スケート断ちの日々 -16ページ目

友のたびだち

彼女と会ったのは何年前だったか。

日本のSNSを通じてご近所だと知り、何人かの集まりで会ったのが初対面。当時は家が近かったこともあって、ご近所の人と時々集まったり、飲みに行ったりしていた。フリーランサーで、いろんな意味で独立してて、心がしっかりしている女性だ。

 

彼女が市外に越して、私も日本との往復が増えて、なかなか会えなくなってしまった。そして昨日5年ぶりに会ったのは、彼女がベイエリアを去る前日。ビザが取れ次第、イギリスの人となってしまうのだった。

 

イギリスは遠い…

 

日本の出身地も離れているし、バックグラウンドも違うし、職業も違う。あまり会うこともなかったが、ずっと友達でいられたのは何かのご縁としかいいようがない。大人になると、毎日会わなくても続く人とは続いて行く、そういう友達が増えて行くような気がする。

 

この次会えるのはいつになるかわからないけど、イギリスでも彼女はたくさん友達を作って、自分の居場所を確立していくだろう。これはお別れじゃなくて、旅立ちなのだ。

 

元気で楽しく暮らしてね。

今度会うときはお互いどうなってるだろうね。

タッチスクリーン

サンフランシスコ帰還、帰宅の電車待ち中。

毎回思うけど、飛行機にタッチスクリーンは不要だ。

せっかく電源切って寝てるのに、通路を歩く人がシートの背をつかんだ時にスクリーンに手が触れて、

(電車来た。。。。)

電源が入り、目が覚めてしまう。

タッチで操作するのはいいけど、全画面タッチは不要です。

わすれもの

日本とアメリカの往復で、忘れ物をすることがある。

 

今回は、アイライナーをアメリカに置いてきた。

前回は、USBの拡張端子をアメリカに忘れてきて、コーヒー用のスプーンのようなもの(名前何だ?)を日本に置いて行った。

以前には、バレエシューズ、パソコン用ヘッドフォン、電源用コンセントの差し込みだとか、もっと重大なところでは、仕事用ノートパソコンの電源コードなんてのもあった。(PC周り多い・・・)

 

電源コードほど重大なものは滅多にないが、いつも使っているものがないと、気持ちが悪い。たいがいのものは買えば済むのだが、たとえば処方薬とか、どうしようもないものもある。

 

アイライナーはないならないでいいやということで、使わず我慢した。

 

今日はアメリカに戻る日。忘れ物しないようにしなきゃ・・・

人生は紙飛行機でいいのか?

くっだらないネタですが

 

人生は紙飛行機♪って歌詞、ありますね。

 

あれ最初聞いたとき、何言ってんだ?と思いました。

いや、何度聞いても思います。

だって紙飛行機って風任せで。

自分でたいしてコントロールできないわけで。

 

人生そんなんでいいのかよ?

 

 

風の中を力の限り?

こころのままに?

 

 

・・・そんな風には飛べませんよ

紙飛行機じゃ。

 

何言ってんですか?

 

 

でもいまどきって、そんなものなんですか?

いくらすぐれたフライトプランを立てて

操縦術を身につけたって

そのとおり操れないことが多いかもしれない。

 

だったらいっそ、風に身を任せて

ランディングできた場所に合わせて生きて行く

 

そんな感じ?

 

だけどさー、それじゃ無責任じゃないか?

どう飛んだか どこを飛んだのかが一番大切なら

自分で操縦しないとだめじゃん。

 

別にムキになることでもないんですが

この歌はママさんコーラスでもよく使われているようで

 

なぜ?

 

と疑問に思わずにはいられないのです。

日本での友達とのアクティビティ

最近日本にしょっちゅう帰っているのだが、それでも戻るたびに遊んでくれる同世代の友達が数人いる。「ご飯を食べる」のは、アクティビティの定番だが、最近は年齢を繁栄したものもちらほら。

 

「くだもの狩り」は年齢はあまり関係ないかもしれないが、帰りに野菜など買ってしまうところがやはりお年頃である。

 

ばら園は、みごとにターゲットだった。会場に向かう段階で、おばさんばかりが目に付いた。ばらの香りをかぐのは女性ホルモンにいい作用を及ぼすと言う。本能が呼ぶのか?!

 

似たところでは、つつじの名所のお寺詣で。山になってて、いい運動だったが、周囲はまだ足腰が動く中年がうじゃうじゃ。山のふもとには、杖も用意されているという周到ぶりだった(使ってない)。同じ花見物でも、家族連れやカップルが来そうにないところがミソだ。

 

年齢関係なかったのはヨガ。友人が通っているスタジオのゲストとして、特別料金で参加。激しい運動じゃないのはやはり中年の証?

 

極めつけは「玉三郎」。「同級生と玉三郎を見に行く」っていかにもじゃないですか。鍋をつつきながら、「一度実物見てみたい」で意見が一致したのは、同世代ならではの妙と言えよう。

 

そして次回の東京出張では、鍼に行く予定。有名なアスリートも通っているクリニックというのはさすが東京。これが若かったら美人鍼とか、スパに行くんだろうな。

 

なぜか世間で定番の温泉はあまり興味ないのである。5年ぐらい経ったら、諸事情によりアクティビティも変わりそうだ。今できることを楽しんでおくに越したことはない。

先生との会話再び

月曜のレッスン。今日の生徒は私も含めて二人だけ。いつもと少し違う動きをみっちりと。今日は特にバーでの5番の足の位置をしっかり作るようにと強調されました。いつもと違うぞ。バーでやってもどうしても最後は90度になってしまう情けなさ。

 

レッスンの後、先週に同じく、先生とエレベーターで一緒になりました。

 

「この前お話して、Conakoさんがバレエに真剣に取り組んでいらっしゃるんだなとわかったので、今日は細かいところまでうるさく注意してみたんですよ」

 

おおお、そうだったんですか!

 

でも先生、私の葛藤は先生が思っているよりももっとずーーーーーーーーっと低いところにあるんです。普通の人ができることができなくてみじめとか、そういうことなんです。ルルベでバーから手を離すと立っていられないとか、手足の左右がわからなくなるとか、そういうことなんです。つまり、たぶん先生が思っていらっしゃるような、バレエ上達への葛藤ではないということです。

 

しかし、私の告白にこんなに直な反応をしてくださるなんて、とてもありがたいことです。バレエのレッスンって、バーやって、センターやって、終わり、あんまりフィードバックない、というのが私の知る限り普通なのに。こちらも先生の熱意に応えないといけないという、妙な責任感が生まれてきました。責任感だけじゃ当然うまくはなれませんが、先生が違う目で見ていると思うと、次のレッスンからは緊張感が高まりそうです。お休みするとか言ってる場合じゃなくなってきました。

Japan Open観戦

Japan Open行ってきました。

 

席は、長軸の延長上、S席最後列から2列目、しかも最後列は誰もおらず、実質最後列。チケット買った時点では限りなくA席に近いと思ったのですが、A席は上の階でした。オンラインシステムで、自動的に割り当てられた一番いい席だったのですが、SS席には空席もありました。あの席どうして買えなかったのかしらん・・・。

 

出場選手は

 

フロランアモーディオ

ジェレミーアボット

織田信成

・・・ここは引退組(ジェレミーは微妙ですが)をマッチングした感じですね。

 

ハビエルフェルナンデス

アダムリッポン

宇野昌磨

・・・世界選手権で活躍した面子。

 

グレーシーゴールド

樋口新葉

アナポゴリラヤ

・・・新葉ちゃん、この中ではフレッシュすぎ!

 

アシュリーワグナー
宮原知子

エフゲニアメドベデワ

・・・すごいメンバーです。

 

アモーディオ君、「踊る」系のスケーターだったと思いますが、あんまり良さが味わえなかったかな。現役退いたんだったら、もっと踊れる部分をがんがん打ち出したプログラムでもよかったんじゃないかと勝手なことを言う私。これと対照的に、ジェレミーは、ジェレミーらしい世界観がよく出ていました。彼は日本でも人気者でした。こういう独自の世界観のあるスケーターって、見る側も楽しめるんだなぁ。


そして織田君登場(会場では「織田く~ん」という声援が飛んでいました)。プログラムは正統派にショパン。現役じゃない組はクワッドの呪縛から解放されたプログラムなんだなと思っていたのですが、なんと冒頭にいきなりクワッド跳びました!えっ、そこまでやる?!指先まで神経が行き届いた立派な演技でまさかのPB更新。タレント活動の陰で、しっかりスケートのトレーニングもしているんですね。立派です。

 

 

ハビエルも悪くはなかったけど、やっぱり期待値が高いせいか、そこまで感銘を受けませんでした。得点的には織田君よりぜんぜん上ということは、プログラムの難易度が高いから?現役だから当然でしょうか。昌磨くんのプログラムはタンゴ。intenseというか、濃い感じなんですが、その濃密さに負けていません。カワイイ坊やがだんだん精悍になってきています。ステップでは一瞬大輔さんが憑依したかと思いましたです。すばらしかった。

 

男子が終わったところで暗くなって、いきなりゲスト登場。隣の人、トイレ休憩に行っちゃいましたよ。

 

まずは荒川さん。お隣のご夫婦、ずーっとしゃべりっぱなしなんですが、彼女の体型維持についてコメントしていました。お次はパパシゼ。あんまり楽しみにしすぎたので、ガン見しすぎてよくわからないまま終了。いやーん、もっと見たい!(感想たったこれだけ)

 

と思っていたら、町田選手が登場。いや、もう選手じゃないですな。町田くん?

 

登場の仕方からまさに「町田劇場」です。シンクロナイズドスイミングみたいに、氷に降りる前からリンクサイドで演技はじまってます。氷上では青一色のスポットライトに、彼の姿がモノクロに浮かびます。プログラムにはジャンプがない!かなりバレエ色を感じる振り付けです。音楽に合わせてスパイラルで一直線に滑って、音の切れ目とリンクの端に到達するタイミングがぴったりという緻密さ!世界観の作り方はすごいけど、隣のご夫婦の方から「ナルシスト」という声が・・・。ん~、冷静に見るとそうなんでしょうか。でもさ、せっかく見に来たんだから、没入しちゃいしょうよねぇ。

 

休憩をはさんで女子の開始です。

 

グレイシーは、ウォームアップの時から体が重そうでしたが、体調でも悪いのかと思いたくなる演技。最近なんかぱきっとしませんね。白っぽいコスチュームが彼女をますます弱弱しく見せていました。

 

新葉ちゃん、ジャンプのパワーはよかったけど、スピードはあまり感じませんでした。これも期待値高すぎたかも?スピードとパワーだけではシニアは生き残れないし、今シーズンは勝ちに行くよりもクォリティアップを図っているのかもしれません。←勝手な推測

まだ若いですから、時間をかけて熟成する余裕ありますよね。

 

ポゴリラヤ、ブロンドヘアが茶色くなっていました。長い手足を美しく使う様は相変わらず。今回は売り物(?)の派手な転倒はなかったのですが、ルッツが変、というのは私の気のせい・・・なんでしょうね。スコアもそこそこ出てたし。深くなくてもとりあえずアウトに乗っていればOKだからということか???

 

アシュリーも髪の色が変わっていました。この人、毎シーズン変えているような。体が締まったような印象を受けましたがコスチュームのせいでしょうか?それとも本当に絞ったのかな?ジャンプはすべて成功。特に悪いところが見当たりません。今波に乗っている感じですね。ゴールド選手とちょうど反対です。

 

宮原選手登場。こちらも白っぽい衣装ですが、とにかく動きが洗練されていて美しい。決められた振り付けどおりに滑っているはずなのに、とても自由に動いているように見えました。ジャンプの高さについては以前に本人もコメントしていましたが、彼女のジャンプは回転が速くて、多分距離もちゃんとあるので、跳ぶ前から跳んだ後までがスムーズです。高さがもっと出ると見栄えするのは間違いないのですが、変にいじっておかしくなるのも怖い。

 

トリはメドベデワ選手。ジャンプよし、スピンよし、ステップよしで、敵なしの様相。どんな練習しているのか見てみたいです。成長期の彼女ですが、体型はまだ変わらず。お隣のご夫婦いわく「身長伸びた」。公式では159cmとなっています。プログラムは映画のサントラみたいですが、セリフがはいってるのはなんだかなぁ。そういや誰か忘れたけど、タイタニックでセリフ入りというのも以前見たことがありますが、これもあまり好きじゃなかった。

 

招待選手のみの参加、男女シングルFPのみで、しかも日本、北米、ヨーロッパという3チーム対抗、世界のほかの部分は無視という、お祭り要素の強い大会ではありましたが、おいしいとこ取りの、今シーズンのプレビューとなりました。フルコンペティションを観察するエネルギーがない今日この頃、ちょっと物足りないぐらいがちょうどよかったJapan Openだったのでした。

Japan Open行くぜ!

と、気合を入れてみる。

いよいよ明日。

始発便で飛び最終便で帰ります。

 

きゃ~、パパシゼが見れる~!

 

スーパーアリーナ、羽田から遠そうですな。

スマホがあるから方向音痴の私でもなんとかなる?

エレベーターの非常ボタンを押してしまった

足つりまくったバレエより帰宅。時刻は夜9時半ごろ。

 

集合住宅のエレベーターに乗りながら、非常ボタンを間違えて押してしまった。

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

 

という警報音が、けたたましく鳴り響く。

 

後からやってきたサラリーマン風の人、気にせずエレベーターに乗り込もうとして、行く先階のボタンまで押した。多分、マイクから人の声が聞こえてきて、すみません、間違えましたと言えばすぐにことが片付くと思ったのだろう。

 

私もそう思った。

 

エレベーターの戸を開けたまま待ってみた。エレベーター内の注意書きには、管理会社から応答があるので、問題を説明してくださいと書いてあるが、誰も出てこない。申し訳ないので、サラリーマンの方には、隣のエレベーターでご帰宅いただき、もうしばらく待ってみたが、やはり何も起きなかった。

 

どうしたもんか。

 

そこで、エレベーターが無人になったらどうなる?という猿知恵が浮かんだ。エレベータから降りてみる。ドアが閉まった。

 

こんな状況でも運転するのか?

 

エレベータはごく自然に上昇を始めた。警報を鳴らしたまま。

 

あらら、困った。

 

しかし2階に差し掛かったところで、警報音がぷつっと止まった。エレベーターを呼び戻そうとしたら、隣のエレベーターが戻ってきた。音が止まったなら、もう何もすべきことはない。ま、いっかと家に戻った。

 

しかしこれが本物の緊急事態だったらどうなるのか。意図せず非常ボタンのテストをして、緊急時に誰も何も助けに来てくれないことが判明してしまった。エレベーターの非常ボタンって、こんなもんなのだろうか?

 

集合住宅にお住まいの方、一度テストしてみてはいかがでしょうか?

葛藤

日本の月曜は、大人バレエの日。

 

アメリカでの発表会では振り付けが飛ぶのは避けられたものの、日本に向かう飛行機の中で、ダンス系のパフォーマンス当日、知らない間に振り付けを変えられていて、激怒した夢で目覚めるほどにトラウマになっていた。こういう夢、あんまり見ない方なんだが。

 

精神衛生上よろしくないことになっている・・・

 

今日で10回チケットが終わるので、そのタイミングでバレエを休憩しようかという思いが頭をよぎらないでもない。体のふらつきは相変わらずで、バランス取りのヒントすらつかめない。ピルエットができそうになる気配なし。手足の右と左が時折逆になる。5番の足の角度は気が付けばたいてい90度。アメリカのクラスでは、センターで立ち尽くすことがあるのも相変わらず。つまり進化がない。

 

バレエをやることのprosとconsを書き出してみたら、prosは1つぐらいで、consばっかりになる。つまり、続けることは利益よりも弊害が大きい。ただ、「やり切った」感がないので、すっぱり辞める決断ができないのも事実。辞めるには、それなりの理由とか代わりが必要だ。

 

さて、お教室。バレエを始めたばかりで、今日は体験レッスンだという人が参加していた。こんな日は、先生も手加減する。こないだは中級レベルの人と、男性2名でレベルが高かったが、今日はちょっとリラックスモードだ。バランスが取れないことには代わりはないが、簡単なことをゆっくりじっくり集中してお稽古。平安な気分でクラスを終了。

 

帰りのエレベーターで先生と一緒になった。

 

「Conakoさん、よくなりましたね」

「えっ?」

「Conakoさん、よくなってますよ。」

 

いやぁ、びっくり。だって自覚症状がないんですもの。

 

「えっ、そうですか?!それは涙が出るほどうれしい言葉です。わたし葛藤があるんです。」

 

先生は真ん丸い目でじっとこちらをご覧になった。

 

「それは葛藤があるからよくなってるんですね!」

「そうなんですか?楽しいからうまくならなくてもいいという人もいて、どうしてこんなに辛いんだろうって思ってたんですけど。」

「がんばって続けていると、ある日ぐっと伸びますよ」

 

ほ、本当ですか?

 

葛藤には意味があるのか。

葛藤があるから伸びるのか。

葛藤しなくても伸びる人は伸びる。

伸びない人が伸びるためには葛藤が必要なのか。

 

何がどうよくなっているのかはわからないが、よくなっているらしい。

小さい脳みそでもああだこうだと考えながら続けていくと、いいことあるんだろうか。

まだ辞めるのは早いということか。

これってもしかして、バレエ以外もそうなのか。

私の葛藤はあきらめと紙一重なんだけど

まだ何かできることがあるということなのか。

 

・・・葛藤は続く。