人の名前が出てこない、置き忘れが増えた……
「もしかして認知症の始まりちゃうか」って不安になったこと、
ないですか?
教室でも人の名前が出てこないなんて、しょっちゅうで、
みんなで盛り上がる話のひとつです。
更年期の物忘れと認知症
結論から言うと、更年期のもの忘れは、
認知症との関連は低いと考えられています。
まずはこの一言だけでも、
覚えておいてもらえたらと思います。
では、なぜ更年期にもの忘れが増えるのか。
理由は主に2つあります。
ひとつは、神経伝達物質のルートです。
エストロゲンには、
セロトニンなどの神経伝達物質の量を増やし、
その働きを強める役目があります。
脳のエストロゲン受容体は、
記憶に関わる海馬や、
感情処理に関わる扁桃体に多く存在しています。
更年期でエストロゲンの分泌が大きく乱高下すると、
これらの神経伝達物質が不足して、
海馬や扁桃体の処理速度が落ちる。
これがもの忘れに繋がると考えられています。
もうひとつは、自律神経のルートです。
エストロゲンの分泌は脳の視床下部が司っていますが、
ここは自律神経の司令塔でもあります。
更年期でエストロゲンが乱れると、
視床下部を経由して自律神経も乱れやすくなり、
それが集中力の低下やもの忘れに繋がることがあります。
気分の落ち込みと一緒にもの忘れが来る、
という人も多いようですが、
必ずしもセットとは限りません。
更年期の気分の落ち込みについてはこちらも読んでみてもらえるとうれしいです。
落ち込みがなくても、
もの忘れだけ先に感じる人もいます。
そして、更年期が過ぎてエストロゲンの分泌が安定してくると、
もの忘れの症状も落ち着いていく傾向があるようです。
最後に
ずっとこのままではない、
ということも知っておいてもらえたらと思います。
「気合いが足りひんから」でも「歳やから仕方ない」でもなく、
ちゃんと理由がある話です。
緊張しやすい体質だと、
自律神経の揺れが大きく出やすい、
という一因もあるかもしれません。
ゆるめて整えることは、
この揺れ幅をやわらげる助けになり得ると考えています。
あなたのもの忘れ、人の名前系ですか?
それとも置き忘れ系ですか?
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