スケート断ちの日々 -15ページ目

新千歳空港の事故

羽田行きのフライト待ち中

全日空機が滑走路逸脱事故を起こした影響で、日本航空千歳行きが欠航になっていた。滑走路が閉鎖されたらしい。冬季の寒冷地への旅は、リスクが付き物なんだなと、自分が悪くもないのに謝っている地上職員を見ながら考えていたら、LCCのフライトの、千歳行きが遅れるというアナウンスが流れた。

こちらは欠航しないのか?

歌舞伎とフィギュアスケート

すごいのが出てきましたよ。

歌舞伎とフィギュアスケートのコラボです。

 

http://hyoen.jp/

 

「氷艶 2017 破沙羅」と題されていて、次のような説明が。

大輔さんも出る!見たい~!

なんで東京だけなんだ!

 

しかしこれ、氷の上でやるんですよね。

歌舞伎役者さんもスケートするのでしょうか?

そしてスケーターはあのヘビーな歌舞伎のコスチュームを身に付けて

歌舞伎メイクをするのか?

やっぱ見たい・・・

氷艶 hyoen

氷艶とは、フィギュアスケートの氷上ならではの美しくしなやかな演技と感情表現を通じて、今までにはない様な、日本文化を伝える艶やかな舞台を創っていきたいという想いが込められている。
また、氷艶の「en」という音には、フィギュアスケートの常識を超えて「演」じることに挑戦していくという意志と、この企画を通じて様々な「縁」が繋がっていきますようにという願いも込められている。

破沙羅

 「ばさら」とは南北朝時代に派手で華美な衣をまとい、伝統的な価値観や常識にとらわれることなく自由気ままに生きようとした人々の事で、その精神は「傾き」つまり歌舞伎の精神にも通じる。また、「沙羅」は、仏陀の入滅の際に白く変じた木であり、大和言葉の「さら」には汚れなく新しいという意味もある。
 作品の題名である『破沙羅』には、歌舞伎の魂が初めてリンクへと舞い降り、氷上で一つの世界を作ることによって、“新しい”をさらに打ち破って誰も見たこともない歌舞伎を作りたいという思いが込められている。

あらすじ

この物語は、清けき光に包まれて現れた女神が、少年に見せる夢物語である。少年が見る夢の世界は、神話の時代の日本を舞台に歌舞伎の善と悪のキャラクターが戦うという物語である。
 遥か遠く昔。神代の時代。天からこの地に天下った瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)と恋に落ちる。木花開耶姫の姉、岩長姫(イワナガヒメ)は二人を妬んで、歌舞伎の世界の大敵役の仁木弾正(ニッキダンジョウ)を呼び出だし、瓊瓊杵尊と木花開耶姫を闇の国に閉じ込める。瓊瓊杵尊の家来の猿田彦(サルタヒコ)は、悪を倒して二人を助ける為に、歌舞伎の世界の、そして日本史の英雄である源義経(ミナモトノヨシツネ)を呼び出だす。源義経は想い人の静御前(シズカゴゼン)を歌舞伎の物語の世界に残して現れる。そして、神代の世界を舞台に、義経と仁木という歌舞伎の善と悪のキャラクターが対決する。
 歌舞伎の世界で同じ舞台に立つことのない善と悪のキャラクターが、時代すらもひらりと飛び越えて戦うという、全く新しい歌舞伎作品で歌舞伎とフィギュアスケートが一つになることによってはじめて生み出されるまったく新しいエンターテインメントである。

配役

仁木弾正: 市川染五郎
源義経: 髙橋大輔
女神: 荒川静香
岩長姫: 市川笑也
静御前: 鈴木明子
瓊瓊杵尊: 織田信成
木花開耶姫: 浅田舞
演奏: DRUM TAO

寂しくなるって言わないで

日本と米国を行ったり来たりしているのだが、私が不在の間一人になる母に対して、こういうことを言う人がいる。

 

「お嬢さんが向こうに戻られたら寂しくなりますね」

 

これはどういうつもりで言っているのかよくわからない。そんなことは本人が一番感じているはずなのに、わざわざそれを煽ってどうするのか。言われた方はまずます寂しい気分が盛り上がるだけで、いいことは一つもないだろう。先日近所の病院の看護婦さんがこれを言ったので、思わず「それは言わないでください」と言ってしまった。きつい女と思われたか?

 

いつぞやお寺に行ったときのこと。ご住職が、共感脳と論理脳(名称がはっきり記憶に残っていないので、仮にこう呼んでおきます)ということを言っていた。

 

共感脳というのは女性脳とも呼ばれているようだが、誰かの話題に「私も」「私も」と同調して、何の結論も求めずに延々と話が弾むのが、共感脳の働きなのだそうだ。なぜ彼がそんなことに目を留めたかと言うと、法事の後、黒装束でファミレスにたむろっている女性たちの会話が盛り上がり、いつまでも去ろうとしないのを見てこれだと思ったとのこと。

 

結論が出ない会話は好きではないが、共感脳会話が心を軽くすることもある。

 

日本に出発する空港で、2年ばかり音信普通だった友人とばったり出会った。彼女も日本へ行くところだった。

「今から父親の四十九日なの」

「えっ、うちは去年だったよ!」

実家に残されたのは母親一人という状況が同じというところから話は急に盛り上がり、出発ぎりぎりまでコーヒーを飲みながら語り合った。その後も頻繁な近況メールのやり取りがしばらく続き、挙句の果てには夜行バスで彼女の住む町まで行き、大いに語り合った。家族の内輪の、しかもあまり楽しくない話は、共感できない人に振るのがはばかられるけど、共通点のある友人とは躊躇することなく、いろんな愚痴を共有できたのだ。

 

「寂しくなりますね」も、共感できる人が言って、その気持ちを語り合うことができるならいいかもしれない。ただの慰めで気軽に不用意な言葉をかけるのは、その人の自己満足でしかない。

 

と、考えるのは私の傲慢だろうか。

言葉をかけられている母は、私と違う感じ方をしているかもしれない。

連傷記録が遂に!

2017年、この年を待っていました。

連勝ではありません。

連傷記録が遂に途絶えました!

 

このブログを始めたきっかけは2010年の手首骨折でしたが、実はそこから遡ること2年前の2008年、自転車で転んで腕の骨を折って以来、1年おきに大きな怪我をしていました。もちろん2010年にスケートを始めたのが一番の怪我の原因なのですが、発端は自転車。気管支炎の激しい咳による肋骨骨折なんてのもありました。

 

しかしっ!

 

2014年の上腕三頭筋の腱断裂を最後に、2016年は怪我もなく、一年を全う。遂に因縁が吹っ切れたのでしょうか!それともスケートしてないから当然なのか?いずれにせよ、normal wear & tear以外の損傷はなく2017年を迎えることができてよかったよかった。

 

現在抱える爆弾は、右ひざ。ほかにも相変わらずすっきりしない左足、すでに壊れてしまった右肩、軽い頭も支えられない首、立ちっ放しでどこか掛け違ったままの右腰など、自然災害は右に集中。安全に気を配りつつ、スケートに復帰しても怪我をしない体になるという目標を忘れず、今年も怪我なく過ごしたいものです。

落し物が戻った

SUICA兼クレカその他を収容した名刺入れを、空港に行く途中に落としたことが判明して一ヶ月近く。運よくフライト前に警察から、親切な人が届けてくれたと電話があって一安心。最近実家に舞い戻ったので、警察署に引き取りに行きました。

 

事情はちょっと錯綜していて、5月にも、SUICA兼クレカその他+現金一万円を収容した別の名刺入れを落としていて、そのときは警察に届けを出していたのですが、警察はそれが出てきたと勘違い。

 

というわけで、その時の届出番号を警察で見せたら

 

「保管期限があるんですが」

 

ええっ、そんなの聞いてませんですよ!だいたい一ヶ月経たないうちに期限が切れるって早すぎませんか?

 

拾った人が届けたのがここ一ヶ月であること、電話で12月に引き取りに行くと言ってあること、そもそもこの届けの名刺入れは別物であることなどをごちゃごちゃと伝えます。

 

結局免許証を見せて、書類に記入をし、名刺入れの色を伝えて無事お引き取り。中身に何が入っているか、印鑑を持っているかなども聞かれました。現物が出てくるまではちょっとどきどきしました。中身確認。すべてよし。

 

事前にネットで調べたら、拾った人はお礼をもらう権利があるとかで、拾った人の希望を警察が落とし主に伝える仕組みになっています。お礼は義務ではないにせよ、こちらの氏素性は相手に割れており、自宅の半径200m以内で落としているので、無視するわけにはいかない。前回落とした時に一万円ねこばばされて何も出てこなかっただけに、今回すぐさま警察に届けてもらったのがとてもありがたかったので、お礼の気持ちを伝えたかったのですが、こちらから聞く前に警察の方があっさりと「拾った方は、電話連絡もお礼も希望されないそうです」と宣言。本当に親切な人ってそういうものでしょうか。もっとも、お礼を装って犯罪を働く人もいるそうですし、個人情報を見知らぬ人に伝えることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。

 

半年ほどの間に2度も名刺入れを落とすというのは、自分としてはちょっとショック。特に二度目はいつも入れているバッグのポケットから滑り落ちたのですが、ふたが閉まる場所に収納するなど、もうちょっと用心深くしないといけないと反省させられました。

音楽をかける理由

いつもの妖精先生のクラス。一ヶ月以上ぶりです。

 

本日は先生、音楽を楽しんで踊るようにと熱弁。言葉はそのとおりではないけど、先生の言わんとしたことは・・・

 

音楽というのは、感情のレイヤーがいくつも重なって奏でられているけど、それに乗って踊るということは、踊りにも音楽の感情をこめなければいけない、楽しく明るい音楽に乗って踊る時は、その気持ちを感じてほしい。


音楽に乗って踊るということには意味があるわけです。なんか今さらなんだけど、そっかー!と感心。フィギュアスケートもそうなんですよね。スケートはスポーツだけど、表現も伴う。音楽かける競技って、フィギュアと床運動とシンクロぐらいでしょうか。

 

踊っているというよりも必死で振り付けを思い出し、いつの間にか足の左右が反対になっている自分には、音楽を楽しんだり、ましてや表現するなんてまったく無理というものですが、少しは余裕を持てるようになりたい。そういう意味では、上手くなれなくても楽しい人は、音楽への感情移入に一歩近いところにいるのかもしれません。

ジャイロ初体験

東京出張の機会に、ジャイロトニック初体験してきました。

 

ジャイロはサンフランシスコにも、実家付近にもあるのですが

 

高い

 

調べたところでは、一回6000円程度が相場。高すぎ。

某バレエ用品の店がやってるスタジオのクラスはもっと低価格なので、お試しにはもってこいということで、今回の体験に至りました。やってみて気に入ったところで料金高いし、東京に行った時しか行く機会はないのですが。

 

服装はよくわからなかったので、動画などで確認。普通のワークアウト服でよさそうです。靴も履いてない。ピラティスのときと同じ格好で行くことにしました。ソックスもヨガ/ピラティス用のいぼいぼのついたの。

 

マシンが必要なだけあって、完全予約制。当日は私ともう一名だけでした。まずはマシンを使わずに、基本動作4つ (4つ全部は覚えていない・・・)。ベースは「アーチ」と「カール」。背中を反らせて、脊椎下から順に丸めて行くという、ピラティスにもある動作。ピラティスとの違いは、この反らせる、丸めるの動作に旋回が加わる動作があることです。

 

それからあのハンドルみたいなのをぐるぐる回すわけですが、これって加重なし。どうやらハンドルは体の動きをガイドするためだけにあるようで、運動の目的はハンドルを回すことではなかった。ということは、変な負担がかからず、しかも腰から上を波打つように動かすわけで、腰痛にも首凝りにも負担がありませんでした。まぁその分汗もかかなかったのですが。

 

アーチやカールのお次は、マシンの上に寝て、足に何やら紐をつけます。こちらは加重有り。足を上げる方に引っ張られるので、降ろすのに若干ハムストリングを使うはず(使ってない)?同時に股関節も動かすのが目的だったような気がします。筋肉への負担はあまりなし。最後に先生が足を持って、8の字を描くようにぐるぐる動かしてくれたのが非常にいい気持ちでありました。

 

入門編だったからだと思うのですが、筋トレではなく、ものすごいストレッチというわけでもなく、カーディオでもない、でも関節や脊椎は動かしたかなー、というのが印象。これがバレエにどう役立つのかはわからないままでしたが、腰にはいいかも。チープな私はアーチとカールなら、マシンなくても自宅で仮想ハンドルでできないかと妄想。安かったらもちょっとクラス取って、違った動きも試してみたいんですけどねぇ。

落し物 2

日本最終日。空港へ向かう駅にて。

 

SUICA件クレジットカードを入れた名刺入れを、定位置であるバッグのポケットから取り出そうとしたら

 

ない

 

えええっ?そんなばかな。

 

取り出していた大量の名刺を、朝、中に戻したばかりなので、今朝までは確かにあった。が、バッグの中にはない。

 

家に忘れたのか?急いで戻る。

しかし見えるところにはない。

 

出発前にゴミを捨てた時、間違って入れたのか?

ゴミ捨て場に行き、自分が捨てたゴミを開けて確認。ない。

 

スーツケースの中、洗濯物のポケット、方々探したがない。

 

駅までの道のりをもう一度歩いてみる。ない。

 

レンタルWifiの返却封筒に間違って入れたか?

これは確認のしようがないが、それなら業者が知らせてくれるだろう。

 

そうこうしているうちに時間がなくなってきた。

 

あきらめて空港へ。

 

名刺入れの中に入っていたのは、バレエの会員証と、チケット残り4回分ほど。これは手数料を払えば再発行可能。大量の名刺。もひとつ何かカードが入っていたが思い出せない。前回の紛失時に痛い思いをしたので、現金も、再発行ができないピラティスのカードも入っていない。が、一番気になるのは、SUICA件クレジットーカードである。今回は飛行機に乗る前なので、再発行の手続きをしたり、警察に届ける暇はなかった。そして名刺入れは、14年前に30%オフで購入したプラダ。かなりくたびれているが、小市民の私がおそらく一生でただ一度手に出来るプラダ製品だ。あれをなくしてしまうのはしのびない。

 

もやもやした気分のまま空港到着。チェックイン、荷物検査を終え、ゲートへ。カード会社に電話をしようかとスマホを取り出したら、見慣れぬ番号から電話がかかった痕跡がある。調べたら、警察署からだった。警察から電話があるのは、落し物のお知らせか、家人に何かが起きたかのいずれかしか考えられない。

 

どきどきしながら電話。名前を告げて、携帯に電話が入っていたと言うと、派出所に転送された。

 

「5月に名刺入れの紛失届けを出されてますね。届きました。」

 

ああ、あれは5月だったのか。しかし今頃届くのはそっちではなかろう!

 

「あ、今日届いたんですか?実は今日、別の名刺入れを失くしまして・・・。届いたのはプラダの名刺入れですか?」

 

警察はあきれたかもしれない。

 

「そうです。中身はクレジットカード、大量の名刺、会員証・・・ですね。」

 

やっぱり現金が入ってないと届くのか!

出発間際に、雲が晴れたように心も明るくなった。ああ、よかった。

 

さらには

「クレジットカードはキャンセルしなくていいですか?」

と、とても親切。警察はそこまでやってくれるのか?

 

いやいや警察にあるなら安心でしょ。キャンセルはしません。年に二回もキャンセルするのもねぇ。

 

次回帰国まで間があることを伝え、それまで預かってもらうことになった。月末の東京出張にSUICAがないのは面倒だが、その程度はマイナーな問題だ。ああ、本当にほっとした。

 

それにしても、5月に名刺入れを落として警察に届けていたから、こんなに早く連絡が着いたのも事実。あれは伏線だったのか、それとも私の単なる間抜けなのか。

 

こんなお馬鹿を繰り返さないための対策が必要だ。

 

いくら取り出しやすいからと言って、ふたのないポケットに貴重品をしまうのはよくない。これからは、収納場所をもっと考えよう。ひも付きのカードケースを買うのもいいかもしれない。

 

それはそうと、拾って届けてくれた人へのお礼を考えないといけない・・・。警察との電話で、届けてくれた人のことを聞くのを忘れてしまったが、引き取りに行ったときに確認しないと。時間が一ヶ月ぐらい空いてしまうけど、しょうがないか・・・。

スケカナ男子SP

スケアメは、TVの放送時間が東部標準時なのを失念したため見損ねたのですが(前にもそんなことあったような??)、スケカナは幸か不幸か日本にいるため、早朝からライストでリアルタイムで観戦できました。その上でTVでも観戦。充実だー!

 

各選手のパフォーマンスについては特にコメントしませんが、羽生選手を画質の悪いライストで見たとき、プリンス風のメイクでもしてるの?と一瞬思いました。もちろんそんなことはなく、ただの画質の低さだったわけですが、TVで見ても、なんかいつもと違う印象を受けました。ハンヤン選手と激突した後ほどでないけど、なんか体調悪いのかな、と思わずにはいられない。インタビューも、いつもの「課題が見つかった」じゃなくて、「明日がんばります」とのコメント。4位だから、そりゃーがんばれば表彰台は照準内ですが、成績よりも「体大丈夫か?」の思いの方が先に立つ。

 

単なる考えすぎかな。明日を見ればきっとわかりますね。

 

そして織田信成氏の実況。

 

実況始めた頃は、この入り方は難しいので加点が付きます、とか、競技者目線のコメントが多くて面白いと思ったのですが、今回は「足替えのコンビネーションスピン」とか「トリプルサルコウ」とか、技の名前の連呼が増えて、フツーの解説者になってきたように感じました。もちろん「このステップはレベルが取れます」みたいなことも言ってましたけどね。彼にはほかにもいるような解説者にはならないで、信成色を失わずにいてほしいと切に願うのでした。

プレミアムエコノミーエクスペリエンス

急遽日本に飛ぶ羽目になった。

 

安い航空会社を検索したら、乗り継ぎ時間が異常に長い。半日を異国の空港で、飛行機を待つだけに費やすか、数百ドル余分に払うか。気の利いた人なら、半日で観光に繰り出すかもしれないが、私は極度の方向音痴。しかも安い航空会社はいずれも中国系で、現地通貨を持たず、言語もわからないまま路頭に迷うのはあまりにも無謀だ。

 

というわけで、次に安い、最近おなじみの台湾乗換えにした。

 

行きのフライトは、最安チケットが売り切れていた。2番目に安いチケットは、プレミアムエコノミー、と書いてあったような気がしたが、重要なのは合計金額とスケジュールだったので、シートのクラスにはさして注意も払わずご購入。残念なのは、行きも帰りも通路側の席がとれなかったこと。見知らぬ人にはさまれて、10時間以上も狭いシートで過ごすなんて、地獄のフライトだ!

 

と思っていたのだが、そこはプレミアムエコノミー。いつもと勝手が違った。

 

貧乏性の私は、すいている優先搭乗口を横目にいつものようにエコノミーの行列に並び、機内に乗り込んだのだが、自分の席は、ビジネスクラスを通り抜けて最前列だった。しかもシート見るからにでかい。以前、急な出張でエコノミーが空いてなくてJALのプレミアムに乗ったことがあるが、微妙にシートがでかいというレベルだった。今回は見るからにでかいのだ。

 

しかも食事のメニューがポケットに入っている。普通のエコノミーとは違うらしい?

 

機内食がまずいのと、冷蔵庫の野菜を処分するため、弁当を持参していたのだが、もう二度と乗ることがないかもしれないプレミアムエコノミーの食事だ。弁当は食べずに、プレミアム食を食べることにした。プレミアムでこんなにわくわくする自分は、われながら哀れである。

 

結論を言えば、エコノミー同様にまずかった。しかし、サラダについていたハムだかソーセージだかは、本物の燻製だった。そして食事のすぐ後、ハーゲンダッツのアイスクリームが出てきた。

 

ハーゲンダッツのアイスクリームって普通はナイフも刺さらないかと思われるほどカチカチなのだが、柔らかい!ただの怠慢なのか、顧客サービスなのかはわからないし、乗客に早く食べ終わらせて、ゴミ回収がはかどるようにしているだけなのかもしれない。真実は謎だが、無駄な力を使わずに食べられたのは評価できる。

 

期待したフットレストは、足を乗せられるほど出てこなくて不発。バルクヘッドシートだったので、通路側席でなくても寝ている人を起こさずに出入りできたのは助かった。足元も広かったので、チェックインのとき座席変更できなかったのが幸いした。ただモニターが前の壁についてて、隣の人のスクリーンも丸見え。真っ暗になったときに電源入れるのもはばかられたのはマイナス。ぺったんこに折り曲げられたスリッパ、歯ブラシ歯磨き、アイマスク、他に何か入ってたっけ?のアメニティもあり。使えそうなのはアイマスクだけだったが、ビニールの臭いがきつくて使用を断念。フルサイズのペットボトルの水が最初からポケットに入っているのは○。

 

困ったのは、このクラスの最前列なので、客室乗務員がカーテンの陰から突然現れて、何を持ってきているのか把握する間もなく、あっと言う間に通り過ぎてしまうことである。たとえば何か飲み物を持って登場したので、お茶かな、コーヒーかな?と思っている間に、中国語でお茶いかがですかと言いながら通り去ってしまう。乗客としては、準備時間がなさすぎるのだった。

 

バルクヘッドでひじ掛けの下にテーブルが収納されているせいか、ひじ掛けが幅広く、隣のシートとの間隔も少し空いていたのだが、ふと気づくと、後ろの席の人の足がそこに・・・。なんかおばさんの素足が乗っかってて、自分のすぐ横にそんなもんがあると思うと気持ち悪かった。

 

約12時間経過後、台北到着。

 

チェックインのとき、ラウンジ使えますよと言われていたので、早速GO。乗り換え時間は1時間ほどなので、それほどゆっくりはできない。

 

・・・といいつつ、カフェテリアをチェック。さすが台湾。朝から飲茶がある。小龍包を食べる。麺類をオーダーしている人もいて、ものすごくそそられたのだが、飛行機降りがけにまずい朝食を半分食べたのと、弁当を食べないと腐るかもというのがあったので、ぐっと我慢。急いで弁当を食べ、搭乗口へ。

 

今度の搭乗券にはPriority Boardingと書かれていたので、迷わず優先搭乗口へ。機内入り口への通路が、First/Businessとエコノミーに分かれていたので、慣れたエコノミーに進んだのだが、入り口で、いつものように右側ではなく、左側、つまり機体前方に進むように促された。あ、そうか、座席番号1Bだもんな。最前列じゃん。

 

そこにもマッサージチェアのような巨大シートが待ち構えていた。客室乗務員が荷物を棚に上げようとしてくれる。離陸前からサービスは始まり、客室乗務員が名前で呼びかけてきた!デフォルトの中国語ではなく、英語と日本語ごちゃまぜで話しかけてくる。

 

「Conako様、お飲み物は何をお持ちしましょうか?」てな感じ。

 

お茶を頼んだら、陶器の湯のみに入ったお茶が、茶たくに乗って届けられた。

 

これはプレミアムエコノミーではないぞ。

しかし、隣との区切りがないからビジネスでもない。

最前列だけど、ファーストではなさそう。

いったい何なのだ?

 

毛布とスリッパが届く。いつも飛行機を降りるときに、ビジネスクラスを通ると見かけるものと同じ。エコノミーで使われているものとはクォリティが違う。おしぼり、雑誌、税関申告書も早々と届く。見る予定のないエンタテイメント用のモニターを、がちゃっと出される。ああ、自分じゃ出し方わからんな、これ。食事のメニューも、ワインリストと共に届けられた。朝からワイン?

 

朝食はすでに2回取っているので正直何も食べたくないのだが、こんなVIPエクスペリエンスは二度とない。短い葛藤の末、とりあえず食事をもらうことにした。どこまでがっついているのやら自分。

 

水平飛行に移り、シートを倒そうと思ったのだが、エコノミーに慣れた貧乏人には何をどうしていいかわからない。やっと見つけた操作盤を押すと、ウィーンと機械仕掛け(?)で動く。しかもシート、かなり倒れる。おおお、こんなの、12時間フライトにほしかった!

 

やがてお食事の時間。

 

客室乗務員がささっとテーブルを出し、なんとその上に布のナプキンを敷く。トレーの上にも同じナプキンが敷いてあり、食事は陶器の食器に乗って給仕された。カトラリーすべてプラスチックじゃなくて本物。水を飲むグラスもガラスの入れ物。熱々で出てきたヌードル、残念ながら味はイマイチだった。

 

食事が終わったら、ひたすら寝る。トイレもVIPか確認したかったが、寝る方を優先してしまった。

 

そして到着。とにかくこのセクションに4人しか乗っていないので、出口まで楽々とたどり着く。そして一番に降機!

 

うわー、こんな経験一生に一度かも!!

こんなことでこんなに喜ぶ私は小市民すぎるのか・・・?

 

200ドルか300ドルほど余分に払うと、こういう特典があるのだなと学んだ今回のフライト。価格に見合うかと言われたらかなり微妙だが、安いエアラインで日系並みの運賃を払うと、日系のエコノミーよりはいい思いができる。特に、長いフライトでの広いシートは魅力である。帰りのフライトは生粋エコノミーなので、地獄に逆戻りなのがなんとも残念だ。トイレットペーパーさえちゃんと装備していれば、許せるけど。