先日、メッキ線の巻線機を作りましたが、巻線を巻き上げるモーターのON/OFFは、押している間だけモーターが動くようにタクトスイッチを使っています。

このタクトスイッチは、電流を多く流せません。
モーターに流れる電流は、約500mAでした。
タクトスイッチに流せるのは 50m程度です。
タクトスイッチで直接モーターをON/OFFさせると、スイッチが壊れてしまいます。
そこで、トランジスタを使って、モーターの電流をON/OFFさせます。
トランジスタのON/OFFはタクトスイッチで行います。

簡単な回路です。
トランジスタは大きな電流を小さな電流でON/OFFさせるスイッチとして使用できます。
この使い方を覚えると、電子回路の理解が少し進みます。
これから電子回路を学ぶ方、学んでいるけどイマイチ理解できていない方、トランジスタをスイッチとして使った工作をしてみてください。
流す電流によって、トランジスタを選ぶことが必要です。
トランジスタを壊さないためには、エミッターコレクタの電流をいくつにするか、
その時ベース電流はどのくらいにすれば良いか、
など、ちょっとずつ設計っぽいことができてきます。
ちょっと分かれば、楽しくなってきます。
ぜひ、チャレンジ!