大学のクラブ活動 1
大学に入ってからの楽しみの一つはどのクラブ活動や同好会に入部するかだった。僕は運動が苦手だったので、文化系の同好会を選んだ。全くの運動音痴というわけでもないのだが、どうしても文化系のクラブの方が女子が多い。とにかく 、女子と友達になりたかった。女子といる時の雰囲気の柔らかさが男同士の付き合いのときよりもはるかに心地良かった。男同士だとどうしても構えてしまう。実際、男同士は本能的にメスを奪い合うライバル同士なのだ。それが男性ホルモンであるテストステロンのなせる技なのかもしれない。僕は中学時代より中国の清朝の歴史が好きだったので、東洋史研究会を選んだ。この研究会のリーダーが五年生の安井さくらという先輩だった。小柄だったが、その眼差しは男を誘う目つきをしてた。その眼差しには、誰もが性欲を刺激され、肉からの快楽を妄想してしまう魅惑を秘めていた。動物は大体雌からオスを誘う。動物の世界では、相手を選ぶのはメスの方だ。オスはメスに気に入ってもらえなければ一生独身で過ごすしかない。オスは実にかわいそうな生き物なのだ。認めたがらない男も多いが、この原則は人間の男にもある程度当てはまる。結局生命体というのはメスが中心で、オスは遺伝子の多様化のためだけに生まれ来たようなものだ。