あくまでも生コン屋です!! -3ページ目

JIS A 5308「レディーミクストコンクリート(Ready-mixed concrete)」

生コンはJIS(日本工業規格)製品です!!そして弊社はJIS認証工場です!!


と、なるとJISの変更があるとそれに準じて社内規格の改訂もしなければなりませんあせる



意外と思われますが、ハッキリ言って毎年内容が変わります爆弾


基本的に変わる箇所は製品・品質管理に全然関係のない箇所ばかり「このような試験道具を使いなさい」や文章の語尾がチョット変わって2年もすると元に戻る程度です。



しかーーーし、JISハンドブックの内容が変われば、本を買い直さなければなりませんビックリマーク


新しい試験道具を使いなさいと言われれば新しい試験道具を買い足さなければなりませんビックリマーク





・・・そして、私たち生コン屋がお金を払う先の業者は「天下り機関」ばっかりなんですよねドクロ


ちょっと悲しい生コンの現実

これだけインターネットによる情報化社会が発達しているのに


「生コン 適切な打設方法」のワードでヤホー(笑)ゴーグル(笑)で検索をかけても


・・・悲しいことに、的確なHPやブログにHITしないんですダウン


HITしたとしても若い設計屋サンのブログで


生コンのことに関しては、ハッキリ言って9割以上が間違えたことを書かれていますダウンダウン



①某設計屋サンのブログで「バイブレーターは生コンの中の余分な空気と水分を抜き出すために欠けます」

A.バイブレーターは型枠内に充填さすためにかけるもので、空気と水を抜くモノではありません汗

  空気量はJIS規格で4.5±1.5%入ってないと駄目なんです

  バイブレーターで水が出てくるのは、水分の分離が起こっているので、水の分離が起こった生コンは製品状態としては完全なるアウトです!!結果として強度の低下・色ムラが起こります


②某コンサルタントの某氏は納入伝票を見ながら「ウチはBB(高炉セメント)を注文したんだけど、普通がきてるじゃないかパンチ!

A.それはコンクリートの種類であって、セメントの種類ではございません汗根本的な意味を理解していませんねあせる


③某県土木主任「シュミットハンマー(非破壊型の生コン強度測定器)で計ったけど、強度の全然出てないむかっこの前の試験の数値はでっち上げか!!パンチ!


A.ハッキリ言ってシュミットハンマーの数値を信じる生コン業界の人間はいません。

その理由に定期検査をしていない、測定者による誤差、測定方法による誤差、早い話がシュミットという道具はあるけれどもそのデータを信じられるだけの信憑性に欠けすぎるんですあせる

並びに生コンの強度測定のテストピースは20℃に管理された水槽で養生するので、実際の構造物との差も生じます。それなのに「嘘つき扱い」ダウン



悲しくなりますガーン・・・もちろん「餅は餅屋」・・・生コン屋は生コンのことしか知りません。


ですが生コンは読んで字のごとく「生」つまり半製品です・・・


設計屋さん・コンサル屋さん・役所さん・土建屋さん・大工さん・ポンプ屋さん・左官屋さん・・・みんながいないと「生コンクリート(半製品)」は「コンクリート(製品)」にならないんです!!


おたがいイイ仕事したいですよね?


「適切な打設方法」がHITしない現実・・・


生コン屋以外の生コンの知識不足・・・


次世代へ向けてこの部分を改善していきたいです!!グーメラメラ

タイコ補修&塗装

今回は前に書いた「はつり」の続きになりますビックリマーク




「はつり」とセットになる作業で「タイコ補修」をしなければなりません。




前回説明の通り「ハツリ」をする道具に「ピック」が出てきましたねひらめき電球


固まったコンクリートを砕くパワー!!・・・タイコの鉄板が無傷なはずが無いんですダウン




そぅ・・・タイコがだらけになるんです叫びあせるあせる




穴だらけのタイコでは当然生コンは積めませんダウン






もちろんピックで開けてしまう穴もあるんですが実はそれ以上に、コンクリートが付着していた箇所というのが・・・「錆び」に浸食されて鉄板が「薄く」「弱く」なってしまうんですガーン




この部分を同時に直しておかないと「はつり」だけをしても意味がありません!!




錆びて穴が開きそうな箇所はハンマーで叩いたりサンダーで磨いたりして錆部分を除去していきます。




おかげでタイコは一度穴だらけの悲惨な姿になってしまいますけどね汗




その穴を裏側(タイコの内側)から穴より大きくカットした鉄板にアール(曲がり)をつけタイコに沿わしながら溶接していきますビックリマーク







↓だいたい、こんな感じ・・・ん~いまいちやなぁ・・・俺がしたらよかったな汗


けど若い衆に経験を積まさないとDASH!



当然表は熱が入るので塗料が沸騰してボコボコになります





沸騰した塗装を剥ぎ


タイコ表面からも溶接等で穴を塞ぎ


熱が入り歪んだ鉄を叩いて成型し


パテで表面をならし


終わった箇所からサフ(さび止め)を塗装し


↑上記作業の箇所が多くて大変でしたあせる




キャビン(運転席)も全部塗装するので、塗装面成型のため車両全身ペーパーをかけ外せる部品は極力外して、マスキング




で、こんな感じ↓↓↓




やっと塗装だけってトコまできましたにひひ




↓車体以外に塗るモノもこの通りビックリマーク









ココまでに1週間以上時間をかけているのに塗装自体は僅か半日あせる


昼から塗りだして夕方にはごらんの通りアップアップ








後日、白のラインを入れるためにボディーにマスキング


白を塗装して、外した部品を全て装着し直して・・・完成です!!クラッカークラッカークラッカー








どうですか???


まるで新車のような輝き!!アップ










前から見ると平成一桁台の車両とバレてしまいますけどね(笑)




今回の作業は最初から「全塗装」する気で作業を開始したので、かなり手間と時間が掛かりましたあせる




早い話が・・・田舎の生コン屋サンは半分車屋さんでもあるわけです(笑)









種類(配合)

10月ですねぇ~土木業界もそろそろ忙しくなる時期がやってきましたニコニコ


今回もまた一般の方には全く解らないことだらけとは思いますが(笑)生コンの種類、特に「配合」という部分について紹介したいと思います。



一般の方で生コンの注文をしてことがある人なら分かると思いますが


「すいませ~ん、コンクリートください」


「はーい、現場と配合お願いします」


「・・・・・現場はワシの家なんやけど、配合って何???」


こんな、やりとりがたまにありますあせる


直接会社に来てくれてたら単価表を見せながら説明しやすいんですけど、生コンは基本的に電話注文なので説明に困ることが生じますドクロ



この「配合」という奴なのですが


「24-18-20N」(例)


このように表記します。



まず最初の「24」これは「呼び強度」と呼ばれるコンクリートの固さ(圧縮強度)を数値化したもので記号としてN(ニュートン)で表現します。

※N(ニュートン)とは国際単位系(SI)における力の単位です。



次の「18」は「スランプの値」でスランプとは硬化前の生コンの粘性の値です。

コレはスランプコーンという高さ30cmの円錐形の筒に生コンを積め、引き抜いたときの落ち幅を計ります。

つまり数値が大きいほど落ち幅が大きい、粘性値の高い柔らかい生コンという事になります。



次の「20」は「骨材の最大寸法」です。骨材と言われると「何?」って感じでしょうけど、早い話が「砂利」「砂」を総称したものです。記号はmm(ミリ)表記です。



最後の「N」は「セメントの種類」です。N(普通ポルトランドセメント)は一般的なセメントの種類になります。

簡単な考え方として、建築は「N」、土木には「BB(高炉B種)」というのがあります。



つまり「24-18-20N」を訳すと


「強度24N、スランプ18cm、骨材サイズ20mm、普通ポルトランドセメントの生コン」という意味になりますひらめき電球



意味は何となく解ったけど他の種類は?・・・とお思いですね。


強度は18・21・24・27・30・33と3N刻みです。

※33以上の高強度もあります



スランプは8・12・15・18とこちらも3刻みです。

※厳密に言うと5・10・21等もアルのですが強度や生コンの種類によって変わってきます。



骨材は地方や会社によってサイズが微妙に変わってきます。我が社では10・20・40の3種類です。

※大・中・小があると思って大丈夫です。


セメントも工場設備よって違ってきますがBBは大抵の工場で取り扱っています。

我が社は予備サイロに「H(早強セメント)」を常備しています。



おそらく、説明の中にも分からない部分があると思いますが、その辺りもまた後ほど、ということにさせていただきますニコニコ

はつり!!

生コンの仕事で一番辛く過酷でやりたくない仕事・・・「ミキサー車のハツリ」叫び




「ハツリ」という言葉ですがコレもある意味土木業界の専門用語でしょうか?




ピックという工具を使いコンクリートや岩を砕き割っていく作業を「ハツリ」といいます。




この説明だけでは「ミキサー車のどこをハツるの?」という感じでしょう




・・・「ミキサー車のハツリ」とは、例のグルグル回っている「たいこ」の中に入っておこなうんです!!(ノ゚ο゚)ノナニー




都会の生コン工場では「ハツリ作業をしない」や「専門業者」がいるというのを耳にしたことがありますが、地方の工場では基本的に自分でおこないます。





今回は本格的に「ハツリ作業」をするので生コンの投入口のホッパーを外します。









ホッパーを外しておくと、ホッパーの口周りの作業がおこないやすいんです・・・ここから人が入るために外したんじゃないですよ(笑)




人のは入り口はタイコの横側に「マンホール」がついているんです。こいつを外すと・・・


地獄の釜の口が開きます・・・・・(((( ;°Д°))))ガクガクブルブル








タイコの中は2枚の羽(ブレード)が螺旋状に付いています。


ある意味分かりにくいでしょうがゴツゴツしている灰色の部分・・・全部コンクリートです∑(゚Д゚)ガビーン





想像していた以上にコンクリが付いてて焦りましたダウン


ホッパー側から見ると羽の鉄肌が見えててコンクリが着いているようには見えないんですけどねしょぼん





この羽の裏に付いたコンクリをピックやハンマーを使いバリバリ砕いていきます!!





こんな風にバラバラにしていきます爆弾







このような文章では「ふーん」位で終わってしまいますねシラー


それではハツリ作業がつらい理由を少々・・・


大型車のタイコの中ならいざ知らず4t車のタイコの中狭いんですあせる


無茶な体勢を取るのがカナリつらいですあせる


鉄製の閉鎖空間でピックを使用するので鼓膜が痛くなります(要耳栓)あせる


固まったコンクリってほんとに堅いんですあせるコンクリ砕くよりピックが壊れるときがありますあせる


そんなピックを腕力のみで使用するのでピックが壊れるより人間が先に限界を向かえますあせる


まれに割れた破片が頭に降ってきます、それが大きな破片なら大変ですあせる


等々、上げていけば切りはないのですが・・・




そんな事を丸一日、もしくは二日に渡って行わなければなりません・・・普通の人なら一度やれば二回目は「いや、ちょっと・・・汗」と言ってしまします。






マンホールから見える青い空が憎たらしいぜっドクロあせる(笑)







まぁそんなこんなでハツリ終えました汗


量とサイズはペットボトルと比較してみてください(笑)








両手でないと持てない重さの破片・・・これが足の上に落ちてきたら・・・考えただけで痛いわ爆弾









今回は一日で全部ハツリ終わりましたニコニコ





・・・があくまでも「ハツリ」が終わっただけです・・・ココからハツリとセット作業「タイコ補修」ですしょぼん








~次回に続く(笑)~