おはようございます nagisa(なぎさ)です。
前回、INFPにとっての「仕事」=「活動」は、
自分の「世界観」を何らかの形で表現して、
他人に見せる(世に表す)こと
だということについてお話しました。
(だいぶ内容が長すぎましたね…blogの書き方は慣れていないので、日々精進です)
アーティスト的な活動であれ、実務的な仕事であれ、何らかの形で
自分の「世界観」を、自分なりの表現方法で発信していくことが
INFPが輝く働き方(「活動」の仕方)だと思います。
その「世界観」についての続きです。
「世界観」を確立していくために、表現活動を継続的に行うということが有用という話を前回しましたが、
それはマストなのですが、それ以外の方法から、自分の「世界観」を自己認識していくこともできます。
それは、自分の「好きなもの」「嫌いなもの」について、自覚的になることです。
これは、普段から意識していると自分を受け入れる(=自己受容)につながっていく活動です。
「世界観」がブレてしまう最大の原因は、「他者評価」を強く意識しすぎることです。
「あの人が良いって言ってたから」とか、
「流行ってるから」とか、
「あの人に好かれるため」とか、
「これはお金が稼げそう」とか、
そういう外部的な基準によって、自分の「好き/嫌い」をごまかしている場合です。
音楽、映画、マンガ、アーティスト、ファッション、色、景色、ストーリー、そういったものから
働き方、性格、雰囲気、人生観などの思想や価値観的なものまで、
自分が「好き」だと思えるもの、そして苦手、嫌いと思うものについて、
自分の声を聞きながら考えてみることが重要です。
別に、「流行っているもの」が好き、というのが悪いというわけではありません。
それなら、それがなぜ好きなのか、それが流行らなくなったとしても好きなのかを考えてみましょう。
好きなものと好きなものの共通点を探ってみるのもいいかもしれません。
意外な接点が見えてくるかもしれません。
好きなものが一生ずっと一緒というわけではないかもしれないし、
小さいころからずっと好きなものがあるかもしれない。
ある時期には熱中していたけど、今はさっぱり、ということもあると思います。
別に、すぐ「これが自分の確固たる価値観だ!」と思える「何か」を見つけようとしなくてもいいです。
むしろ、価値観は変化していく場合もあります。(変わらないものが自分の「コア」である可能性が高いですが)
むしろ、そうやって気負うと難しくなるので、
「自分ってこういうものが好き/嫌いなんだなあ・・・」と、
自分自身を理解するつもりでやってみたらいいと思います。
自分にとっては当たり前のことでも、ほかの人にとっては驚かれるようなことがあるかもしれません。
その逆もあるかもしれません。
注意したいのが、そこで自分の好き/嫌いについて、「評価」をしないことです。
「大人になってもこんなものが好きなんて、おかしいよね」とか
「こんなことを言っていたら、絶対モテない」とか
「社会不適合者じゃん…」(←INFPに多い!・笑)
みたいな、特に「外部」の社会的規範(大人とはこうあるべき、女性/男性とはこうあるべき、のような考え方)によって
自分の好き/嫌いをジャッジしないでください。
「好き」は「好き」、「嫌い」は「嫌い」、でいいんです。
もちろん、社会的に生きてくうえで、
社会的に大多数の人に批判されそうな考え方や嗜好について全面に押し出していくとより生きにくくなっていくことはあると思いますが
それを自覚することと、人に言うこと、行動することはまた別です。
自分の「好き/嫌い」という感情を、「評価」によって抑圧して自覚できなくなることのほうが問題です。
自分が何をやりたいのかわからない…
自分がどう生きていったらいいかわからない…
という人は、まずこのセンサーが鈍っていることが多いです。
自分についての感覚を、自分の声を聞くことを意識していくと、そのセンサーが段々と磨かれていきます。
なにはともあれ、まず
自分というものについて探ってみましょう
その自分の探り方ですが、
前回も書きましたが、ノートに書きだしてみるのは良いと思います。
(前回も紹介したジュリア・キャメロン『ずっとやりたかったことを、やりなさい』では
自分の「好き」に気づくためのワークも載っています)
あと、私が個人的にやっていることですが、
自分の中に2人の人間がいるということをイメージして、
子供の自分(素直な自分)を、もう一人の自分が客観的にとらえているような意識をもって、
何かの行動や言動について「なんでそれをやる/やらないの?」と自問自答してみるのもお勧めです。
どうして、それをやりたくないのか。
どうして、こっちじゃなくてあっちを選ぶのか。
いつもはこれを選ぶけど、こっちにしてみたらどうなるか。
そんなことを考えながら、「自分」に関心を持つ。
だって、一生付き合っていくのが「自分」なんだから
「自分」のことを知ったほうが、自分で自分を幸せにできると思うのです
それは、表現活動において重要であるだけでなく、生活や人間関係等さまざまなことに関わっています。
「自分を知る」ということが、めぐりめぐって「自分」が生きやすく生きられる道につながっていくと
私は思います。
次回は、「表現」する「技術」について話していきます。
続きはコチラ
【2021.9.25追記】
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過去に、INFPの適職探しについて書いてますのでご参照ください
INFPの適職さがし② お金を稼ぐ手段としての「仕事」から離れて「活動」として考える
INFPの適職さがし③ 「活動」とはなにか―「自分」を軸として世界観を表現する
INFPの適職さがし④ 他者評価、競争原理から離れて自分の生きる目的を考える
INFPの適職さがし⑤ 「世界観」の確立と表現する「技術」を磨くことを目指そう
INFPの適職さがし⑥ 自分の「好き/嫌い」に敏感になろう!
INFPの適職さがし⑧ 自分の「強み」と伸ばせる「技術」を知る
【INFP】「適職」=「芸術家」?:「(仲介者)Mediator」の本当の意味
自分の「適性」の探り方:「強み」「環境」「興味」「使命」の4領域から考える
(ブログテーマの「INFPの適職さがし」でまとめましたので、ご参照ください)
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以下の記事にこれまで書いたINFP向け記事をまとめていますので、ぜひご覧ください
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