OSインストールと聞くと、界隈の方々以外には「えっ?なにソレ??」という感じだろうが、
Windows10終了間近ということで回避策を模索している方々は知っているかもしれないRufusというフリーソフト。
具体的に説明したことはなかったと思うので今回は自身の備忘も含めて。
OSをインストールするためにはブートメディアというものが必要になる。
ひと昔前はDVDに焼くという作業であったが、近年はDVDドライブが搭載されていないPCのほうが多い気がする。
USBであれば搭載されていないPCはないのでそちらで説明。
まずはisoファイルというものを準備。
windowsであればMicrosoft公式から、Linuxであればそれぞれのディストリビューションの公式にダウンロードページがあるのでそこから。
windowsをダウンロードするにはディスクイメージ(ISO)からバージョンを選択し、その後現れる選択肢から言語選択をして今すぐダウンロードを押す。
するとダウンロードが始まるのでしばし待つ。
結構重量のあるデータなので少し時間がかかる。
もし、エラーが出てダウンロードできない場合はインストールメディアを作成するの方のリンクからも作成できる。
ここから落としてきたファイルを起動し、規約に同意してからエディションを選択するとメディア選択の画面になるので、ここでISOを選択するとダウンロードできる。
そして今回のメインとなるRufus
ここから最新版をダウンロードする。おすすめはPotable版。インストールする必要がなく、起動するだけ。
起動するとシンプルなウィンドウが現れる。
ここでUSBを挿し、デバイス選択で差し込んだUSBを選択。
USBの中身は全て消えるので必要なデータは退避しておく必要がある。
なお8GB以上が推奨だが、16GB以上のモノを使うのが安心。
バージョンも2.0だと書き込みが遅いので3.0以上を推奨。
ブートの種類右側の選択ボタンを押し、先ほどダウンロードしてきたisoファイルを選択。
他の設定は特にいじる必要がないが、こだわる人は変えてもよい。
下部のスタートを押下。
Rufusのすごいところはwindows11非対応機でも無理やりインストールできるようにしてくれるところ。
しかも必須となったMicrosoftアカウント登録も回避できる。
お好みでチェックボックスにチェックを入れ、OKを押すとブートメディアの作成が始まる。
スペックにもよるが、10分もあれば完成する。
これで作成手順は完了。
その後はOSインストールしたいPCに作成したUSBを挿し、BIOS or UEFIに入って起動順序の変更。
ここで出てくるのが「起動順序って??」という疑問。
そもそもOSとはPCの記憶領域に入っているもの。HDDやSSDの中に入っている。
デフォルトではOSが入っている記憶領域から起動し、その後ネットワークや他のドライブが起動していく。
起動順序の変更はそれぞれのPCメーカーが教えてくれているので、メーカーと起動順序変更の旨をChatGPTやCopilotに聞いてみるとリンクとともに教えてくれる。
起動順序を先ほど作成したUSBに変えて再起動すればインストールが始まる。
今回はRufusの説明をしたが、他にもVentoyなど複数のisoファイルを一つのUSBにまとめておくことができるソフトも存在する。
もちろんLinuxブートメディアもRufusでもVentoyでも作成できる。
自宅に使っていない古いPCがあるという方、Windows11に更新できないPCを持っている方はチャレンジして、成功したら同じことで困っている友人たちにドヤ顔で教えてあげるとよいと思う。