おはようございます音譜 nagisa(なぎさ)です口笛

 

 

前回、INFPの適職探しが根本的に困難な理由について書きました。

 

 

 

INFPの適職探しが根本的に困難な理由は、

 

自分のしたいような「生活」が

社会的に認められづらい

 

ということと、

 

自分のしたい「仕事」が

まだこの社会において

カテゴリーとして存在していない可能性がある、

 

という根本的な部分に原因がある

ということについて説明しました。

 

 

INFPの方の生きづらさは、

「生活」「仕事」という二つの領域から、

それぞれ自分なりに開拓していかなければならない

という困難が付きまとっているためともいえます。

 

 

今回は、まず「仕事」に焦点を当てて考えてみましょう。

 

多くの人は、「仕事」というものを

 

生活を維持するために

お金を稼ぐ手段であり、

 

既存の職種の中から

選択しなければならないもの」

 

と考えていると思います。

 

何時間労働をしたら、いくらお金をもらえる。

1年働くとこれだけのお金が稼げる。

 

労働の対価としてお金がもらえるという、

その仕組みそのものを

「仕事」として

捉えていると思います。

 

しかし、いったん

「仕事」とは「お金をもらうもの」という考えから

離れてみましょう。

 

人々は、賃金が発生しない場合でも、

何らかの活動をして、

他の人や社会に影響を与え合っています。

 

また、賃金とは関係なく、

社会に対して何らかの「価値」を

生み出す行為があります。

 

実際の社会を考えてみても、

多くの労働者も、

単に「お金」だけのために

働いているわけではないでしょう。

※この話は、労働の対価として

お金を求めることを否定しているわけではありません。

 

仕事の工程すべてで、お金のことを常に考えている人は少ないでしょうし、

自分の仕事を必要とする人のことや、一緒に働いている人のこと

その仕事をすることによって生まれる成果について

を考えて働いている場合が多いですよね。

 

それに明らかに、ブラック企業等での長時間労働など、

適切なお金がもらえないのに

働きすぎている人がたくさんいます。

 

結局のところ、こうした

労働の対価としての「お金」から

「仕事」の価値を考える捉え方では

 

現時点でお金を稼げそうな仕事

という狭い視野から「仕事」を捉えてしまうことになります。

 

言い換えれば、現段階で、世に存在している、

何らかの行為の結果お金がもらえるという

 

マネタイズの方法が確立されている行為

 

を、現時点では「仕事」と呼んでおり、

そのカテゴリの一つを選ぶことを

「就職」と呼ぶということです。

 

例えば、野球選手は、

ただ野球をやっているだけで

(実際は他にもいろいろなことをしていますが話を単純化します)、

「仕事」になっています。

 

これは、野球というスポーツが日本でエンターテインメントとして確立されており

視聴者がいて、それを支える文化や産業があることで

野球をやる人が「職業」として成り立っているということです。

 

逆に言えば、野球が全く根付いていない国で、

日本で言うような

「野球選手」として存在することは難しいといえます。

 

 

既存の「仕事」カテゴリーの中から

自分の働く場所を決めるという形の「就職」という考え方では、

INFPの方にとって自分に合った仕事や

職場をイメージしにくいのではないかと思います。

INFPは自分の主観を中心に生きていくタイプだからです。

 

まとめると、「仕事」を以下の観点からみてしまうと、

「自分に合った」仕事が何なのかを見失うということです。

 

  • 仕事=お金を稼ぐ手段 生活維持のための「仕事」
  • 仕事=既存のカテゴリーに自分を合わせるもの
  • 仕事=やらなければいけないもの 労働=必須

 

それでは、一体どのように考えていけばよいのでしょうか。

 

私は

 

「仕事」→「活動」

 

と捉え直すことを

提案したいと思います。

 

 

それは、「仕事」というものを

 

「生活を維持するためにお金を稼ぐ手段であり、

既存の職種の中から選択しなければならないもの」

 

という思い込みから離れて、

 

自分の考えていることや

表現したいことを形にしながら

人や社会と関わっていく

 

「活動」

 

であると捉えることです。

 

INFPの人が、仕事に関する悩みを抱えやすいのは、

結局のところ、

INFPの人がこの世の中で自分らしく生きていくためには、

何らかの形で

自分に向き合い表現するという「活動」を通して、

社会に居場所を作っていくことをしなければならないからだと思います。

 

 

この「活動」ということの捉える意味とは、

 

他人軸ではなく自分軸の表現と

それを通した他者との交流

 

ということを本質としています。

 

結果を重視するのではなく、過程を重視します。

 

なので、有名人にならなければならないとか、

社会的に確固たる地位を築かなければならない

という意味のものではありません。

 

他者評価は根本的には関係ないのです。

自分が納得できれば、その範囲も関わる人の数も関係ありません。

結果的に、何ができるか、何を成し遂げるかということは

「活動」に付随することであって、その目的ではありません。

 

次は、この「活動」についてもう少し掘り下げてみます。

 

続きはコチラ下矢印

INFPの適職さがし③ 「活動」とはなにか―「自分」を軸として世界観を表現する 

 

 

【2020.11.27追記】

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以下の記事でINFPの適職探しについて書いてますのでご参照ください下矢印下矢印

 

INFPの適職さがし① INFPの職探しが困難な理由


INFPの適職さがし② お金を稼ぐ手段としての「仕事」から離れて「活動」として考える 


INFPの適職さがし③ 「活動」とはなにか―「自分」を軸として世界観を表現する 


INFPの適職さがし④ 他者評価、競争原理から離れて自分の生きる目的を考える

INFPの適職さがし⑤ 「世界観」の確立と表現する「技術」を磨くことを目指そう
 

INFPの適職さがし⑥ 自分の「好き/嫌い」に敏感になろう!

 

INFPの適職さがし⑦ とりあえず「技術」を磨こう!

 

INFPの適職さがし⑧ 自分の「強み」と伸ばせる「技術」を知る

 

【INFP】「適職」=「芸術家」?:「(仲介者)Mediator」の本当の意味

 

自分の「適性」の探り方:「強み」「環境」「興味」「使命」の4領域から考える

 

(ブログテーマの「INFPの適職さがし」でまとめましたので、ご参照ください)

 

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【2021.9.25追記】

こちらのリンクにINFP向け記事をまとめていますので、ぜひご覧ください下矢印

 

 

 

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