前編があります。
こちらから読んでいただけると、よりおもしろいかと。
感じてみるだけでは足りない。
じゃあ、どうしたらいいんだろう?
そう思ってから、私はいろんな角度で
「心と体の整え方」を探し始めました。
そこで出会ったのが、
脳内物質や自律神経、発達特性といった
“からだの仕組み”の視点でした。
「整えたいのに、整わない」のは、
気合が足りないんじゃなくて、
脳や神経の“設定”が違うだけかもしれない。
たとえば私は、
ノルアドレナリン+グルタミン酸型の脳傾向が強く、
ちょっとしたことで常に緊張モードになりがち。
外からの刺激や人の気配に敏感で、
落ち着こうと思っても交感神経がずっとオンの状態に
勝手になってしまう。
そんな自分の仕組みに気づいたことで、
「まず体から整えるほうが早い」ことを実感しました。
今は、さとう式リンパケアという“ゆるめるケア”を
教える教室を運営していますが、
そこで伝えたいのも、まさに「体を通して整える」こと。
正直、スピリチュアルやキネシオロジーも通ってきたし、
今でも使うときはあります。
でも私にとっては、スピ的な安心感や“何かに頼る”こと以上に、根本から自分の体と心を見つめ直すことの方が大事だった。
特に、私の体の仕組みね。
キネシオロジーを今あまり積極的にはやっていないのは、
理由があります。
(メニューにはありますので、ご希望の方はお申し込みください)
たしかに深いアプローチはできるけど、
それに依存してしまったり、「誰かに整えてもらう」意識に
なりやすい側面もある。
私はむしろ、「自分の体の声に気づいて、自分で整えること」をお手伝いしたいと思っています。
だから、どんな方法も“道具”のひとつ。
使うことが目的にならないようにしたいんです。
体から整えると、気持ちも整ってくる。
それは、思考でグルグルしていたときには
見えなかった感覚です。