I NEED A DRINK.com -16ページ目

live works:5『シェイプアップ/EFP』

                 esp11


どうも皆さんこんにちは。お元気でいらっしゃいましたか?

俺は彼女にFF12をプレゼントしてもらい、いまや完全にイヴァリースの住人です。

すごい面白くてもう夢中。ありがとう鬼子。

主人公は空賊にあこがれる少年。

この広大な世界を、自由自在に駆け巡る…。

オトコとして、これほど壮大な夢があるでしょうか。

すっかり感情移入。俺がバッシュだ!←違います

ineedadrink?その名は捨てたよ…(遠くを見つめながら


次々に現れるモンスターたちとの死闘。竜が眠るといわれる洞窟に隠された秘宝!


若さゆえの苦悩と葛藤!!ああ悩ましい。


本来ならずーっと冒険していたいところではありますが、さすがに体のこともありますし、少し休まなければなりません。

クリスタルに触れ、体を休めた後、見る夢はいつも同じです。

デンシャという箱に乗ってカイシャというものにいきます。

夢ですが、なかなか緊張感があり、いつもドキドキさせられます。

命がけでモンスターと戦っているときより緊張するなんて、おかしいですね!

さあ、夢から覚めたらアーシェ王女と

???「アーシェ王女となんだって?」

ドキンチョ!

???(指をポキポキさせながら)「夢から覚めたら?覚められると思ってるのか?

おかげさまで目が覚めました。ineedadrinkです。

FF12、主人公の声優以外は最高の出来です。

マジありがとう鬼子。

さ、そんなこんなで5つ目。『シェイプアップ/EFP』です。

現象:

 

マジシャンはESPカードを二組取り出し、そのうちの一組を使います。

 

一枚ずつ裏向きに配っていき、観客に好きなところで止めてもらいます。

 

 

 

そのカードが予言と一致します。

 

 

また、もう一組のカードを使い、もう一度観客のカードを予言します。

   

 

   

  

  

 

またしてもばっちり当たってしまいます。

 

 

 

すごく省いて説明すると、こんな感じです。

実際はもう少しだけ複雑です。

予言系のマジックは結構好きなんですが、これはあまりツボに入りませんでした。

とはいっても、「俺にとっては」微妙というだけです。効果は予言マジック特有の鮮烈さですし、印象はクリーンです。

難易度は簡単なんですが、難しいです。

出来る人は、解説を見て15分で出来るようになると思います。

俺はまだ一度も演じられていません。つまりそういう難しさです。

また、この前後にESPカードを使ったマジックを入れるのに苦労します。

「ESP代表」というほどインパクトの強いマジックではないので、お蔵入りになっちゃうかもなあ。

トリックの考え方自体はとても好きです。思わずにやあ~ってするくらい。

難易度…★☆☆

効果 …★★☆

live works:4『やさしいカップ&ボール』

              cup  

 

※画像はイメージです。本品とは多少異なります。 




どうもみなさんこんにちは。生まれて初めてクッキーを作ってみたところ、「すごいおいしい!」とほめられ、今まさにそっちの道に走りそうな26歳、ineedadrinkです。

 

なにかしらこの胸のドキドキ…。

 

そしてこの胸のふくらみ…(脂肪です

 

  

 

さ、本日は4つ目。『やさしいカップ&ボール』です。

 

 

現象:

 

3つのボールと3つのカップで行うカップ・アンド・ボール。

 

右と左のカップを真ん中のカップにかぶせると、ボールが貫通して真ん中のカップに入ります。

 

3つのボールが真ん中のカップに集まったところで、マジシャンはもう一度やってみましょうといい、

 

今度はカップをかぶせずに行います。

 

 

 

それでも

 

 

 

 

 
 

ボールは真ん中のカップに3つ集まってしまうのです!

 

 

 

 

さて、このマジックの最大の特徴はなんといっても

 


ノーギミック&ノーエキストラ!

 

 
という点にあります。

 

つまり、演技後に全てを検めることができ、即席で、

 

何の準備も要らず、裸でも出来る(のび太さんのエッチ!

 

マジックということになります。

 

 

 

いいマジックなんですが、俺はお蔵入りです。練習すらしていません。

 

え?なんでかって?

 

実はですね、カップ・アンド・ボールといえば、すでにトミー様が!

 

あの軽妙でユーモア溢れるストーリー。

 

今まで見た中で最高のカップ・アンド・ボールです。

 

これを抜きにして、いまさら他のカップ・アンド・ボールなんかいけやしないじゃないですか…!

 

 

 
話はつるりと変わりますが、ゆうきさんはレクチャーの際、赤いスポンジボールを使っていました。

 

これは紙をくしゃくしゃと丸めただけでも十分できるそうです。

 

こういうのを探してた方も多いんじゃないかと。

 

完全に即席ですので、たとえばマックに入ってみんなでだべってるときなんか、これでささっとマジックが出来るわけです。

 

また、俺はやりませんからわかりませんが、ストリートでやる人なんかは、しっかりしたカップよりこっちのほうが雰囲気があってよさそうです。

 

 

 

そして、問題の難易度ですが、やさしいというだけあって、かなり簡単です。

 

最低限の動きで、最大限の効果を出してます。

 

本当に、こういうの考えさせたらゆうきともはすごい。解説見たら思わずうめき声がもれます。

 

俺は小一時間くらい練習したらできるようになりました。

 

カップ・アンド・ボールの入門としては最高のマジックだと思います。

 

基本的な動きは全て網羅されていますし。

 

 

 
現象はとても明快。サルが見てもわかります。

 

最後、真ん中のカップに集合するところで終わってしまい、これというオチがないのですが、よく考えたら集合するところで十分オチになっているかなと。

 

現象が起きるまでのテンポもよく、本来ならすぐにお気に入りになるはずでした。

 

 

 
そうそう。

 

紙コップを使ってできるマジックということで、紙コップつながりで俺のお気に入りのセリフをひとつ。

 

根尾さんのアイディアです。こういうの思いつくのって、本当すごい。

 

 

 

 

「これが一番高価なカップです。なんとあのツタンカーメンが幼少の頃に使用していたという伝説があるんです…」

 

 

紙コップを取り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パピルスで出来ています」


 

 


難易度…★☆☆
効果 …★★☆

live works:3『接待トリック』

             settai


どうも皆さんこんにちは。日本WBC優勝おめでとう!ineedadrinkです。


いやー、熱かったですねえ。面白かった!


さあ、live Worksも3つ目。今日は『接待トリック』です。




現象:

 

「今日はあなたにたくさん手伝ってもらったので、御礼をしたいと思います」

 

マジシャンは和食の写真が載っている絵葉書を取り出し、そばや寿司など、さまざまな種類があることを観客に確認してもらいます。

 

それから、あるルールに沿ってカードを捨てて行き、一枚だけ残ったカードに書かれている料理をご馳走する、といいます。

 

そして、まず自分がカードを捨てて見せ、残ったカードを見ます。そばです。

 
「これでやり方がわかったでしょう?では、次はあなたの番です」

 
カードを観客に手渡し、先ほどと同じ操作を行ってもらいます。観客の手元には一枚のカードが残ります。

 
「そのカードの料理をあなたにご馳走します。何がお好きですか?お寿司?当たるといいですねえ」

 

 

 

 

 

 

そして観客がカードを見てみると…!






という感じです。最後は綺麗なオチが待っています。


このトリックの説明だけ見たとき、一番最初に脳裏に浮かんだのは、ミスター・マジシャンで販売しているマーシュー・ジョンソンの『ドリンクス・オン・ミー』でした。


実は前からほしかったのですが、なんとなく後回しになっており、ここで一気にマスターしたい!と思った次第です。



ということで、かなり期待していたんですが…うーむ。


俺には残念ながらあいませんでした。


というのは、じつは俺このトリックにかなり大げさな期待を抱いておりまして、ファンのようにして開いたカードを見せた後、裏返しにして一枚選んでもらい、それが実は…という実にスウィートなものだったんですね。


このマジックでは、それが出来ません。残念。


だいたいが「エブリインチ・ア・レディの改案です」ってUGMで紹介されている段階で「どうも怪しいな」って思っておけばよかったんですよね!


ちなみにそのとき俺は、すぐ後ろの「完全にセルフワーキングになりました」というところしか目に入っていませんでした。


楽々できると思っちゃったんだよー!


まあ実際は楽々出来るというところだけは当たっているというなんとも皮肉なものになってしまったわけですが。


とはいっても、「ドリンクス~」を買ったところでそんな夢のようなエフェクトかどうかはわかりませんしね。


これはもう永遠の課題です。



さて、それではなぜこのマジックを俺があんまり好きではないかというと、まず、全部で何枚あるのかを見せることが出来ません。


これはかなり痛い。オチのときに「さっき見なかったところのか」と思われてしまうからです。


オチがかなり面白いだけにこれは無念。



このあたりで既に「ば、ばっきゃろう!」とイソップの自殺を止めた山下真司みたいな顔になってますが


続いてもゼリーの如く腰砕けなこのポイント。


この絵葉書、なかなか売ってません。


一体ゆうきさんはどこから見つけてきたのか。


他の方のブログにも書かれてましたが、特にオチのやつなんかどこで購入したらいいのか。


やっぱり作るしかないかなあ。


料理の写真が綺麗なだけに、できれば売っているのを買いたいところですが。



難易度ですが、簡単です。


UGMの説明文どおり、「完全にセルフワーキング」です。マジシャンがやることはほとんどありません。


マジシャンの動きもよく考えられており、さすがゆうきとも。


実に自然な流れで進んでいきます。

うまいことセリフと動作がかみ合っており、俺は「クセの強い動作をうまく取り入れよったわ」と海原雄山状態でご満悦。


ほとんど練習無しで見せられるでしょう。



また、観客と常に話しながら進めるタイプのマジックなので、そこも美味しいです。


もう本当に、俺の過度な期待さえなければ良いマジックでした。



難易度…★☆☆
効果 …★★☆

live works:2『スカーフの行方』

今日の昼下がり、焼肉を食べに行った上司がオフィスへと帰ってくる…。


「オウ!WBC、準決勝でまた韓国とだってな!俺たちは一足先に飲み込んでやったぜガハハハ!!」←楊枝シーハー


まだ言うか。ineedadrinkです。



さあ、今日はLive Works2作品目。『スカーフの行方』です。



現象:

 

マジシャンは千円札を取り出し、検めた後、折りたたんで観客に持っていてもらいます。

 

次にハンカチくらいの大きさのスカーフを取り出し、これを左手の中に握りこみます。

 

持っていてもらった千円札を渡してもらい、これで左手を仰ぐと、

 

 

 

 

なんとスカーフが消えます。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

そして…思いもかけないところに再び現れるのです。




 

タイトルがタイトルだけに、スカーフがどこに消えたのかには言及しません。


とてもハンドリングの綺麗なマジックです。


ずっと見ているのに、消失の瞬間がわかりません。千円札で仰ぐともう手の中にはないんです。


まるで溶けるように消えます。


俺にはこの謎はさっぱり解けません。

出現も結構ウィットに富んだところから出てきます。


いろんな意味で「そうきたか!」みたいなね。


うちの鬼子はたいそう気に入っていたようですが、俺は少し物足りない気がしました。


「何を偉そうに」と思われるでしょうが、俺もそう思ってます。



難易度は易しい方ですが、先ほどの『サウンド・ビジネス』がもっと易しいため、普通に見えます。(´Д`lll)

練習はもちろん必要ですが、2時間くらいでしょうか。あとはタイミングと、ハートだぜ!(宮田


あと、このDVDにはスカーフがついていませんので、当然のことながら実演しようと思ったら別途スカーフ(ゆうきさんは赤いシルク使用)が必要です。



俺はシルク関係のマジックは少し敬遠していたところがあったのですが、これを機にやってみますかな…。



難易度…★☆☆

効果 …★★☆

live works:1『サウンド・ビジネス』

               sound



どうもみなさんこんにちは。今日はホワイトデー。


鬼子へのプレゼント?当然白紙です!(ホワイトデーだけに)


ineedadrinkです。




あっ、鬼子!?


いや、これは違うんだ、あの、その、パピプペポ・・・



ドカッ



シーン



ボカッゴスッ



シーン



シッチャカ    メッチャカ



シーン



それでは今日はコチラ(ボッコボコの顔で)



これ目当てにDVDを買ったと言っても過言ではありません。


『サウンド・ビジネス』です。




現象:

 

マジシャンはマグカップを持って登場し、空のマグカップを観客に示します。

 

カップをテーブルに置き、魔法をかけると、突然指先に100円玉が現れます。

 

そのコインをカップに入れます。

 

その後、次々に100円玉を取り出し、次々にカップに入れていきます。

 

5枚いれたところで、マジシャンはふと首をかしげ

 

 

「今、カップの中にいくら入ってるんでしたっけ?」

 

 

観客が500円と答えると、マジシャンは笑顔で

 

「ああ、そうでした。ではこの500円を使ってマジックをしたいと思います」

 

マグカップを傾けると、

 

 

 

 

 

  

中から500円玉が出てきます。





もうね、これ大好き。


原案は500円玉をカップの中に入れ、かき混ぜると100円玉5枚になり、それをさらにカップに入れてかき混ぜると500円玉になる、というものらしいです。


つまり今回は原案の半分の長さですが、俺的にはこっちのほうが好みです。シンプルイズベスト。


さらに超クリーン。


マジックが終わった後、カップ、500円、更には両手を完全に調べさせることが出来ます。


それでいてこの現象!


ゆうきともさんの頭の良さに唸らずにはいられません。


あのフレッド・カップス神が


「マジックは手段ではない、効果だ。効果さえ良ければ手段は選ぶべきではない」


というようなことを自身のレクチャー・ノートでお話しになっていますが、心のどこかにはやはり


「ノーギミック!ノーギミック!」


と叫ぶマニアな自分がいるわけで。


そこのところも大満足です。同じものをギミックコインでやったら数万円くらいかかりそうですしね。




また現象にストーリーがあるってのが可愛いじゃないですか。


ビジュアルさもさることながら、


「100円を5枚集めたら500円になったよ!」


というところに、なんともいえないユーモアを感じます。


もちろん破壊力も抜群。


最初に鬼に見せたとき、飛び上がって驚いてましたからね。


工エエェェ(´д`)ェェエエ工――――ッ!!!!!ってな感じ。


お前にしては相当面白いマジックだった」とのお褒めの言葉をいただきました(ワーイヤッター)


そして、問題の難易度ですが、簡単です。1時間もしないうちにできるようになるでしょう。


嬉しい…嬉しすぎる…。


もちろん、いくつかしなければならないことはあり、完全にセルフワーキングではないですが、それでも一般的なコインマジックに比べると足し算と連立方程式くらい違います。


あまりほめ過ぎてこのマジックがメジャーになっちゃうとイヤなので、すこしけなしておきましょう。


まず・・・ええと・・・



うーんと・・・



なんかないかな・・・




・・・・





・・・・・





・・・・・・・・






・・・・・・・・・・・・・・・・



そう!解説が結構早めです。


一度、『ワイズ・ワークス1』で解説をしているからなのか、ちょっと手を見せて「こんなふうにやるんだよ」みたいな感じでさっと進めてしまいます。


たぶん、そんなに難しいことではないですし、カメラにもしっかり写ってるから平気だろうと思われたのでしょうが、どっこいウチのテレビは小さいのです。


あと、ゆうきさんの手つきが滑らか過ぎて同じようにするのが結構大変です。


まあ、どうしてもアレならワイズ・ワークス1も買っちゃえばいいんですけどね。


もうお気に入りもお気に入り。


やってる本人も笑顔になるマジックです。



難易度…★☆☆

効果 …★★★

Live Works

                liveworks



どうも皆さんこんばんは。


ネクタイが帰りタイになっております、ineedadrinkです。



さて、今日は久しぶりに日本人マジシャンのレクチャーDVDを紹介しようと思います。


とはいっても、もちろんあの毛髪の人ではありません(期待してた人、ゴメンネ☆)


俺の中では世界に誇るべきレクチャラー、ゆうきともさんです。



ワイズ・ワークスシリーズで有名な同氏ですが、今回はそのライブ版。


とはいっても、ワイズ・ワークスに解説されているトリックとは一部がかぶるだけですんでいます。


また、随所にアレンジが施され、より不思議に見えるように。




収録マジックは以下のとおり。


・クロースアップショー


・サウンドビジネス


・スカーフの行方


・接待トリック


・やさしいカップと玉


・シェイプアップ/EFP


・E-Zサイコ


・チープリボルバー


・ハンカチを抜けるカード


・マネーゲーム


・ステージショー



このうち、クロースアップショーとマネーゲーム、ステージショーは演技のみとなっております。


俺はサウンドビジネスと接待トリック、それにE-Zサイコとチープリボルバー目当てで購入しました。


うん、すごいね、この人。


各トリックの詳細は後述するとして、全体的にいえるのは、実に賢い手順だなと。


たとえばある目的地に行きたいときに、みんな普通は同じ道を通るけど、この人はすぐ横にある近道を発見して、「何で誰も通らないの?」みたいな。


DVDのどの解説を見ても「なーるほどね!」とうなずくことでしょう。



こんなにすごいこのDVDですが、我が家ではひとつ問題が。




それは鬼。




この鬼は日本語がわかります(鬼のため英語はわかりません)ので、レクチャーを受けていると、彼女にもトリックの全容が明らかになってしまいます。


そこで、俺はテレビの前10センチぐらいのところに座り、ギリギリ音が聞こえるくらいにボリュームを絞って準備完了。



鬼が後ろで「テレビが見えない」とブーブーいってますが





今 夜 は 俺 の も の だ ぜ ←テレビに向かって





というかもうホント拝み倒して部屋のスミにいてもらいます。


さあ、いざPS2にディスクを入れて鑑賞開始です。


クロースアップショーはまあそこそこに。←早くレクチャーに行きたくて仕方ない


というか、ショーの最中、ずっと隣の会場から歓声と拍手が。


秘密結社が集会を開いているとしか思えないほどの大音量。うるさくて仕方ありません。


ゆうきさんもクライマックス直前に大きな拍手を入れられたり、やりづらそうです。


まったく表情を変えないあたり、さすがプロですが。



そしていよいよレクチャーが。


待ってました!しかも最初のレクチャーは、一番楽しみにしていたサウンドビジネス。


テレビにかじりつくかのように身を乗り出す俺。というか音声がぎりぎりなのでこのぐらい近づかないと聞こえません。


ほうほう、なるほど。こういう仕組みになっていたのか( ̄ー ̄)ニヤリ




そのとき、テレビ以外の声が。




「聞 こ え て る ぞ」





もうね、心臓飛び出るかと思った。


俺でさえギリギリ聞こえるぐらいのこの距離で、部屋のスミで着うた(防音対策としてお願いした)を聞きながら!?


閻魔かおまいは。地獄耳にも程があるわ。




Safe Deck


              safe


どうもみなさんこんにちは。もう一週間になりますが、バレンタインはいかがお過ごしだったでしょうか。


俺は朝出かけるときに突然女子高生から「先輩、コレッ!」とチョコを手渡されました。


その後も電車や道端、会社でナオンちゃんが来るわ来るわ。こんなにモテたことは今までありません。


今年に限ってどうしたというんでしょう。


毎晩「チョコほしい、チョコほしい」と言い続けたのが効いたんでしょうか。


信じられないだろうけど、本当に作り話。


ineedadrinkです。




今日ご紹介するトリックは、俺が妙に気に入ったトリックです。


いやホント、何で気に入ってるのかは自分でもよくわからないんですが。


『セーフ・デック』です。まずは現象をごらんください。




現象:


マジシャンは観客に一枚のカードを引いてもらい、それをデックに戻します。


続いて巾着袋に入った金庫のダイヤルを取り出し、デックの上に置きます。

観客に、暗証番号をたずね、その回数だけ右、左、右とダイヤルを回します。

にやりと笑い、金庫のダイヤルを上に持ち上げると

なんとデックの上半分が金庫の扉の如く持ち上がります。





そして、分かれたところにあるカードこそ、先ほどの観客のカードなのです。






その調子で彼女の分厚い心の扉もぱかっと開けて欲しいところですが、ダイヤルを当てた瞬間撲殺されそうなのでやめておきます。


マジックファンタジアのセールで購入しました。2000円。


国内では2500~2800円くらいが相場のようです。


私、生まれてこの方、これほど





「バカパク」@ボキャ天





と言う言葉が似合うマジックを見たことありません。


やれば必ず記憶に残ります。ものすごいインパクトです。


カードはフリーチョイスなのに、一発勝負です。こけおどし手投げ弾みたいな感じ。


それなのに基本はただのカード当て。


このマジックの考案者は明らかに間違った方向に情熱を使っています。


“プロフェッサー”ダイ・バーノンは、「観客が、見たマジックを他の人に語ることが出来る。これが良いマジックの条件」とおっしゃってますが、その線でいったらこのマジックはかなり優秀なマジックに。





工エエェェ(´д`)ェェエエ工





いやいやいやいや、確かに優秀と言えば優秀です。難易度は簡単。日本語の解説があれば手に入れて10分もいじればもう人前で見せられます。というか、見ればわかります。


その上、先ほども言いましたが選ばれるカードはフリーチョイス。何を選ばれても問題ナッシング。


ただもう、なんというか…「扉がぱかっと開き、そこから観客のカードが出てくる」現象なのに






観客は扉が開いたことを一番驚く





といういかんともしがたいポイントが…。


そりゃそうでしょう。俺だって自分がマジックする立場でなかったら、選んだカードを忘れてます。


そのへん、なんとなく三國無双の


「俺が相手だ!かかってこい!!」


と叫ぶのに華麗にスルーされる夏候淵を思い出させますが、まあそれは置いといて。


ですからこのマジック、一発勝負なんです。二度目は単なるカード当てですから。





金庫のダイヤルですが、真鍮製で作りもしっかりしており、大人が持っていてもかっこいいです。


また、専用の袋がついてくるのも嬉しいところ。赤い、シルク風の光沢を持っており、いかにも何かいいものが出てきそうな雰囲気に。



サガ2の、ガラスのつるぎみたいなものです。


一度しか使えないけど、効果は抜群。


装備に入れるか入れないかは、あなた次第、ということで。




良くない点はもうひとつ。アレが●●です←自主規制


これにより、何らかの対策を採らないといけません。



オウシット。金庫を開けたらミミックが出てきたみたいになってるよ!



それともこれは俺だけの症状なのでしょうか。



いつもなら「金返せゴルァ!!」と、龍が如くのように暴れるところですが(だったら…やるしかねえだろうがよ!!)



ここは考案者に対して、怒りではなく、優しさをもって接してみたらどうでしょう。



もしナオンちゃんだったら恋が芽生えちゃうかも!チャハッ←少女マンガ風



もわもわもわ(ry



セーフデックを考えた人「ineedadrink、ごめんね…あたしがアレを●●しちゃったばっかりに…」



俺「なあに気にするなよ。それよりほら、練習しないと」


セ「そうだね、ありがとう(グスン)。ね、頑張ったから、もう一回見て…くれるかな(上目遣い)」



俺「ああ、何度でも見るさ。君の全てを



セ「カードを選んで…」



俺「ダイヤル番号は右に7、左に9、右に6で頼むぜ」



セ「じゃあ、扉を開けるね」



俺「ああ」



そして、扉の中から現れる鬼子。



鬼「よう」



俺「………」



鬼「ずいぶんと楽しそうじゃないのさ。女の子にマジック見せられてうはうはですって?」



俺((;゚Д゚)ガクガクブルブル

鬼「あたしもひとつマジックを見せてやるよ。『チョコを食べすぎたわけでもないのに鼻血が出る!』っていうマジックだ。鼻血を出すのはお前だ



俺(((( ゜Д゜)))ガクガクブルブル




鬼「右で7発、左で9発、右で6発がリクエストだよな?そこを動くな」









ギャー








難易度…★☆☆

効果 …★★★



Money Morph

            morph

どうも皆さんこんにちは。Mr.Magicianどっちが先に更新するか一人で競争をしていたineedadrinkです。

本当にお久しぶりです。皆さん元気でやってらっしゃったでしょうか。

今日は東京でも雪で、電車が遅れたりなんだり大変でした。

もうすぐ節分ですね。節分といえば、「鬼は外、福は内」。

ウチには鬼がいるので、追い出すチャンスです。

くっくっく、思いっきり豆をぶつけてなかせてやるぜ。←普段泣かされている

さっそく鬼子に話しかけました。

「なあ、今年の節分、鬼は外でお前を追い出しちゃうぜ

鬼子は表情も変えず

「いいけどさ、福は内ッつったら、あたい入ってきちゃうよ

完敗。

さてさて、久しぶりのマジックはこちら。いまや手放せないトリックのひとつです。


『Money Morph』  by Kevin King

現象:

マジシャンは観客から一万円札を借り、「奇術の合間に折り紙を挟むととても受けるんです」といいながらお札を折りたたんでいきます。

小さく折りたたみ、また広げた瞬間




なんと千円札に変わっています。





「貸してくれてありがとう」といい、観客に千円札を返して終了です。




あ、ちなみに、このあと千円札を一万円札に戻すことも出来ます。

そんでですね、なにがすごいってこのマジック、最初に両手の中が空なのをはっきりと観客に示せるんです。

ですから、完全に一万円札しかない手の中で、千円札に変わるんです。

恐ろしい。

最初に見たときは完全に引っかかりました。解説を見なければ、今でも引っかかると思います。強烈です。ビジュアルに変化します。

そして、たたんでから再び広げるまで、一息もつきません。手は動いたままです。

難易度ですが、簡単です。手を滑らかに動かすには練習が必要だと思いますが、多少もたついても効果は抜群です。俺は鏡の前で一時間くらい練習したらできました。ただし、やはり何人かに見せるまでは動きがぎこちなかった気がします。

解説もとても丁寧。マジシャン側からの映像もあって、実にわかりやすいです。


事前の準備もほとんど要らず、いつでも、どこでもが可能です。

千円札を返したときには必ず観客からのツッコミが入るのも好きな点です。個人的な点ですが、一人で黙々とやるマジックがあまり好きではないもので。

この系統のマジックはこれひとつで十分、といえるくらい完成されています。最小限の動きで最大の効果。つなぎにちょろっと使えるぐらい手軽なマジックですが、ひとつの頂点だと思います。




難易度…★☆☆

効果 …★★★

Heckler

heck

俺「まさに魔王と呼ぶにふさわしい!ブライアン・チューダー氏の『ヘックラー』です」

鬼「ずいぶんほめるね」

俺「これは見ておいたほうがいいって!こういう世界もあるんだなって、きっと驚くって!!」

鬼「ふーん」

俺「マジックバーに、半分嫌がらせで来た客を、完膚なきまでに!マジックのみで!!叩き潰す!!!胸がスカッとするDVDです」

鬼「あんた、いっつも虐げられてるもんね」

魔王は貴様だ!

鬼「うるさいな」

俺「もう本当、今までのマジックとは一線を画します。『いつのまにか』とか、そんな生易しいものじゃないからね。『今の今まで、確かにこの目で見てるのに!』ってな具合ですよ」

鬼「難しさとか、そういうのはどうなん?簡単に出来るの?」

「出来るわけないだろーが!」

鬼「なんでキレてんだ」

俺「解説は丁寧なのかそうでないのか微妙な感じ。一度やってみせて、そのあとスローで説明&細かい解説」

鬼「なんか聞くだけだと丁寧そうだけど」

俺「俺もお前と話してるとそう思うんだが。なんでか丁寧な印象は受けなかったですよ。あと難しいテクニックが多い。VTRと同じようにやっても全然不思議に見えなかったりとか」

鬼「お前が下手なだけじゃねーの?」

俺「でも中には簡単なものもありますけどね」

鬼「無視すんな」

俺「全体がひとつのルーティンになっています。その中でいくつものマジックを披露しているんですな」

鬼「もしもーし」

俺「一つ一つの現象は短めですがどれも強烈。カード・トゥ・エニウェア系の現象が比較的多いかな」

鬼「……。」

俺「しかもこれ、ノーマルデックですからね!どういうことだってな話ですよ」

鬼「………。」

俺「最初から最後まで完璧にこなせたら、まさに魔法使いの所業ですよ。すっげーかっこいい。惚れます」

(ガゼルパンチ)

俺「…こういう世界もあるんだね

鬼「潤んだ目でこっちを見るな。気持ち悪い」

俺「まあ正直言うと、俺、ヘックラーですよ」

鬼「突然にどうした?まあ、そんな気はしてたよ

俺「いつでもどこでもヘックってるからね。あっちでヘックる、こっちでヘックる」

鬼「ヘックってばっかだね」

俺「おう、もう常にヘックってる感じ。

鬼「で、どんな感じなの!?ヘックってるって」

俺「そりゃ、ブライアン・チューダー氏みたいにてきぱき物事をこなすってことですよ。あと超攻撃的な感じ」

鬼「ははあ」

俺「自慢していいぜ!『あたいの彼氏、ヘックラーなんだよ!』って!!!

鬼「……。」

ヘックル!ヘックル!!(腰に手をやりながら)」

鬼「ところで言い忘れてたんだけどね」

俺「おう、何!(腰に手をやりながら)」

鬼「『ヘックラー』って、『野次を飛ばす人』って意味だよ」

俺「……。」

鬼「……。」

俺「………。」

鬼「………。」

俺「……いつから?

鬼「いつも何も、たぶん最初から

俺「え?だってこのDVD、野次を飛ばす人なんていないじゃん。他の意味があるんじゃないの?」

鬼「ああ忘れてた」

俺「そうだろ!?やっぱなー、おかしいと思ったもんよ」

鬼「今は少しニュアンスが変わって、『野次を飛ばす人』ではないみたいね」

俺「だよねだよね!もー焦らせてくれちゃって。いやな汗をこう、わきの下あたりにびっしょりと…」

鬼「『ヘックラー』は『ウザイ人』って意味になってるね」

俺「……。」

鬼「……。」

俺「………。」

鬼「………。」

俺「……いつから?

鬼「いつも何以下略

俺「そう…なんだ」

鬼「あなたいろんなところでヘックってるんだもんね」

俺「……。」

鬼「自慢するからね、『あたい、ヘックラー見たことあるのよ、きもーい☆』って」

俺「……。」

鬼「ヘックル!ヘックル!!(腰に手をやりながら)



現象:

(一連のルーティンのため、一気に紹介します)

Deck Production(空の手からデックが)

Card Switch(客の選んだカードが、一瞬で変わる)

Wrong Answer(たった今デックに入れたカードが、左手から出現)

Card Under Drink(カード・アンダー・ザ・グラス)

Tudor's Kick-Out(客のカードだけデックから弾き出される)

Terry LaGerould's Card Through Table(ありえないカードスルー)

Deck Through Table(ありえなさ過ぎるカードスルー)

Tudor's Deck Through Glass(もう許してください)

Card-to-Mouth (客のカードが口から出現)

Card to Shirt Pocket(客のカードがシャツのポケットから出現)

Card to Zipper Pocket(…ニヤソ)

Card to Right Pants Pokect 2x(ズボンの右ポケットに)

Card to Left Pants Pocket(ズボンの左ポケットに)

Terry LaGerould's Card to Back Pocket(ケツポケットに)

Deck Vanish(デックが消える)

Card to Matchbox(名前の通り)



そのすべてがカッコいい。どうしてもマスターしたいDVDです。



難易度…★★★(本当は100点満点で1000点くらい)

効果 …★★★








SHAPE SHIFTER

shape

努力したものがすべて成功するとは限らん。

しかし、成功したものは皆すべからく努力しておる。




どうもみなさんこんにちは。先週のGのイベントから一週間、いまだに夢見心地ineedadrinkです。


さて、今日は久しぶりのレビューを。


Mark Desowzaの、『SHAPE SHIFTER』です。


現象:


マジシャンはカードを一枚選んでもらい(スペードのAとする)、それをデックに戻します。


「指を鳴らすと、あなたのカードが一番上に上がってきます」


マジシャンは自信満々にそういい、めくりますが、それはクラブの3で、観客の選んだカードではありません。


観客のブーイング。


「いやいや、実はこのカードであってるんです。選んだカードはダイヤの2でしたよね。こいつ、実は変装の達人でして」


そういいながら手を動かすと、クラブの3はダイヤの2に変わっています。


しかし、それでもカードが違うので、観客からはブーイングが。


「わかってますわかってます。いきますよハイヤーッ!


気合と共にカードに触れると、一瞬で、クラブの3は、スペードのAへと変わるのです。




これほどまでにビジュアルなカードチェンジは探すのが難しいと思います。観客の目の前で、一瞬でカードが変わります。何のカバーもありません。



また、上手な人がやると綺麗な「ピキュッ」という音が鳴ります。これがまた耳に心地いい。



イリュージョニスト社からの販売です。日本ではWOWから販売されており、こちらですとDVDのセリフを日本語に翻訳したファイルがセットになっています。このサービスは結構嬉しいですね。その分価格に上乗せされてますけど、自分ではどうしてもわからないセリフがわかるので。



考案者はマーク・デソウザという熊みたいなおっさんです。この人の説明はなかなか丁寧でいい感じです。

さらにこのDVDを発売したイリュージョニスト社のボス、ブラッド・クリスチャンが同じDVDの中で、補講という形でより詳しく説明してくれています。この人のほうが手が小さいので、説明が日本人には合っているかもしれません。



この技法自体はそこまで難しくはないのですが、難易度はとても高いです。というのは、ちょっとでも手元が狂うと、とたんにすべてが台無しになってしまうからです。

角度、スピード、動き、そこに持っていくまでのセットアップ、フィニッシュのあとの処理、どれが欠けてもまったく不思議に見えません。それどころか、「こうなってんだろ」と見破られる恐れがあります。



また、この技法を生かしたルーティンを、デソウザ氏とブラッド氏がひとつずつレクチャーしてくれます。

どちらも面白いですが、個人的にはデソウザ氏のほうが面白いと思います。



このテクニックを見て、俺が練習を始めない理由はありません。早速練習を開始しました。



しかし、いくら練習しても画面の向こうの二人のように上手にはできません。



もう、やめちまおうかと。



幽州に帰(けえ)って、山賊にでもなっちまおうかと思ったそのとき!



背後から野太い神様の声が!!



「おい。おまえなにやってんだ?」



「へ、へえ。実はかくかくしかじかで」(といいながらタネがばれては困るのでテレビを消す)



「ほほう。では見せてみろ」



「え?」



「見てみなきゃわからないだろうが。さっさとやれ」



「し、しかし、もう少し出来てからのほうが…」



ここまで言ったところで命の危険を感じたので実演しました。



当然結果は惨憺たるもの。



すると神様(野太い声)、



「お前な、ここをこうしてみろ。あたいは手が小さいからうまく出来ないがこういうことじゃねえのか」



そしていわれたとおりにやってみると、さっきとは打って変わって実に綺麗に出来るのです。



いま帰ってきたばかりなのに。



DVDを見てもいないのに。




いったいあなたは何者なのかと。





難易度…★★★

効果 …★★★