これは名作・迷作 -20ページ目

「靴に恋して」; 久々の女中心の映画

靴に恋して












DVDのカバーの美しさ・おしゃれさに魅かれて借りてみた作品だったけど、これほど作品の内容とギャップを感じた作品はなかった。でもそれはいい意味で裏切られた感じ。何の先入観もなく見始めたのでどっぷりとはまってしまいました。


舞台はスペイン・マドリード、女を主人公として、いくつかのストーリーが同時進行して最後につながりを見せるという形をとっています。靴を自分の働く店から盗み続けて夜な夜なクラブで踊り続ける女、売春宿を経営しながら知的障害を持った娘を育てる女、大金持ちの夫から相手にされず万引きをつづけ、セラピーに通う女、結婚してすぐに夫が亡くなり、2人の血のつながらない子供を育てるためにタクシー運転手をする女。それぞれの女たちが独立した女性を装いながらも、影では男に頼りながら、結局は振り回されて傷ついている。帰らない男たちを待つ女の寂しさと怒りを表現する女優たちの目がとても印象的です。


この映画では弱い女、ずるい男という構図で始まりますが、最後には実は主導権を握っているのは女のほうであり、女は一人でも生きられるけど、男はその寂しさに耐えられないということを示唆して終わります。

最後に男の影を取り払い一人でも強く生きていく決心をするそれぞれの女の安らいだ表情が見る人に希望を与えてくれます。そういう意味ではこの映画は女のための映画です。男が見たらどういう気持ちになるか、ちょっと気になるところではありますが。


問題の靴と登場人物とのかかわりですが、ここで登場する靴たちはとてもおしゃれで魅力的なものばかりですが、それは”うわべの美しさ”を象徴しているだけであり、実際は、靴は登場する女性たちが自分たちの人生を反映させる重要な小道具になっています。足のセラピストの言った一言がうまく語っていると思います。

「履き心地がよく、魅力的に見える靴を見つけた時、人は初めて人格を完成させる」

どんなにたくさんの靴を集めてもいても、もとめていたのはたった一足の靴、つまり心の安らぎなのだということを教えてくれます。


この映画は2002年の作品ですが、いい意味で全く今らしさを感じさせません。すでに名作の域に入っているような作品です。今風なおしゃれな雰囲気を漂わせるDVDのジャケットがちょっと作品を安っぽく見せているような気がして残念です。

注意不足?

今日ひっさびさにジムに行きました。

ウォーキングマシーンで歩いてるとき、サッカーがやっていたのでついつい見入ってしまいました。

2回もベルトから落ちそうになりました。

ゴールを狙ったボールが左にそれた時、なぜか今までまっすぐ歩いていた私の体が左斜めの方向に向かって歩いていました。

周りから見たら私ってただのサッカー馬鹿みたいに見えるんだろうな。

別にサッカーが好きなわけじゃなくて二つのことが一度にできないだけなんだけどね。

サッカー好きじゃなくても、最後のロナウドのシュートはすごいと思いました。

早いし、何より入れるのが当たり前というような自信があってかっこいい。


Brazilian Girls; 新感覚

Brazilian Girls [FROM US] [IMPORT]











今日は友達から紹介されたCDのまた紹介。

これなんですが、最近の新しいアルバムにしてはかなりヒットです。なんとボーカルの紅一点の女性は5ヶ国語(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語)曲のイメージに合わせてを自在に操るということ。1曲目がフランス語のシャンソン風な曲で始まったかと思えば2曲目は英語でテクノっぽい。他にもハウス、レゲエ、フレンチ・ポップとかなり幅広いジャンルで、次に何が起こるかわからないところが魅力です。ipodhufuleでいつもばらばらに聞いてもかなり楽しそう。

しかもこのアルバム、今年の4月に出たばかりだということ。これから大ヒットしそうな予感です。

「春夏秋冬そして春」; すばらしい芸術作品

春夏秋冬そして春












久しぶりに韓国映画を見ました。韓国映画界でも鬼才といわれるキム・ギドク監督作品です。

この監督の作品ではこれまでに『悪い男』『サマリア』を見ましたが、この映画で監督の持つ独特な世界というか癖のようなものが分かった気がします。

舞台はどこかの山奥、山に囲まれた湖の中に小さなお寺が浮かんでいて、老和尚と小さな弟子が一緒に暮らしています。この2人がどういう関係なのか、どういういきさつでここに住んでいるのかは特に説明はありません。春、夏、秋、冬、と画面が変わるごとにこの青年が成長していきます。夏では17歳、病気の療養のために寺に来た少女と恋に落ち寺を後にする。秋には30代、妻を殺して寺に逃げてくる。冬には?十代、全てを悟り、穏やかな表情を持って帰ってくる。

こう書くとただの少年の波乱万丈の人生のように聞こえますが、少年時代から描かれる彼の人生の中には逃れようのない運命、そして輪廻転生という深いテーマが関わっていて一つ一つの場面が全て意味を持っています。そして説明のなかった少年と和尚の関係も後になって自然に想像ができる構成になっています。この映画のすごいところはセリフがほとんどないのに、演技と映像で人間の欲望や怒り、悲しみなどをほとんど表現しているところです。ちなみに登場人物も数えるほどしかいません。

最後に、これだけはいわなければならないのは究極の映像美についてです。湖の中に浮かぶお寺というありえない設定はその先の数々の美しい場面を作り出すのになければならない設定だったと思います。また、仏教を背景にアートを取り入れるという技法も斬新極まりない。ありえないことをしてそれを正当化させてしまう、キムギドク監督の腕にはただただ感服するばかりです。

『サマリア』が好きだった人には是非見てもらいたい作品です。『サマリア』を究極にしたらこんな映画ができるんだろうなという感じです。

「スターウォーズ(エピソードⅡ)」;これでやっと映画が見れる・・・

スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃











やっっっっとここまでたどり着きました。それにしても最近見た映画はほとんどスターウォーズばかりでした。長かったーーー。


エピソードⅡはⅠから10年たってアナキン(後のダースベーダー)が20歳という設定。成長したアナキン、演技が下手だという人もいますが、私は好きです。めちゃめちゃかっこいいじゃないですか。アナキンと恋に落ちる女王アミダラを演じるナタリー・ポートマンもため息が出るくらい美しい。衣装もすごい。

それにしても、ストーリーはさておき、歴史的超名作のスターウォーズの続編(?)に登場する人はものすごい名誉と同時にプレッシャーも感じるのではないかと思う。だって登場人物がみんな人形になっちゃうくらいすごい人気っぷりなんだから、自分の人形が売られることも覚悟しなきゃならないんだから。

ヨーダなんかは人形だからどうでもいいけど、ダースベーダーになる直前のアナキンを演じたヘイデン・クリステンセンはよくやっていると思う。子供時代のイメージからもうまくつながっていると思う。ユアン・マクレガーも今までのイメージを払拭してあのなりきり様はすごい。アレックギネスを意識しての役作りなのだろうか。

ストーリーは、正直言って全然意味が分からない。分からないけど敵と見方の区別くらいはつくようになった。前回見たときに比べて。

今日聞いたけど、映画ではとうとうあの二人が生まれるとのこと。それが早く見たい。

さっき、感動的なページを発見した。すごい。http://bhdaamov.hp.infoseek.co.jp/sw/swaa.html#ana


ぜんぜんまとまりなくてすみません。でも映画もまとまりありません。

「スターウォーズ(エピソードⅠ)」;できすぎ?

スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス









やっとたどりつきました。スターウォーズ新三部作。旧作の最終作にはずっこけたので、今回はかなり期待を込めてみてみました。

なんと表現したらいいんだろう?面白いことは面白い。けど旧作とは全く違う雰囲気。同じシリーズとは思えない。ハンソロがいない。レイア姫がいない。ルークがいない。共通しているのは若き日のオビワン、ヨーダ、そしてダースベーーダーー(アナキン?)。。。

確かに旧作よりドラマ性を感じるし、スケールも大きいし、演技もうまいし登場人物も美しくなっている。特にちびっこアナキンはめちゃくちゃかわいい。

しかし私は旧作が好きだ。なんだろう、あのマンガをそのまま映画にしたようなつくりがものすごくいい。それに本当はダースベーダーの正体なんて知らなくても良かったんじゃないかと思うけど。

でもきっとこの先見たらまた意見が変わるかもしれないので今日はここまで。


何度聞いてもいい曲

若いときにはRCサクセションの『トランジスタラジオ』。「うーん授業をサボって~日のあたる場所にいたんだよ寝転んでたのさ屋上で~たばこの煙とても青くて」という歌詞にあこがれて、学校でたばこすっていました。授業はサボらなかったけど。物足りない高校生活をしていた私にはぴったりの曲でした。RCは大好きで、このほかにも全部聞いたけど、私の中ではこれが一番です。


大学生のとき、私の人生を変えるような衝撃を与えたのが、NIRVANAの『Smells Like Teen Spirits』。あのイントロを聞いた瞬間に背筋がぞくっとしたのを忘れません。今聞いても何回聞いてもぞくぞくする曲です。思ったとおりすごい人たちだったんだけど、これだけ人々に影響を与えるバンドはもう現れないんじゃないかなあ。


社会人になってからはこれまた衝撃的な出会いをしたDavid Bowieの『Ziggy Stardust』を夢にも出てくるくらい、寝てるときも聞いてました。歌詞はこちら↓

http://www.oldielyrics.com/lyrics/david_bowie/ziggy_stardust.html


大好きだったイギリス旅行でお供になったのはOcean Color Sceanの『Marchin' Already』というアルバムと、The Whoの『Who's Next』というアルバムでした。イギリス出身バンドの曲はイギリスの車窓の風景とぴったりマッチします。ロンドンなんて素敵なイメージではなく、電車から見える限りなく続く工場地帯のイメージにぴったりです。


イギリス留学当初、一人寂しくて泣きそうなときにスーパーでかかっていたBeach Boysの 『Wouldn't it be nice』が忘れられません。『Pet Sounds』という名盤の中の一曲目に入っています。当時はお金がなくてCDは数えるほどしか買えなくて、はずすことが許されなかったけど、大当たりだったのがKinksの『The Singles Collection』でした。『Lola』や『Victoria』などの曲は古いのにパブなどに行くとかかっていて、なんだかうれしかったです。


帰国後は忙しさのせいか、ぱったりと音楽を聴かなくなり、今まで聞いていたCDも取り出すことがほとんどなくなりました。CD屋さんに行くこともほとんどなくなりました。買ってまで欲しいというCDもなく、最近はほとんどレンタルで借りてばっかりです。保有CD数も5年前とほとんど変わっていません。


最近は癒しを求めているせいか、癒し形の曲を多く聞くようになりました。その中でもEnyaの『Wild Child』やTravisの『Turn』などです。i-tunesを使うと再生した回数などが表示されますが、平均数が4、5回なのに対して、『turn』は28回も聞いています。泣かせ曲です。TravisもEnyaの癒し力もかなりのものです。


しかし、新しい音楽を聴くごとに丸い音楽を好むようになってきて、年齢の衰えというかこだわりのなさを感じるようになってきました。。。


ということでまとめはありませんが、私の思い出の曲々でした。さようなら。


おひとりさま

今日の読売新聞で「おひとりさま向上委員会」というのが記事になっていたので思わずなんだろうと目がいってしまった。それはなにかというと

「おひとりさま」の5つの定義

 1 「個」の確立ができている大人の女性
 2 「自他共存」していくための、ひとつの知恵
 3 仕事も恋もサクセスするために身につけるべき生き方の哲学
 4 individual
 5 通常は、一人客に対する呼称

(岩下久美子著「おひとりさま」中央公論新社より抜粋)
詳しいことはhttp://ohitorisama.net/ohitorisama/contents/idea.html

なるほど。こんな定義を作ったのか。


私もひとりで行動することが多いので、「おひとりさま」には慣れているつもりではいるけど、実際レストランで「おひとりさまですか」と言われるとなんとなくいけないような気になることはたくさんある。ましてや居酒屋に一人ではいるなんて考えられない。そのくせ友達に「よく一人でバーで飲んでるよ」なんて軽く言われると驚きとともに尊敬の気持ちがこみ上げてくる。「女性が一人?」という好奇の目をものともせずわが道を行く人はまさに自分が確立していると言うに等しい。まさにボヘミアン。


さてこのサイト、そんなボヘミアンを快く迎えてくれるレストランやバーやホテルを紹介している。関西地区が多いのが気になるが、新宿など身近なところもちらほらあるので是非これからの参考にさせてもらいたい。それからもっと役立つのが口コミの「おひとりさま情報」。読者が自由に投稿できる形なので、常に新しい情報が入ってくるのがうれしい。きっとみんな他の人には教えたくないんだろうけど、「おひとりさま」仲間だったら大歓迎なんだろうな。

ちなみに私の「おひとりさま情報」は、吉祥寺のSEINAcafe。3名以上は基本的にお断りで、2人か1人を想定したテーブルの配置。一人で本を読んでいるとマスターがそっと横からライトスタンドを設置してくれる。2人でも何回か行ったけど、やっぱりここには一人で行ってのんびりするのが好き。


「スターウォーズ(エピソードⅥ)」;ずっこけた

いやー、びっくりというかがっかり。第二作目からなんか怪しい感じがあったけど、第三作目はまさに着ぐるみ大戦争。何でぬいぐるみ(ふぁーふぁ)に助けられるんだよ。しかも宇宙戦争なのに武器は。夢を見ているようにずっとポカーンとしてました。

しかも期待していたヨーダもダースベーダーも死に方があまりにもあっけない!私は本当にスターウォーズを見ていたんですよね?違う映画ではないですよね?もしかしてパロディー版を間違えて借りてしまった?

この第三作目、どんなコンセプトで作ったのか、全くわからない。ああ、作り直して欲しい。。。。今からでも遅くないから。あ、遅いか。

「25時」; 演技が凄い!

25時 スペシャル・エディション













この映画、感想を言うのがちょっと難しい。これは宣伝されているようなどんでん返しが待っているサスペンス映画でもないし、スタイリッシュな今風の映画でもない。はっきり言って地味な映画である。そしてとことん暗い。だけど面白かった。


麻薬のディーラー(エドワードノートン)、イケメンの証券の凄腕ディーラー(バリーペッパー)、くそまじめな高校教師(フィリップ・シーモア・ホフマン ,)、こんな全くの異業種の3人の男が大親友ノートンの収監前の最後の一夜を楽しいものにするべく集まる。3人の間では7年間の服役が人生の最後のように語られているが、実際そうなのではないかと思わせる。犯罪の温床地ニューヨークでは。初めのノートンはなぜ自分がそんな目にあわなければならないかと、ほぼ自暴自棄になって、自分の恋人(ロザリオドースン)が警察に密告したのではないかと疑う。父親にも不信感を抱き、さらにはニューヨークに住む異人種に対してまでも恨みを持つ。極端なような気もするが、これは監督(スパイク・リー)なりの気持ちの表現の仕方なので面白いと思う。そしてこれが他の映画にはない独自性を出している。また、劇中に登場するグランドゼロの映像も話題になっている。

話の中心はこのような主人公の1日の中での心の変化ではあるが、それは同時に親友たちや恋人、父親の人生にまで変化を与える。特に、さえない高校教師が挑発的な教え子(アンナパキン)に抱く恋心がどう展開していくのかは見ていてはらはらさせられた。

とにかくラストまでぐいぐい引っ張られるのは確かだ。


エドワードノートン以外は知らない俳優ばかりだったけど、この映画は俳優の力量がすごく試される作品だと思う。一人一人の演技が意味を持っている、そんな感じ。そういう意味ではこの配役はベストだったのではないかと思う。犬の演技も見もの!凄い!