この記事に書いた、サマークラスのケミストリーのクラスがとても印象的なのでどんな感じか書いてみます。
クラス初日。
クラスメイト達の話しから、彼らは前学期に一つ下の基礎化学を履修していたり、高校の時にその基礎化学のクラスを履修している人が多いことが分かりました。
そうなんだ。私付いていけるかなと思っていると、インド人の教授が入ってきて授業が始まりました。声が大きくて、とても熱心そうな先生ではあるものの、、、、、、英語のアクセントがすごくて何を言っているのかよく分からない。

私の英語力の問題?と言うより「これ英語?」と思ってしまうくらい。
そして
I'll give you a kiss.
と言って先生が各デスクに何かを配り始めた。
『え? 何? キス?

』
周りの男の子達が「キスだって。(^ε^)」と、チュッとする真似をしてくすくす笑っている。
でも、配られた紙を見たら、小テスト。つまりクイズだった。
そっか、インド先生、「クイズ」と発音できなくて、「キッス」になってしまうのね。(^ε^)
その後、stoichiometry(化学量論)をピザを例に使って分かりやすく説明してくれたのだけど、、、、、、
最初、ピシャ?Pishaって何だろう?と、ピシャの意味がわからなかった。 トマトとかチーズとか言っているから、途中からなんだ pizza かーと分かったのだけど、、、、、
他の学生も、
「それってpizza のことですか?pitha って言うから、何のことか分からなかったですよ。」
と言っていた。アメリカ人にはPitha とタとサの中間に聞こえたらしい。
困ったことに、ホワイトボードにはあまり書いてくれず、喋りたおして説明するタイプの先生なので、これだけ英語にアクセントがあるのでは理解できないかもと益々不安になってしまいました。
早いうちにドロップして秋に別のアメリカ人の先生で受け直そうかなんて考えていると、ラボが始まりました。
ラボのパートナーは、初日に先生に決められてしまいます。
私のパートナーは、ごくごく普通の白人の男の子、ジョン。
「今学期は毎回このパートナーと組んでやるので、お互い助け合うように。」
と言われた途端、
『ついてないな、ちっ。』
とジョンが顔に出したのを見逃さなかった。

英語のなまった外国人のおばさんと同じグループとは、ついていないと思われて当然ですね。すみません。( ´(ェ)`)
でも、いざ化学式を書いたり計算したりする場面になると、私が終わる頃にジョンはまだ半分もできていない状態です。
毎回慌てて私のを書き写しているのだけど、、、、、そんな彼の希望の職はエンジニアですって。

しかし、このジョン、実はかなり気さくで人柄のいい人だったのです。
最近では「ルナ、ルナ、」と私になついて?頼って?きてくれています。
そして、私も若者達の仲間に入れてからかったりするもんだから、他の男子学生からもちょっかい出されたりするようになってしまった。
まるで私も学生時代に戻った気分。
(仲良くしてもらって嬉しいけど、でも彼らが私の年齢を知ったらショックを受けるだろうなあ。ははははー。黙ってようっと。(;´▽`)
さて、インド人先生は酷いアクセント以外にもう一つ困るのは、物凄くおしゃべりでよく話しが脱線すること。
昔インドの研究所で働いていた頃、日本人化学者にお世話になったので日本人が大好きなのだとか。
私のことも My friend from Japan と呼んでいたのですが、
皆が、「彼女の名前はルナだよ、ルナ。まだ覚えないの?」
と言ってくれるもんだから、最近は、ルナ、ルナと言うようになりました。
でもですね、、、私の本名も2文字の簡単な名前なのに、微妙に発音が間違っているんですよね。
うーん、、、、、、、発音が苦手なのは、やはり聴覚に問題があるのかしら。( ̄ー ̄;
それからもう一つ、このインド先生ときたら、
「スティーブン、君ねえ、この間のテストで70点なかったからエキストラクレジットが必要だろ?ホワイトボードを消してくれないか。5点あげるよ。」
と言ったり、
「エミリー、どうしたんだ?君は授業中はよく発言するのに、テストは平均点いかなかったじゃないか。どこが分からないんだ?」
と言った調子で、プライバシーがないと言うか、テストのだいたいの点数がクラスメイトに分かってしまう。
私のことは、
「ルナはこのクラスで一番数学に強いmath person だ。日本人の数学はすごいんだ。」
なんて皆の前で言うもんだから、日本人のルナはできて当然だと思われているのも結構プレッシャー。
数学はインドのほうがすごいんじゃないかと思うのだけど。
それにしても、私が数学に強いだなんて、この話しを私の日本の高校時代の数学の先生が聞いたら、ぷっとお茶を吹き出すだろうなあ。
「私、日本の高校時代は全然数学出来なかったんですよ。」
と言いそうになったけど、そんなこと言ったらアメリカ人には嫌味かと思われそうで言えなかった。
ともかく、このケミストリーのクラス、思っていたよりずっと簡単な上、インド先生とジョンのおかげで、毎回笑いの絶えない明るいクラスなのです。イメージしてたのと違い過ぎる。
今までは白人の中にたった一人のアジア人とか、20歳前後の中にたった一人の40代とかで、私も気を遣っていたし、周りもなんとなく空気のような扱いだったので割り切っていたけれど、、、、
今回、初めて、すんなりとクラスに溶け込めました。
今のクラスには、見た目60代くらいのアメリカ人女性がいるのですが(実際、お孫さんがいるそうです)彼女もすんなり溶け込んでいます。
年上の学生が浮かずに、クラス全体の雰囲気がよく皆を仲良くさせてしまうのは、恐らくこのインド先生のお陰だと思う。
酷いアクセント以外は、当たりの先生だったと思います。
彼の英語のアクセントにはまだまだ慣れませんが、このままあと1ヶ月、頑張って乗り切ろうと思う。