あなたが仕事で求めているものはなあに？

起業の相談を受けていて

悩まなくていいことに悩んでしまって

動けなくなっているケースを時々見かける。

いや、けっこう見かける。

「あんなふうにやらなければ、うまくいかないんじゃないか。」

「ああいう方法はやりたいくないけど、ああしないと売れませんよね？」

「わたしはあんな風にできない。」

そんな時。

大事な視点が２つある。

まず、一つ目は

そもそもあなたの言う

「あんなふうに」や「ああいう方法」が、

本当に「売れているのかどうか？」が怪しい。

とても怪しい。

すごく怪しい。

通帳見たの？案件。

ほんとうにそれは、あなたが思う理想の形で、売れているのか？

とても怪しい。

もしかしたらそれは、

あなたが思っている以上に

たいして売れてもいないし、

なんなら経費にお金をかけて赤字かもしれないし、

世間からも認められていないかもしれない。

そのスタイルがあなたが好きならいいけどね。

そのやり方に憧れているなら、いいけどね。

これは、

ほんとうにあなたは、そのスタイルでやりたいの？

そこにかかっている。

それから、二つ目の視点は、

「迷えることが、あなたの余裕であり、その余裕こそがあなたの強み」

だということ。

たとえば、今すでに

あなたが食べるものに困っていたとして、

生活もままならず

今すぐに1円でも10円でも100円でも1000円でも欲しかったら、

「ああいう方法はやりたいくないけど、ああしないと売れませんよね？」

という質問は口から出ない。

生活に困ってたら

もう、つべこべ言わずに

死にものぐるいで「やる」しか選択肢がないからだ。

でも現時点で、あなたは「やっていない」。

つまり、あなたには

経済的・精神的な「余裕」があるということ。

私のこのブログでは何度も書いているが

人は口で言うことより、行動が全てて、行動が本心。

「ああいう方法はやりたいくないけど、ああしないと売れませんよね？」

口でどんなことを言っていても、

その選択肢があることをすでに認識しているのに

それをやっていないということは

「やりたくない」ということだ。

それが、ダメだと責めているのではない。

それでいいのだ。

それがわかることこそ、起業の醍醐味だから。

それをやっていないということは、

それを、「やりたくない」ということ。

そして、

それを「やりたくない」ということは、

あなたはそれ以上に大事にしているものがある

ということだ。

例えば、何か売りたい商品があって

目につくあの人が

ガンガンと積極的に隣人に飛び込み営業をかけていたとする。

「ああいう方法はやりたいくないけど、ああしないと売れませんよね？」

そう言っている時点で、あなたは

ガンガンと積極的に隣人に飛び込み営業をするのは

やりたくない、ということだ。

そして、

そこまでして手に入れる仕事や

そこまでして手に入れるお金なら「いらない」と思っていること。

それを選択している

経済的・精神的な「余裕」が、あなたにはあるということ。

それをまず、認めた方がいい。

そして

だったら、それ以上に

あなたが大切にしているものはなに？？？

あなたが仕事に求めているものはなあに？

ガンガンと積極的に隣人に飛び込み営業をしてまで、

仕事は欲しくない。

それよりも私が欲しいのは、

たとえば

安心して仕事をすることだったり。

お客さんと深い信頼関係を結ぶことだったり。

しんどい思いをせずにのんびりと働くことだったり。

限られた人だけに自分の商品を買ってもらうことだったり。

自分の持っている商品を大事にすることだったり。

自分の商品を、まるで子供のように

大事に育てて成長させてゆくことだったり。

ガンガンと積極的に隣人に飛び込み営業をして

仕事をGETしてお金を得ることよりも、

もっとずっと、

あなたには大切にしたいものがあるということだ。

これは、恥じることでもないし

責めることでもない。

むしろ、それは、誇りに思っていい部分。

むしろ、それこそが、あなたが仕事において

大事にしなくちゃならない部分。

他の誰にも、触れられないし、

誰にも、邪魔されないし、

誰にも、口出しされない部分。

昨日、浜松で開催した

「参加者の心をつかむ１DAY！セミナー＆イベントのコツ伝授と質問会」

のご感想を、

かおりんがこんなふうに書いてくれた。

かおりん、ありがとう♪

ちょっと動けなくなっているとき、

わたしが仕事に求めているものはなあに？

大切にしているものはなあに？

そう考えてみるといい。

「自分が感じた違和感」は

「そっちじゃないよ」という、無意識のサイン。

命を守るために機能している、潜在意識からのメッセージ。

「わたしはあんな風にできない。」

そう思わなくていい。

むしろ、そうしなくて正解なのだ。

ちなみに、わたしは、

自分が開催するセミナーの仕事で

大切にしているもの、求めているものは、

少数の方でいいから

私が提供しているセミナーの価値がわかる人だけに

自分のセミナーに来てもらうこと。

（もちろん多くの人に来てもらったらうれしいが、それはさほど重要ではない。）

自分が開催しているセミナーを大事にして

これからも、高いクオリティのものを届けること。

私が開催するセミナーに関わった全ての人が