明石城(日本100名城)の紹介1 歴史など | みどりの木のブログ

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今日から明石城の紹介です

JR明石駅から見た明石城の本丸です。

 

江戸時代

 

1617年信濃松本藩主より明石10万石藩主となった小笠原忠真は、

明石川河口の西側、明石海峡に面した部分と明石川の湿地帯に築城

された、水城の船上城を居城にします。同年に2代将軍徳川秀忠より

西国外様大名からの防衛のため築城命令が下ります。これは姫路城

と連携して江戸を守るためでした。

 

明石城築城者小笠原忠真の肖像画です。

 

グーグルより引用の地図です。船上城跡は左下にあります。

 

『本田家記』によると、姫路城の城主の本多忠政と小笠原忠真は相談

しながら(本多忠政は忠真の義父にあたる)、築城から町割りまで行な

います。候補地は三ヵ所あり、塩屋町(現在の神戸市垂水区塩屋町周

辺)、かにが坂(現在の明石市和坂周辺)と人丸山(赤松山)が検討さ

れました。人丸山には大きな池があり城の防備に役立つとして人丸山

に決まります。徳川秀忠は旗本の都筑為政、村上吉正、建部政長らを

普請奉行として派遣し、築城費として銀一千貫(約30億円)を支給しま

す。各建物の建築は1620年4月に完了します。築城当初の明石城は、

本丸に御殿を築き、四隅に三重の櫓を配しますが、天守台の石垣は築

かれたものの、天守は建てられませんでした。

 



 明石城を築城した小笠原忠真は、1632年豊前小倉藩(小倉城)に

転封となります。翌1633年信濃松本藩より 松平庸直(戸田氏)が7万

石で入城しますが、急死したため松平光重が城主となります。しかし、

その松平光重も1639年 が美濃加納藩に転封となると、大久保忠職

が7万石で入城します。大久保も1649年の10年後に肥前唐津藩に

転封します。

 

江戸時代の明石城古絵図です。(上が北)

 

その後、丹波篠山藩より松平忠国が7万石で入城、その子・松平信之

と共に名君として知られ、林崎掘割の用水路や一里塚の設置、海岸

の防風林の造成、そして多くの新田の開発に努めました。文化人でも

あったらしく城内十景を選んでこの時に「喜春城」の名を付けました。

しかし、その松平信之も、1670年大和郡山藩(郡山城 )に転封となる

と、代わりに郡山城 にいた本多政利が6万石で入城します。しかし、

領内を収める事ができず1682年僅か3年後、苛政を責められ陸奥

岩瀬藩に1万石に減知転封となり、その後改易となります。僅か50年

の間に城主が目まぐるしく入れ替わりましたが、本多氏転封の後に、

越前の松平直明が6万石で入城し、以後明治維新まで10代、189年

間親藩として松平氏の居城となりました。各城の遺材を集めて築城し

たせいか、老朽化が早く、松平家第2代藩主松平直常の1739年に

は大修築が行われました。1840年明石城主は松平斉宣(将軍家斉

の子供)で、2万石の加増を受けて、10万石格となります。1874年 

廃城令により廃城となります。

1881年神戸相生小学校(現在の湊川小学校)の建築用材とするため、

北東の艮櫓が解体されます。
1898年 皇室の御料地となります。
1901年 巽櫓と坤櫓の修理が行われ、北西の乾櫓が解体されました。

老朽化した二の丸本丸土塀が取り壊されました。
1918年4月に 兵庫県が御料地を借り受け県立明石公園として開園

しました。
1995年阪神・淡路大震災により石垣が崩れるなどの大きな被害を

受けます。
1999年 約5年に及ぶ修復工事が完了。2棟の櫓を曳家で移動させ

土台や石垣を修復後に櫓を元の位置に戻す。戻した後に軸組の補正

や壁・屋根の修復を行う、同時に巽櫓と坤櫓を繋ぐ塀が復元されます。
平成15年 に 三の丸「武蔵の庭園」を整備し一般公開しました。

 

現在の明石城です。県立明石公園になっています。(左が北)

 

今日は此処までです。明日に続きます。

 

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