数学美術館  -9ページ目

倍数の見分け方

こんにちは。パーソナル数学コーチの八田陽児です。


最近は、Panasonicの作ったiPad用アプリ「Prime Smash!」 にハマっています。

今度、RiSuPiaに行く予定ですので、それまでに練習をしておかないと!!




さて、このゲームでは、出てくる数字が素数合成数かをすぐに見分けないといけません。



例えば



24


と出てくると、2や3の倍数と分かるので簡単ですよね。



しかし、上級コースになってくると


87、79、439、389、449


などがポンポン出てきます。

(さてどれが素数でどれが合成数でしょう??)





その数字が倍数であるかどうかの見分け方がいくつかあります。



●2の倍数


これは簡単です。下ひと桁が2の倍数かどうかを見ればいいのです。


●3の倍数


各けたの数字を足し合わせて、3の倍数になればその数字自体も3の倍数です。


例)195

1+9+5=15⇒15は3の倍数⇒195は3の倍数


●5の倍数


これも簡単ですね。下ひと桁が0か5なら5の倍数です。


●9の倍数


これは3の倍数と同じです。

各けたの数字を足し合わせて、9の倍数になればその数字自体も9の倍数です。


例)819

8+1+9=18⇒18は9の倍数⇒819は9の倍数


●6の倍数


6は2×3です。ですので、2の倍数であり3の倍数であるものは6の倍数と言えます。

ですので、その数字の下ひと桁が2の倍数かつ各けたの数字を足し合わせて3の倍数になるものが6の倍数です。


●7の倍数


有名なものは、十位以上と一位を切り離し、前者から後者の2倍を引く。それを繰り返し、2桁以下になったとき、それが7の倍数なら元の数字も7の倍数。7の倍数でなければ、元の数字は7の倍数でないというもの。


例)399⇒39と9に分ける⇒39-9×2=21⇒21は7の倍数なので、399も7の倍数



ややこしすぎて、Prime Smashやりながら判定できまへんっ!!!



Prime Smashはとってもおもしろいので、ぜひやってみてくださいね~!!( ゚∀゚)


素数好きにはたまらんっ!!

こんにちは。パーソナル数学コーチの八田陽児です。

知り合いかたこんな素敵なゲームを教えてもらいました!!

Prime Smash!



どうやらPanasonicが誇る理数施設「RISUPIA」というところにあるゲームがiPad用に出たみたいですね。

出てくる数を画面上で分解していくゲームなのですが、これがまたゲーム性高くておもしろい!!
ハマってしまいました。。。

さらに素数に関するコラムもあり、
・ユークリッドが証明した素数が無限にあること
・エマープ数、回文素数
・リーマン予想
などについても書かれていました。

エマープ数に関しては、こちら!

素数は数学好きにとって、いや、全人類にとって究極の数です。

バレンタインデーには、素敵な数学ガールや数学ボーイと一緒に遊んでみてはいかがですか?
(^O^)

通貨の換算

こんにちは。パーソナル数学コーチの八田陽児です。

ただ今、長い休暇中でチェンマイの片隅にいます。

今回の旅行は、ハノイ⇒チェンマイ⇒バンコクです。

ヴェトナムは初めてでしたが、通貨が困りました。

1円=270VND(ベトナムドン)

くらいなんです。


さてここで問題です。

95万ドンは何円でしょう??





現地の友人いわく、

「0を3つ取って4かける」

といいそうです。なるほど。




そして今はタイにいます。

数年前は、

1万円=3300bahts

ほどでしたので、3倍すれば日本円になりました。

900bahts=2700円

といった具合です。



でも今は、1万円=4000bahtsくらいなんです。

だから、だいたい2.5倍することになります。

ただ2.5倍はちょっと面倒ですね。

750bahtだと何円か考えてしまいますね。。。


じゃあ10倍してから4で割るのはどうか?

7500にして4で割ると。。。。




何かいい方法あればいいですね!!(^^;;

【オススメ数学本】音楽と数学の交差

こんにちは。パーソナル数学コーチの八田陽児です。

数学と音楽好きにはたまらないタイトルの本が出ていました!


数学美術館 -音楽と数学の交差


音楽と数学の交差
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桜井 進 坂口 博樹
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「おもしろくて眠れなくなる数学」「雪月花の数学」などで有名な、サイエンスナビゲーター桜井さんの本です。

桜井さんの本は、数学のロマンを感じずにはいられない素敵な本ばかりです。
この「音楽と数学の交差」という本は、数学者である桜井さんと音楽家である坂口さんという方の対談(?)から生まれたそうです。


神のつくった世界の調和を知る者という記事でも書いたことありますが、かつて数学や音楽は知識人の教養でした。


この本によると、

昔のギリシャ人は(今では数学という意味の)マテーマという学問を「数」と「量」に分けたそうです。さらに、その「数」と「量」において、

・静止している数を扱う科目=数論(算術)
・運動している数を扱う科目=音楽
・静止している量を扱う科目=幾何学
・運動している量を扱う科目=天文学


としたそうです。

う~ん、なんて美しいジャンル分け!!!( ゚∀゚)

ですからこの本は「静止している数」と「運動している数」を書いている本ということですね。

音楽と数学の関係性や、数学の神秘をコラムに分けて書いてあるので、読み切りでとっても読みやすかったです。




私が気に行ったフレーズは対数(logarithms)の語源!

ネイピアが考案し、まとめあげた対数ですが、ネイピア自身がlogarithmsと名づけました。
その由来は、

LOGOS=神の言葉
ARITHMS=数


だそうです!
ネイピアが対数に見出した世界。そしてその世界を発見した時の感動。それが伝わってくるエピソードだと思いませんか?(^ ^)



1,2,4,8,16、□ の続きのお話・・・。

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。



いつぞやこんな記事を書きました。


「1,2,4,8,16の次は?」


もちろん16の次には31がくるのですが、その先の話も最近見つけました。




10番目には256がくるのですね!!!


1,2,4,8,16ときて、先の方では256がくる


なんて言われたら、どうしても2のべき乗を連想してしまいますよね。


ちなみに2のべき乗の等比数列では、256は第○項にきます。



この円の最大領域分割問題ですが、


1,2,4,8,16,31,57,99,163,256,386,794,1093・・・


と続くそうですよ~。