インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』 -25ページ目

第95回 「生き残る」

 なにかの番組で五木寛之さんが、生きるというのは、それだけで大変な事なので、生きているだけで価値があるのだと言われていたが、まさしくその通りだと思う。
 生きている、生き続ける事は、ともかくも、衣食住なるものが必要不可欠で、その上、それなりの年齢になると自分以外の扶養者に対して責任が生じる。

インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  個人でも大変なことなのだから、ましてや、会社を維持するなんて、会社の生き残りなんて、それは、もう戦って、戦って、他のところを奪ってでも社員や関連各位を守るために、いろいろな政策を打たねばならない。


 古株の肩をたたいたり、下請けに今後のおつきあいをご遠慮願ったり、先祖代々大事にしていた資産を投げ打ったり、やっと先が見えてきた事業を手放したりして、生き残るために、ひたすらに頑張るのだ。
なんか、お金が足りなくなりそうだから、値段あげちゃおう。なんて無邪気な考えをもったら、通常の会社なら自滅だ。だから、どこも、毎日必死で生き残りを模索している。


 かくゆう私ですらも、少しは考える。先は長くは無いが短くも無さそうなので仕方が無い。ともかくも、暗中模索であれこれと動き回っていると、まさに肌で感じてくるのが、海外とのつながりである。もう国内だけでは、足りない。人材もお金も資源も、なにより市場が先細りだ。だから、海外に、「真剣に」眼を向けていない企業は、縮小していくしかないのがよくわかる。
 そうはいっても、かなりリスクは高いようだが、やらないリスクも大きいともいえる。そんな中で聞いたユニクロの柳井さんと日本電産の永守さんの海外事業に対するコメントは流石だった。


インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』 ★今、日本の企業は、海外にでるしかない。
★出たら失敗するのは当たり前、魔法なんて無い。
★変化は自分でつくるものでついていくものではない。
★チャレンジできない人は経営者ではない。(という痛烈な言葉もあった。)


 成功しているから言えるというだけではないと思う。この方達は、生き残りに命を懸けている。だから、こんなに強くなれる。
 永守さんは、小さいからこそ海外に出たとも言われた。そういえば、小さくても海外に進出している中小企業も増えてきている。失敗なんて恐れていては、なんの解決にもならない。命がけで勝負しないと生き残れないのが現実なのだ。


 やはり、生きるとは、大変なことです。だから生きているだけで価値があるのです。生きる為には、生き残る為には、まずは、チャレンジ致しましょう。


2012-06

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第94回 「人生という舞台」

 どなたも、自分は何のために生きているのか、どうするべきなのかと考えたり、迷われることがあるのではないでしょうか。
一度の人生、一つの生き方しかできないのですから、迷いが生じて当然だと思います。


 また、なにかを掴む時には、何かを手放さなくてはなりません。しかし、迷った末にでも、やるべき事を決めた時には、徐々に新しい扉が開いて、新たな喜びを見つける事ができると思うのです。


 そこで、新たな喜び発見の為に、こんな方法はいかがでしょうか。
これからの人生を舞台にシナリオを書き、その役になりきる努力を始めましょう。
自分の舞台、主役は自分、かつ自分が観客です。


インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  最近の私は、舞台稽古の立会いも含めて、舞台公演の成り立つまでの過程に参加させて頂いているのですが(もちろん、出演者ではありません)、素人目線で観察しているうちに、より表現力が豊かな人程、自分という本来のキャラクターをしっかり持っている事に気づきました。普段のなにげない所作も個性が強い人は違うのです。
個性というのは、自分マネージメントです。ありたい自分の姿を創造しているのだと思います。


 これは、演劇の世界だけでなく、まさにビジネスの世界も似たものを感じるところです。
自分を知って、自分をマネージメントして、ステージをイメージして、シナリオを描いて演じている経営者は、驚くほど事業が好調に進んでいます。


 これまでは、舞台というのは、なんだか遠い世界だと思っていたのですが、小劇場を何年も経営している素晴らしい役者集団に出会った事で、人生と舞台がつながってしまいました。


インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  彼らは、自分達自身の人生の主役として、役者の役を演じ続けています。役者である為の生活をし、行動をして、人生を全うしているのです。
彼らの凄さは、絢爛豪華な衣装も舞台装置も、音響もなくても、演技だけで、老若男女関係なく観客に感動を与えることができることです。


言葉一つ、一つを丁寧に吟味して観客に解りやすいせりふを考える知力と、どんな困難にも逃げない胆力と根性があるから、観客の感動や共感を呼ぶのだと思います。


 人は、生きていれば、いろいろな障害にも遭遇します。
もし、人生や仕事で悩む事があった時は、出来れば、環境が整備されていないところでも生き生きと表現する方々の公演を見てほしいと思います。
自分の力で、出来ることからやっていくという勇気と希望が湧いてくるはずです。


 そして、新たな自分の人生の舞台をイメージしてシナリオを書いてください。こればかりは、他人には描けません。肉親でも恋人でも親友でも無理です。


だから、自分で描きましょう!


自分の描いた人生の舞台で輝きましょう!



2012-05

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取締役
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第93回 「声を出して」

 私の事をよく知らない方にはどうでもいいことですが、私は、ものぐさで、怠け者です。その上、人見知りで、臆病者なので、積極的な行動はできません。

 
インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  そんな私が、自らの意思で通ってしまったのが、なんとボイストレーニングであります。
 前々から大事な時になると緊張で声が裏返ったり、小声でごまかしたりという情けない人間であることは自覚しておりましたので、成長の切っ掛けは求めていたのですが、ある方の変貌振りを目の当たりにしたことで、希望を見つけて決断したのです。
 きちんと呼吸して、きちんと声を出すと、新しい自分が出てきます。本当です。何を言っているかわからん!!等と叱られたりすることはなくなります。
 もちろん、まだ数回しか通っていないので、ほんの序の口の序の口ですが、1時間のレッスンを受けるだけで、帰り道の気持ちのいいこと、いいこと。
 体が楽器であると理解できると姿勢もよくなるので、腰痛緩和の効果もあります。


 こんなに幸せを呼ぶレッスンを、リーズナブルで、優秀な講師を揃えてホスピタリティ豊かに、でも静かに、16年も経営をされてきたのが株式会社エートゥーナンバーレコードの田中社長です。創業が1995年であるのに、まだ30代です。
 なんと社会人デビューが起業なのです。

インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  音楽家らしい、貴公子的な風貌からは想像出来ない気合と根性の入った社長です。歌を愛する人に、もっともっと楽しい人生を過ごしていただくために考えて、つくられた会社だと思いますが、特殊で、難しいビジネスを、よく継続されてきたと感心しています。
 子供から大人まで、歌を歌う、朗読をする等声を綺麗に出すという行為は、なにも持たずに一人でもできる、気分転換には最高の行為です。
 きちんとした呼吸は、体にとっても精神にとっても重要なのです。
 自分流で発声を研究されるのも悪くはないと思いますが、一度キチンと習われてから声を出してみると、これまでとの違いに驚かれるはずです。
 毎日を、より快適に過ごす方法の一つに、老若男女を問わず、音感もリズム感も関係なく、すぐに始めて、すぐに効果が現れるボイストレーニングを試されてみてはいかがでしょうか。


 働いても、働いても収入が減り、支出が増えることばかりが簡単に決議されていく中、せめて歌を歌って、綺麗な声を出して、品格を保ちながら日々を過ごしていきましょう。
 美しく、よく通る声で、楽しくお話をしていたほうが、幸せを運ぶ神様も側にきてくださるかもしれません。側にいて頂きたいですものね。幸運の神様に。


2012-04

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取締役
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第92回 「馬鹿の力」

 面白おかしく楽しい人生を過ごすためにある秘訣がある。
 「馬鹿の力」を借りるのである。

インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  まず、馬鹿にされる事を恐れないことだ。叱られたり注意されたりした時に素直に反省し、すぐに謝る。解らないことは、すぐに聞く。自分の言葉で、自分の意見をいう。
 そもそも、人は、あらゆる意味で優位にたっている人に対して同意を示すことはあっても、心の中まで同じようには考えられないものだ。個人個人、意見や見方は違って当たり前なのである。
 なので、楽しく生きる為には、人の意見に惑わされないことである。もちろん、自分も他人様に、必要以上の干渉をしないことだ。中途半端に気にすることで、しなくてもいい腹立ちを覚えるのは損である。


 人とつきあう秘訣も同じだ。付き合う上で大事な事は、個人個人の良いところを認めることであると私は思っている。
 ただし、これは意外と難しい。自分を賢いと思ったら、大きな罠にはまる。誰でも自分の力は信じたいし、そこは信じなければ生きていけない。しかし、謙虚な心で自信を持つというのも、なんのこっちゃ?とわかりづらい。
 要するに、簡単にいうと、馬鹿の力を借りる事なのだ。つまり、己の弱さを自覚することなのである。


インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  経営にも馬鹿の力は役立つようだ。
 老舗の大手外食チェーンの経営者の方と、経営者の持つ力について語り合った時のこと。「人間力、質問力、説得力、様々な力があるよね、鈍感力とかもあるね。でも俺には馬鹿の力があるからさ」と誇らしげに言われた事を思い出した。
 私も馬鹿の力には自信があるということで盛り上がったが、私と違い、その方の馬鹿力は、本当の意味での大きな力である。
 数万人を雇用し、数千億円の売り上げを維持し、社員や株主に愛されている。それが可能なのは、自分の商品を信じ、部下を信頼しきって任せる力があるからである。会社を守るために、矢面に立たされても笑い飛ばせる力があるからである。


 多くの大物経営者は、思いもよらぬ試練にあわれているものだ。利益をおびやかす駆け引きもあれば、裏切りもあれば、見込み違いもあれば、天変地異もあれば。世の中、何が起こるか、されるかわからない。
 しかし、めげることなく、信じて託す事ができるのは、本当の馬鹿力なのだ。周りに何を言われても、自分の信じる道を、愚直に突き進める力である。


 馬鹿の力を活用して、楽しく生きましょう。賢い人ばかりじゃ世の中つまらないと思うのは愚かな私だけでしょうか。


2012-03

インターウォーズ株式会社
常務取締役
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第91回 「浪漫」

 今年の私の書初めは「浪漫」だ。
 こんな時代、先を夢見て、キラキラした瞳で過ごしていなければつまらない。地震だ、放射能だ、不況だ、超高齢社会だ、失業率だと嘆いてばかりいても息がつまる。殆どの国民は、日本の国内で生き抜いていくしかないのだから、少しでも明るい未来の為に語り合いたい。刹那的に生きるより、未来の為に動くことのほうが、素敵だからだ。

インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  そして私の浪漫は、「明るく、おしゃれな高齢化社会への一助を担う」事である。よって、加齢により衰えた体力も、年の割に乏しい資金力も、覚えては消えていく儚く繊細な記憶力も、全て意に介さず、超高齢化社会の為の新たな仕事を模索中である。
 ところが、この活動中に、実に面白い事が見えてきた。
 高齢化社会を元気にする秘訣は高齢者が働く事なのだ。働くからお金を使う、実に解りやすい循環なのである。
 例えば、働く高齢者は健康維持が不可欠。働くために栄養補給は必需品である。健康食品業界の年々の成長は目を見張るものがあるのをご存じだろうか。

インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  そして、外見を良くする関係の産業。昨年、通りすがりの中年男性に、出会いがしらに年寄りであることを罵倒され、慌てて自分を鏡で見直して反省し、直ちに美容と服飾雑貨に費用を投じた。罵られたおかげで、身だしなみ関係も、超高齢化社会の成長産業といえる事に気が付いた。確認すると、関連企業の成長は著しかった。
 もちろん、介護や療養や、セレモニー等、人生の終焉に伴う事業も多くある。しかし、文化や知識を継承する為に高齢者ならではの経験が活きる業界も多々あるのだ。


 先日、幾度も挫折を経験しながらも、新たな挑戦を止めない65歳のIT企業の社長と、日本の超高齢化社会問題、地域の衰退に対して、互いの持ち味を生かす事で、今から出来ることを語り合っていたら、増々年輩者の活躍の場が見えてきた。
 多くの企業や政治家が集まる賀詞交換会でも、70歳や80歳過ぎのリーダーの皆様が、社会をあてにするな、未来は自分たちで掴もうと激を飛ばしておられる姿に元気をもらった。愛と勇気と真心を持って、夢に向かって進んでいる姿は、老若男女を問わず美しく魅力的だ。

インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』  心に浪漫である。夢や憧れは、どんな事でもいい。規模の大小や、財力も関係ない。文化的、芸術的でなければならない事も無い。そこに向かって頑張る事そのものが浪漫なのだ。と私は思っている。
 ロマンとは、憧れのローマを夢見ることが語源だそうだ。いつか、あそこに!いつか、あのように!と思う事からあなたのロマンが始まる。
 浪漫を胸に生きましょうよ。一度きりの人生なんだから。



2012-02

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