ジイジの図工教室(ドライポイント紙版画) | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

新小平の住宅街にあるギャラリーカフェ「青らんぎ」、私の人生第二の職場の本社がその近くにあった11年前から、本社が新宿に移転してからも、そして、退職してからも通っているが、面白そうな図工教室「ドライポイント紙版画」をやってるというので、お邪魔してみた。

 

いつもなら田園都市線経由で、溝の口駅からの南武線と武蔵野線で乗り継ぐのだが、今は時間は余りすぎるほどあるので、ルートを変えて、たまプラーザ駅からは横浜市の敬老パスが使える東急バスで、適用エリア北限の小田急線新百合ヶ丘駅(川崎市)までバス、そこから南武線登戸駅経由で行ってみた。因みに運賃は一割ほど安い。

 

バス

電車

 

(2016年12月)

 

 

 

 

 

古民家材を使った土壁のギャラリーの板塀にある絵画展と紙版画教室の2枚のポスターに道ゆく人も興味をそそられていた。

 

 

ギャラリーの特徴ある土壁には、ポスターにも使われた「明滅」を初め油絵の大作や数多くのドライポイント版画が飾ってあった。

 

 

「カノン」

 

「Aspects of the Sky」

 

コーヒー

 

作品制作中の大テーブルの横で、この作品の横の、いつもの席でいつものようにコーヒーをいただいていたが、中央の大テーブルでの教室に誘われて飛び入り生徒で参加。

 

鉛筆

 

下書きなしの一発勝負、は我がスケッチの手法と同じだが、ペンの代わりに、釘のような彫刻刀で、間もなく出番のこのギャラリーの文字通り「重鎮」でお馴染みの薪ストーブをモチーフに彫り師に挑戦してみた。

 

 

何とか一気に彫り上げて、印刷工程へ。

 

粘り気のある黒の油性インキを使っての刷り師は南雲先生にお任せ。

 

 

最後に厚手のクラフト紙を載せてプレス器を通すと、なんということでしょう!


それらしく綺麗に刷り上がったではないか。

 

最終工程は、パネルへの貼り付け。

 

 

 

左がインクを刷り込んだ後の原板、右が初刷り。

 

 

AP(作者所蔵用)とタイトルとサインを入れると、もっともらしく作品のカタチになった。

 

あれっ!

よく見れば、ストーブの前面部分に彫り忘れがあるではないか。

 

版画では「彫り過ぎ」と違って「彫り忘れ」は簡単に追加彫りができるので問題なく、これが自分で刷った正真正銘のAP完成版。

 

 

「南雲まき絵画展」は9月28日(水)から10月2日(日)まで。

 

 

我が家に帰った作品を、同じく青らんぎのシャドーボックス教室の先生に作ってもらった「上海外灘和平飯店(1997)」とのツーショットで。

 

 

念のために、ポイント道具ももらったので、再修正も可能だが、一応これでこの版は完成。

 

 

 

白紙版も数枚もいただいたので、新しい作品に挑戦してみよう。

 

カラーパレット鉛筆

 

芸術の秋はこれからだ。