❶世界史の攻略(最初にやるべきこと) | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

世界史をゼロから独学で勉強をしました。

世界史の攻略について話をしたいと思います。

 

 


●世界史を勉強する上で一番最初にやるべきこと

世界史を勉強する上で、一番最初にやるべきことは何だと思いますか?

 

学校、学習塾、教科書も含めて、紀元前3千年から勉強が始まります。

この頃、オリエント地域では、シュメール人が活躍していて、彼らが記した文字記録が残っています。

人類初の文字記録が発見されたところから、世界史がスタートします。

紀元前3千年の頃、エジプトではエジプト第一王朝が興り、ギリシアではエーゲ文明が興っています。

このように、紀元前3千年の頃には、3つの文明が存在するので、重要な年号になるわけです。

このことから、世界史では、紀元前3千年の世界を最初に勉強をすることになります。

 

ただし、世界史を勉強する上で、一番最初にやるべきことは何か?という質問の答ではありません。

 

世界史を勉強する上で、一番最初にやるべきことは、現在です。現在の国名と位置を憶えるべきです。

なぜか?

 

山川出版社の『世界史図録』の巻末に、年表がついています。

この年表は、BC3000年〜AD2013までの約5000年の歴史が、P274〜P325で掲載されています。

計52ページ分の年表の真ん中にあたるのが、P300です。

では、このP300は、西暦何年の内容が書いてあると思いますか?

年表の真ん中は1900年です。

約5000年の歴史の真ん中は、BC500年であるにも関わらず、年表のページ数の真ん中は、AD1900年なんです。

つまり、山川の世界史を年表化すると、1900年〜2013年までの113年間が半分を占めるわけです。

このことは、世界史という試験科目は、第一次世界大戦から現在までの出来事から出題されることが多いということを意味します。

 

イタリアは、昔はローマ帝国であったことは有名ですし、中国は、唐であったことも有名です。

しかしながら、第一次世界大戦から現在までの出来事から出題されるわけですから、まずは、現在の国名を憶えておく必要があります。

それからに、今現在の国名を憶える方が楽ちんです。

だから、まず最初にやるべきこととしては、現在の国名と位置なんです。

 

世界には196の国があるそうですが、全ての国名を憶えるのは大変です。

世界史を勉強する国としては、以下の3つグループに分類できます。

 

❶事前に憶えておくべき国

❷世界史の勉強をしながら憶えてもいい国

❸上記の❶、❷以外の国

 

つまり、注目するべきは❶のグループです。

80か国あります。

これについて、列記していきたいと思います。

 

●事前に憶えておくべき国

 

以下に列記した80の国は、名前、位置、大きさを憶えておくべきです。

ちなみに、※が付いている国については、首都名と場所を言えるようにするべきです。

 

1.イギリス※

2.アイスランド

3.ポルトガル

4.スペイン※

5.フランス※

6.イタリア※

7.ベルギー※

8.オランダ※

9.ドイツ※

10.デンマーク

11.ポーランド※

12.リトアニア

13.フィンランド

14.スウェーデン

15.チェコ※

16.スロヴァキア

17.ウクライナ※

18.スイス

19.オーストリア※

20.ハンガリー

21.ルーマニア

22.スロヴェニア

23.クロアティア

24.セルビア※

25.ブルガリア

26.ギリシア※

27.トルコ※

28.イラク※

29.イラン※

30.サウジアラビア

31.シリア※

32.ヨルダン

33.イスラエル※

34.パキスタン※

35.アフガニスタン※

36.ウズベキスタン

37.カザフスタン

38.インド※

39.バングラデシュ※

40.スリランカ

41.ミャンマー

42.タイ

43.カンボジア

44.ベトナム※

45.マレーシア

46.シンガポール

47.インドネシア※

48.フィリピン※

49.オーストラリア

50.ニュージーランド

51.中華人民共和国※

52.モンゴル

53.朝鮮民主主義人民共和国※

54.大韓民国※

55.ロシア

56.エジプト※

57.リビア※

58.チュニジア

59.アルジェリア

60.モロッコ

61.マリ

62.ガーナ

63.アンゴラ

64.南アフリカ

65.マダガスカル

66.コンゴ民主共和国

67.エチオピア

68.ソマリア

69.スーダン

70.カナダ

71.アメリカ合衆国※

72.メキシコ※

73.キューバ

74.ハイチ

75.パナマ

76.ペルー

77.ボリビア

78.ブラジル

79.アルゼンチン

80.日本※

 

こんな感じですね。

これらの国は、世界史の勉強をしていたら、必ず、出現します。

予備知識として、その国がどんな国か知ってれば、勉強がはかどるはずです。

 

上記の国のうち、映像をいくつか紹介しておきます。

 

●19.オーストリア

オーストリアの首都はウィーンです。

現在のオーストリアは、以下のような街です。

もっと色々みたい方は、『オーストリアの休日』というHPがあります。以下をどうぞ。

https://www.austria.info/jp

オーストリアは、文化、芸術、自然、平和をイメージします。

一方、世界史を勉強している時のオーストリアの印象は違います。

ハプスブルク家全盛期の頃は、武力で他国を支配する強国でした。

 

●36.ウズベキスタン

ウズベキスタンは、中央アジアの国です。

サッカー日本代表と試合をする機会が多いような気がします。

世界史を勉強していて、ウズベキスタンという国名が頻出するわけではありません。

しかしながら、アラル海のシル川とアム川の間に位置するサマルカンドという都市は頻出です。

ウズベキスタンは、美しいモスクが多く残っています。

以下のような建物です。

 

 

●61.マリ

アフリカ史を勉強しているとき、マリ王国というのが出てきます。

マリという国を知っていれば、マリ王国を憶えるのは簡単です。

ちなみに、マリには、ジェンネという遺跡があります。

以下のようなポップな遺跡です。

 

●77.ボリビア

ボリビアは、南米の中央部にある国です。

1800年代、南米では、シモン=ボリバリが、独立運動で活躍します。

ボリビアは、名字のボリバリにちなんで名付けられたそうです。

ちなみに、現在、ボリビアで有名なのは、ウユニです。

雨が降った後、白い塩の平野に水が溜まり、それが鏡のようになって天空を映し出すのが美しいですね。

 

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