この夜は、本当に長い長い夜なのです。ショボーン

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #25-1

 

#EP25-2


~方凱毅の研究室~

 

方凱毅と沈翊、二人の語らいの続きです。

 

方凱毅「我々ば、草の中の膨大な情報を確かに見ることができる。DNAは強力なストレージデバイスだ。人間を例にあげてみようか。DNAの膨大なデータは、人間の成長や発展のプロセス全体や、家系を特定する特徴、それぞれ個人の独特の違いを含んでいる。暗い秘密のように、言葉にできないものもある。

 

なんだか、沈翊に聞いておいてもらいたい言葉って感じがするのは気のせい?

 

沈翊「宇宙のブラックホールのように計り知れない」

 

何度も頷く方凱毅。

 

方凱毅「私は、君の星空はどんなふうに見えるのか、本当に知りたいんだ」

なんだよ、 聞きようによったら、口説き文句じゃんか!プンプン ← 一応、この時点では、私にもまだ怒る余裕はあるのよ(笑)

 

ふっと笑い、「一片混沌・・」と答える沈翊。

一面に広がるカオス・・・。

沈翊も、自分の今の状況がクリアであるとは思っていないのね。

 

意外そうに向き直る方凱毅。

方凱毅「なぜ?」

 

沈翊「おそらく、僕の最近の精神状態も反映されてるんだろう。接触する事件が増えるほど、まるで、霧の奥深くに入り込んでいくような感覚になる。人間性の霧は、灰色で、かつ複雑だから・・」

方凱毅「でも、君の仕事は、白黒明確につけるべきものだ」

 

今度は、方凱毅に向き直る沈翊。

沈翊「それが、僕が、霧を抜けた先には、きっと違う景色がある、と信じる理由でもあるんだ。」

 

方凱毅を見据える沈翊の、このまっすぐな言葉は、

もしかしたら、方凱毅ではなく、霧の先の向こうで待っている一人の人に向けられているのかもしれない。

 

方凱毅「ここでなら、君は、何ものにも邪魔されることなく、やりたい研究に完全に集中できる。人間性とは、生まれ持った性質と習慣に他ならない。生まれ持った性質というものは、遺伝子に自然に組み込まれており、習慣もまた数百万年の進化を経て遺伝子に刻み込まれている。

どうか、実験データを大切にしてもらいたい。それらは未来を真摯に示唆しているんだ

 

方凱毅の言葉の中で、この部分だけは頷かざるを得なかったかな。

少なくとも、この人は、人が何かを研究するということにかけては、その意義をわかっている研究者だと思うから。

 

穏やかに微笑む沈翊。


沈翊「僕たちは同じ分野ではないけれど、世界をより良くするという共通のビジョンを持っていると信じている。僕は、そのために尽力していくよ」

 

もしも、この二人が違うタイミングで出会っていたなら・・・と思わないこともないけれど、そもそも沈翊は杜城に出会わなければ、今の彼じゃないですからね。

それこそ、たられば ですね。

 

沈翊「さぁ、星空を描いてみようか」

 

歩き始めた沈翊の後ろ姿を見て、

そのあとを追う方凱毅。

 

【フライングネタバレ】ここ、(これから起こるであろうことに対して)方凱毅としても、いろいろ思うこともあっての視線だったのか、と思うと、後々、たまらなくなるな。

 

さて、翌朝です。

 

~江城凱莱生物研究所 方凱毅の研究室~

 

ソファで目覚める沈翊。

え、結局、ここに泊ったの?

ガクッと腕が外れて、目を覚ました沈翊。

ここで、沈翊のスマホの起床アラームの「沈翊呢?(シェン・イーナ?)」が響き渡ったら、私の中で、伝説になったかもしれないのになぁ(笑) 惜しいなぁ😂

 

なんとか起き上がり、クッションを枕代わりにしていた首を押えながら、目の前のイーゼルに置かれた絵に気がつく沈翊。

眠い目をこすりこすり、近づいていく。

くそ可愛ええ~~~飛び出すハート!!

なに、この可愛い生き物は! 連れて帰りたい!!ってどこへ?(笑)← まずい!これはちょっと危険な発想だったわ滝汗滝汗滝汗

 

でも、杜城は、この感情を今までに何度も味わってるんだろうなぁ。

それに、杜城なら、何度よぎっても許されるよなぁ。

 

 

覗き込んだのは、昨日、方凱毅と話していた星空の絵。

 

けっこう、いいじゃん、そんなふうに頷きながら、ふと見回すと、

折り畳み長椅子に横たわって眠る方凱毅の姿が目に入る。

 

方凱毅も寝ちゃったんだな、と思いつつ、

視線はまた、星空の絵に注がれる。

 

でもね、ここ、画面の平和な感じとは違って、BGMは結構不穏なのよ。

 

 

~北江分局 杜城のオフィス~

こちらも、同じ頃なのかな。

 

書類を見ていた杜城のもとに、緊迫した声で、李晗が入ってくる。

李晗「城隊!唐可盈が行方不明です!」

杜城「ありえない。俺、昨日会ったばかりだぞ」

李晗「今日、出勤時間になっても姿を見せていませんし、電話しても応答がありません。彼女の、研究所の同僚たちも彼女がどこに行ったのか知らないようです」

改めて、自分のイスに座る杜城。

杜城「監視カメラを確認してみたか?」

李晗「はい、彼女は、凱莱生物研究所を昨晩の20:30に出ています。21:30頃、安陸然の別荘に入りました。20分ほど滞在し、彼女は去る時、かなり早足でした。23:30に、彼女は、方凱毅のレジデンスに現れています。」

杜城「!」

もはや、杜城の中で、方凱毅というワードは、それだけで聞き捨てならないワードになってます。

 

李晗「方凱毅は、その10分後に出てきて、一晩中、戻りませんでした。唐可盈に関しては、彼女が小区(マンション)を出てタクシーに乗ったのは、それから30分後のことでした。現在、監視映像ではなんの異常もみせていません」

杜城「その後はどうなった? 彼女はどこにいった? 誰かと会ったりしたのか?」

 

李晗「タクシーに乗り、海辺に向かいました。おおよその位置は、北江市内の南東にある人影のない海岸です。ですが、そのエリアは観光開発が整っておらず、監視カメラの映像も不完全となっています。その後、彼女がどこにいったのか、見つけられません。」

こうなると、いやな予感しかしません。

杜城「彼女はいなくなる前に、彼女と最後に会った人物は方凱毅なんだな」

李晗「現時点でわかっているのは、そうなります」

杜城「わかった」

 

報告を終え、出ていく李晗。

 

すぐさま、自分のスマホから、唐可盈に電話をかける杜城。

当然ながら、「のちほどお掛けなおし下さい」の機械音声のメッセージが流れるだけで、本人にはつながりません。

 

嫌な予感はますます高まります。


~方凱毅の研究室~

 

沈翊は、今日、オフなのかな。

 

パソコンを見ながら、遺伝子マップの絵を描いてるっぽいけど。

といっても、グラフそのままを細かく描写しているわけではなくて、色分けされた色味のイメージだけをぼんやりと写し取ってる感じ?

沈翊の名誉のために書きますが、ぼんやり、というのは、私が凡人だから、そう感じるだけで、沈翊の脳内では違うんだ、と思います。(笑)

 

うわ、そこに登場したのは、杜城と蒋峰。

 

方凱毅のパソコンデスクに、沈翊が座っているのをみて、

 

立ち止まり、固まっちゃった杜城。

(なんで、杜城のアップ、撮らなかったのかな? ここでの蒋峰はまたしてもモブ! ※コメントで、これ以上ないくらいの的確な状況説明だったので、絶対とも使ってみたかった奴。。。(笑))

 

しかも、あの日、車の中で、方凱毅とは距離を取れ、とまで言ったのに、沈翊がその忠告を聞かなかったことがはっきりしたのです。

あの夜のコンテナハウスの時より、胸にグサッと突きささっているかもしれません。

こうして見ていくと、一つ一つの事柄は決定打に繋がっているということではないんだけど、その都度、杜城の心が少しずつ少しずつ、削られていってるのがわかる気がするね。

 

方凱毅は別のパソコンの席に座り、作業してました。

こんなわかりやすい三角関係の構図、持ってくる?(苦笑)

 

蒋峰がそれを睨みつけてます。

 

沈翊も方凱毅も、杜城たちが来たことに気づかないくらい、集中してます。

 

杜城「方教授!」

この時の視線!!

口では、方凱毅に声かけをしているにも関わらず、沈翊から離してないのよ。

 

驚いて、その声の方を見る沈翊。

 

それなのに、そんな沈翊と視線を合わせようとするでもなく、ゆっくりと方凱毅のほうに向き直る杜城。

 

呼ばれた本人の方凱毅も振り返り、

立ち上がると、杜城に近づいていく。

もちろん、沈翊も席を立って近寄ってきたよ。

 

杜城「唐可盈がどこにいるかご存じですか?」

方凱毅「知りません」

杜城「昨晩23:30、彼女はあなたの自宅を訪れていますね?」

方凱毅「ええ」

え?と驚く沈翊。

沈翊「唐可盈がどうかしたの? 僕、昨日の晩、彼女に会ったよ、8時頃だったかな」

沈翊に視線を向ける杜城。

杜城「彼女に会っただと?」

沈翊「うん、昨晩、方凱毅のコンピューターから資料をコピーするために来たんだ。少しだけしゃべって、彼女は立ち去ったよ」

 

まぁ、経緯はあってますが、唐可盈が無断でコピーしようとしていたことについては伏せる沈翊。

方凱毅もわかっていて、不問にするつもりなのか、視線を外します。

 

少しだけ考える杜城。

杜城「・・・・方教授、あなたのご自宅を見せていただいてもいいですか?」

 

これで、方凱毅の家が関係しているのだと悟った沈翊。

 

方凱毅「もちろんです。さぁ、どうぞ」

 

ここでも、杜城ったら、沈翊に視線を向けず、一切、待たない感じ。

棒立ちの沈翊。

わかります?

この、敢えて視線を合わせてくれない感じ。

私が代わりに泣きたいです。

 

~研究所内 ~

職住近接ね。爆笑

 

相変わらず、居住空間にしては、開け放たれた部屋というか、大空間というか、とにかく、だだっぴろくて、生活感がまったくない部屋よ。

7話で、沈翊がはじめて、ここに訪ねてきたとき、「ほんとに家かな?」って思ったもん。← もちろん、建物の使用目的からしても、普段は、ギャラリーとか展示場とかに使われるスペースをロケ先として使用しています。(笑)

 

方凱毅「どうぞ、ご自由にご覧になってください」

随便、随便笑ううさぎ

 

イーゼル、ブックシェルフ、画の道具が広げられているや水差しなどが置いてあるキャビネ、順番に見ていく杜城と蒋峰。

あ、やっぱり、スネークソファはこっちの角度のほうがわかりやすかった。(笑)

 

・・・と言っても、見るもの自体、そんなにないけどね。

 

きっと、お掃除の人とかが入るんだろうから、昨日、割れてしまった花瓶の跡形もなく片付けられてしまって、鑑識を呼ぶレベルでないと、わからないかもね。

 

方凱毅の側に立ち、頷く沈翊。

 

方凱毅「どうぞ、おかけください」

方凱毅と沈翊は座ったものの、そのまま、立ったまま、話をはじめる杜城。

 

杜城「唐可盈はあなたに会いに、昨晩23:30から23:40頃にやって来たんですよね」

方凱毅「そうです。私と、いくつか仕事の取り決めの話などをしていきました」

頷く杜城。

そして、目ざとく、方凱毅の絆創膏に気づく。

杜城「なにか、言い争いなどされたんですか?」

視線から、絆創膏に気づき、「いいえ」と答える方凱毅。

方凱毅「あそこに、ガラスの花瓶があったのですが、うっかり壊してしまったんです」

 

なにも置かれていない丸形のテーブルを指し示す方凱毅。

自然と、皆の視線がそこに注目。

 

杜城「彼女は、その後、どこに行くつもりだ、とか、なにか言ってませんでしたか?」

少し思い出すように考えてから、「いいえ」とだけ答える方凱毅。

 

杜城「では、彼女が去ったあと、あなたは何をしていたんですか?」

 

方凱毅「沈翊から絵を習おうと、研究室に戻りました。」

沈翊「・・・・・」

方凱毅「一晩中、絵を描いていましたよ」

沈翊「うん、(ここで沈翊と方凱毅を見比べる杜城)夜空を描いてたんだ」

 

杜城「・・・」

彼の意識は、いま、大変なことになっています。

 

ヤキモチは、脳内沸騰も含めて、身体全体が熱くなる。

嫉妬は体内はどす黒く熱くなっても、手先や周囲の空気は冷たくなる。

 

でも、今の杜城は、もはや、その段階じゃない。

冷静です。

こんなにタイムリーに、沈翊がアリバイに絡むなんて、邪悪な方凱毅が、沈翊を利用する気でいるのかも、と気づいたはず。

 

杜城「あなたも絵を?」

そんな都合のいい話などありえないとわかっていながら、気取られないように、笑顔をみせる杜城の表情に、さすが杜城!と賞賛を送りながらも、こっちの胸が苦しくなる。

 

方凱毅「沈翊に影響されて、自分でもやってみたくなったんです」

 

小さく頷く杜城。

杜城「状況は把握しました。ご協力感謝します」

 

俯く沈翊。

この、いきなり流れをぶった切るような杜城の言葉尻に、何かまずいことになっている、ということくらい、このぽやぽや姫にもわからないはずがない。

 

方凱毅「どういたしまして」

 

ここで、一瞬だけ、沈翊を見る杜城。

 

杜城「ではまた・・・(蒋峰に)行くぞ」

 

杜城を見上げている沈翊には、視線も合わさず、まっすぐ出ていく杜城。

 

今日はもう、沈翊に「行くぞ」と声は掛けませんでした。ショボーン

 

ここで、沈翊は杜城の背中を追い続けて見ているんだよ。

視線のすれ違いが、気持ちのすれ違い・・・になってほしくないのに~~~!

 

2人が去ってあと、はは・・と力なく微笑む沈翊。

同じように、微笑みながら、ケガをした手を気にしつつ、気にしないそぶりをする方凱毅。

 

沈翊「・・・・・・」

今の一連の流れの中で、沈翊がアリバイに利用された、と杜城が気づいたくらいなのに、沈翊自身が気づかないなんてことがあるのかな?

 

~北江分局 ~

戻ってきた杜城に、早速、報告する 李晗。

李晗「唐可盈のスマホの通信は、百川通り沿いの海岸近くで消失しています。漁師が、昨晩午前二時ころ、放棄されている漁船に乗り込む唐可盈を見かけた、と目撃情報を提供してくれました」

 

蒋峰「方凱毅に関してはどうだ?」

蒋峰も、かなり方凱毅を疑ってるね。

 李晗「方凱毅は、昨晩午前0:15分頃、研究所に入ってますね。(その後)午前2時頃出ていくと、自分で運転して、浜西通りに向かいました。ですが、浜西通りの付近には監視カメラはないため、我々は、彼がどこにいったのかわかりません。午前4:30に、カメラが彼が、浜西通りから研究所に戻ってきたのを捉えています」

 

なんか、夜中に変な動きしてるね。

少なくとも、沈翊と一緒に、朝まで画を描いていた、というのとは矛盾します。

沈翊ってば、睡眠薬でも盛られた?

 

杜城「浜西通りは、百川通りからそんなに離れてない」

大きく頷く李晗。

杜城「李晗、方凱毅の監視を続けてくれ。蒋峰、俺と一緒に海岸に行くぞ」


 

 ここで切ります。

 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.25-2 雑感★ 

 

二周目以降、この25話の序盤に戻ってくると、唐可盈が消えたこの夜の裏側で起きていた出来事が、今後、大きな事件の波となって、杜城や沈翊を襲うことになるんだな、と暗澹たる気分になります。

 

そして、この夜の、方凱毅と沈翊の会話も、このドラマの最終着地への分岐点になったんだろう、ということがわかるような気がします。

 

正直、方凱毅は、言っちゃ悪いけど、唐可盈よりも、何百倍も、沈翊に興味がある。

それは、一般人が恋愛相手に覚える感覚に似てるかもしれないくらい、強い感情のはず。

方凱毅は、沈翊を欲している。

困ったね。

「どうする杜城」にタイトル変えようか?(笑)

  

シャレにならなくなりつつある三角関係ですが、#城翊の不協和音が少しずつ目立ってきているのが、またこれ、恋愛ドラマのセオリーどおり。(笑)

 

今となっては、初対面の段階(#21-2)で、あれほど方凱毅に警戒心を抱き、公私ともに隠そうともしなかった杜城の慧眼に驚きの一言しかないよ。ニヤリ

 

 

★『猟罪図鑑』Ep.25-3に続く★