「こんなに疲れてるのに、なんで眠れへんの?」
そんなこと、ありませんか?
朝からだるい。
一日中しんどい。
今日は早く寝よう。
そう思って布団に入ったのに、なかなか眠れない。
やっと眠ったと思ったら、
夜中に目が覚める。
そして朝。
「……寝た気がせん」
これ、つらいですよね。
しかも、眠れないと、
「もっと運動したほうがいいのかな」
「もっと体を疲れさせたら眠れるんかな」
と考えがちです。
実際、日中に適度に体を動かすことは、
睡眠にとってプラスになることがあります。
でも、
「疲れているのに眠れない=もっと疲れればいい」
とは限りません。
なぜなら、
疲労と睡眠は、別物だから
ここ、意外と大事です。
私たちには、
起きている時間が長くなるほど眠りたいという
「睡眠圧」が高まる仕組みがあります。
だから、日中に適度に活動して、
夜に自然と眠くなる。
これは確かにあります。
でも、睡眠は「どれだけ疲れたか」
だけで決まるものではありません。
体内時計、光、体温、生活リズム、ストレス、環境など、
さまざまな要素が関係しています。
だから、
「今日はこんなに疲れたんだから、絶対眠れるはず」
とはならないんですね。
更年期になると、眠りを邪魔するものが増える
更年期になると、
睡眠の悩みが出てくる人がいます。
その理由のひとつが、
ほてりや寝汗などの血管運動神経症状です。
夜中に急に暑くなったり、
汗をかいたりして目が覚める。
一度目が覚めると、
そこからなかなか眠れない。
これを繰り返していると、
「眠れていない」
「疲れが取れない」
という感覚につながっていきます。
さらに、
身体の不調や生活上のストレス、
不安なども睡眠に影響します。
つまり更年期の睡眠は、
「疲れているかどうか」
だけでは考えられないんです。
「自律神経が乱れているから」で全部終わらせない
更年期の話になると、
「自律神経が乱れているから眠れない」
という説明をよく見かけます。
でも、
睡眠を自律神経だけで説明するのは少し単純すぎます。
睡眠には、体内時計や睡眠圧、体温調節、ホルモン、心理的な状態など、
いろいろな仕組みが関係しています。
ただ、
緊張やストレスが睡眠を邪魔することがある
のも事実。
だから私は、
「自律神経が悪い!」
と決めつけるより、
「今、体は休める状態になってるかな?」
と考えてみるのがいいと思っています。
「もっと疲れなきゃ」が逆方向になることもある
眠れないと、
「もっと運動しなきゃ」
「もっと体を動かさなきゃ」
と思うことがあります。
適度な運動はもちろん大切です。
でも、すでにクタクタなのに、
「まだ疲れが足りない!」
とさらに頑張る必要があるとは限りません。
私自身、30代のころは、まさにこれをやっていました。
眠れない。
↓
もっと疲れたら眠れるんちゃう?
↓
歩きに行く。
↓
家事でも、わざわざ手間をかけて体力を使う。
今思えば、
そこまでして疲れようとせんでもええやろ(笑)
なんですが、当時は本気でした。
でも、今なら分かります。
疲れていることと、
眠れる状態になっていることは同じじゃない。
じゃあ、何を見ればいい?
もし、
「疲れているのに眠れない」
という状態があるなら、
「もっと疲れればいい」
だけではなく、
「何が眠りを邪魔しているんだろう?」
と考えてみる。
夜にほてって目が覚めているのか。
途中で何度も目が覚めているのか。
考え事が止まらないのか。
寝る直前まで刺激が多いのか。
体がずっと力んでいる感じがするのか。
自分の睡眠を観察してみると、
見えてくるものがあります。
そして、
もし「体が休まらない」「力が抜けない」という感覚があるなら、
寝る前に体の緊張をゆるめる時間を作ってみるのもひとつです。
何かを頑張って「眠らせる」のではなく、
体が休む方向へ向かいやすい環境をつくる。
そんな考え方です。
更年期でも、更年期でなくても
ここまで更年期の話をしてきましたが、
「疲れているのに眠れない」は、更年期だけの話ではありません。
私自身、30代のころが一番眠れませんでした。
更年期でも、更年期でなくても、
「こんなに疲れてるのに、なんで眠れへんの?」
という人はいます。
だから、
「もっと疲れなきゃ」
と頑張る前に、
「今、私の眠りを邪魔しているものは何なんやろ?」
と、一度立ち止まってみてください。
ほてりかもしれない。
ストレスかもしれない。
生活リズムかもしれない。
そして、体の緊張かもしれない。
「眠れないから、もっと頑張る」
だけではない見方もあります。
自分の体と相談しながら、休める方向へ
更年期になると、
体の中ではいろいろな変化が起こります。
だから、
「年齢のせい」
「体力が落ちたから」
「運動不足だから」
の一言では片付けられないこともあります。
疲れている。
でも眠れない。
そんなときは、
「疲労と睡眠は別物なんやな」
と思い出してみてください。
そして、
「もっと頑張って疲れよう」
ではなく、
「今の私の体は、何をしたら休まりやすいんやろ?」
と、自分の体を観察してみる。
私は、
そんなふうに自分の体と相談しながらケアしていく方法をお伝えしています。
更年期の体を、自分で観察できるようになりたい方へ
力を抜く教室では、強く押したり、無理に伸ばしたりするのではなく、
「今、体がどんな状態なのか」
を感じながら、自分でケアする方法をお伝えしています。
更年期の不調を「これで治す」という話ではありません。
しんどいときに、さらに頑張るのではなく、
自分の体と相談しながら、休める方向へ持っていく。
そんなセルフケアを身につけたい方は、
教室で一緒にやってみませんか。
体を変える、近道コース。
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