「木を見て森を見ない」現代医学の愚、甲田先生ミニ講話② | Yokoi Hideaki

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今回もオートバックス健康センターの健康合宿における甲田先生のミニ講話を紹介します。

元々の講話タイトルは「薬で病気は治るのか」ですが、ブログ表題を上のように「『木を見て森を見ない』現代医学の愚」としたのは理由があります。

 

心から尊敬、敬服する経営学の父、ピーター・ドラッカーは「専門家への依存に警戒せよ」と以下のように述べています。

知識労働者はほとんどが専門家である。彼らは通常一つの事だけを非常によく行われるとき、すなわち専門化したときにのみ大きな成果を上げることができる、と考える。しかし専門知識はそれだけでは断片にすぎない。不毛である。ほかの専門家の専門知識と統合されて初めて成果となる。

 

ドラッカーは度々、専門家の意見を経営に反映させること、また専門家を経営者に登用することに警鐘を鳴らしてきました。

それを象徴するのは下の群盲評象でしょう。

 

ここにあるように目の見えない人は、象の鼻を触っては太いホースのようなものと思い、耳を触っては大きなうちわのようなものと考えます。ドラッカーの言うように専門家は得てして部分を全体と考える愚を犯します。表題の「木を見て森を見ない愚」とはこのことを意味しますが、それは現代医学において顕著で、実害も大きく、深刻なものです。この講話でも甲田先生は症例を上げられ「現代医学は恐い! 本当に恐いと思います。」とおっしゃっています。

 

甲田先生はこのお話で肝炎治療におけるインターフェロンの例をお示しですが、同じことは救急医療などを除く全ての治療行為に共通する問題です。高血圧を薬で下げれば血圧は下がりますが、認知症や脳梗塞など他の病のリスクは高まります。がん治療での抗がん剤でがんは小さくなっても寿命は短くなるということも少なくありません。

 

コロナ騒動の初期において女優の岡江久美子さんが亡くなりました。その際、国立がんセンターの乳腺外科長が「乳がん治療とコロナウィルスとは関係ありません。海外の研究でもそのような事例はないですから、乳がん治療と今回の岡江さんの死を結びつけるのは厳にやめてほしいと思います。」とTBSテレビの番組で発言していました。

 

彼にとっては癌を小さくすることが優先課題で、その他の事で多少の犠牲はやむを得ない、ということでしょう。科学的に考えれば抗がん剤他の癌治療メニューで免疫力が低下し、そこで岡江さんの体内でコロナウィルスが猛威を奮ったと考えるのが当たり前です。この乳がんの専門家は「関係ない」と公に断言する愚を犯しました。このことは以下のブログで紹介しています。

 

 

さらに深刻な事態が起こっているのはコロナワクチンの問題です。それについては後述することにし、まず甲田先生の講話を紹介したいと思います。平成16年2月13日のお話で、テーマは【薬で病気は治るのか?】です。以下転載です。

 

 

病気は、西式健康法で治すということを考えて下さい。皆さんは、頭が痛いとか咳が止まらない、などという時は病院に行きますね。すると薬を処方されます。その薬の副作用が出てくると、また違う薬を処方されます。そんなことを繰り返していると、どんどん薬が増えていきます。

 

しかし、そんなに薬を使っていていいのでしょうか? 現代医学では、どんどん薬を出しますが、薬で本当に治るのでしょうか? そこが大きな問題です! たとえば、C型肝炎やB型肝炎になった場合。 ウィルス性肝炎の治療の決め手となっているのは、インターフェロンです。ウィルスの入った肝炎には、「もうインターフェロンしかない」ということで、必ず使われています。


しかし、インターフェロンでの治療費は高額です。 1クール250万円ぐらいかかります。 現在、C型肝炎患者が200万人。 B型肝炎患者が150万人いると言われています。もし、この人たち全員がインターフェロンを使ったとすると、6兆円~7兆円の治療費が必要になりますが、そんな大金を費やしたとしても、本当に限られた人しか治らないのが現状です。 

【京都から来られたKさんの例】
39歳の時にC型肝炎と診断され、強ミノ(肝炎の治療薬)やリバビリン(同)など色々な治療薬を処方され、最終的にインタフェロンを使った結果、ウィルスが完全に無くなりました (45歳の時)。

現在は60歳。 肝炎が完治し安心して生活を続けていましたが、再び調子が悪くなってきたので、病院で検査を受けました。その結果、肝臓ガンであることを宣告されてしまいました。C型肝炎は、放っておくと将来ガンになります。ですから、インターフェロンを使います。インターフェロンを使えば、ガンにならないはずなのです。
 

この方も、インターフェロンを使って治ったので、もうガンにはならないと安心しておられました。ところが、肝臓ガンになってしまったのです。そして、当医院に来られました。「もう、今度は薬を一切使わずに治す!」 と言っておられます。


医師は、肝臓病には、インターフェロンが効くと考え使用します。そして治ったと安心していますが、やがて肝臓ガンになってしまいます。そのことに、私は以前から気付いていました。
インターフェロンを打つ➡必ず血小板が減っていく➡肝臓ガンになる

 

肝炎は治ったとしても、血小板が減ってしまうのですから、インターフェロンを使う治療法ではダメなのです。たとえば、13万あった血小板が、5万に減ってしまう。それはもう、「あなたはガンになりますよ」と言われているようなものです。
血小板が10万を割ってくる➡肝硬変になる➡血小板が6万を割ってくる➡肝臓ガンになる


肝炎の人は、いつ肝硬変になるのか、いつ肝臓ガンになるのか、ビクビクしています。
インターフェロンを使って、C型、B型のウィルスが減っていくと言いますが、果して、それで治ると言えるのでしょうか?
インターフェロンを使うと、発熱・頭痛・吐き気などの副作用があり、中には鬱病になって自殺するひとまでいます。そんな強力な薬を使って、良くなるはずがありません!

 

当医院へ来院された肝炎の患者さんには、生菜食(後述)をしていただきます。生の野菜と青汁、生の玄米。そんなものを食べているだけで、薬を一切使わなくても、イキイキしてきます。肝炎の患者さんは、約70人来院されましたが、みなさんよくなっていきます。薬を全く使わない! これこそが本物の治療法です。
 

現代医学は恐い! 本当に恐いと思います。検査の数値だけで判断しますから、患者さん自身の生命力は見ていません。本当に治ったということは、生命力が出てこなければいけません。 「お陰様で、こんなに元気になりました」と心から言えるのが本当の治り方です。当医院の患者さんは、みなさん本当に元気になって退院されます。


ところが、現代医学で治療を受けた方に「インターフェロンを打ってみてどうですか?」と尋ねると「うーん、数値はよくなったけれど、しんどくて、しんどくて」という答えが返ってきます。そんな治療がありますか?
 

みなさんは、何が本物か偽者かということを、しっかりと見極めて、本物を選ばないと幸せにはなれません。一時的に薬を使って、少し症状が治まったとしても、本当に完治したと言えるでしょうか?
糖尿病の患者さんが、インシュリンを使って「血糖値が下がった」と喜んでいたのに、脳卒中で倒れるという例もあります。 そんなことでどうして元気になったと言えるでしょう。

 

本物の治療法とは 『西式健康法』 です。これを真面目に実践すれば、幸せになれます。 やらなければいけません。「研修が終わって、さぁこれから家に帰って、おいしいものをお腹いっぱい食べてやろう」なんて思っていてはいけませんよ!
(転載おわり)

以上、甲田先生のミニ講話②でした。ここで甲田先生が強調されているのは現代医学の薬剤の危険性です。このことは甲田先生ばかりでなく、現代医学の医師の中からも警鐘の声が上がっています。これに関連する私の本棚の2冊を紹介します。

まず新潟大学大学院教授、免疫学の世界的権威でいらした安保徹先生の著作です。

 

 

 

もう一つ自身の臨床医としての経験から現代医学の問題点にメスを入れる活動を続けられている医学博士、岡本裕先生の著作です。

 

 

さて、前述のコロナワクチンの問題です。

下のグラフはYoutubeよりの転載で少々見にくいですが、2010年~2022年の年間死亡者数のグラフです。

このYoutube番組は元国会議員秘書の藤江さんという方が定期的に投稿されているものです。数字は毎月更新されています。

 

 

上の目立って高い赤色のグラフ線が2022年で、藤江さんはその原因が「コロナワクチン」であることを強く示唆されています。示唆に終わっているのはYoutubeがワクチンの害を指摘するコンテンツをAIを使って削除し、それが重なるとアカウントそのものが削除されるという事実上の言論統制状態にあるからです。

 

ちなみに上のグラフをピックアップした番組は以下です。

 

 

番組タイトルに「日本人の謎の大量死」とありますが、ワクチンによる原因不明の死亡者が増えることを予言されていた先生もいらっしゃいます。大阪市立大学名誉教授の井上正康先生です。以下は2022年、国会でこの問題を取り上げている参政党党首の松田学さんとの対談ですが、この中でワクチンによる死亡者数増加を予言されています。(この対談はニコニコ動画で投稿されており、幸いに言論規制はありません)

 

 

また以下の先生の著作もおススメです。

 

 

 

 

なお、コロナ騒動で明らかになったワクチンの問題について最初に警告を発したのはこのブログで頻繁に取り上げている中村天風師です。天風師の警告については以下のブログで紹介しています。

 

 

ブログの中でも紹介していますが、天風師はこのようにお話でした。なお、冒頭にある「植え疱瘡」とは天然痘ワクチンのことです。


私は、植え疱瘡に反対だ。お医者は気にいらないだろうけども、私のほうがもっと気にいらねえことなんだ。なぜかというと、これでもって罰金、二度とられた。一番初めは、いまから三十年前に種痘の強制命令が出たんだ。日にちも覚えてる、昭和三年年一月二十二日だ。


内務省令によって全国に種痘の強制執行命令が出た。あなた方も行ったろ。しかし私、行かなかったんだ。しかも、私ばかりじゃない、うちじゅう行かなかった。それがために、町会から警察に報告しやがって、罰金とられちゃった。強制種痘だからね。(中略)
 

最近、梅毒がさかんになってきたのも、疱瘡をする人間が多くなって、やがて疱瘡をした人間の体の中に、癌や結核や花柳病にかかる素質が余計つくられちゃったからだ。これは、お医者でもびっくりするだろう。これが一番、罰金をとられる点だった。これで「ふらち千万!」‥‥と二十五円とられちゃった。


だってね、私がそういうことを言った確信のある理由は、体が非常に丈夫な人間ほど、種痘をすると、花柳病と同様の膿庖(のうほう)が体に生じるのであります。ちょうど、花柳病の初期に皮膚面へ発生する膿庖と同様の膿庖ができる。もちろん、中に花柳病的なばい菌はありませんけども。(中略)


とにかく、種痘に反応中毒(副反応、副作用)があるということは否定できない。仮に千歩、万歩も譲って、天然痘におよそ効き目があるとしても、私はないと思ってるんだけど、反応中毒(副作用)があることを否定できない。これは種痘ばかりじゃないよ。

 

チフスやジフテリアや狸紅熱(しょうこうねつ)などの治療に、やはり天然痘に対する種痘と同じような病毒を用いる、いわゆる血清療法というものがあります。あなた方、チフスの予防だとか何とかといって、注射させられてるだろ。あれチフス菌、植えてんのよ、種痘と同じように、注射で。だから、熱が出てくるだろ。


血清療法は、つまり手っ取り早く、一歩先んじてその病にかかっておくというやり方だ。そうすることによって、その病を免疫し得るという学術的な決定がそうさせてるわけだ。しかし、なるほど、免疫するかもしれない、また、免疫し得るであろうパーセンテージが多いかもしれないけれど、その病毒からくる反応中毒は、とうてい免れ得ることはない。


だから、かれこれ、そういう議論にとらわれて、狭い人生に情けなく生きるよりも、一歩進んで、天風哲学によって自然法則に順応して、体の中の老廃物の排泄をさかんにして、その機械的障害を排除する。そして、特に精神態度を常に積極的にして、いかなる場合があろうが、病があったときでも、ないときでも、この自然治癒能力をグングン旺盛(おうせい)にすりゃ、免疫もへったくれもねえじゃねえか。(転載おわり)

 

この講話の全文は以下で読むことができます。

 

 

上のお話の中で天然痘ワクチン、疱瘡によって梅毒が増えていると警告を発していらっしゃいますが、現在も梅毒が急増しています。

 

今回のコロナワクチンの質が悪いのはmRNA型=遺伝子操作によるワクチンであることです。井上先生もお話ですが、このワクチンは人間の免疫系を破壊します。それが原因で梅毒やヘルペスといった感染症が急増しています。また癌も増えています。発見されたらいきなりステージ4といった患者が増えているという記事も目にしています。

 

今日の先生のお話は「薬で病気は治るのか」ですが、たとえ一時的に治ったように見えても副作用は避けることができず、将来に禍根を残す可能性があることを心にとめる必要があります。天風師はこのようにお話でした。

お医者さんが用いている薬にでも、往々中毒反応を起こしがちだということを考えてみたら売薬屋の広告というのはおっかねえ。
不治の病、難治の病、癌だとか、そういう病にかかる原因の何割かは、むやみやたらに無機質の薬を用いすぎた結果だと言っても言い過ぎじゃないんです。


以上が今日お伝えしたい情報コンテンツですが、最後に、すでにワクチンを打ってしまった方への甲田先生のアドバイスです。

甲田先生はインフルエンザ・ワクチンも危険であるとして、接種しないよう患者さんに注意されていました。また接種してしまった方に対しては毛管運動を沢山することを指導されました。

 

毛管運動は血液の循環を良くし、代謝を促進することが目的に行いますが、排毒を活発化する効果があります。

さらに並行して排毒促進に効果がある断食、二食主義、少食、水の大量摂取などを行えば、本来人体に備わっている自浄作用でワクチンの毒素を排出することが可能になります。

 

ちなみに毛管運動とは以下です。

 

 

補足すれば、動画の例よりもう少し足をしっかり上げ1~2分間行って、手足を降ろし、同じ時間じっと横臥する、これを最低1日3回、できれば6~10回行うことを薦めます。

 

なお、甲田先生の講話の中で「約70人の来院肝炎患者のすべてが完治している」とおっしゃった生菜食については以下のブログで詳述していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

 

 

以上、今日の記事が皆さんの健康生活のお役に立てば幸いです。