雄山までは、多くの人が訪れますが、その先は人の数も減ります。
でも、連休なのでそれなりの人。
雄山を越えて振り返ります。
小さなアップダウンを繰り返していきます。
前方には、これから向かう大汝山~富士ノ折立~真砂岳~別山、そして、その向こうにごつごつとした剱岳が見えています。
右に目を向けると、雪渓の向こうに、黒部湖が小さく見えます。
右手には、夏休みに歩いた、五竜岳~唐松岳から、白馬三山が見えます。
大汝山までは、15分ほど。
その先の富士ノ折立からは急下降です。
振るかえると、こんな急坂です。
でも、この坂道の下。
砂利の広がるところで、1989年10月9日に、大遭難が発生しました。
10人のうち8人が死亡!
この時期、アルペンルートのロープウエイの下は紅葉真っ盛りです。
でも、天気が崩れて大雪になりました。
同じ日、私も紅葉を撮りに、後立山連峰の白馬岳を目指して白馬大池に着きました。
と、大雪。
もちろん、冬山装備は持ってきていませんので、引き返しました。
無理に白馬に向かったパーティも、道を失って引き返してきます。
なので、無理はしてはいけない天候でした。
でも、そのパーティは軽装でした。
遭難したのは、あと、15分で山小屋のあるところ。
道を知っていて、内蔵助山荘に助けを求めていれば。
もし、ツェルトだけでも持っていれば。
なので、登山には決断も大事なんですね。
真砂岳はこんななだらかな山頂です。
真砂岳のケルンから振り返った立山。
別山の登りから振り返ります。
そして、この大きな山塊が別山です。
この向こうに、剱岳が待っています。