今週の学習は二週間ぶりの展示会見学だった。
前回は世界最大の食品製造総合展示会
今回観た展示会は2つ:
1)ものづくりワールド展(東館、南館):出展者数 2,100
2)JFEX2024国際食品・飲料展(西館):出展者数 900
会場に着いたのは炎天下の午後1時
巨大な中央管理棟の下を海風が吹き抜けるので若干快い。
ものづくりワールド展は、東展示場(第1〜7ホール)と南展示棟(第1〜4ホール)で開催
一方、JFEX展は西棟(第1〜4ホール)
つまり、今回(19日〜21日)での二つの展示会は、ビッグサイトのほとんどすべてのホール(東8以外)が使われたことになる。全期間で10万人の来場者になるそうだ。
ものづくり展は通路も狭く人も多かったので、最短距離で見学。食品・飲料展では、試食・試飲も入れながらほぼ巡回。
そして、国際展示場駅からりんかい線の埼京線直通で次の学習のため池袋へ向かう。
池袋駅まではりんかい線/埼京線の快速で30分少々で到着。
いつもは地下改札から出るのだが、今日は最後尾車両だったので初めてのメトロポリタン口から出てみたが、人は極めて少ない。
東に西武、西に東武とはこれ如何に。
新宿方向にはスマートなデザインの西武ホールディングス、プリンスホテル本社が入るダイヤゲート池袋ビル(2019年)。
北方向に聳えるのは豊島清掃工場(1999年)の煙突で都内の清掃工場では最高の210mもあるそうな。美しい!
そして、涼しい日陰で一枚。
すぐ下は山手線の外回りホーム。
メトロポリタンホテル横から、夜学(公開講座)の会場の自由学園明日館へ向かう。
向学心旺盛なジイジは開始時間19時の30分前には到着。
前回の訪問は5月
その時貰った明日館公開講座(2024年前期)
その中にあった今回の講座に申し込んだのが今回の講座。
第1回目
「国際文化会館」(1955年竣工)
設計:坂倉準三、前川國男、吉村順三(協同設計)
施工:清水建設
着工:1954年3月
竣工:1955年6月
敷地:
鳥居坂に面した高台で江戸時代は大名屋敷。明治に入って井上馨邸→三菱の赤星鉄馬所有→岩崎小彌太邸、その後戦災で焼失。戦後の財閥解体で国の所有となる。
(Google Mapより)
岩崎庭園から見た本館
(2013年大学卒業40年4学部合同同窓会)
経緯:
1952年、ロックフェラー財団他内外の諸団体や個人からの支援により非営利の民間団体として財団法人国際文化会館設立。
1952/06:ロックフェラー財団の助成が決定。
1952/10:関東財務局から岩崎小弥太邸の土地払い下げ。
1952/12:坂倉準三・前川國男・吉村順三の提案プレゼン
※設計選定の結論出ず3人での協同設計にて決定
-坂倉(展開図、天井伏せ図)
-前川(平・立・断面図)
-吉村(内部仕上、建具)
※設計者の師の影響
-ル・コルビュジエ(ドミノシステム)
-アントニン・レーモンド(芯外し)
1953/01:協同設計開始
1953/07:基本設計完了
1953/12:実施設計承認
1954/03:着工
※旧岩崎邸地下躯体のため難工事
※打ち放しコンクリート、プレキャスト梁柱
※庭園の連続性
1955/06:竣工
1955/11:ル・コルビュジエ来現
1958/09:吉村順三設計で地下1階会議室(レストラン)増築
1959/10:前川國男設計で1階吹き抜けに床を構築
1961/10:表玄関ほか改修
1974/10:新館(地下2階、地上4階、塔屋1階)着工
1975/12:新館竣工
2001年から全面建替えの検討が始まり、日本建築学会や日本建築家協会から保存活用の要望書を受け、2004年9月に特別調査委員会設置を経て保存再生を正式発表。
基本方針「保存のための再生ではなく再生のための保存」
2005年5月末着工、2006年3月竣工、5月全館オープン。6月国の登録有形文化財指定。
19時から90分の内容の濃い講義が終わったのはすっかり日が暮れた8時半。
次回は、お待ちかねの「ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)」だ。
夜学も又楽しからずや。
それにしても、展示会から座学への移動にはりんかい線は最強だったな。
残念ながら、帰宅に1時間半かかる老学生は、
NO BEER, NO BEER
ジジイの学習はますます面白くなってきたぞ!