第4話:ノルアドレナリン型
「ピリッと繊細。限界ギリギリで頑張りすぎる人」
ノルアドレナリン型の人は、
感覚も感情も“ピリッと鋭い”のが特徴です。
音や匂い、人の気配、場の空気…
いろんなことに気づきやすくて、反応もしやすい。
危機管理能力が高く、責任感も強い。
でもそのぶん、「失敗できない」「気を抜けない」
そんな緊張モードが日常になっていたりします。
ノルアドは“緊張・警戒”に関わる物質。
命を守るために備えてくれてる反応なんだけど、
日常でずっとスイッチが入りっぱなしになると、
心も体も疲弊してしまうんです。
このタイプの人は、まわりには見えにくいけれど
「実はずっと頑張ってる」ことが多い。
でも、そのがんばりが“当たり前”になりすぎて、
「何でこんなに疲れるんだろう?」と悩むことも。
自分を責めないで。
あなたは、ほんとによくやってる。
だからこそ、休むこと、ゆるめること、
“ピリッ”を手放すことも、同じくらい大切です。
音を減らす、光を落とす、1人の時間をつくる、
自分だけの安心アイテムを持つ――
そうやって、ちょっとずつ“安全スイッチ”を増やしていくと
脳も体も、ようやく「安心していい」と思えるようになります
次回は「グルタミン酸型」のお話です。
脳内物質のシリーズを書く理由