてますので。
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2022-6月 |
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第206回「老いは人類の冒険」
老いて日々生きるとは70代、80代、90代がどのようなものか発見する過程であり、ある意味、未知への冒険だとボーヴォワール(フランスの哲学者)やバーバラ・マクドナルド(アメリカのフェミニスト)のような「老い」を追求した知識人がおっしゃっています。
それにしても、平均寿命が年々伸びている事や、超高齢化社会であることは百も承知のはずでしたが「70代からの生き方!」「80代の生き方」「100まで元気に!」と、まさに100年生きる事が前提の書籍が年々増えていることに改めて驚愕しています。
書店が強勢を誇っていた20年ほど前までは60歳で引退や隠居が当たり前のようなエッセイ本や、有名学者の方々の老後の指南書のようなものがひっそりと並び、むしろ若者を鼓舞する内容のビジネス本が多かったのですが、今や人生100年時代、持病があっても多少の不自由があっても現代の医学は命を守るので100歳は平均寿命になりつつあります。
そういう流れもあるのか最近50代で起業される方にちょくちょくお目にかかります。
流石に50代での起業となると、それなりの組織は作られてから、あるいは企業から独立した形が目立つのですが、驚くのは、純粋な若者のような情熱と行動力です。寿命が100年前の約倍ですから、50歳は25歳?くらいのような感覚でしょうか。
立ち居振る舞いも青年のような清々しさを感じる方もいらっしゃいます。
50の声を聞いたら10年後の引退後の生活を考えていた時代とは大きく違って100歳まで時間があれば、70を過ぎて起業しても30年の間にイーロンマスクのような世界一の長者になる可能性が無いとは言えません。テスラの創業は2003年なので20年も経たないうちの今です。という事で、50代60代でもやりたいことがある方は起業するのに遅いということは無いのです。
生きるという冒険の中に新たな経験による楽しみも増えるのではないでしょうか。
60歳から40年、70歳から30年、80歳から20年何をされますか?
趣味に浸れるのは、せいぜい10年だそうです。
ボーヴォワールは、老いたら老いたことを是として受け止めて、芸術家以外はその道をはずれるべきと、知識人や政治家に対して辛辣な指摘をしています。知識は枯渇するし、政治家や権力者は昔の栄光に固執する傾向があるからです。
ところが芸術家は老いてもその才能は伸びこそすれ枯れないそうなのです。
なので、芸術家以外は自分の特技や特性をこれまでの仕事と違う分野で活かされたほうがいいようです。
確かに、伸び盛りのベンチャーやスタートアップ企業の経営者に対して、違う業界の重鎮だった方や専門職であった方の指摘が事業成長に貢献されているのは良く聞く話ですが、ビジネスに関わらずとも身近で出来る事は探せば見つかります。
仕事とは目の前の穴を埋める事と教わりましたが、生きている限り自分のできる仕事を探し続けて、老いという人類に課せられた冒険を続けるしかなさそうです。
そう、リスクを覚悟で進むしかないのですよ。
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2022-5月 |
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第205回「運の話」
「人は生まれた時に運袋を持って生まれてくる」と。
すこぶる運の強そうな方に聞いてからというもの、運というのは容量が決まっているのだろうか?とか、良い運を掴むのはどうすればいいのか?等、努力もしないで幸福だけを求める罰当たりな考えを持ちつつ、そもそも運とはなんだろうと時折考えてはいたのですが、著名な人の言葉にめぐり逢いこれまでのもやもやがすっきりしました。
『運とは性格』かの哲学者アリストテレスさんの名言の一つです。
何故すっきりしたかというと、知っている限りの人物を思い浮かべ、強運と思える人と運に見放されてるが如く何故か上手くいかずに不運が続く人の違いを見つけたからです。強運というか、苦労はしても思いを遂げていく方は、性格が素晴らしいのです。
素晴らしい性格とは、心爽やかで思いやりがあって、賢くて、正義感に溢れ、噓をつかず、常に努力を怠らず、僻むことなく、何事にも恐れず、無駄に怒らず、というような感涙してひれ伏したくなるような性格であります。
近頃並外れた才能を発揮している各界の若きスターを見ていてもお分かりだと思いますが努力の賜物による勝利後インタビューの対応にも輝く性格が垣間見えます。つまりは当たり前のように、大昔から教訓とされてきた行動や言動と運の強弱は連動しているのです。
残念ながら近年増え続ける自然災害や理不尽な戦いに巻き込まれたりするのは宿命として受け止めるしかありませんが、自己判断ができる事柄は個々人の性格で違いが出ると解ったのです。
そんな考えを確信させてくれる一人の方は、新鮮な食品を届ける事をモットーにしている企業のCEOです。今年の大雪で配送が遅れているお詫びの手紙がSNSで高評価シェアされていました。その誠意ある文面と文字を見て20年程前の青年の姿が目に浮かび、起業したての繁忙時のトラブルも社員のモチベーションを維持されながら対処されていた事を思い出しました。悪天候で約束が守れない事に歯がゆい思いをしながら、せめてお詫びと思ったのかもしれません。こういう人だから今があるのです。
天候だけでなく事業拡大により思いもよらぬアクシデントにも遭遇されているようですが自らが陣頭指揮を取り報道関係にも真摯な対応をしている様子を知りました。この大きな課題も更なる成長の糧にされていくと思っています。
何事にも逃げずに立ち向かう、素直に謝る、一生懸命頑張る。こういう方に味方が付かないはずがありません。やはり、素晴らしい人生を歩みたければ素晴らしい人格を持つ事が大切なのです。人生は、いい事ばかりではありません。むしろ辛く苦しい事の方が多いものです。
でも、小さないい事は毎日それなりにあるはずです。その小さないい事に感謝し、自分ができる事を精一杯実行されていれば、気が付いたら運の良い人になっていると思います。
『運は性格』つまり運の良し悪しは自分自身がつくる。
運袋の大小も自分次第なのですね。
素敵な運袋を持ちたいものです。
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2022-4月 |
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第204回「人生は掛け算」
年寄りは集団で自決(場から退くという意味)をするべきとは、先ごろ人気上昇中の若手経済学者さんのご意見だ。。
確かに時代錯誤で妄想ぎみの状態にもかかわらず、絶対的な権力を持ち続けたい一部の高齢者の決断が国内外問わず多くの人に害を及ぼしているのは誰もが知るところだ。
まったく、己の既得権益を渡さない為に、未来を担うべき時代の先端を進む人にとっての大きな壁、重石、ひいては老害となって生末を妨害している。
長生きは次世代の為に何かを渡すための時間であり邪魔をする時間ではないのにだ。
長生きといえば、高齢者の寿命が伸び続けている。
地球規模で現在人数として加算されるとその割合は大きい。その上子供が増え続ける国があるので人口が減る兆しがみえない。
2050年には97億超えると国連が予測している(同じ年、世界人口に占める65歳以上の比率は20年の9.3%から15.9%に上がる)もう、若者に負荷がかかる一方ではないか。
人口増加で食料不足になると200年以上前からマルサスさんが人口論で述べておられた。
そう、人口は掛け算で増えるが食料は足し算でしか増えないからだ。だから戦争や災害や疫病の次は飢饉を起こすことで、地球は人口のバランスをとるしかなくなるという。(現代においても悲惨な紛争や年々勢力を増す自然災害、落ち着く様子が見えない感染症等人類の生命を脅かす事柄は引きも切らない。)
しかし、そのあらゆる苦悩に対して立ち向かった結果が人類の進歩につながったという説だ。なるほどである。
だからこそ今、まさに人類の危機を回避するためSDGsというキーワードが生まれ、世界中の社会課題に取り組んでいる人や、企業や自治体が増えている。
企業に関しては、ESGという(環境・社会・企業統治)の視点から企業の価値を向上させていくことが求められ、社会課題を解決するビジネスに多くの投資が行われている。
その運用資産は2025年には53兆ドルを超えるそうだ。
例えば、食糧不足にはフードテック、教育格差にはエドテック、医療介護にヘルステック、大量廃棄→リサイクル等など、あらゆる課題に技術開発が進んでいるのもESG投資があればこそだ。
ともかく、200年前には考えられなかったあらゆるテクノロジーで、未来の不安は軽減されるはずだが、技術は使う側の人間次第である。なので、老若男女国籍問わず、同じ時代の課題に向き合う同志としてSDGsやESGの視点をたえず持たなければならないと思う。特に高齢者は未来への貢献は自分事として捉えていないと、いい加減自決しろ!!なんて言われてもしょうがない。出来れば若者の邪魔にならないポジションを自ら選び、自分のできる範囲の事で未来を担う人や企業の支援や応援をしてほしいと思う。
あえていうなら、経済成長重視で環境破壊をしてきた結果、社会にこのような悪影響を及ぼした現高齢者世代の義務ともいえるのだ。年寄りらしく社会のお役にたてる事をしていたら、かの学者さんに、最近の年寄りは、なんだか格好いいよねと褒めて貰えるかもしれないではないか。
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2022-3月 |
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