白衣を脱いでビジネススクールへ ~29歳総合内科医がMBA&中小企業診断士を目指した理由~ | 法政大中小企業診断士養成課程に通う学生たちのブログ

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法政大学専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科MBA特別コース(中小企業診断士養成課程)の学生たちのブログです。
学生が交代でブログを書いています。
受験生・身内問わず、コメント・拡散歓迎です。

皆様こんにちは!もしくはこんばんは!

今回の記事を担当します「おすかー」と申します。1年間よろしくお願いします。

 

本ブログでは、法政大学イノベーション・マネジメント研究科(通称「IM」MBA特別プログラム(中小企業診断士養成課程、通称「M特」)の学生が、カリキュラムや大学院生活などについて日々つづっています。

 

さて、大学院の講義が始まり2週間が経ちました。日中に100分講義が毎日4-5コマとボリュームがありますが、どの授業も活発なディスカッションがおこなわれ、むしろ時間が足りないくらいです。

 

詳しい時間割はこちら(法政大学大学院公式Webサイト)

 

アイスブレイクでおこなったマシュマロチャレンジ。グループワークは毎回白熱します。

 

 

私が法政大学中小企業診断士養成課程に来た理由

 

今回から、新入生それぞれが本研究科の中小企業診断士養成課程を選んだ理由についてお伝えしてまいります。

トップバッターは私おすかーが務めさせていただきます。

 

私は法政大学に来るまでは内科医として医療機関で働いており、経営とはほぼ無縁の生活でした。

そのような私がなぜ経営学を学ぶのか、多くの方から尋ねられます。

理由をひとことで言えば、「持続的に地域医療を提供する仕組みづくりに取り組むため」です。そのためのヒントを探しにここに来ました。

 

私が法政大学中小企業診断士養成課程入学に至った経緯について、これまでの人生のことを絡めながらご紹介します。

 

 

田舎者、医師になる

 

私の出身は東京から数百km離れた、福島県の人口5000人程度の小さな村です。子どもの頃の将来の目標は、経済的に安定し、かつ社会的に意義のある仕事をすることでした。

私の村には公的な診療所がありますが、医師不足、医師の高齢化が課題となっていました。地域の強いニーズを感じ、私自身としても医師の仕事に魅力を感じたためこの道に進みました。

医師とひとくちに言っても専門分野は多様です。その中で私は、あらゆる病気のしくみを深く学べる上に地域医療との親和性も高い「総合内科」を選択しました。

 

初期研修修了記念の1枚

 

 

地域の将来の心配をきっかけに中小企業診断士の存在を知る

 

医師になりたての頃は「将来は地元に戻るかな」と漠然と考えていました。

しかしながら、大病院から診療所まで様々な医療機関で研修をさせていただき、多くの診療科を経験する中で新たな考えが2つ芽生えました。

 

1つ目は、自分が引退した後のことです。仮に私が地元の村に戻ったとしても、元気に働けるのは数十年です。その先を担う方が続かなければまた医師不足という同じ課題に直面することとなります。そこで、自分が引退した後の策を講じる必要があると考えました。

 

2つ目は、私の村以外についてです。私の住んでいた県内のどの地域に行っても医師不足は深刻でした。医師だけではありません。看護師や技師、あらゆる職種で十分な人数が確保できず苦しんでいる場面を目の当たりにしました。私は、ただ村に戻るだけでなく、地域全体の医療に対して何らかの貢献をしたいと思うようになりました。

 

このような考えから、持続的に地域医療を提供する仕組みづくりに取り組むことを自分にとって課題としました。

医療機関が存続し、そこで働く人も地域住民も健康であり続けるには、様々な要素が必要となります。働く人を確保しやる気やスキルを上げること、安定した利益を出すこと、ITをうまく取り入れていくこと、地域との良好な関わりを保つこと、挙げだしたらキリがありません。

考えていくうちに、私には理想を実現するために必要な知識も経験もないことに気づきました。色々と調べながら模索し、ひとつの道として経営学があることに気づきました。

 

しかし前述のとおり私自身は経営の「け」の字も知らず、何から手を付ければいいのかさっぱりわかりませんでした。

そんな中で中小企業診断士というワードを目にしました。経営コンサルトに関する日本で唯一の国家資格であり、幅広く経営を学ぶ道しるべになるのではないかとひらめきました。

 

 

白衣を脱いでビジネススクールへ

 

8月に中小企業診断士一次試験を受験し、10月に法政大学イノベーション・マネジメント研究科(中小企業診断士養成課程)を受験しました。いずれも直前のスパートが奏功し、合格の知らせをいただくことができました。

試験終了後は仕事に集中し、3月29日に最後の勤務を終えました。

 

そして3月30日、同期や先生方との出会いに胸を躍らせながらイノベーション・マネジメント研究科のある新一口坂キャンパスに足を踏み入れました。

 

このキャンパスで出会った方々と経験した出来事、二次試験ではなく養成課程を選んだ理由、医師としての仕事を中断するまでの周囲との相談などなど、書ききれないことが山ほどありますが、続きはまたの機会にお伝えしようと思います。

 

学生にはそれぞれ専用デスクが割り当てられるので自習や研究がはかどります。

 

 

おわりに

 

まったく畑の違う私が法政大学中小企業診断士養成課程に入学した理由や経緯について書かせていただきました。

 

「経営に興味があるけれど、今まで関係なかったから勉強するのは無理かも……」

「ほかの資格を持っているけれど、何か新しい武器がほしいなぁ」

 

中小企業診断士養成課程は、そのような方々にも開かれた道です。本ブログでは、他では見れないMBA&中小企業診断士養成課程の裏側を赤裸々にご紹介しています。興味を持ったあなたは以下も併せてチェックしてみてください。

 

 

 

一般社団法人中小企業診断協会「中小企業診断士ってなに?」

https://www.j-smeca.jp/contents/002_c_shindanshiseido/001_what_shindanshi.html

 

法政大学ビジネススクール 中小企業診断士養成課程コース

https://www.im.i.hosei.ac.jp/smec

 

 

 

以上、最後までお読みくださりありがとうございました!

次回は4/29(月)更新予定です。長年勤務した会社を退職し新たな挑戦を続ける【まこさん】が熱い思いをつづります。

乞うご期待!!!