養成課程の診断実習とは? 実習2社目を終えて。 | 法政大中小企業診断士養成課程に通う学生たちのブログ

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法政大学専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科MBA特別コース(中小企業診断士養成課程)の学生たちのブログです。
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こんにちは! あやです!

今回は診断実習のお話をします。

ただいま診断実習2社目がやっと終わったところです。

 

 

【実習の流れ】

中小企業診断士養成課程では、5社の診断実習を行います。

法政の場合、1社目は流通業(小売店・飲食店等)、2社目は製造業です。

2社目までは実習先・グループメンバーは学校が決めます。

3社目以降は希望をもとに実習先を決めるそうです。

1社につき1ヶ月から1ヶ月半くらいの時間をかけます。

 

実習のおおまかな流れとしては、以下の通りです。

①初回打ち合わせ

②社長インタビュー・見学

③調査(アンケート・競合調査・人流調査・追加インタビューなど)

④分析

⑤グループワーク

⑥報告書(Word)執筆

⑦プレゼン(PowerPoint)作成

⑧プレゼン練習

⑨報告会

 

あくまでもイメージです。実際は③から⑥までは行ったり来たりします。

グループワークと分析をぐるぐるやっていて、いつまでたっても次に進まなかったり、報告書を途中まで書いてみて「足りなーい!」と泣きながら手戻りしたり……。

2社目を終えた時点ではまだまだ不安です。

 

卒業生の先輩は

「5社やっているうちに、だんだん慣れてきますよー!」

とおっしゃっていましたが、本当ですか??(疑いのまなざし)

 

主に2次試験合格者が受ける実務補習との大きな違いは、1社あたりの期間が長いこと。

したがって、いろんな調査ができますし、社長インタビュー2回目をお願いすることもあります。時間をかける分、より深く実習先に入り込んでいくことができます。

 

実習に限らずですが、法政大学の名刺が最強だなと思うことがしばしばあります。

名刺を出しながら、

「授業の課題で、かくかくしかじかの調査をしておりまして、ご協力いただけませんか?」

と言うと、みなさん快くお答えいただけます。

学生の立場を使って調査ができるのはありがたいなと感じますね。

 

 

【グループワーク】

グループは1班につき原則7名で、5班に分かれて実習を行います。この7名というのが、絶妙な人数なんですよね。人海戦術でなんでもできそうなのですが、なかなかまとまるのが大変です。全員で話すこと、2~4人のグループで取り組むこと、個人で作業することをうまく分けないと、全然先に進みません。

 

なお、担当をどのように振り分けるかは実習によって臨機応変に変えていきます。実習先からのリクエストに応える形で提案を掘り下げていくこともあります。

 

先生は1班ごとに、指導教員の先生とTAの先生がつきます。ここでも診断士の先輩と密に知り合う機会が得られるのですね。

先生方も指導の仕方も個性豊かすぎるのです。

他の班でどんなことをやっているか漏れ聞くこともあるのですが、分析のやり方や、実習の進め方が班によってかなり異なります。

 

みんな違ってみんな良いんだと思います。

(そういえば、「サービスの非均一性」って1次試験の内容ですね。)

実習先ごとにも違いますし、担当割り振りをするのでそもそもみんなが同じ課題・同じ分量にはなりません。同期のやり方を漏れ聞いた分を合わせて、一度に5通りのやり方を知ることができると思うとお得かなと思います。

 

 

【パソコンスキル】

余談ですが、養成課程にいるとパソコンスキルがどんどん上がります。

個人的にはWordは得意ですがExcelとPowerPointは苦手です。

グループワークしながら、得意なことは教えて、苦手なことは教えてもらって、みんなで上達します。

仲間の成果物や、操作しているのを見ると、「そんな機能あったんだ!」と発見があります。

 

この前、PowerPointはピクトグラムを使うと分かりやすくなると教えていただきました。

これはこの先ずっと役に立ちそうです。

 

それから、PowerPointの画面切り替えで、紙飛行機を飛ばせることを知りました。

スライドをめくったときに、パタパタと紙飛行機の形になって飛んでいくのです。

これはどこで使うのか分かりませんが、知ったとき嬉しかったので、しばらく紙飛行機を飛ばしていました。

 

ちょっとしたことを聞ける仲間がいる、それが貴重な時間だと感じています。

 

 

【本当は怖い養成課程のお話】

同期みんなでずっと一緒にいて、実習もそれ以外の授業でもグループワークが多いので、同期のことはよく分かります。

先生も先輩も、学生のことをよくご覧になっています。

情報はすぐに回ります。良いことも悪いことも、よく分かってしまいます。

 

初対面の先輩がお会いする前から私のことを知っていた、ということもしばしばあります。

中小企業診断士の情報収集力、恐るべし。

 

ということは、卒業後に中小企業診断士として独立したいと考える場合、グループワークを頑張ることが最大の営業になるような気がします。

頑張ります。頑張りましょう。

 

 

中小企業診断士試験受験生の方は、1次試験が迫ってきましたので、お身体にお気をつけて頑張ってください!

法政のオープンキャンパス・説明会の日にちが出ておりました。受験を検討されている方はご覧くださいね。