工作でモータを使うことがあると思いますが、モータには意外と電流が多く流れます。

オンオフするスイッチは、だいたい大きな電流を流せるスイッチです。

 

小さな電流しか流せないタクトスイッチを使って、モータをオンオフする回路を作りました。

 

 

これがタクトスイッチです。

押している間だけ、オンします。

 

これをモータと直接つなげると、電流が大きいためにスイッチが焼き切れてしまう心配があります。

 

そこで、トランジスタを使います。

トランジスタは、小さな電流で大きな電流を制御するときに使います。

 

<トランジスタの選び方>

まず、モータに流れる電流を調べます。

電流計やメーター付きの電源が必要ですが、模型用モータでしたら、だいたい似ているような電流だと思いますので、以下の動画を参考にしてください。

 

ここで、モータには最初に300mA流れているので、700mA流せるトランジスタを選びました。

 

データシートをみると、トランジスタのhfeは約200でしたので ここからベース電流は 300割る200で 1.5mA になります。

 

ベースには5Vかけているので、オームの法則から、ベース抵抗は 2.2kΩとしました。

 

あとは、モータに回路保護用のダイオードとノイズ防止用のコンデンサをつけます。

 

以上の流れと完成した回路の動画です。

 

 

 

トランジスタを使った回路は、ぜひ一度作ってみてください。

電子回路の理解が少し進みますよ。