「いなぎ電子キット」」のキットを使った工作例です。
このキットを使いました。
7セグ表示器を大型のものに変更してみました。
キットの7セグはカソードコモン、大型7セグはアノードコモンといって、7本のLEDの共通になっている電極が反対になっています。
そのため、NANDゲートというICを追加して、7セグドライバの出力を反転させています。
タクトスイッチを押すと数字が切り替わっていきます。
改造の手順
①キットを改造するときは、まずどういうものにしたいかを決めます。
(この場合は大型7セグに切り替える)
②必要な部品を調べる。
(この場合は、大型7セグの仕様を調べる)
③使う部品をそのまま置き換えできるか調べる。
(大型7セグは共通電極が逆になっていた)
④選んだ部品を使うにはどうすれば良いか考える。
(電極が逆なので、ドライバの出力が逆になればいい→出力を反転させる→
→NANDゲートというものがある)
⑤追加の部品の仕様を調べて使えるかどうか判断する。
⑥追加する部品が基板に入らないので、大きなユニバーサル基板も購入する。
改造に必要な部品を調べて、その部品を追加する、という単純な作業です。
部品を追加するだけですが、大きめの基板が必要になり、配線も増えます。
完成品を見ると、すごい改造をしたように見えますが、やったことは簡単なことです。
こういった改造をしていくと、面白くなって、電子回路の技術も身についていきます。
電子回路は難しそうと思われますが、やっていることは結構簡単なことです。
必要な部品を追加して、結果として配線が増えていき、複雑そうに見えるものが完成する、というだけです。
キットを組み立てたら、ちょっとしたことで良いので改造してみましょう!