医学ニュースの深層 -7ページ目

イチロー選手、メジャー3000本安打達成おめでとう!!!

先ほど、イチロー選手が、ついにメジャー3000本安打を達成した。

研究室に着いたばかりで情報を知った。

実に天晴れである。

それにしても彼は怪我をしないのが凄いと、つくづく思っている。
日米通算5000本安打を見てみたい気がするが、あと7~8年くらい必要なのかもしれない。
おそらく日米通算4500本安打くらいが節目になるのかもしれない。

東京オリンピックには、選手として出ていただけるのだろうか?
それが一番気がかりである。




ブーメラン・ストーリー:主演 鳥越氏(都知事候補の爺さん)

 一般に女性スキャンダルというのは例え事実無根でも大幅にイメージダウンを起こす。よって、政争の道具や大学医学部教授選の道具として利用される危険がある。

 知人のジャーナリストに聞いたら、上記のようなことがあるので以前のジャーナリストらは「選挙・政治関係者の女性問題」については、あえて記事を書かないというルールを作っていたらしい。

ふ~ん、そうだったんだ。

 しかし、その「暗黙のルール」とやらを宇野 元首相の女性問題告発記事(サンデー毎日)でぶち破リ、彼を退陣に追い込んだのが鳥越氏だった。

 27年越しのブーメラン・ストーリーが、今、始まっているわけだ。

 また、鳥越氏は外資系の「がん保険会社」のCMに出て、高額なお金を稼ぎ、「がん検診100%(まずは)50%」を公約として掲げている。

 こういうのを医学界では「利益相反」を有するといい、論文・学会報告する場合には必ず事前報告しなければならない。そして、このようなケースでは論文は結局、ほぼ受からないか、もし掲載されても読者は結果を相当割り引いて見なければならない。
 なお、事前申告せずに後で第3者から告発されたら、それこそ論文撤回のみならず刑事事件にまで発展する可能性もある。特に人命に関わる臨床研究論文の場合では。


 今、鳥越氏と上記の「がん保険会社」とのタッグによる「がん患者予備軍もしくは早期がん患者に対するビジネスモデル」が、展開(要は金儲け)されているように見受けられる。

 (なお「がん検診」の功罪については先日の記事をごらんくださいませ。)

 政治家、ましてや都知事になりたいのならば、弁護士に任せるのではなく、自分の言葉で、諸々の事案について説明責任を果たせよと思います。
 


 もうマスコミ人や芸能人は政治家に立候補するのを引退後5年からとでもする法律を作ったほうがいいだろう。いかがでしょうか?

どうなってんのう(天皇)? パート2

天皇陛下が、生前に天皇の位を皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を持たれていることが明らかになった件で、政府関係者は14日夜、憲法上の問題から「天皇陛下の生前退位は無理だ」と述べた(NNN報道より)。

先日の参議院選挙の結果、憲法改正が現実味を帯びてくる中、私は、日本国民が諸手をあげて改憲に賛成するような「改憲の具体的な論点」は何か?を探しをしていたときに、上記のニュースが報道された。

そうだ。これだ!!
その手があったのかと思った。


天皇陛下を「生前退位」させてあげるために憲法改正が必要だ…ということであれば、日本国民が諸手をあげて改憲に賛成するだろう。

改憲論者の1部の切れ者は、うまいこと考えたな。。。

100%ガン検診政策の批評:2016年都知事有力候補の鳥越氏へ

 都知事候補が出揃い、各自「政策もどき」を打ち出している。


 まあ、各自、「私は権力を握ってみたいんや。下級都民のことなんて、どうでもいいんや」と本音を語ってもらいたいものだ。

 とはいえ、都知事有力候補の鳥越氏は自身が「キャンサー・ サバイバー」であり、「100%ガン検診政策」を打ち出している。

 口だけではなく実行するなら、がん検診の効果について、医学的に現時点での正しいエビデンスに基づいて都民に説明しなければならない。

 その際、下記の論文を参考にされればいい。

 今年1月6日号のBritish Medical Journal(BMJ)誌<世界的に非常に権威のある医学総合誌>に掲載された論文である。ちなみにBMJは、常識に挑戦する考え方を大事にする編集方針を持っている。

 その論文のタイトルは「Why cancer screening has never been shown to “save lives” – and what we can do about it」である。

 つまり「なぜガンの集団検診は今までに生命を救ったというエビデンス(証拠)がないのか?、これに対して私たちは何ができるか」ということだ。

 この論文は、ガン検診でそのガンの死亡率が減少しても、その減少が全体の死亡率に影響しないと意味がないと考えた。そこで、これまで発表されたガン集団検診の効果を調べた論文を、ガンの発見率や、ガンによる死亡率だけでなく、それ以外の病気も含めた死亡率全体を減少させる効果の観点から再検討している。


 その結果、確かにガンの集団検診は、対象となるガンの死亡率を下げる効果がある。
しかし、参加者全体の死亡率には全く影響ないか、逆に増えている場合がある。


 一般の方々、いや、1部の専門医でも驚きの結果だろう。


 なぜ対象となったガンの死亡率は減っているのに、全体の死亡率は減らないのか?
これはガンの死亡率が減った分だけ、他の病気の死亡率が増えていることを意味している。
即ち、検診を受けることが、健康に逆効果になっているのではないかと著者らは疑問を投げかけているのだ。


 具体的には、ガン検診で陽性と出ても偽陽性で、実際にはガンは発見できないことは多いが、このときの精密検査による事故、あるいは心配することでストレスが高まり他の疾患を併発してしまうこと、最悪の場合は自殺に至る場合もあると指摘している。
 
 そして上記の論文の著者らは、この問題を決着させるために400万人規模の研究を国が行い、方針をはっきり定めるべきだとしている。


 実に、ちょうどいい。東京都民は1300万人超だ。

 鳥越氏は、彼ら(東京都民)を対象に、これからの日本のみんなのために、1300万人規模の研究を東京都が行い、方針をはっきり定めるべきだ。


 そのために、専門の医師・看護師らによる政策ブレーンを雇って政策立案させて、実行の責任は知事がかぶればいい。

 他の論点(防災、待機児童問題、奨学金問題、格差是正問題などなど)についても同様の方針で臨むべきだ。そして、副知事に弁護士の宇都宮氏を登用して、ご自身が緊急事態に陥ったときの備えも、しておくべきだろう。

 鳥越氏に、こういうことができるとは思えませんが、いちおう書かずにはいられなかったので記事化してみました。


オリンピック開催国の社会経済上の悲劇:Hopeless and Hype

オリンピック開催国の社会経済について過去から学ぼう。

ギリシャ:「五輪後、経済破綻した…」

中国:「五輪後、成長止まった…」

今日;イギリス:「五輪後、EU離脱決定」

ブラジル:「五輪は開けるだろう」 …
しかし、ブラジル発の経済危機が世界に打撃を与えそう。


日本:「五輪前の今:様々な不正(佐野氏のエンブレム問題、招致マネー問題、知事を筆頭に都議らの懐に入る金など)、メイン会場問題などで、日本の恥をさらす。」

日本:「五輪後の予想:あらゆる分野で悪質な不正がさらに常態化(まるで中国・韓国並み)。
経済状況は今より悪化。格差の拡大固定。人々の心は今よりも余裕を無くす。ヒトはお互い他人のミスを匿名で徹底糾弾する。」 …など、この国は暗黒時代に突入か!?

これでも大都市圏に大災害が生じない前提です。


日本発の画期的な治療法・新薬?…そんなもん、1つ出るか否か。
なるべく病気にならないように予防しましょうね。



W選挙回避、北海道の行方不明の男児、ISに拉致されてる人、婦人公論、ゲスの極み「よみうりTV」

知人の内閣参与の飯島氏がTVで「W選挙」は無いと日曜日に言ってたから「無いな」と思ってた。
やはり無かった。こと国政選挙と日本の政局について飯島氏の発言は良く当るというか事実をそのまま誰よりも早く伝えている。貴重な方だ。


北海道の行方不明の男児は早く見つかってほしい。
途中で車降ろされて泣きながら追いかけてきた(2回)が、ほんの数分放置したらいなくなったとのこと。泣いてる子どもが、わざわざ怖い林の中にいくだろうか?
しかも、これだけ時間かけて探していない。
父親が怪しいな。他の場所でよからぬことをして嘘ついてるような感じがした。
男児の無事を祈る。

ISに拉致されているY氏。
彼は11億円を自分のために日本政府は払えとおっしゃる。
自分勝手な行動をしておいて。今回が初めてでもないようだし。
政府は国民の血税を一切はらう必要はないし、もう報道しないでいい。
そのお金は、心臓・肝臓などの移植を待っている方(特に子ども)のために使いましょう。
あっ、そうそう。Y氏はドナー登録してたっけ?


婦人公論は「小保方記事」のおかげで増刷らしいね。
同誌は儲けたとはいえ、女性セブン・週刊女性なみのゴシップ雑誌に成り果てた。
なお、対談記事とはいえども、今の小保方さんの姿を出すべきではなかった。
あれじゃあ婦人公論こそが、イジメだな。
記事内容も、まともな人々なら首をかしげる内容だし。
彼女の主治医(精神科医)は、とめなきゃね。

よみうりTVは、どうも、小保方氏に取り入って、ミヤネ屋あたりに出演させたいのでしょうね。
世界的に話題になった悪質な不正の事実(確定済み)を伝えず、事実を大いに曲げてまで彼女を擁護するのは、彼女のこれからの人生のためにならないし、よみうりTVの放送内容は、もはや信頼できなくなる。つい2日前の朝の情報番組「あさパラ」のYou Tube映像(小保方ネタのもの)を知人の紹介でみて吐き気がした。興味のある方は勝手にどうぞ。なお、彼女は新作のホームページでも、またまたひどい捏造を繰り返している点は、報道されたほうがいい。

伊勢志摩サミットと水素水

伊勢志摩サミットが閉幕したが、サミット会場では「水素水」がこれでもかと配布されていた。

水素水は健康に良いというエビデンスは無い。

私は、水素水メーカーは誇大広告しないようにと願っている。
しかし現状、水素水は日本政府公認飲料の立ち位置ではないか。

この国の国民の科学リテラシーの低下は凄まじい。
まあ、報道が、大きな役割を果たしている。
科学者でさえも金と名誉のために事実を曲げる。

これこそ「STAP現象」だよな。





慶応大のiPS細胞研究に関する報道について

慶応の先生方のiPS細胞研究論文が大きく報道されている。
卵細胞で高い発現を示す因子を用いてOct3/4, Sox2, Klf4とともにマウスiPS細胞を創りました。
Oct3/4, Sox2, Klf4、C-mycの場合よりも、高品質・高高率で作成できます…という内容。


すでに山中先生のグループの前川桃子さんが卵子で強く発現するGlis1を使って、高品質・高高率でマウスおよびヒトでiPS細胞を樹立している。Nature誌に5年前に掲載されてる。

今回の研究は、まだマウス段階。
なんで今ごろ、こんな程度の研究が報道されるのだろうか?

Glis1利用の先行研究に比べて、どのくらいマシなのか?
そういう報道をしてほしい。

ゲスの極み”関西TV”

熊本地震の報道という名の下に、関西テレビ放送は下記のような下劣極まりないことをやらかした。


「関西テレビの報道陣が給油待ちをしていた車の列に割り込んでスタンドに入り、給油していたことが判明いたしました」




もう怒りを通り越して…

本件で、彼らは事実を認め、お詫びとお知らせを出した。
関西テレビ放送 カンテレ http://bit.ly/1SoxpCl


しかし、彼らのエリート意識は、すさまじいな。
彼らは何をやっても許されると日ごろから思ってるはず。
「反省」コメントなんて出そうが、反省しているはずがない。

どこから、そんな得体の知れない自信が沸いてくるのだろう?
いっぺん、彼らの脳の海馬あたりをスキャンしてみたいものだ。

彼らは数年前には、ヤラセで番組作ったし…ゲスの極み関テレである。

たまに私や同僚に取材要請がくるのだが、断って正解。
こんなTVに出たくはない。この局の放送免許が剥奪されることを切に願う。



<平成28年度熊本地震> 地震学者たちの自信を持った発言と今後

熊本の大地震について、連日、大きな報道がなされている。

こういう時に解説役としてTVなどによく登場されるのが地震研究の権威たちだ。

今回の熊本地震で、阿蘇山の噴火はしないのか?

某 京大教授「絶対ない」。気象庁「ない」。
某 東大教授「危険性はある。」

結果:今のところ小規模な噴火が観察された。地震との関係は調査中。
私の素人見解:噴火が地震と関係ないわけがない。今後、規模が拡大するかもしれないから厳重注意。

それにしても元 京大総長の尾池先生のご発言は問題だろう。
私、彼は好きなのだが。。。面白いから。
たとえば以前に彼は次のように言った。

「京大には、愛ちゃん(猿)と山中先生がいる。誰でも知っている。東大にはおらんだろう?」
…この新聞(全国紙)での発言は忘れられない。

でも、今回の下記の発言は大問題だ。

元 京大総長の尾池先生:「熊本の活断層は、M7.5レベルのものだから、最初の地震がM6.4で小さかったので、本震ではないと思ってた。」


 どうして昨日、最初の地震の後で、重大な可能性を広報あるいは報道しなかったのか?
本当に知っていたのならば…。

 市民に広報されたとしても建物等の被害を防ぐには間に合わなかったかもしれない。
しかし、次は自分の所で更に強い地震が、すぐにでも生じる可能性があることを聞けば、市民は避難や下敷きになるリスクが低い場所に移動するとかして、人的被害を減らせた可能性が高い。

 このように、権威ある地震学者たちは、自信を持つのは結構だが、発言については、もう少し思慮深くなっていただければ幸いである。彼らの発言は多くの方々の生命と財産に大きな影響を与えるのだから。


 なお、今後、地震の規模や広がりが気になる。少しではなく、ずいぶん離れた場所で同じ規模の地震がおきても不思議ではない。

 関西なら、和歌山・大阪あたり。北陸。千葉・首都圏。東北や北海道。
どこも、他人事ではないだろう。有事に備えておきたいものだ。