こんにちは nagisa(なぎさ)です
MBTI診断を就活や適職探しに活用している人も多いと思います。
よく、INFPの適職は、「芸術家、アーティスト、詩人、哲学者」などと出てきて、
結局「全然職探しに生かせない!」となる人も多いのではないでしょうか。
今回は、なぜINFPの適職が「芸術家」となるのかという解釈と、すぐに芸術家で身を立てれない環境にある現在、どのようにして生きる道を探していくかについて説明します。
適職タイプで「芸術家」といわれても、どうやって芸術家になったらいいかもわからないし、そもそも、現代で「芸術家」としてお金を稼げている人は一握りです。
「芸術家」というのは、自分でなろうと思ってもなれるものでもないので、
現実的な社会での生き方に生かせるかといえば、そうでない場合が多いといわざるを得ないでしょう。
そもそも、MBTI診断はもともと欧米で生まれて、英語圏で流行しているようです。
解説書なども英語で読むことができますが、MBTI診断の解説も英語のものが検索すると出てきます。
(この本、「INFP Survival Guide」とある…気になるな)
INFPタイプは日本語では「仲介者」と訳されることが多いですが、
英語では「Mediator(メディエイター)」といわれています。
「Mediator」とは何でしょうか。英語の辞書によれば、
「仲裁人,調停者」という訳があります。
何かと何かを仲立ちする役ということです。
そもそも「media」という言葉は、「medium」の複数形で、「媒介、手段、媒質」を表します。
それでは、「Mediator」とは、具体的に、何をする人なのでしょうか。
ここからは私の解釈ですが、「Mediator」とは、自分の独自な感性や考えを、なにかを「媒介」としながら外の世界に発表することでその他の人たちに何かを伝えることをする人たちなのではないかということです。
つまり、「自分自身の感性や考え」を、何らかのものや自分自身の体を通して「媒介」し、その他の人たちに見せる、知らせるということを行うということです。
ただ単に、人と人を仲介する役割というわけではなく、「媒介物」を作り出すことによって、自分自身の内側にあるものを、外側に出していく活動をする人ということです。
それが「Mediator」の本来の意味なのではないでしょうか。
そういう風に解釈すると、INFPの適職が「芸術家」というのも納得ができます。
広い意味での「芸術家」とは、その人の考えていることや感じたことを「作品」として形にして、非言語的コミュニケーションも含めて、他者に見てもらうという活動をする人のことです。
「「媒介物」を作り出すことによって、自分自身の内側にあるものを、外側に出していく活動をする」人間である「Mediator」とは、
現在世間一般で捉えられているような「芸術家」だけではなくて、
例えば作家、マンガ家、イラストレーター、作曲家、デザイナー、研究者、ダンサー、コーディネーターなど、多岐にわたります。
例えば、ダンサーは自分自身の身体を媒介として、ダンスという行為を通して、他人に何らかの感覚を伝えています。
また、上記で挙げたわかりやすい「アーティスト」向きの仕事ではなくても、
業種や業界、仕事内容によってはそういう仕事を行える場合もあります。
注意したいのは、「業種」や「業界」、職業名で自分の適性を判断するというよりは、
そもそも、まず自分の特性や適性について把握して、自分には、この世界で何ができるのか、どんな活動をしていきたいのか、ということを考えることが重要だということです。
単に同じINFPでも、ダンサーの適性がある人が、イラストレーターの適性があるとは限りません。
「アーティスト」のくくりであったら、どれでも適性があるというわけではないのです。
重要なことは、やはり自分を知ることです。
その適性を見極める方法についても、次に書いていきたいと思います。
とりあえず、この「Mediator」という言葉の本来の意味から、
INFPの活動の社会的な意味を考えてみるのもよいのではないでしょうか。
【2021.9.25追記】
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過去に、INFPの適職探しについて書いてますのでご参照ください
INFPの適職さがし② お金を稼ぐ手段としての「仕事」から離れて「活動」として考える
INFPの適職さがし③ 「活動」とはなにか―「自分」を軸として世界観を表現する
INFPの適職さがし④ 他者評価、競争原理から離れて自分の生きる目的を考える
INFPの適職さがし⑤ 「世界観」の確立と表現する「技術」を磨くことを目指そう
INFPの適職さがし⑥ 自分の「好き/嫌い」に敏感になろう!
INFPの適職さがし⑧ 自分の「強み」と伸ばせる「技術」を知る
【INFP】「適職」=「芸術家」?:「(仲介者)Mediator」の本当の意味
自分の「適性」の探り方:「強み」「環境」「興味」「使命」の4領域から考える
(ブログテーマの「INFPの適職さがし」でまとめましたので、ご参照ください)
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以下の記事にこれまで書いたINFP向け記事をまとめていますので、ぜひご覧ください
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