朝の忙しい時間帯に起きた、今朝の大きな地震に驚かれた方もいらしたかと思います。どうかしばらくの間は、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。

 

さて、22話もこれで終わりです。

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2024年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #22-1 #22-2 

 

 

#EP22-3

 

供述の続きになります。


曹暁東「その後何が起こったか、もう、あんたたちは知ってるんだろ」

杜城「お前は、季軍に責任を押し付けた」
曹暁東「ああ・・・」

その罪だけでも、相当に重い。

 

手にしていたスフィンクスの絵を指でなぞる曹暁東。

曹暁東「あんた、俺の母親みたいに描いてくれたんだな。俺は、母さんをとても愛していると思っていた。だが、実際には、母さんを憎んでもいたんだ。俺ですら気づいていなかったのに、あんたは、それを見抜いたんだな

沈翊「君が、僕に、インスピレーションを与えてくれたんだ」

 

くすっと笑う曹暁東。

曹暁東「潜在意識の表出か・・・。結局、そうやって、あとを辿られ、すべては見破られてしまうものなんだな」

 

このスフィンクスの画は、自分でもなぜ、あの時、母親を殺めてしまったのか、酔っていて、父親憎しと混同しただけではない、何かがそうさせた・・・と、心のどこかで感じていた曹暁東を納得させた一枚だったのかも。

 

沈翊「・・・・・」

 

~訊問室前の廊下~

聴取を終え、出てきた杜城と沈翊。

 

杜城「父親は息子を厭い、息子は、父親を恨み、父親と母親が互いに陰謀を企てている。なんてめちゃくちゃな家族関係なんだ」

事件後は、あまり偏ることなく、法に照らし合わせたり、割と総括した感想を述べることが多い印象なんですけど、さすがに、さもうんざり・・って感じな調子で吐露する杜城。

実際、跡継ぎ問題に関しては、杜城も絶賛、両親の期待に添えてない状況中かと思うんですが(苦笑)、まぁ、曹家と杜家では、根本が違うってことなんでしょうね。

 

結局、劉瑶殺害事件については、これで解決ってことになります。


沈翊「複雑な人間性を分析するために、それらを分類すること、それこそが、僕が“人性図譜”を作りたい理由なんだ。・・・重罪犯を訪問する任務を申請してみようかと思う」



立ち止まる杜城。


杜城「なぜだ?」

すでに、声色が固くなってます。

いつものきょとん顔。

沈翊「だって、表情や顔付きのサンプルがたくさん必要だからだよ」

 

杜城「沈翊! 確かに、お前は、(自分のやりたい)研究することは出来るが、向こう見ずな行き過ぎた行動はすべきじゃない。忘れるなよ。お前は、赤いワンピースの女の子に対する感情をやっと手放したばかりなんだぞ」

※冒进(冒進) ・・・危険や規則違反になると知りつつ、無理に先へ進んでしまうこと

 

それだけ言うと、先に、歩き出してしまう。

 

あとに残された沈翊。

沈翊「・・・・・・・」

 

向こう見ずな行き過ぎた行動???

僕がやろうとしてることって、そんなに軽挙な問題行動なの?

 

~北江分局 沈翊のオフィス~

 

犯罪者の顔の絵に、色を塗っていた沈翊。

さきほどの、杜城の言葉が堪えたのか、筆をポンと放り出してしまう。

一番、理解してほしい人に理解してもらえないのは辛いよね。

なぜか、この話題になると、いつも杜城は不機嫌になり、雰囲気は台無しに。。。

 

でも、考えてみて。

杜城は、ちゃんと、「お前は、赤いワンピースの女の子に対する感情をやっと手放したばかりなんだぞ」って、一度、メンタルに深く影響すると、そう簡単には、ぬぐえないものだって知ってるからこその心配の仕方なのよ。

 

もちろん、心配されていることは十分承知している沈翊ですが、ふつふつと湧き上がる想いを抑えきれません。


それでも、その絵を手に取り、じっと見つけたあと、もう一度、テーブルに置く。

沈翊の後ろの、色分けの壁も埋まってきました。

これが、“人性図譜”つまり、「人間の本質の分布図」の元になるものなのね。

沈翊なりの分類で、色分けされています。

 

ふと、部屋に貼りだした絵に視線を向ける沈翊。

 

自分が北江分局にきたばかりの(シーズン1の)頃の犯罪者たちの顔。

庁舎移転で、随分整理した設定なのか、だいぶ数は減ってますね。(苦笑)

※当時の絵師さんが残しておられたのかな?

 

そして、その後、携わった事件関係者たちの顔を見上げる沈翊。

まだ、後ろのテーブルの上にも貼り出してない画がたくさん!

 

小鵬を虐待していた父親の色は、暗い。

 

一見、みると、誰かわからない顔もちらほら。

こうしてみると、ホント、阮芳芳の邪悪さは、群を抜いてるね。

背景まで真っ黒だもん。

 

でも、画、特に、人の顔の画には、魂というか、念のようなものが宿る場合がある気がする。

言い換えれば、これだけの犯罪者や犯罪関係者の視線一つ一つが、沈翊に向けられているわけで、それに晒された沈翊の目もまた、その思念の深淵を覗き込み、まるで魅入られているようです。

 

たしかに、これ、ちょっと危険な感じはします。

それを必死で食い止めようとする杜城の気持ち、痛いほどわかります。

  

沈翊自身は気づいていないのかな。

それとも、それらを凌駕する 何かが沈翊にはあるのかな。


犯罪を予見し、防止する・・・ある種、『マイノリティ・レポート』(米・2002)で描かれていた近未来は、プリコグ(だったっけ?)という存在を通して見えた未来を、犯罪防止システムに連携させたものだったけど、やっぱり、「予見」には警鐘が伴うよね。

 

~江城凱莱生物研究所~

 

まさに白亜の殿堂!

方凱毅の研究スペースって、外から見るとこうなってるの?

最終回まで、わりと頻繁に出てきますよ、この江城凱莱生物研究所内の至るところ。。

 


たぶん、ロケ地はここでいいと思います。ウインク

福州市文化館新館、福州市少年児童図書館新館

撮影時は、もしかしたら、オープン前だったのかも。
写真は、諸事情により、掲載できないのですみません。。。

 

人が上がってくる気配に、階段のほうを見る方凱毅。

 

方凱毅を訊ねてきた沈翊。

 

うわ、来ちゃったよ。ショボーン

方凱毅に関しては、沈翊の方から出向いてくることが多くて、それも、三角関係を色濃くしてる要因よね。

 

方凱毅「沈翊、どうして、ここに?」

沈翊「犯罪遺伝子について、話がしたくて来たんだ」

※聊聊 がっつり話をしようって感じじゃなくて、ちょっと気軽におしゃべり・・・ってニュアンスみたいです。

 

方凱毅の後ろに回り込み、パソコンの画面を覗く沈翊。

沈翊「これって、曹建の?」

 

 

驚いたように、沈翊を見上げる方凱毅。

方凱毅「・・・どうして、わかった? 記名などしてなかったのに・・・」

 

沈翊「左側のは、周囲の生態系と調和しているように感じるけど、右側のは、制御不能な拡張と攻撃への欲求が目に見えて強く、周囲の生態系を圧迫し、バランスを崩してる。これって、僕が、曹建から感じる感覚と非常に似ているんだ

方凱毅「右側は、曹建のMAOA(モノアミン酸化酵素A)遺伝子だ。左側は、突然変異されていないMAOA遺伝子だ。・・・・しかし、驚いたな

本気で、感心しているような方凱毅。
またしても、きょとんとした顔で、方凱毅を見る沈翊。

 

方凱毅「遺伝子を研究する我々のように、君も曹建の中に"悪の芽"を見ることができるのか?」

 

そう言われて、肩をすくめる沈翊。

沈翊「さぁ、どうだろ・・・」

 

方凱毅さん、怖いこと言わないでください。

それ、杜城が一番怖がってて、嫌がる言葉です。

 

それから、翊ちゃんも、そんな可愛い素振り、杜城以外の人にしちゃダメじゃん!

なんか、いちいち小姑みたいだな、アタシ。

 

向かい側の席に回り、カバンをおろし、腰掛ける沈翊。

方凱毅「曹暁東の遺伝子も、この種のタイプだよ」

※この種のタイプ・・・MAOA遺伝子の低活性型バリアントは、“戦士遺伝子”と言われてるそうです。

 

方凱毅「犯罪学の父と称されるロンブローゾは、犯罪学研究に自然科学を導入した。数百人の犯罪者を観察した後、彼は犯罪の根本的な原因は生物学的要因と遺伝的要因によって決まると提唱したんだ」

 

おお、ロンブローゾは知ってます。← そりゃ、ミステリー好きな界隈では、よく名前があがりますからね。大抵は、方凱毅が語ったように、“犯罪学の父”という通り名と共に、引用されることが多いですけど。

ただ、このロンブローゾに関しては、多岐にわたりすぎる研究が、それを端的に説明したい人に(都合よく)つままれてる感じがして、取扱注意な印象が強いんですけど、気のせいですかね。


沈翊「・・・・・・」

 

方凱毅「中国には「有其父必有其子(此の父有りて斯にこの子有り)」という古い諺がある。人間の遺伝学的には、息子は父親の遺伝的欠陥を受け継ぐ可能性が高く、同じ悲劇が何世代にもわたって繰り返されることになっているんだ。成人した父親と息子の関係というのは、社会の使い捨て資源をめぐって競い合う競争相手のような関係だね。」

 

方凱毅の言葉を注意深く聞いている沈翊の様子が、今までにない感じなの。

 

沈翊「ライオンの群れにおけるオスライオンの継承のようなものだね」

方凱毅「ああ。オスライオンはめったに狩りをしないが、群れ全体の繁殖権を支配している。メスライオンは家族に依存し、最も強い者にのみ従うんだ。
つまり、外部の集団に抵抗すること以外、オスライオンは群れの中にいる若い個体がもたらす脅威にのみ集中すれば良い。既知の生物はすべて、その繁殖様式に関わらず、種の遺伝的継承によって決定される生存戦略を持っていると言えるだろう

殺人事件が、遺伝子の世界に寄ってきた!

 

言おうか、言うまいか、少し躊躇ったあとで、話し始める沈翊。

沈翊「以前、話した、僕に特別な感情を抱かせてくれたあの子のこと、覚えてる?」

特別な感情を抱かせた、と言い方は、ちょっと語弊あるなぁ。


#11-3

沈翊「・・・・あ、ああ、僕・・最近、接触中の若い女性について考えていたんだ。彼女は、どこか普通とは違ってるような気がする。表面的には、可愛くて繊細にみえるんだ」


沈翊「でも、彼女はいつも、僕に危険と不確実性を感じさせる。彼女が、何かを操っているような強い予感さえ抱いてしまうんだ」

 

沈翊「この感情のまま、真実を探求し続けるべきなのかな

 

う~ん、珍しく沈翊が迷いを口にする。

 

方凱毅「ニュースで見たよ。警察官は危険な職業だ。いつでも命を危険にさらす可能性がある。どうしても、私は、君に、職業について考え直すことを勧めたいよ」

ちゃんと、沈翊が言及したのが阮芳芳だってこと、認識してたんだ。

そして、是が非でも、警察を辞めさせたいのね。


前のめりになる沈翊。

沈翊「でも、僕はそうするよ。今回、彼女の犯罪的性格を予測することができた。だからこそ、「犯罪的人間性分布図(人性図譜)」の制作にさらに力を入れていこうと決めたんだ。
芸術と心理学を融合させ、絵画を通して犯罪的性格や人間性のパターンを捉えたいと思っている。
より多くの潜在的な犯罪を予測できれば、より多くの悲劇を防ぐことができると信じているから。」

この力強い瞳。

阮芳芳、恐るべし。

犯罪予見と犯罪者の心理の分類について、ずっと考えてきた沈翊にここまでの原動力と免罪符まで与えた罪女。

 

沈翊の熱い想いに対して、反駁はしない方凱毅。


方凱毅「今、君が見た“悪の種”を、クリック一つで消すことができれば、悪の源はもうなくなるだろうね」

 

そんなことはできるはずがない、と、俯く沈翊。

 

方凱毅「私は、境界を打ち破るために一歩前進するつもりだよ」

なに、この意味深な最後の言葉は。。。

 

 

さて、ここで、ブツっと、新しい事件に切り替わります。

 

~エンバーミング室?~

おそらく、遺体を綺麗に整えているんだと思われ・・・。

 

亡くなったのは、若い男性。

でも、剖検室じゃないってことは、事件性はないのかな?

 

施術者の服装からして、葬儀場の一画みたいな感じです。

 

その時、「邪魔しないで! 私は、蘇有亮(スー・ヨウリャン)に会いたいのよ! 私は、彼らが、あの人をここに運んだこと、知ってるんですからね!」という騒々しい声が聞こえてくる。

 

「お客様!」と、なんとか、侵入を阻止しようとする葬儀場の人たち。

スタッフ「お客様、ここから先は入れません」

 

呼び止められた女性は、林小茵(リン・シャオイン)。

林小茵「止めないでよ!」

スタッフ「どうか、落ち着いてください。どうか、亡くなられた方に敬意をお払いください。どうかお静かに!」

 

林小茵「私は、彼の婚約者なのよ。もし、彼を火葬にでもしたらただじゃおかないわよ。有亮は、あの女に殺されたのよ!・・彼はどこ? 彼に会わないと・・!」

 

スタッフたちを振り切って、中に進んでいく林小茵。

そうとう、気の強い女性なのは間違いないですね。

 

スタッフ「ですが、ここでは、問題を解決することはできません。」

 

林小茵「彼に会わないとならないのよ!」

 

あまり、強く出られないのか、林小茵を追いかけるのが関の山なスタッフたち。


スタッフ「こちらは・・・本当に、こんなことをされるのはふさわしくありません」

 

驚異的な勘で、別棟の遺体の安置場所にたどりついてしまう林小茵。

 

エンバーミング中の、蘇有亮の姿を発見。

しばし、固まる林小茵。

 

涙をこらえながら、じっと佇み、そっと、その頬に触れ、そのあと、微笑みながら、

右胸上の傷跡に触れる。

林小茵「有亮・・・痛かった?」

 

そして、今度は、左胸のスカルのタトゥーを睨む林小茵。

 

~北江分局 ~

 

エレベーターから降りてきた、杜城と蒋峰。

蒋峰「東郊葬儀場より、本日、若い男性の遺体が運び込まれ、その後、故人の婚約者を名乗る女性が現れ、死因は不自然だと主張して火葬を阻止した、と通報がありました」

杜城「・・・・・」

火葬を阻止、とは穏やかじゃありません。

 

~葬儀場~

 

溶月たち法医チームが、すでに、現場で検証を行ってます。

溶月「爪はきれいね。異物なし。」

溶月が傷跡をはかり、その数値を記録していく助手。

 

口の中も特に異常なしらしい。

 

葬儀場の外で、女性警察官から事情を聞かれている林小茵。

林小茵「私の有亮は、まだ若くて、いつも健康でした。彼が病気で亡くなったなんて、絶対ありえません」

 

葬儀場のスタッフも、別の警察官から事情を聞かれている。

スタッフ「書類は全て、完全でした。病院は死亡診断書を発行していますし、ご遺族はそれにサインされています」

書類を警官に見せるスタッフ。

少し離れた場所で、必死に訴える林小茵。

林小茵「信じてください。徹底的に捜査してください。言っておきますけど、あなた方は、あの女がどれだけおかしいのか、知らないんです!」

 

~北江分局 刑警隊~

 

早速、クリアボードに、関係者の写真が貼られ、事件の概要の説明ですね。

蒋峰「蘇有亮、故人、25歳、北江医大の薬学部を卒業しています。火葬を阻止した女性の名は林小茵。蘇有亮の婚約者です」

 

杜城「で、蘇有亮の死因はなんだったんだ?」

少し言いにくそうな蒋峰。

蒋峰「・・・性猝死です。救急センターによると、救急隊が現場に到着した時、蘇有亮はすでに息をしていなかったそうです。彼は、ソファに裸のまま、横になってました」

※性猝死・・・性猝死とは、性行為中または性行為後に突然死に至る現象を指す。中国医学では「脱症」、民間では「大泄身」とも呼ばれる。

 

現場の写真を示す蒋峰。

蒋峰「現場では、大量の媚薬が発見されました。死亡する前に、複数回の激しい性行為を行っていました。したがって、病院では、蘇有亮の死因を、性交突然死につながる急性心筋梗塞であると推論しています」

 

蘇有亮の現場での写真を食い入るように見つめている沈翊。

左胸のスカルのタトゥーね。

 

杜城の視線は、もう一人、貼られている女性の写真に注がれる。

杜城「その安陸然(アン・ルーラン)ってのは誰だ?」

 

蒋峰「彼女は、蘇有亮と付き合ってる女性です」

 

ん?

 

蒋峰「昨日の午前5時に救急センターに安陸然から電話があり、彼女の恋人が危篤状態にあると伝えられたことが確認されています」

李晗「この蘇有亮って、一体何者なのでしょうか? 林小茵は蘇有亮の婚約者だって言うし、安陸然は恋人だって主張してるし・・・」

そう言いたくなる気持ち、わかるわ~。

杜城「林小茵はなぜ火葬を阻止したんだ?」
蒋峰「彼女は、蘇有亮の死は不自然なものだと考えているようです。安陸然が蘇有亮の死の原因だと疑っています。」

 

そこへ、溶月登場!

 

溶月「解剖の結果が出たわ。死因は、急性心筋梗塞。自然死よ」

・・・ということは、事件性なし?

 

蒋峰「それじゃ、今日はこれで終わりにしましょうか?」

溶月「でも、彼の体の中にあるものを発見したの」

 

所見レポートを、杜城に手渡す溶月。

 

杜城の声がひっくり返りました。

杜城「铊(タリウム)??」

※タリウム・・・非常に強い毒性を持つ蓄積性毒物。

 

頷く溶月。

溶月「解剖では、死因は急性心筋梗塞だったけど、身体機能が著しく低下していたことも見つけたの。全ての臓器が重度の機能不全状態だった。それで、病歴も確認し、さらに毒性検査を実施してみたの」

杜城「タリウムはどこで検出された?」
溶月「髪の毛よ。たしかに、タリウム中毒は致命的となる可能性もあるけれど、蘇有亮の体内の量はごくわずかだった。中毒は約半年前に発生したと推定されるものの、この量では、直接的な死因にはならないはず。したがって、蘇有亮の実際の死因は、

①タリウム中毒に苦しんでいる間に、

②媚薬を服用し、

③激しい性行為に耽溺したことが引き起こした

急性心筋梗塞だと考えていいでしょうね」

結局、死因に関する結論は変わらず、と言ったところか。

 

杜城「・・・・・・」

蒋峰「つまり、これは中毒事件に発展したってことですね・・・」

 

李晗「でも、タリウムは、国家の管理下にある化学物質だから、特定の公式ルートを通さない限り、入手は困難なはずですよね」

 

立ち上がる杜城。

杜城「忘れるな。蘇有亮は、医大の薬学部の卒業生だ。彼は研究室でタリウムを入手できたかもしれない。・・・安陸然はどこにいる?

李晗「外国に行ってます」

杜城「外国だと?」

次から次へと予想外の展開が出てくるねぇ。

 

李晗「はい、彼女は、華安医療センターの会長なんです。彼女は、報告書を提出したあと、出張に出掛けました」

杜城「いつ戻る?」

李晗「彼女の帰国便は、明日です。すでに空港警察署には連絡を入れて、支援を求めてあります」

頷く杜城。

 

杜城「蒋峰、蘇有亮の生活状況や私的な交友関係にについて調べてきてくれ」

蒋峰「了解です」

杜城「沈翊・・・?」

返事がないので、振り返る杜城。

 

沈翊、スカルのタトゥーを見るのに集中してました。

杜城「沈翊!」

強めに、名前を呼ぶと、「はっ!・・ああ」と我に返ったような沈翊。

なにをぼんやりしてるんだ、と、ちょっとムッとしつつ、「明日は、俺と一緒に、林小茵と安陸然に会いに行くぞ」

沈翊「わかった・・」

 

そのまま、ミーティングは解散。

 

一人、クリアボードの写真から目を離せない沈翊。

やっぱり、近寄って見ているのは、スカルのタトゥーが大写しになった写真です。

 

22話、ここで終わり。

 

エンディングソング 『猟罪図鑑』壇健次 4回目です。

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★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.22-3 雑感★ 

 

劉瑶の殺人は、事件としては、家族間の殺人という、シンプルなものでしたが、ただ、ここで、この話が終わらないのは、第一段階の賭けに勝ち、周珊珊のお腹に宿った新たな命が順調に育っているという、次のタームに入ってしまったという曹建の今後ですよね。

だって、すでに、方凱毅が絡んでしまっていることが示されているからです。

 

最終回までみると、第21集で曹建が登場したあたりから、実は、細~~い糸で、ず~~っとつながっているということに気づかされると思います。

ただ、一旦、この話からは離れます。

 

今回、新しく始まった事件なんて、全然、別の事件に見えちゃう。

ホント、犯罪が怖いのか、犯す人間が怖いのか。

 

しかし、杜城にわかってもらえなかった沈翊が向かった先が、江城凱莱生物研究所の方凱毅の元というのが、恋愛ドラマ的には、おお、そうくるか、な王道すぎて草。。。

しかも、沈翊にしてみれば、方凱毅との会話はスムーズだし、打てば響くとはこのことか、って感じなのよね。

 

ああ、この方凱毅の役って、もしかしたら、女性ヒロインだったかもしれないのね。

 

不可能!(そんなのありえない)

 

いや、男性だったからよかった・・・というわけではないんだけどさ。


でも、方凱毅がチラホラと出してくる、警察やめろ、の半ば戒めのような言葉に対して、沈翊はやんわりと、でも、内心では断固として、受け入れないんだよね。

 

沈翊の中で、やりたいこと、やりたい方向性がある程度、定まっているから、ぶれないんだけど、本当は、杜城に一番応援してもらいたい、というのが、丸わかり。

なんか切ないよねぇ。← ほんとにそう思ってますって!

 

★『猟罪図鑑』Ep.23-1に続く★