ところが小学校四年生の春頃からお風呂に入れてくれる女性たちの乳房が気になるようになったのだ。女性使用人が僕をお風呂に入れるときはどうしても裸になる。さすがに、子供をお風呂に入れるのに全裸になる人はいなかった。その時どの使用人も陰部だけは隠したが、上半身は必ず裸になる。乳房は思春期前は性差がなく女の子のオッパイも男の子のそれと大差ないのだが、思春期の初経を挟む約4年間に乳腺が発達し、脂肪組織が蓄積する。乳房の形や大きさは個人差が非常に大きい。そのことに僕は改めて、気づいたのである。元来、好奇心の強い僕であった。僕のオチンチンはオシッコを我慢している時など、勃起することはあった。しかし、その姿はまだ子供の性器そのものだったので、性的な関心からではないが、ついついお風呂に入れてくれる女性の胸に目が行ってしまう。お風呂に入れてくれる女性は毎日のように変わるのだが、年齢的には18歳のおばさんから42歳だったゆきちゃんまで、幅が広かった。ヒトの乳房は20代よりその中身が徐々に衰退するため乳房が張りを失い徐々に下垂し始める。その違いが僕にはとても不思議に思えたのだ。しかし、月日が経つにつれ、僕も小学校五年生の冬を迎えた頃、僕のオチンチンは僅かながらも大きくなり、時折局所にくすぐったさを感じるようになった。ある日、18歳のおばさんにゴシゴシとオチンチンを洗って貰った時に、オチンチンが少し大きくなるのを感じた。同時に不思議な何とも言えない感覚に襲われた。そのときは別に気持ちが良いとも思わなかった。ただただ無性にムズムズした感じになり、何となく恥ずかしいような気持ちがした。
普通は風呂から上がったら、お布団に入る前に、テレビを30分間だけ観ることが許されていたので、汗を拭きながら二階のリビングへ上がって、テレビをつけるのだが、そのおばさんにオチンチンをゴシゴシ洗って貰って局所がムズムズした日はテレビを見たいとは思わなかった。ただ、食卓の側の椅子に座り、ボーッとしていた。そうしていたら、いきなり身体中が麻痺し、弱い電流が全身を素早く駆け巡ったような感覚に襲われた。また、風呂場で感じた「何となく恥ずかしいような気持ち」に再び襲われ、今まで味わったことのない刺激を感じた。次に、気が付いた時にはオチンチンが力強くむくむくと起こり立っていた。まだ僕のオチンチンの姿は小さな芋虫が硬い殻で覆われた感じで、包皮が亀頭を覆っていた。いつもの勃起と異なり、その日の屹立はちょっとした痛みが伴った。不思議なことに、それでも気持ち良かった。今まで生まれてこのかた感じたことのない快感であった。眼を閉じ、その感覚に身を任せた。オチンチンに手をやり、触ってみると、その先端部からうっすらと濁った水のような液体がごく少量にじみ出ていた。耳かき一杯にも満たないその液が滲み出た時には全身が麻痺したような、幽体離脱でもしたかのような感覚だった。滲み出たものは初汁とまでは言えない代物だった。