山田隆文の歯医者さん日記

 秋色の立山です。
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 剱御前に向かう尾根(白いのが登山道)の紅葉です。
 一晩で、夕べの冷え込みですっかり色づきました。
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 室堂の紅葉も、良い色に色づいてきました。
 でも、みんな、足元を見て黙々と歩いています。
 もったいない!
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 血の池と紅葉。
 向こうのなだらかな山は浄土山です。
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 これが典型的な室堂からの立山です。
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 30分ほど立山を観て右手に登ると、室堂の展望台があります。
 槍ヶ岳や笠ヶ岳が俯瞰できます。
 アルペンルートの来る前には、この下の谷に温泉があり、そこから登ってきました。
 もう一つのルートは大日岳経由。
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 朝の地獄谷と、大日岳です。
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 新室堂乗越あたりからの室堂の下部です。
 煙の出ているのが地獄谷。
 今年は、硫化ガスの濃度が濃いために立ち入り禁止です。





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 これがありかどうかですね。

 wikiにはこうある。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/山小屋
「多くの山小屋では予約をしても基本的には旅館やホテルと違い、大部屋・相部屋での雑魚寝となり、予約無しで宿泊した場合と待遇の違いに大差がないからである。これは、山小屋がホテルや旅館等の宿泊施設とは異なり、緊急避難場所の役割も担っているという事情による。多くの山小屋は基本的には宿泊希望者を拒めないために、最混雑時は廊下や食堂に布団を敷いて就寝したり、他人と同じ布団で就寝することも起こりうる」

 山小屋は、人里離れた山奥にある。
 だから、泊めてもらえなければ死んでしまうかもしれない。
 なのに、予約客以外は泊めません……。

 山歩きなんて予定は出来ない。
 ばてて、予定の山小屋に辿り着かないこともある。

 少なくとも、隣の後立山連峰の山小屋では、泊めないなんて事はあり得ない!

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 なかなか、難しい。

 ちなみに、だいぶ前から尾瀬ヶ原は、きちんと、予約してから入山くださいとアピールをしている。
 だから、混乱はない。
 南アルプスも、少し前から、予約制になった。
 もちろん、きちんとガイドブックでもアピールをしている。

 でも……。

 これには困った。
 多くの登山客が引き返している。

 さて、2畳に3人が多いか少ないか?

 結論から言うと、少ない!
 昔、白馬岳で1畳に4人というのを経験した。
 1500人が泊まれる山小屋に2000人以上が押しかけたのだ。
 でも、泊めてくれる。
 昔、北岳で、土間に寝たことがある。
 でも、泊めてくれる。
 だって、外に置いておいたら、死んでしまうかもしれない。 
 登山客だってわかっているから、ちゃんと譲り合う。
 時には、足と頭を逆にして、めざしのようにして横を向いて寝る。
 でも、いいのである。
 誰も文句を言わない。

 まあ、山の事情も変わったのですね。

 ある山小屋の主人が言ってた。
「最近は、個室仕様にしてしまったので、一般客を泊めなくなったんですよね」

 実際、室堂のみくりが池温泉も雷鳥莊も、旅行社が入り、インターネットでも予約できる時代。

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 テント場もこの状態。

 さて、もし、予約制ならそれも良い。
 だとしたら、登り口の扇沢ターミナルや、松本駅に、きちんとアナウンスをすべきではないだろうか?
 そうすれば、別の山を目指す。
 できれば、ガイドブックにもきちんと記載をしてくれれば、あるいは、アルペンルートの各地やホームページなどに注意を喚起してくれればいいのだが、まだ、山小屋同士の協調もないようである。
 ちょっと、残念。


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 別山山頂からはこんな風景が。
 剱岳に八峰、右手には別山の北峰、そして、その間には、白馬岳が見えています。
 もちろん、晴れ男なのでこの青空です!
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 剱岳の威容です。
 でも、今日はおあずけ。
 その理由は次のブログで。
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 山頂をデジタルでアップしてみました。
 点々は、人です!
 これが、剱岳をあきらめた理由です。
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 振り返ると、室堂から一の越、立山のトレイルが。
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 剱御前方向に向かうと、正面には大日岳が見えてきます。
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 しばらく歩くと、剱沢が見えてきます。
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 登山客でごった返す剱御前の小屋を過ぎて、あえて、雷鳥坂ではなくて、新室堂乗越を目指します。
 というのも、雷鳥坂の方が早いのですが、尾根で立山方面が隠されたり、斜度もあるから。
 今日は、急ぐ旅でもないので、紅葉のきれいな道を選びました。
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 乗越からは正面に大きく大日岳がそびえています。
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 雄山までは、多くの人が訪れますが、その先は人の数も減ります。
 でも、連休なのでそれなりの人。
 雄山を越えて振り返ります。
 小さなアップダウンを繰り返していきます。
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 前方には、これから向かう大汝山~富士ノ折立~真砂岳~別山、そして、その向こうにごつごつとした剱岳が見えています。
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 右に目を向けると、雪渓の向こうに、黒部湖が小さく見えます。
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 右手には、夏休みに歩いた、五竜岳~唐松岳から、白馬三山が見えます。
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 大汝山までは、15分ほど。
 その先の富士ノ折立からは急下降です。
 振るかえると、こんな急坂です。
 でも、この坂道の下。
 砂利の広がるところで、1989年10月9日に、大遭難が発生しました。
 10人のうち8人が死亡!
 この時期、アルペンルートのロープウエイの下は紅葉真っ盛りです。
 でも、天気が崩れて大雪になりました。
 同じ日、私も紅葉を撮りに、後立山連峰の白馬岳を目指して白馬大池に着きました。
 と、大雪。
 もちろん、冬山装備は持ってきていませんので、引き返しました。
 無理に白馬に向かったパーティも、道を失って引き返してきます。
 なので、無理はしてはいけない天候でした。
 でも、そのパーティは軽装でした。
 遭難したのは、あと、15分で山小屋のあるところ。
 道を知っていて、内蔵助山荘に助けを求めていれば。
 もし、ツェルトだけでも持っていれば。
 なので、登山には決断も大事なんですね。
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 真砂岳はこんななだらかな山頂です。
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 真砂岳のケルンから振り返った立山。
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 別山の登りから振り返ります。
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 そして、この大きな山塊が別山です。
 この向こうに、剱岳が待っています。
 一日目は、室堂をお散歩して、一泊。
 二日目に立山連峰のお散歩に出かけました。
 本当は、剱岳も目指したのですが、剱沢の山小屋が、最近は予約客しか泊めません。
 って、それあり?
 なので、立山だけです。
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 まずは、ご来光。
 雄山山頂に輝く朝日です。
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 山道には、まだ雪渓も残っています。
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 一の越まで登ると、南方が開けてきます。
 目の前には、龍王岳がそびえ立ち、その左には笠ヶ岳や槍ヶ岳も見える。
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 雄山への岩場をどんどん高度を上げる。
 山頂までは2時間もあれば登れる。
 振り返ると、眼下に龍王岳と、その向こうの五色ヶ原や薬師岳も見えてくる。
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 五色ヶ原のアップ。
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 室堂を見下ろせば、箱庭のような山小屋とみくりが池が。
 向こうの山は大日岳。
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 南東に目をやれば、遠く富士山も見える。
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 そして、これが3003メートルの山頂。
 雄山の祠があります。
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 祠のアップ。
 お祓いもしてきました。
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 山頂から観た社務所。
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 祠の向こうには、これから向かう別山とその向こうに剱岳が。
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 東に目をやれば、針木岳がそびえている。

 って、こんな天気は珍しい。
 もちろん、晴れ男だから。
 山にいた丸2日は完全に快晴。
 でも、最終日、降り始めると徐々にガスがでて、山頂がかすみ始める。
 ごめんね。
 明日は、居ないから、きっと、見晴らしも……。
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 立山黒部アルペンルート。
 一年半ぶりの旅です。
 前の時には、5月に雪の大谷を観に来ました。
 扇沢と言うことであれば、8月に柏原新道を登ったばかりですが……。
 さて、黒部ダム50周年と言うことで、ものすごい人です。
 バスもこの通り。
 駐車場は一杯。
 下の臨時駐車場から、ひっきりなしにシャトルバスがでています。
 まずは、トロリーバスで、黒場ダムへ。
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 ご存じの風景。
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 河床を痛めないための霧状の放水なので、きれいな虹が見えます。
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 続いて、ケーブルカー。
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 そして、柱のないロープウエイへ。
 残念ながら、まだ、紅葉には早いようです。
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 昨年、ゴンドラは新調されたそうです。
 昔の赤から青に。
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 そして、いつもながら写真集の販売にも熱が。
 これは、登りのケーブル乗り場。
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 そして、下りのロープウエイ乗り場です。

 最後に、もう一つトロリーバスに乗り継いで、室堂に到着です。

 ちなみに、暇な時間帯を考えて通り過ぎていますが、午前の登りと、午後の下りには要注意です。
 トローリーバスは、台数を増やせますが、どうしても、ロープウエイが一番の混雑です。
 5分おきのピストンでも、最高時には2時間待ちもあるそうです。
 余裕を持ってお出かけくださいな。
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 なんか、こんな「海賊認定カード」貰いましたが(笑)。

 さて、キャプテンハーロック。
 松本零士さんのマンガです。
 宇宙戦艦ヤマト以前にも、四畳半や、ガンフロンティアやワダチなど、大好きなマンガもたくさんありました。
 で、1978年に東映動画によりアニメ化。
 これは、当時としては、衝撃的なアニメでした。
 それまでのBGMは、子供だましの内容でした。
 でも、フルオーケストラの交響曲のようなBGMだったんですね。
 今でも、お気に入りです。
 ただ、クイーンエメラルダスだけは、版権の関係でエメラーダになっていたのが残念。
 そのあと、銀河鉄道999では両者共演したので良かったですが……。
 その後、劇場版999に登場。
 1982年には、わが青春のアルカディア、わが青春のアルカディア 無限軌道SSXが作られました。

 それから30年!!!!!!
 今度は、3DCGアニメ。
 ちょっと前の、ファイナルファンタジーや、ベイオウルフなんかの手法。
 キャプテンハーロックの声には、小栗旬。
 ミーメには蒼井優。
 個人的には、一番始めの井上真樹夫が好きなんですが……。

 映像的には良くできていました。
 すばらしいです。

 でもでもでも……。

 あれは、アルカディア号じゃない!

 パシフィクリムみたいに金属的で、いただけない!
 あの、原作の暖かみのある船じゃない!
 ダークマター機関ってなんやねん!
 あの、黒い煙をもくもくと流しながら航行するのって……。
 あれは、999とハーロックサーガに出てきた暗黒艦隊みたいじゃないか!
 こちらは、まだ最後まで書いてくれないので、もやもやしています。

 耳に残る音楽がない!
 あのテーマはどこへ行った?

 ヤッタラン、かっこよすぎないかい!
 トチローが中途半端のどんくささ!

 まあ、ケイと、ミーメがより美人になっているのは許せますが。

 でもでもでも……。
 台場君もでないし、もちろん、エメラルダスも。

 ということで、最近流行の「リ=イマジニング(再創造)シリーズ」ですな。
 つまり、これまでの設定は全部ご破算にして、あらたにしがらみのない勝手な設定を作れるということ。

 ということで、昔のハーロックとは別のものとして観ましょう。

 まあ、ガッチャマンもこけたようですし……。
 さて、前のブログでは、檻の外のオーソリティと呼ばれる人の意図が入っていると書きました。
 私たちは、知らないうちに、誰かの意図に振り回されているかもしれません。
 もちろん、私たちが、生徒や部下や後輩を持った時にも、同じ事をしてしまっているかもしれないんですね。

 さて、お猿さんとバナナの話しに戻ります。
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 もし、一匹の猿がハシゴを登った時、何も起きなかったらどうなるでしょうか?
 この猿はイノベーターと言うことになりました。
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 きっと、他の猿も、アーリーアダプターとしてみんなハシゴを登るでしょう。
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 もし、一匹が登ったときに、この猿が、他の猿のためにもバナナを取ってあげたらどうなっていたでしょうか?
 もし、外から見ていた実験者(オーソリティ)がほめて、他の猿にもバナナをあげたらどうなるでしょうか?
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 わたしなら、もっと良いご褒美をあげます。

 ドラマ半沢直樹では、嫌な大和田暁という上司が居ます。
 銀行という、檻があります。

 さあ、オーソリティの役割です。

 今日の、八重の桜でも、挫折した学生さんが去っていきます。
 新しく来た学生と、古株の学生の確執があります。
 この場合には、オーソリティは新島襄ですね。
 彼も悩んでいます。
 最後には、学生さんの反乱も起こってしまいました。
 ちゃんとした授業をやってくれ。
 駄目な学生は落第させろ。

 さあ、そんなとき、場をまとめるにはどうしたらいいのでしょうか?
 檻を作りますか?
 言うことをきかなければ、水をかけますか?

 まさに、中二病ですね。

 新島襄はこう答えました。
「学問育てるだけでなく、
 心を育てたい」
「弱いものを排除することは断固として許せない」

 八重が言いました。
「ここは、あなたたちの学校です。
 教師任せにしないで、
 一緒に作っていきませんか?」

「かっこつけんと、生徒のために涙流せる先生はかっこ良かと思った」
 ある生徒が言いました。

 人に何かを伝えることは、結構難しいんですね。
 その人の意図が入ってしまいます。


 さて、エビデンスのレベルはこうですね。
 (http://ja.wikipedia.org/wiki/根拠に基づいた医療)
 いくつかのわけ方がありますが……。
 a システマティックレビュー メタアナリシス
 I b ランダム化比較試験
 II a 非ランダム化比較試験
 II b その他の準実験的研究
 III 非実験的記述的研究(比較研究、相関研究、症例対照研究など)
 IV 専門科委員会や権威者の意見

 権威者=オーソリティですね。

 さて……。

 あれ、檻を作ったのは誰?
 檻の中に入ることを選んだのはだれ(笑)?
 あなたの心にご用心、再開します。
 さて、ALO講習会でも、エビデンスの話が出ました。
 今書いている、日本口腔腫瘍学会のエナメル上皮腫の診療ガイドラインでも、エビデンスベースの構造化抄録を作り、第三者のチェックが入ります。

 で、エビデンスって何?
 どうしてそうなったの?

 そこに、沢山の落とし穴があります。

 よく、マーケティングの世界で取り上げられる動物実験の例をあげてみます。

 檻に入った5匹の猿と、天井に下げられたバナナと、そこに繋がるハシゴです。
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 5匹の猿が居ました。
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 一匹が、バナナとハシゴに気がついて登ります。
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 と、残った猿には水がかけられるという実験をします。
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 同じ事を何度も繰り返していると、ハシゴに登る猿が居ると、他の4匹の猿が、その猿を止めようとします。
 だって、毎回水をかけられるのはたまらないからです。
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 やがて、他の猿が登ろうとしても、水をかけなくても、止めるようになります。
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 そして、だれも、バナナにもハシゴにも興味を示さなくなりました。
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 そこで、5匹のうちの1匹を出して、別の新しい猿を入れます。
 この猿は何も知りません。
 なので、大好物のバナナを取りに行きます。
 と、ほかの猿に引き留められました。
 もう1匹、新しい猿と入れ替えます。
 と、始めに入れ替えられた猿も、この新しい猿を引き留めます。
 もう1匹、もう1匹と替えていきます。
 そして、すべての猿が入れ替えられました。
 でも、だれも、バナナを取りに行きません。
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 そこで、訊いてみました。
「どうして、バナナを取りに行かないんだい?」
「昔から、そういう決まりになっているんだよ」
「だれが、その決まりを決めたんだい?」
 ????
 だれも答えられません。
 だって、だれも理由を知らないんですから……(笑)。

 これが、間違った常識の例ですね。

 でも、身の回りににたくさんあると思いませんか?



 いろいろなところで引用されていますので、いくつか書いておきます。

 http://youpouch.com/2012/07/18/73733/
 http://blogs.bizmakoto.jp/noubiz/entry/5780.html
 http://uujiron.net/archives/309


 さあ、みなさんがハシゴに登ろうとするお猿さんなら、どうするでしょうか?

 えっ?
 長いものには巻かれてしまうんですか?

 私なら、何があっても、バナナを独り占めさせていただきます(笑)!


 でも、考えてみてくださいね!
 ここからが大事です。

 さあ、新人さんが、話題の半沢直樹さんみたいだったらどうなるんでしょうね?

 始めに、水をかけたのは、どんなオーソリティでしょうか?
 その人の意図に惑わされていませんか?

 なので、エビデンス。
 いま、あなたが何気なくしている行動。
 本当に、あなたの意志でしょうか?
 それとも(大爆笑)?

 もちろん、それを選択するのはあなたの自由意志ですよ。
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 スタートレック劇場版の12作目です。
 これまで、旧スタートレック(宇宙大作戦)が6作、スタートレックジェネレーションズが4作創られましたが、11作目からは新規まき直しになっています。
 一番はじめのカーク船長の若者時代からスタート。
 スーパーマンの焼き直しの、マンオブスティールもうそうですし、バットマンも、スパイダーマンも、何回も作り直されています。
 って、かなりずるい最後の手段ですよね。
 設定に詰まってくると、もう一回はじめっからって!
 スタートレックは、きちんと設定を守ってきたのですが、11作目から掟を破ってしまいました。
 時代はさかのぼって、カークの時代。
 カーク船長~ピカード艦長のジェネレーションズ~ディープスペースナイン~ボイジャーと続いて、ファーストコンタクトの時代のエンタープライズに戻りました。
 確かに、銀河系のほとんどの謎を解いてしまって、ボーグもドミニオンも解決。
 ネタ切れと言えばネタ切れ、完結と言えば完結しましたので、過去に戻るとか、パラレルワールドしか手はないかも。
 でも、スタートレックの世界には29世紀も出てくるので、まだ、続くと言えば続けられますから、未来も観てみたい気もしますが……。

 さて、話は前作の続きです。
 ジェームズ・T・カークには、前作に続いてクリス・パイン。
 スポックには、やはり同じく、ヒーロズシリーズで名悪役を演じたザカリー・クイント。
 悪役のジョン・ハリソンには、BBCではシャーロック・ホームを演じ、ホビットにも出ているベネディクト・カンバーバッチ
 謎の爆発事故。
 そして、その犯人を追うカークとスポック。
 そして、その犯人は?
 という物語。
 犯人は、シーリーズ3回目の登場という超悪役です。
 スケール的には前作よりもだいぶ小さくなりました。
 過去に戻ってと言う掟破りをしましたので、設定も無視できます。
 でも、古き良き時代の宇宙大作戦へのオマージュも。
 クアドトリティケールが重要な役割を演じます。
 そして、劇場版2作目のオマージュも。
 最後の役所は、スポックとカークが役を替えます。
 復活の方法もちょっと違います。
 なので、前作では2,3,4作目が連作でしたが、今度はどうなるか不明です。
 でも、映像はきれい。
 3Dで観ました。