もう10月に入って5日も経ちましたね…。nagisaですキラキラ

 

前回までで、INFPにとっての「仕事」=「活動」は、
 

自分の「世界観」を何らかの形で表現して、
他人に見せる(世に表す)こと

 

だということについてお話しました。

https://ameblo.jp/infpnagisa/entry-12628160619.html

 



自分の「世界観」を確立するためには、

まず何かを「始めてみる」そしてそれを「継続する」ということが大切だということをお話しました。

これは内向きな活動で、自分と向き合い、自分の「世界観」を探るために必要なことででした。

次の段階では、
 

そこから一歩踏み出して

ある程度の時間をかけて

「作品」を作り、他人に発信していきます。

 

それをもって、「活動」が有機的に動いていきます


(※ここでは「作品」と呼びますが、アート作品や文学作品に限らず、

自分の書いた文章や撮った写真・動画、作った料理なども含めて、

「ある程度時間をかけて自分が制作したもの」のことです。)


どのような作品であれ、

ある程度の時間をかけて制作し、

 

どのような範囲であれ、

他人に「見せる」こと、発信していくこと

 

を目指します。

これを便宜的にここでは、

この一連の流れを「作品づくり」と呼びます。



これまで「世界観」についての話では、

他者評価を気にせず、自分軸を探っていくことの重要性ついて述べてきましたが、


「作品づくり」においては、

他者視点が重要になります。

なぜなら、

「作品」は基本的には他者のものだからです。

現在は著作権法があり、

「作品」は著作者のもの、という考え方が一般的になっていますが


社会の現状と根本的な世の中のあり方を考えれば、

何らかの制作物から発言まで

世に出た瞬間に、他の誰かがある「作品」について何かを考えたり、利用したりすることは原則的に可能です。


もちろん、著作権を主張してそれを取り締まることはできますが
根本的に、私は

 

「作品」は作者の所有物ではない」

 

という意識を持つことが重要だと思います。

 

(これを説明したのが、ロラン・バルトの「作者の死」という本です。

現在では、芸術論・文学作品論の基礎になっています。)

 

つまり、「作品」の解釈(=どのように見られたい/読まれたいか、どのように作品が扱われたいか)
は、作者が完全にはコントロールできないということです。

「作品」は、他者に向けて発表した段階で、自分の手を離れて、他者が勝手に利用できるものになります。

ただ、そうであっても、自分である程度、作品の性質や受容者の範囲を意図してコントロールすることはできます。

 

「作品」がどういった人たちをターゲットとするか、

どこまでの範囲で公開するか、どういった人たちに届けたいかなどは

ある程度自分で事前に考えて、「作品作り」をしていきます。

また、どういった方法で流通(シェア)するか、

お金を払ってみてもらうのか、ただでSNS上で共有するのか、そういった部分も関わってきます。

そのあたりのことはもう少し後に詳しく書きますが、

ここでは、「作品づくり」とは、他者に向けて作っていく、ということを確認しておきます。

その際に重要になってくるのが、表現する「技術」です。
どんな方法であれ、表現するときには「技術」が必要です。
「技術」がなければ、うまく他人に伝えられません。

それ以前に、見てもらえません。

これは、単純に上手か下手かという問題ではありません
その「技術」の種類や質が、自分の活動の志向に見合っているか、という問題です。

例えばですが、ある人のやりたいことが「アフリカの難民を救う」ことだったとします。


「医者として」働くなら、まず知識を学び医師としての技術を磨かなければなりません。
「通訳として」働きたいなら、外国語を学んで技術を磨かなければなりません。
「研究者として」難民の問題について考えたいなら、専門領域の知識を学びそれを適切に表す文章力を磨かなければなりません。

簡略化した例ですが、自分の「世界観」を発揮する場所として、

どのような分野を選び、どのような方法をもって「活動」していくか、

そのためにどんな「技術」が必要かを定める必要があります。

そして、どんどん「知識」や「技術」を磨いていくわけです。

基本的な考え方は、「やりたいこと」から「技術」を学んでいくというあり方で、

これは現在の職業選択や大学、専門学校等の分野選択の場合も取られているやり方です。

「やりたいこと」「目標」が先にあって、その後に、どの技術を選択するかという選び方です。

ただ、この「やりたいこと」→「技術」の場合、

「やりたいこと」が見つからないと、どんな「技術」を磨いていけばよいかがわからなくなり、

活動が停滞してしまうことがあります。

なので、自分の方向性がわからないときはとりあえず、

 

自分が伸ばせそうな「技術」を磨いておく


ということをおすすめします。

 

「技術」→「やりたいこと」という流れで、

「技術」が身についていくと、

それによってできることややりたいことも見えてくるからです。

文章力、PCや各種ソフトの扱い、機材の使い方、WEB制作、イラスト制作、語学力…などなど、

自分が向いていそうな、興味のある分野についての「技術」を学び

それを磨いていくということを、とりあえずの目標として設定する。

そして、この「技術」を学び生かす過程で、何らかの仕事に関わることは十分可能だし、
そうやって自分の力でお金を稼ぐ術を持っているということが安心感にもつながっていきます!!

もちろん、「技術」は一夜で身につくものではありませんし、初めはみんなうまくできなくて当たり前です。
しかしだからこそ、長い時間をかけて培ってきた「技術」が信頼され、自分にとっても自信になっていくのですキラキラ


完璧にできなくてもいい、

 

途中でやめてもいい、

 

でも、ちょっと時間をかけて取り組んでみる。


そんな気持ちで、「技術」を身に着けていくということによって、


自分を表現することがより自然にできるようになっていき

 

自分が生きやすい生活に近づくと


私は考えています爆笑

 

次回は、「強み」という観点から、「技術」について考えていきます。

続きはコチラ下矢印

INFPの適職さがし⑧ 自分の「強み」と伸ばせる「技術」を知る

 

 

【2021.9.25追記】

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過去に、INFPの適職探しについて書いてますのでご参照ください下矢印下矢印

 

INFPの適職さがし① INFPの職探しが困難な理由


INFPの適職さがし② お金を稼ぐ手段としての「仕事」から離れて「活動」として考える 


INFPの適職さがし③ 「活動」とはなにか―「自分」を軸として世界観を表現する 


INFPの適職さがし④ 他者評価、競争原理から離れて自分の生きる目的を考える

INFPの適職さがし⑤ 「世界観」の確立と表現する「技術」を磨くことを目指そう
 

INFPの適職さがし⑥ 自分の「好き/嫌い」に敏感になろう!

 

INFPの適職さがし⑦ とりあえず「技術」を磨こう!

 

INFPの適職さがし⑧ 自分の「強み」と伸ばせる「技術」を知る

 

【INFP】「適職」=「芸術家」?:「(仲介者)Mediator」の本当の意味

 

自分の「適性」の探り方:「強み」「環境」「興味」「使命」の4領域から考える

 

(ブログテーマの「INFPの適職さがし」でまとめましたので、ご参照ください)

 

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以下の記事にこれまで書いたINFP向け記事をまとめていますので、ぜひご覧ください下矢印

 

 

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