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見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<CS> 

昨日に引き続き良い天気だ。ただし、南風が強い。
折角晴れたので、散歩に連れて行ってもらえたようだ。
そういう日は、帰宅した時に散歩に行きたがらない。


今日のパパは、ショウを送り出した後、大忙しだった。

まず午前は歯の定期検診。
家の近くでリニューアルした歯科医院に行ってみた。
スタッフが皆さん可愛いと評判の所だ。

新築したばかりなので、院内は当然きれいだ。
なかなか雰囲気の良い医院だった。
今度から、ここで診てもらおうかな・・・ ( ̄▽+ ̄*)


午後は、治療中の歯で、最終段階の治療。
出来上がったセラミックの歯を入れてもらった。
入れて直ぐは、違和感があるが、数日たつと消えるらしい。

歯の治療の後は、掛かりつけの内科クリニックへ行き、
特定健康診断を受けた。毎年ここで検査するのだが、
毎年、疲れ果てているので、眠くてぐったりしている。
毎年、看護婦さんに、大丈夫ですか?と声を掛けられる。

こんなに体調不良で検査しているのに、
よく検査に引っ掛からないものだと我ながら感心する。


<ハウステンボス3日目> 

パパは、今日も足尾でお仕事。
ショウとママは、今日の便で長崎から帰ってくるので、
自宅に帰らず、足尾の知人宅に泊めてもらった。

数名の塾生が残るというので、サポートする事にした。
天気予報と風向きが若干違ったが、
全体的にコンディションが良く、サーマルが豊富だった。

当初は、宇都宮アウト&リターンの妄想をしていたが、
フライトしている最中にもっと現実的な
 『 八郷一周(時計回り) 』 に変更した。

残念ながら塾生は成功しなかったが、
場所によっては標高2000m以上まで上がり、
皆さん楽しくフライトができたようだ。


仕事を終えて、早目に足尾を出発したものの、
渋滞が酷く、空港へは2時間以上かかって到着した。

そうしたら、ワイフが超不機嫌。
(待たされた事に腹を立てているようだ)
(今日は平日で当然酷い渋滞、予定通りには着きません)

更に自分の事はさておいて、私の対応が刺々しいと指摘。
トイレを我慢して、不休で空港へ直行したのに、
電話にでないし、その後は話し中で繋がらないし、
テンパった状態でトイレを10分以上我慢させられたら、
だれだって口調が硬くなると思うのだが・・・(-""-;)


帰りは道を間違え、近道と思って入った首都高速は
トンネルの中で大渋滞と、正に踏んだり蹴ったりだった。
レストランで外食したにも関わらず、
全く眠くならなかったのは、不幸中の幸いだった。


<長崎2日目> 

天気予報に反して、今日は良い天気だったようだ。

イルミネーションは、噂通りに凄かったらしく、
見れて良かったと感動していた。


事業に行き詰まり、経営者が次々と変わり、
傾いていたテーマパークを、よく盛り返したと思います。

ただ、ワイフが残念がっていたのは、
テーマパークの雄、ディズニーランドとは対照的に
障がい者対応が、雲泥の差だったという事。

障がい者トイレが広大な敷地の割に少ない。
園内マップは、身障者トイレが何処にあるのか分かり辛い。

更に、仕方なく、近くのスタッフに聞くと、
「さあ┐('~`;)┌」と返事が返って来たそうだ。
ディズニーランドでは、あり得ない対応である。

更に、いくつかのアトラクションに乗ったらしいが、
その全てで 「 健常者と一緒に並んで下さい 」 と言われ、
長蛇の列に並ばされたそうだ。

(列に並ぶことはショウには苦痛になるが、
 アトラクションそのものは楽しめたそうだ)


色々な意味で、ハウステンボスは
バリアフリーとは言えないと感じたそうだ。
これほど盛り返したのだから、そろそろ
社会貢献という視点から力を入れて欲しいと言っていた。


<長崎1日目>  のち 

ショウとママは、早朝の便で長崎へ向かう。
間もなく終了するハウステンボスの『光の国』という
イルミネーションを見るためだ。

5時前に起きて身支度を整え、
眠がるショウを起こして、5時半過ぎに家を出発した。
道路では、事故が起きて、既に渋滞が始まっていたが、
何とか搭乗時間の30分以上前に空港に到着した。


今日は、ハウステンボスには行かず、GWに行く予定の
九十九島パールシーの下見に行ったそうだ。

普段はハイシーズンだけサンセットクルーズをする船が、
今日は偶々、偶然に出航するらしいので、
急遽乗船する事にしたらしい。

前線が使付いていたので、雲が広がりつつあったが、
ギリギリ地平線に沈む夕日を見れたそうだ。


さて、パパは  というと
神奈川県は天気予報に反して曇天で、
とてもXCに行けるようなコンディションではない。

それでも、過去の経験で北関東は晴れて飛べたので、
取りあえず足尾に向かったが、全然良くならなかった。

半分諦めてテイクオフに上がると、
お昼前に晴れ間が広がり、好転して飛べるようになった。
そして、なんとそのまま80km飛ぶことができた。

何事も最後まで諦めてはいけない  
という良い教訓になった。


<CS> 

今日は、昨日よりも更に暖かくなり、
最高気温は20℃を超えて、ぽかぽか陽気になった。
当然ながら、ショウの寝起きも頗る良い。


いつもの様に駐車場に行くと、
丁度CSの送迎車が駐車場に入ってきたところで、
それを見たショウが大喜びした。
車をしっかりと覚えて、見分けられるようだ。

今日も近くの公園へ行き、エネルギーを発散したようだ。
散歩の行き先は、毎回同じ公園なのだが、
以前に、遠くへ出かけて転倒事故を起こしたことが
尾を引いているのかもしれない

事業所の気持ちは分からないわけではないが、
色々な所へ行くのが好きなショウにとっては不幸な事だ。


今日も元気に帰宅したが、チョッと気になる事があった。
新人の方が翔を担当されたのだろうか?
いつもよりサービスの質が下がっていると感じた。

例えば、オムツが3~4つほど使われていたのだが、
どれも溢れんばかりにオシッコがいっぱいで重たかった。

散歩の最中にオムツの交換をするのは大変なのはわかる。
1~2つぐらい使用済みの重たいオムツがあっても
気にも留めないが、
全てのオムツがずっしり重いというのは、
どういったケアーをされているのだろうと不安なる。

更に、おやつのスープの粉が全く使用されずに残っていた。
ベテラン・スタッフなら黄色ポーチの中にスープの粉があり、
何に使うのか知っているはずなのに、
情報の共有はどうなっているのだろうと心配になった。

ケアーサポートさんは、誰が翔の担当をしても、
一定以上のサービスの質を保っていただけに、
余計に今日の事がとても目立った。



<SB> 

今日は寒さが緩んで、日中も暖かくなった。

SBの普段は音楽が主体で、あまり外出はしないが、
春休み中の一日預かりで、時間が長いので、
散歩に出かけたようだ。

温暖化で、例年よりも早く開花した桜道を
散歩が大好きなショウは、楽しそうに漕いでいたらしい。
音楽では、カホンという楽器を叩いて喜んでいたらしい。

たくさん運動したお蔭だと思うが、
お弁当も、おやつも完食して帰宅した。


ショウは、いつもよりも2時間も早く帰宅したので焦った。
実は、SBには預かり時間の規定があるので、
登校している時とは、帰宅時間が違う事を忘れていたのだ。


<CS->整形外科> 

最低気温が5℃を下回り、昨日よりも冷え込んだ。
3月だと言うのに、寒さが厳しい。
もう少しの間、ストーブが必要なようだ。

今日も公園へ散歩に連れて行ってもらえたようだ。
部屋の中でも床の上で活動したらしい。


今日の夕方はパパが迎えに行って、
PT訓練の為に、そのまま整形外科へ行った。
例のショウの痛みを診察してもらう事になっている。

医師の診断では、仰向けになった時に腰骨が
床に当たって痛いのではないか  という見解だった。


病院の後は、ママを駅で拾い、
その足で厚木のレストランへ移動した。
ショウとパパが食事をしている間に、
ママが歯科医院へ行ってくるという計画だ。

相変わらず食欲旺盛なショウは、
パパやママの分まで食べていた。
ビュッフェだったので、足りない分を補う事ができた。

助かった 

<CS> 

天気は良いが、朝の冷え込みが厳しい一日だった。

そのせいなのか ショウは6時に目を覚ました。
オシッコをさせた後、もう一度寝せようかと思ったが、
目がパッチリと開いて  とても寝るような気配はない。
添い寝を試みたが、暴れるので諦めた

今日は公園へ散歩に出かけたようだ。
いつも行く公園で、とても広いので、
行きたい所へ行き、満足するまで漕いでいたようだ。

日中でも少し肌寒い陽気だったが気にも留めず、
更に午後にも少し時間が有ったので、散歩をしたようだ。
散歩三昧だったので、大満足で家に帰ってきた。

だから、駐車場で引き取った後、
いつもなら、散歩にいきたいと駄々を捏ねるのだが、
今日は、「家に帰ろう」と言うと、素直に従った。


<CS>  のち  のち 

低気圧の通過直後、一旦は晴れたものの、
昼には雲量が増えて、夕方には雨もパラつくという
とても不安定な天気だった。

今日は、一日中、CSなのだが、天候が不安定なので、
何処にも出かけず、2つある事業所を、
行ったり来たりしていたそうだ。

どんな事をしていたかは不明だが、
帰宅した時の様子からすると、楽しめたようだ。


ところで、ここの所、気になる事がある。
ショウを床に仰向けにした時に、
痛たいという表情と素振りをするのだ。

足が痛いのか?腰が痛いのか?
他の所が痛いのか?場所が特定できない。
ただ、ショウの表情  から推測すれば、
かなり痛いのは間違いない

マットの上では、殆ど痛がらず、
フローリングの所では、間違いなく痛がるので、
身体の何処か局所的に床に当たって
痛いのではないかと推測している。

何処かで知らないうちに、打撲をしたのだろうか?
心配だ (-"-;A

<自宅>  のち 

パパは、昨日今日とイベントの手伝いをしていた。
昨日は、曇天でとても寒かったが、
今日は逆に晴れてとても暖かい。

ただ、お昼から午後にかけて風向きが悪くなったので、
早目にイベントが終了したので、早々に帰途に着いた。


昨日は家でのんびりしたので、
ママが 「今日はバスでお出かけする」 と
ショウに聞くと、すかさず手を上げたそうだ。

と言うわけで、
綾瀬のショッピングモールへ出かけたらしい。
夕方にはビナウォークに戻ってくるというので、
パパは家ではなく、レストランへ直行した。


ピエトロ・コルテは、
店内にイタリアンな曲が流れているので、
ショウは雰囲気が好きでなので、
ヘッドフォンなしでも、大丈夫な事が多い。

相変わらず物凄い食欲で、
お子様定食では足りない様なので
パパやママの分を取り分けて与えた。

そして、程なく、お腹が満たされると、
今度はキョロキョロして、何かを探し始めた。

何を探しているのかと言うと、 『 ママの鞄 』 である。
その中には、『 スマホ 』 が入っていて、
しまじろうの 『 ビデオ 』 を見ることができるのだ。

実は、ママの鞄は足元の籠に入れてある。

ママが 「 何を探しているのかな」 と言ったので、
パパが 「 ママの後ろのあれを探しているのでは 」
と、ボソッと言った。

すると、ショウが身体をのけ反らせて、
ママの椅子の後ろを覗き込んだのだ。
これには、パパもママもビックリした


会話の主人公が自分である事。

『何』と『あれ』が同じ物を指していて、
かつ、自分の探している物を意味している事。

ママの後ろと言うのが、
椅子の背もたれの後側を意味している事。


日常のさり気ない会話の中には、
これだけの複雑な内容を含んでいる。
会話の内容を殆ど完璧に理解していないと
ショウは、のけ反って見るという行動をしなかっただろう。

パパとママは、日常会話を、そこそこ 半分くらい
理解していたら上出来と思っているが故に、
ショウのリアクションに超ビックリしたのだ


それにしても、
「 ショウ!お前は、なぜ、話せないのだ