インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』 -30ページ目

第71回 「商売の原点」

 2010年5月、銀座中央通りには、海外の大物ファッションブランド店舗が、(またもや)オープンした。もう、殆どの大型店が進出しているので、昔の面影は消えていくが、個人的には便利な通りである。
 様変わりしたのは、もう一つ。
 有名化粧品店や老舗百貨店の前に、海外からのお客様を乗せた大型バスが頻繁に横付けされているのも、今や銀座の日常風景となっている。
北條夏旭のブログ  各店舗の販売スタッフさんも、近隣の会社にも様々な国籍のバイリンガルスタッフが増えている。流暢な日本語と英語が混合した会話を、エレベーターやエントランス等で聞くたびに、近い将来の日本を垣間見る気がしている。
 今や、東京都内のあらゆる場所で海外の方の姿を見ない日は無い。もちろん都心部だけではなく、地方の風光明媚な名所旧跡も、工場地帯も、海や山のリゾート地も、諸外国の方々との生活が普通になりつつある。
 それもこれも、神の仕業としか思えないインターネットのおかげで、私達は、いつでもどこでも誰とでも情報交換ができる。海外渡航も半世紀前に比べれば夢のように安易だ。人種や国籍の壁が低くなって当然ではないだろうか。


 こんなご時勢に、国内だけを対象に物事を決定していく事は逆に難しい。
 勿論、どこの企業様も懸命に考えられて、それぞれが、戦略を練っておられると思う。しかし、中には、企業風土に変革を望まない組織は、その危機意識を持って進もうとする大事な芽を摘んでしまう事も見受けられる。
 今は、株価を見て憂い、日本の政治の政策を嘆く前に、目の前にあるチャンスをどう生かすかを考えて、すぐできる事からやるしかない。
 銀座の呉服店のベテラン女性が、海外のお客様向けにPOPを貼っていたので、言葉が堪能なのかと訊ねたら「しゃべれるわけが無い、電卓叩けばいいの」と返答され、大きな気付きを貰ったという話を聞いた。正に、これが商売人の真髄だと思う。まず、動く、その逞しさに頭が下がる。


 ラオックスの羅社長は、大変スマートな方だが、この商売の真髄を感じる方だった。
 ご講演の節は、完璧な日本語で、日本での仕事の取り組みについてお話頂いたのだが、謙虚に真摯に、しかし媚びることなく、自分の思いと戦略を、明るい笑顔と共に語られて、多くの方に好感を持たれていた。
 後日お邪魔した時は、自社の展望、課題、弊社への期待を完結にまとめながら、商売人として、ピンポイントで電動バイクのセールスもされるのだが、それが実に気持ちよかった。自社の製品を愛する心からのセールスだからだと思った。


 海外の方も、情報技術が進んだ事で、欲しかった物が見つけやすくなった。知れば欲しいのはどこの国の人も同じだ。

北條夏旭のブログ  その市場の広がりを敏感にキャッチした中国の企業により、ラオックスは再生し、新たな成長を始めた。秋葉原の都内最大級の免税店には、多くの海外からのお客様が見えていると聞いていたので、早速、その日に立ち寄った。
 店頭では、着物姿の女性がチラシを配布している。飾り用の着物もディスプレイされている。せっかく来て頂いたお客様に、なにか楽しい事をしようと考えられたようだ。
 その女性達と写真を撮る方も多いと聞いた。慣れていない着物の着こなしに戸惑いも感じたが、まずは、実行して、お客様が楽しんでいる事実に感服した。
 大型バスに沢山の買い物を積んでいるお客様を眺めているうちに、初めての海外で、取りつかれたように買い物に勤しんでいた自分の姿を重ねていた。


 あの頃は、毎日が刺激的だった。ワープロで企画書を打てた時、お弁当箱のような携帯を初めて触った時、机一つ潰すほどのデスクトップのMACでも、凄く小さくなったと感動しながらインターネットとやらに繋いだとき、自社のホームページが出来た時、まさに感動の連続だった。
 今や、もう感覚が麻痺して、技術の進歩に対しては、多少の事では刺激にならなくなっているが、久しぶりに商売の原点を見て刺激を受けた。これからも、商売の根を忘れることなく、国内外を問わずに、お客様の為を考えている新たなビジネスの芽を見逃さないようにしたいと思っている。



2010-06 インターウォーズ株式会社
常務取締役
Incubation Mother
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第70回 「クオリアの経営」

 Qualiaクオリア (単数形 Quale クワーレ)⇒感覚を構成する独特の質感の事。

 クオリアを始めて耳にしたのは、堀場製作所の堀場会長にご講演を頂いた時です。これからの「時代はクオリアだ!!」と。クオリアは、「感動、なにかぐっとくる事」というお話しでした。
 心に残ったので、私なりに調べて、私なりの解釈をしました。


1.クオリアは1,000億の脳の神経細胞の活動によって生まれている。
2.クオリアというのは、人それぞれに感じるものであることから、同じ感覚を持っているかどうかは、現在の化学では解明されていない。
3.クオリアを感じる為には、そこの「何かに向かう」という志向性がないと感じない。
つまり、クオリアと志向性が一致して「私」になる。
4.クオリアとは、いわゆる「感じ」「こんな感じで」の感じ。
5.味覚、聴覚、視覚、嗅覚、触覚、のどこにでもつく「感じ」。


 以上、私の解釈は、こんな感じでした。


 指紋は、一卵性双生児の場合でも同一でないといいます。同じようにクオリアの感じかたもその人だけのものだとすると、私の指紋、私のクオリアなのですが、このクオリアは可視化も計算も不可能に近く、今はクオリア認証システムがないので、個人認証には使えません。
 そうはいっても、世界に一人の「私」の感覚の存在を大事にして、感動的な人生を過ごしたいと、クオリアを勝手に理解した私は思います。


 相性というのも、もしかしたらこのクオリアの共鳴で生じる事かもしれません。
 同時に、素敵な景色や、有名料理店に人が集うのは、そこでいいクオリアを感じる事ができるからではないでしょうか。
 そして、そのクオリアを共感しあえる仲間が集った企業は、幸せな形で成長していくものだと思います。


 そういえば、スターバックスには、良いクオリアを感じる事に気づきました。
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 店内を観察していたところ、ファストスタイルのお店としては、作業場が広いのです。スペースのゆとりか、スタッフの活き活きした動きも、良い気を出しています。楽しそうに働きながら、細かい注文や、様々な要望に実に快く応えてくれます。


 その背景には、憩いの場を提供するコンセプトに基づき、大事なスタッフの働きやすさも考えた感性が、あのクオリアを生んでいるのではないかと思っております。正直、珈琲を飲むのが目的であれば、他にも美味しく、リーズナブルなお店が沢山ある中で、今も安定したファンがいらっしゃるのは、クオリアを大切にされた経営の賜物ではないでしょうか。


 スターバックスでは、創業以来、定期的にブランディング会議が行なわれていると聞いています。

 10年程前に、「ブランドは顧客との約束だ」と教えてくれたのは、スターバックスの創業期のブランディングメンバーでした。
北條夏旭のブログ  現在、日本のスターバックスを担われている岩田社長も人の気持ちを大切にされる方です。


 先日もNBCでの講演を受けてくださり、スターバックスの歴史、ポリシーそして経営者としての自分の考えをお話し頂きました。そして、「最近、嬉しかった事は、自分の店の前で事故が起きた時、寒い中、外で処理を待っている方々に、暖かい珈琲を、励ましの言葉と共に提供した社員の事を聞いたときです」と言われた時に、創業者の思いを受け止めてキチンとクオリアを継承して頂ける方だと確信しました。


 現代まで続いている会社組織で最古は、日本の金剛組(宮大工)1200年だそうですが、最古の薬局サンタマリアノベッラ800年。羊羹のとらや500年。やはり、これも、良いクオリアが伝承されている結果だと思います。
 スターバックスも、数百年に渡る歴史を創っていかれる「感じ」がしています。




2010-05 インターウォーズ株式会社
常務取締役
Incubation Mother
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第69回 「自分のスタイル」


 先日、28歳の起業家の講演を聞きました。株式会社メンズスタイルの宇賀神社長です。
 学生時代に、インターウォーズのビジネスパートナーであるNSGグループの池田総長とお話された事がきっかけとなり起業を決心されたという方です。
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 3年前、25歳。たった一人で会社を始められました。メンズファッションのイーコマースの会社です。その年一人
で数千万の売上げを立てました。翌年から仲間を集めて、3年後には10倍の売上げになりました。頼もしい限りです。
 彼は、洋服の買い方を知らない、お店に行くのが面倒、といっても服は着るので、なにかの機会があれば買ってもいいという潜在顧客の発掘をしたのです。
 しかも、彼は、安価な価格を特色としての販売はしていません。リアルな場面での肉声や接触はなく、顧客のニーズをWEB上で掴み、その特性を活かしての販売をしているのです。


 こういう服を着ると、こういう風に見えて、こんな形で楽しめるよ。という感じで、写真と、巧みな言語で雰囲気を表現しています。見ていて楽しいサイトなので、自然と賛同するファンがついてきました。ファンは信者です。だから儲かる。そして、その信頼に応える為に、自分もメンバーも益々お洒落になる。いい循環作用です。


 持論ですが、その職業には職業にあったスタイルがあるのです。服装も言語も生活習慣も、その職業毎にそれなりのスタイルが必要になるはずです。ファッションを売る会社の方がファッションスタイルに興味が無いとしたら、それは、やるべき仕事が違うのです。
 話がそれますが、デパートで行列をさせる事で有名な、お菓子の会社の社長のエピソードを聞いたときに、これこそが、その方の生活スタイルだと思った事があります。
 その社長は、日々、いかなる時も行列を見つけると、すぐに並ぶのだそうです。そして、周囲の方が何故この商品を購入しようとしているか聞き耳を立てるのだそうです。あからさまに訊ねるより、何気ない身内の会話にこそ真実があるからです。
 これは、沢山ある中の一つの話でしかないそうですが、行列をつくる方は行列に並ぶという習慣を持っているという嬉しい事実なのです。


 話を戻しますと、彼らは、日々商品を吟味されているので、勝手にセットアップして販売する方法も取られています。一瞬、顧客は、お仕着せのコーディネートで満足されるのだろうかと思ったのですが、考えてみれば、日々努力しているプロが薦めるものを購入する方が賢明なわけです。その後で、徐々に自分流にアレンジしていけばいいのですから。
 そもそも、自分のファッションスタイルといっても、人は必ず、誰かの模倣から始まるものです。他の誰の着こなしを見るでも真似るでもなく、100%オリジナルのファッションなどありえません。何故なら、基がなくては、変化をつけようが無いからです。
 メンズスタイルの考え方に感心しながら、この時代に必要な販売戦術を考え直すいい機会を頂いたと思っています。

 

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 宇賀神氏は、講演中も講演後も、相当な年上の方々に囲まれながらも、奢ることなく、媚びることなく、礼儀正しく、実に真摯な方でした。さらに講演後の懇親会中に、別室でお薬を飲んでいる姿を垣間見てしまい、体調が悪かった事を知りました。それでも周囲の方に迷惑をかけぬように笑顔で談笑されているのを見て、益々強靭な会社に成長されていくことを確信しました。
 これからも、独自の感性で多くの若者をひきつけて、自分流のスタイルで格好良い商売をして頂きたいと思っております。



2010-04 インターウォーズ株式会社
常務取締役
Incubation Mother
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第68回  「知識と文化」

 2月の始め、ふらりと寄った老舗のレストランで、隣席の話題に気がいってしまった。


「だからさ、日本に伝統工芸が受け継がれてきた最大の理由はね、天皇制!」(えっ??)「天皇が発注していたのよ、工芸品を」(なるほど…。)
「そういう文化、伝統を大事にしていたのは、岩崎弥太郎あたりが最後らしいよ」(へぇ…。)
「現代の金持ちは日本の文化を大事にしていないよ。○○なんて、個人資産があんなにあっても、海外にしか興味がないし」(そうなのかぁ…。)
「国の連中も文化は残して欲しいとかいっているけど、その前に仕事よこせっていうのよ」(そうだ!そうだ!)
「でもさ、美大の学生が、継承者がいなくて途絶えていた和紙の技術を、残っていた器材を活用して復活させて、それが今や話題の紙になっているらしいよ。嬉しいよね」(そりゃ、いい話だ。)
等と、しっかり内容が聞こえるので、しばらく一緒になって考えてしまった。


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 行きずりの方々の会話にこんなに興味が沸くとは思わなかったが、まさに共感する話だった。日本の大人が、資産家が、日本の文化、伝統を守らなければ、国の歴史の重さなど、自ずと消滅していくに決まっている。
 お金を稼ぐ事は、その金を何に使うかでその人の価値が決まると思っている。いくら稼いでも、自分の欲望だけに使う人と、人々の成長や存続に役立つ事を残す人とでは格が違う。


そもそも、利益とは
・今の利益の最大化ではなく、未来をつくること
・利益は未来創造の為のコストとみること
・持続的成長に不可欠なもの
と高名な経営学者も言っておられる。


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 今の日本は、安いものを求めるあまり、国内での仕事が激減し、その結果、多額の税金を投入してそのつけを払っている。自分達で自分の国を追い詰めているのだ。
 そのような中でも、商売に気概を持って、こういう時代だからこそ、日本の内需に貢献しようと努力されている方には本当に頭が下がる。主婦の内職で、縫製の優れた子供服を安価で販売する会社も素敵だし、良質な食べ物を産地から直送できる仕組みをつくったネットビジネスの会社も素晴しいと思う。大きな流れの中では、本当に小さな波紋にしかならないのが寂しいが。


 そう言えば、すでに10年も前から、今の事態を予測し、憂いていた方を思い出した。ファッションビジネスコンサルタントとして、30年の歴史を持つ、株式会社TOMの柳田先生。まさに会話も装いもおしゃれな、本物のファッションコンサルタントだ。語る言語に幅広い見識と慈愛が溢れる人格者。いつお会いしても、品のある装いに一点だけ目の覚めるような挿し色を使いこなし、帽子、スカーフもさりげなく洒落ている。まさに洋服を知り尽くした英国紳士を髣髴させる着こなしをされる。


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 先生のお仕事は、ファッションビジネスの世界で生きる方々へ、商売を成功させるための考え方を教示する事なのだが、その理論は、人間学や、生態学に基づいて語られるので、実に面白いし、納得感もある。その昔、生態学に基づいて、女性・男性の嫉妬の要因も解りやすく教えて頂いた。近年は、日本の各地の商業開発者に、地域の特性を生かした施設づくりを提案されている。個人的には、自宅で野菜を栽培したり、廃棄される繊維を再活用するプロジェクトを立ち上げられたり、国際的なボランティア活動に参加されたりと忙しい。

 長い間の景気の浮き沈みを経ても、30年変わることなく、原宿の一等地に事務所を持ち、知識という種を蒔いて周りを育てていかれた事は、素晴しい功績だと思っている。


知識と文化の継承は忘れてはいけないと改めて思い直した。





2010-03インターウォーズ株式会社
常務取締役
Incubation Mother
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第67回  「お洒落に長生き」

 西洋のホテルマンは、どんなに豪華な服やバッグを持っていても、足元が汚れている人は、品格が無い人と判断するらしい。
 一方、日本には古くから「足元を見られた!」と口惜しがる言葉があるが、もともと足元をみていたのは街道の旅籠の人で、旅人の草鞋で疲労度を推し量り、宿代交渉の対象としていた事から、弱みに付け込まれるという意味になったようだ。和洋を問わず、足元には注意が必要だったのだ。


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 また、場所によって靴を考える気遣いも大事。自分の為というよりも、他人に違和感を与えない常識・気遣いが欲しい。お洒落とは、気が利くという意味が含まれているのだから。

 お洒落は足元からというのは、靴に気を使うと、膝下、膝上、上着、髪型と自然と気になるので隙がなくなるという事らしい。若い男性で、超高級な靴を履く人もいるようだが、意識を高める意味でも、無理し過ぎなければいい事だと思っている。


 一方、様々なファッションスタイルを楽しめる若い女性達は、TPOに合わせて、相当な数の履物が必要だ。そんな女性達の要望に応えようと、日本で最も多くの若い女性の為の靴ブランドを展開し、常に新たな商品開発に励んでいる会社がある。株式会社シンエイ、婦人靴メーカーとして60年の歴史を持つ有名企業だ。


数年前より、本社のショールームにお邪魔する機会が増えたのだが、その度に機能性を持ったおしゃれな靴が増えている事に驚いている。
 レインシューズも、ウォーキングシューズも、歩きやすさや、防水性だけなく、ファッション性に富んでいるし、パンプスには、足が疲れない仕掛けが施してある等、進化に暇がない。
 聞けば、素材の開発から、加工技術の改善まで、それぞれのパーツのメーカーさんと共同で開発をされているとの話だった。


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 社員の方に商品の説明を求めると、「お客様に喜んで頂きたいので」「足が痛くならないように」「疲れにくく、綺麗にみえるように」「滑らないように」という言葉が、必ずついてくる。
 靴を履く女性の身になって、靴を履くときの姿勢や、状態まで想定されていたのも感心した。
 そんな、靴を履く女性に優しい会社を経営されているのは、3代目を継がれた大野社長。大野氏は、お話上手な、お洒落で上品な紳士。お話しをしていると、自分が淑女になった気がしてくる。紳士とはこういう男性だと教えてくださるような方である。
 シンエイの靴が上品で気遣いがあるのは、大野社長のように女性を淑女の気分にする精神が、組織に浸透しているからだと思う。


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 靴の販売は、色もサイズも揃えなければならない。場所もとるし、単価もそんなに高いものが頻繁に売れる訳でもない。流行に乗り遅れず、早すぎず、気候に応じた商品を予測して製造しなければならないが、少なすぎても、多すぎても商売に影響する。
 大変な手間と神経を使う商売だ。本当にお客様の事を考えていなければ続けられない。その上、これからは、年齢を重ねた人が増えてくる。体力の衰えは仕方がないが、準じて膝の痛みや、腰の痛みを訴える方が多くなっている。サプリメントも大事だが、歩きやすい靴を履いて、楽しく歩いて予防する事も必要になっている。


 シンエイも、歩く事で、体の歪みを直す靴を研究されている。歪みを無くす事で痛みから解放されるそうだ。これからも、シンエイスピリッツで開発される機能的でおしゃれな靴を、どんどん製造して頂いて、お洒落に長生きをする方を増やして頂きたいと思っている。




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